旅と俳句

秋の丸子路

  秋は丸子路が楽しい!
歳のせいか、遠出の散策は無理でも、秋日和に恵まれさえすれば、巣籠もりの多い私も 丸子路のゆったり散策で心身共に癒されております。
「しずてつバス」乗り放題の「大御所パス」で自由奔放に出かけられるのも、独り身の気安さでしょうか。

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 JR静岡駅北口から しずてつジャストラインバス 中部国道線「藤枝駅行き」で約30分ほどの「吐月峰駿匠宿入り口」で下車
東海道五十三次 日本橋から20番目の宿場でもあった丸子路の歴史は古く、その規模は小さいながら鎌倉時代から東海道の宿駅で、交通も盛んだったようです。
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てくてく10分ほど歩けば、目指す吐月峰「柴屋寺」に到着。

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 今川氏に仕えた連歌師 柴屋軒宗長が、1504年55歳で草の庵を結び余生を送った処です。 宗長は、京都の銀閣寺を模し、自然を巧みに取り入れた借景で庭園を築き 四季の諷詠を楽しんだと言われます。
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 庭園では、今でも毎年仲秋の名月を愛でるお茶会が開かれ多くの人が訪れ 私も幾度か楽しみました。

下は 以前柴屋寺観月の茶会の折に撮った「♪、、、祇園精舎の鐘の音、、、」平家物語一節の10分ほどの動画です。 

 

 数年前 柴屋寺での仲秋観月の宵 虫すだく庭園のともし火に秋の風情や、琵琶の語りに耳を傾けた時の動画でした。
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 柴屋寺の山門には「福茶釜の寺」 
   あれッ? ぶんぶく茶釜?
 昔話によく聞いた「
福茶釜」は群馬県館林市の茂林寺の茶釜。
汲んでも汲んでも湯が付きないので不思議に思ったら狸の化身だったと言うお話です。
ここ柴屋寺の「
福茶釜」は、足利義政公が茶を点てる時に使った言われるれる静岡市伝説ですが門外不出です。
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 門前には 
「とどまれば澄む水なれどとどまらず 鼎」
            原石鼎の句碑でしょうか?
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 小枝にかかる木札には、芭蕉の句 
 「名月や北国日和定め無き」
が微かに読み取れます。
裏面の句はほとんど読み取れませんでした。
(「月ひとつ残して吐月は夜となり」  
 でしょうか? 私なりに判読してみました)
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   たなびくや千里もここの春霞    氏親


   梅匂ふかげしたいつつ柴屋寺   宗長

1509年 今川氏親が関東に出陣の折 三嶋神社に願をかけ、凱旋の後 宗長が千句詠んだ「三嶋千句」の碑にも歴史を偲ぶものがあります。

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 お腹も空きました。風情ある柴屋寺から 東海道中膝栗毛の弥次さん喜多さんも立ち寄っとたと云う とろろ汁の元祖「丁子屋」へ急ぎましょう。

    梅若菜まりこの宿のとろろ汁  芭蕉

 芭蕉の門弟 大津の俳人 乙州」(おとくに)が江戸に立つ時 餞別として詠んだ芭蕉も ここでとろろ汁を賞味されたのですね。
  
大広間にはウィークデイにも関わらず賑わっております。
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 東海道五拾三次浮世絵を愛でながら、素朴な名物「麦とろ」の定食を楽しみました。
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 「けんかする夫婦は口をとがらせてとんびとろろにすべりとそすれ」と詠んだ 東海道中膝栗毛の著者 十返舎一九さんの像にも会えました。  話題は ちょっと脇道にそれて、、、

下図は、静岡市の「おまち」中心街両替町一丁目です。
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 十返舎一九さん(1765~1831)は、我が静岡市は現在の葵区両替町1丁目で生まれ 国内で初めて文筆業で生計を立てた職業作家です。
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 余談ですが 両替町は昔「駿府の銀座」として栄えました。
 1612年に江戸に移され、東京銀座の発祥地でもあるのです。
さすが!家康公が愛した町静岡であります。


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 、、、話題は丁子屋に戻って 、、、天井裏の歴史的遺産を垣間見たり 往時を追懐のひと時でした。

とろろ汁を堪能したあとは、「日本紅茶」の礎をご案内したいと思います。
丸子路を散策していると あちこちに「丸子紅茶」の看板文字を見かけます。
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丁子屋から更に西に歩を伸ばし 丸子赤目ヶ谷の長源寺 直ぐ側に「起樹天満宮」を訪れました。 
境内に見つけた石碑に「丸子紅茶」の訳がわかりました。
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 多田元吉は日本近代茶業の先駆者で、中国・インドの茶産地を命がけで調査し 先進事業を日本にもたらしました。
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 石碑の背後には 日本紅茶の原木が見られます。

実は初めて訪れた天満宮さまですが、よく見かけた看板「丸子紅茶」の訳がここでわかりました。

 鎌倉時代から栄えた丸子路はまだまだ見所山積です。
 今回訪れた小半日丸子路ゆったり散策の画像をムービープロジェクトしてみました。
  
ごゆっくりお楽しみください。

 丸子路は 秋が美味しい!

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マダム・タッソー 東京を楽しむ

 「昭和の龍宮城」の豪華絢爛に感嘆し、目黒雅叙園自慢の西欧料理「クラブラウンジ」ランチブッフェのご馳走に舌鼓を打った後は、世界のセレブやスポーツ選手の等身大のフィギュア60体以上が展示されている 東京お台場の テックス東京ビーチアイランドモール3Fにある「マダム・タッソー東京」を楽しみました。

 マダム・タッソーって? 以前TVで何となく見た蝋人形のことかしら? 最初はそんな程度の知識でした。  
ネットで調べているうちに、これは見る価値がありそうです。
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 入館前 真っ先にお迎えいただいたのが、ご存知 マリリン・モンロー の妖艶なこの姿には、フィギュアと言えど男性でなくてもドキドキしてしまいます。
 
 
マダム・タッソーは250余年の歴史を持つワックスフィギュアの技術を世界9ヶ国15ヶ所にオープンしているそうです。

 1761年創始者の マダム・タッソーは、フランス生まれ、ワックスフィギュア製作者としても高名な家の家政婦として働き、ワックスフィギュア製作の技術を学んだそうです。
1850年88才で亡くなるまでマリー・アントワネットやナポレオンのフィギュアや、81才最後の作品は自らの姿をフィギュアに残したと言われます。 


 現在ではマダム・タッソーの精神を孫息子が受け継いで、等身大のフィギュアを世界中に送り出し、ロンドン・アムステルダム・ラスベガス・香港・ニューヨーク、上海、ワシントン、ベルリン、ハリウッド、バンコク、ウィーン、シドニーなど、そして2013年3月に東京にオープンなど、世界中にその名を馳せております。
あちこちに点在するセレブ、有名人の中に 元総理大臣としてはピカ☆イチ! 勇気を出して吉田茂さんとの会談???

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元総理大臣吉田茂さんとの話題は実に和やかなものでしたよ。
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あれ~ 元お転婆娘もご覧のとおり、トム・クルーズにしっかりしがみついて、ツーリングを楽しんでいますよ~。

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ちょっと気取って、オードリー・ヘップバーンとティファニーで朝食も楽しみました。 という訳で 展示された有名人のフィギュアーには肩を組んだり、一緒に写真を撮ったり出来ることも最高の楽しみでした

まだまだご紹介したい有名人が目白押しです。
ムービープロジェクトに組んでみました。
 バッハの「G線上のアリア」のメロディに乗ってお楽しみください。

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横浜おしゃれ旅 ~後編~

 都会的センス溢れる 横浜イングリッシュガーデンのバラを楽しんだ私たちの次の旅程は 横浜山手西洋館や港が見える丘公園など、横浜の定番を散策し、お定まりの中華街でお買いものを、、と云った順路の筈でしたが、、

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 車中 旅友の緊急提案で、新聞紙上では既にご存じ、横浜みらい地区 日本大通りに在る日本新聞博物館で開催中(2014年4/5~6/1)の 今話題の日本初の「女性報道写真家 笹本恒子100歳展」を見に行く事に満場一致。

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100歳ですって~!!  どう見ても私より遥かにお若い! 70代にしか見えません。
最近新聞に掲載された この写真展の広告を見るたびに 笹本恒子さんの優雅な微笑に 「何と!美しい方でしょう。百歳でこの若さ! この美貌! この眼差し!どんなライフスタイルを送って来られたのかしら?」 そう思っていた矢先のことでしたから 展示写真観賞も然ることながら 女史を知る絶好のチャンスです。 

 笹本恒子さんは、1914年生まれ 日本最初の女性報道写真家と云われ、カメラを手にして75年。現在も精力的に取材・執筆活動を続けていらっしゃいます。

 日本新聞博物館2階展示室では、
第1章 「明治生まれの女性たち」
     社会運動家の加藤シズエ  俳人の中村汀女  女優の杉村春子をはじ
     め、各分野で働く28名

第2章 あの時代、あの人
     歌手、作家、音楽家、歌舞伎役者、バレリーナ、映画監督等々
     40名

第3章 笹本恒子が見た時代
     昭和15年~平成元年に至る間 時代の流れを象徴する実態 54点

第4章 いつまでも現役・・・笹本恒子の今
     1987年~2014年の中には 2012年の98歳にして驚きのフランスは
     パリでの取材風景など12点 
  

 永年に亘る精力的な取材で、被写体を意識しないで撮り貯めた展示写真を拝見すれば、昭和一桁生まれの私たちには どれも懐かしくて貴重な映像ばかりです。 戦前から戦後の昭和から平成に至る日本の歩みをつぶさに見る事が出来ました。

 インターネットの動画で知った 百歳の笹本恒子さんが語るライフスタイルは、
 
「芸は身を助けると云いますが 生きている限り自分自身を養わなければいけませんね。 
私は好奇心ガール! 珍しもの好きなんですのよ。
幾つになっても勉強は出来る時にすること、才能の有る無しは 勉強をはじめてみないとわからないでしょ。
私は欲張りで 先生を超えるくらいの野心をもって勉強したと思います。
 老人の独り暮らしって、寂しいイメージでしょ。 
私は決して華やかではないけれど お友達と話したり 洋服を縫ったり、お料理をしたり 生きている間は物事に興味をもって、毎日を楽しく生きることを心掛けていますのよ。」 
微笑みながら目を輝かしておっしゃる 笹本恒子さん。
赤ワインと肉類が大好きな事が笹本流健康法のひとつですって。 
 「100歳展」は 私自身これからの暮らし方を見直す切っ掛けとなりました。

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 午後3時 横浜港にある歴史的建築物、明治時代「保税倉庫」として建てられた「赤レンガ倉庫」2号館へ。
♪~赤い靴~履いていた~女の子~、、、♪ 
思わずハミングしてしまう光景は横浜埠頭です。

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 横浜港を目前に 
広場と公園を備える赤レンガパークとして整備され「横浜みなとみらい」の代表的な観光施設です。
 レトロな赤レンガ倉庫2号館には 40店舗を超えるおしゃれなショップがひしめき合って、観光客がいっぱい買い物を楽しんでおります。

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 今回の横浜の旅は私にとって目の保養、心の滋養、更なる老いへの指針をいただいた嬉しい旅でもありました。     旅は若さの泉ですね。

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再び石和温泉へ

 5月31日~6月1日 「ワイドビューふじかわ号」で山梨県は石和温泉の旅を楽しんだお話は、すでにブログでご紹介いたしました。

 正真正銘 「得した気分」の旅の第2弾は、全く同じコースを一ヶ月後の 6月30日~7月1日 旅仲間は、私の1年後輩 中・高時代のクラスメート総勢9人の弥次喜多道中と相成りました。

 ワイドビューのコンパーメントで、和気あいあいの旅のはじまりです。

 Photo JR東海ツアーズの特別企画の人気商品 『行っ得ッか!!やまなし』 の見出しに 「ワイドビューふじかわ号」 で1泊2日限定プランの一つ 「石和びゅーほてる」 のコースです。 実はこの特別企画限定プランも この日が 最終日だったのです。

 9人は、いつもの旅仲間,揃いも揃って全員バリバリの喜寿を迎えたお嬢さん。(実は、私だけは1才齢嵩なのですが、、) 毎月のように1泊旅行あり、日帰り旅行あり、昼食会あり に誘って頂き、卒業して60年の歳月を まだまだ埋め切れないかのように、積もる話に花が咲くのです。2

 ホテル料理長の心のこもった料理に 日本酒やワインのサービスに舌鼓を打ち、夕食の後のお楽しみは、中国伝統の妙技 「中国雑技団」 の息を飲む華やかなショーに拍手喝采。 

 今回のギャラリーは前回に比べ、他の宿泊客も大幅に増えて 大いに盛り上がりました。 震災後の自粛ムードもやや解消されたようで 

  ほっと! しました。

 さぁ! 今回の珍道中のメインイベント?は、、、

 先日 韓国旅行を楽しんだ Yさんから戴いた韓国土産での 「美顔パックショー」? です。

 就寝前の10時過ぎ、「みんなで美しくなりましょうよ!」 と、おもむろに美顔パックがはじまりました。

 * パックショーの画像は拡大出来ませんこと、お許しください。

2_3  パックは能面のように、ひたすら動かさず 乾くまでじっと静かにしていることが肝心なのですが、お互いのお面を お腹の皮が捩れるほど 笑い合いながらの1時間だったのです。 カメラマンの私も当然同じ格好で、、、 

 ますます笑い皺になってしまうのにねぇ~

よくよく見れば、いずれ劣らぬ黒々、ふさふさの毛髪! お若いこと! 

 夜は更けゆくばかりです。 明日の美肌を信じて心地よい眠りにつきました。  

  楽しい余生は 健康で 良き友と サムマネー

   稀にはこんな楽しい温泉旅行もあるのです。 happy01

        旅は若さの泉です。  

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結構いけます! 漬け物にワイン

 旅の楽しみに欠かせないものに、何と云ってもその土地で戴くお食事です。

今回の旅は京都ですから当然のことながら京料理です。

 初日のランチタイムは、「おばんざい」の 当世はやりのバイキングでした。

こじんまりと落ち着いた雰囲気の食事処、二十数種類の 「おばんざい」 が処せましと大鉢、大皿に盛られ、どれもこれも はんなりと美味しそう!

 そもそも 「おばんざい」 とは何でしょうか?,,,『京都のおばんざい』から、

旬の素材、手じかな食材を手間ひまかけずに使い切るお献立の数々。

一般家庭では、日持ちがしない料理は 食べ残しの無い分量だけを作り、足りない分は作らない 合理的な伝統の家庭料理の事なのだそうです。  つね日頃は質素の暮らし、晴れの日こそ手によりを掛けて作ったり、仕出し屋さんのお料理でお客様をもてなすと云う、、、 この方がかえって安上がりで、内々の恥を見せずに済むと云う 京都らしい先人の教えなのですね。

Photo   夕食は世界文化遺産の天竜寺近く、純和風ホテルの 「本日のお献立」 も仰々しく、  先附け、お造り、お凌ぎ、炊き合わせ、焼き物、揚げ物、留め鉢、近江米こしひかり、香の物、留め椀、デザートと云った会席料理でしたが、、、その夜は、今回の旅のメイン 「嵯峨大念仏狂言」 が六時半からとあって、大忙しの晩餐でしたが、いづれも料理長推奨の京都ならではのお料理に 舌鼓を打ちました。

  さぁ! 「結構いけます! 漬け物にワイン」 のお話です。

 翌日の旅のスケジュール、比叡山延暦寺詣での前に、事前に予約を入れておいた 

 京漬け物の 「西利本店」 (←クリックしてください)でのこと、 ここでは予約しておけば店の二階の試食フロアーで、数種類の漬物の試食ができるのです。

Imgef13a170zikbzj   ← 試食用の厚紙のお皿がオシャレです。 ルンルン気分の私たちは 思い思いの漬物をお皿にとっての試食を楽しみます。もちろんウーロン茶もいただけますが、嬉しい事に程よく冷えた辛口で すっきり軽い白ワインもサービスされ、紙コップのワインを傾けながらのポリポリ、パリパリは呑めない私も 「甘露!かんろ!」 のひと時でした。

   漬け物好きにはこたえられません。

 一階のお土産売り場も賑々しく、品選びも旅行の楽しみの一つです。 「西利さん」 からのお土産までいただいて、バスは比叡ドライブウェーへと向かったのです。

     お会席忙しく食みてお松明

     (おかいせきせわしくはみておたいまつ)

     花菜漬け粋にもてなす京の店

     (はななづけいきにもてなすきょうのみせ)

     酢茎にワイン添えて旅人を喜ばす

     (すぐきにワインそえてたびとをよろこばす)

     花菜漬ワイン傾け 「おヽ! 甘露!」

   (はななづけワインかたむけ「おヽ!かんろ!」)

     宜しなへ酢茎に辛口ワインかな

     (よろしなへすぐきにからくちワインかな)

     花菜漬はんなり春を呼び覚ます

     (はななづけはんなりはるをよびさます)

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旅はじめ 美味礼讃

 いつものお仲間との新春 初旅での美味しいお話です。

もろもろの災厄を払いのける霊験あらたかな 「川崎大師」 の初詣をすませた後、加賀百万石の城下町、金沢に建てられていた明治時代のオランダ貿易商人ウィリアム・クライスの屋敷を移築した緑豊かな庭園に囲まれた迎賓館。 神奈川県大和市にある 「横浜うかい亭」 でのランチタイムはそれはそれは贅沢な至福のひと時でした。

 閑静な住宅街のただ中に構える「うかい亭」の前庭に一歩踏み入れた途端、どこか遠い異国を旅しているかのようなイマジネーションが膨らんできます。

 扉を開け邸内に入れば、そこは古き良く時代  

  遥か鹿鳴館時代の贅沢な空間にただただうっとり!

格調高い邸内で、これから始まるどんな美味との出会いがあるのでしょうか?

 私たち年配者に 厳選された食材

        シェフお薦めの魚コース

Photo_3  タラバガニとほうれん草の前菜 クリーミーな味わいです

タラバガニのナチュラルなうま味を上品にアレンジした一品

寒ブリのマリネ タラバガニ ホタテ貝柱 の逸品揃いPhoto

旬の寒ブリ 新鮮さが違います

貝柱のうま味 歯触りの上品さ

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オニオン・グラタンスープ

 玉ねぎがこんなにも甘くまろやかな味だったとは、、、

                       食べ終わるまで熱々のおもてなし

Photo_6  いよいよ熟練シェフのときめきに満ちた目前調理パフォーマンスがはじまります。

数種類のハーブとオリーブ油にマリネしておいた二切れの舌平目の間に 炒めたマッシュルーム等々が、魚の味を一層引き立てるのです。

 2 魚に合わせた、エストラゴン、ケイパーや、シャンパン・ビネガーの酸味、甘口ワイン ペッパーなどのハーブ入りのバターソースを手際よく煮詰めながら、目の前の大きな鉄板にオリーブオイルを引き、舌平目をソテーするのですが、丁寧な説明をされながら 和やかな雰囲気の中でのシェフのパフォーマンスも私たちには初めてのご馳走でした。

 

 動画に収めました。 ごゆっくりご覧下さい。

 ゆったりと時間をかけて美味しい料理を堪能したあとは、二階のデザートラウンジへ誘われてティータイムを楽しみます。

Photo_8  アンティークな邸内調度品の中にも現代的なお洒落な空間です。

 まず、柑橘系ゆたかな風味のシャーベットをさっぱりとした口当たりで、、

 コーヒー(紅茶)  お好みのケーキをいただきながら、しばし和やかな談笑でみんな幸せそうです。Photo_2

 

 三時間に余る 最上級の心地よい空間でのランチタイム  こんな至福を戴いた事に感謝して 「うかい亭」 をあとにしました。

     初旅のグルメ華やぐ七十路かな

     舌平目焼く香漂ふシェフの技

     デザートの好みそれぞれ明けの春

     美味佳肴至福賜る旅初め

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~16~ 完

○ ドナウ川 ~下~

 カルスト状の割れ目に吸い込まれ、一旦地下に姿を消したドナウが、40kmを経て再び姿を現すなんて、夢を語るにふさわしい現象に思い入れがなおのこと募ります。

 ドナウは、シュヴァルツヴァルトからひたすら東に向かって流れます。  アルプスの山麓から始まって、ライン川は西に流れ大西洋へ、ドナウ川は反対に東に流れ黒海に注ぎます。

ドナウ川とライン川の源流がほぼ近い場所にあるなんて新しい驚きでした。

 ドナウは、東欧・中欧8カ国 (ドイツ・オーストリア・チェコスロヴァキア・ハンガリー・ユーゴスラヴィア・ルーマニア・ブルガリア・ロシア) を全長2840kmと云われますから、ほぼ日本列島の長さに匹敵する長い長い川です。

Donau  ドナウ川に沿う多くの都市にも、それぞれの文化・歴史が刻まれていて、そこに住む人々、また訪れる旅人は、その歴史の重さを感じるのです。

Visyegurado_donaugawa  ヨハン・シュトラウスが 「美しき青きドナウ」 を世に送った1867年頃は、この辺りのドナウ川は現在見られる光景とは随分異なっていたようです。 

 幅5kmに亘って三つの流れに大きく分かれ、そこから更にいくつもの小さな流れが網の目のように広がり、その中に横たわる中洲は岸辺まで欝蒼と茂る緑に覆われていたようです。

   ウィーン少年合唱団の天使の歌声が聞こえてきました!!

 ♪、、、 ドナウよ! かくも青く

        谷や緑野を貫いて

          お前は静かに波打ち 流れ

           我らのウィーンはお前に挨拶する

        銀に輝くお前の帯は 国と国を結びつけ

          お前の美しい岸辺では

            喜びの心が高鳴っている  ♪、、、

 ドナウが流れる各国は、ドナウによって発展し、ドナウ沿岸共和国のようなもの。  平和と共に悠久の青く美しいドナウ川を願ってこの旅を終わります。

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~15~

○ ドナウ川  ~上~

 中学生のころ初めて聴いたイヴァノビッチの「ダニューブ川のさざ波」や、ヨハン・シュトラウスの「美しき青きドナウ」の音楽で、終戦直後の荒廃しきった風潮の最中、どんなにか心慰められ、未来への希望に胸をときめかせたことでしょうか。

 以来ドナウ川のゆったりとした流れ、緑を縫って悠久の流れに人々の心の故郷となったドナウ川を、曲の織りなす情景に思いを巡らし、いつしかドナウ川への憧れとなりました。

 今回の中欧4カ国を巡って、この川に連なる幾多の都市国家に、それぞれの歴史としてしっかりと刻まれ、すべてがドナウから都市が発展たことなど、ドナウによってその歴史の重さをずっしりと感じ取ることができたのでした。

 「中欧4カ国の旅」 の思い出の終わりに、淡い恋心のようなドナウ川は、なんと変幻自在の大自然そのものであった事を、私なりに綴って、この旅の完結としたいと思います。

   (下のドナウの地図は、金子忠治氏の中欧オペラ紀行よりいただきました)

Donauriver_2  ドナウ川の源流は、ドイツ アルプスの山麓、シュヴァルツヴァルトと云われる森林地帯にあるそうです。

 モミの木の深い森林地帯の東斜面にドナウエッシングと云う人口2万人ほどの田舎町に源泉があると云う事で、ドナウの名は、この町から始まるそうです。

 町の中央にフェルステンベルク侯の館の庭にドナウの源泉があります。

ドナウの源泉については、鳩時計の生産で知られる町、フルトヴァンゲンとで本家争いの説もあります。

 源泉争いに夢中になっている人々をあなどっているかのように、生まれたばかりの小さな流れは、カルスト状の河床の割れ目に吸い込まれ、僅かな水溜りとなって川の姿は消えてしまいます。

 地下に姿を消した幼いドナウの水は、南へ40kmのアーハ川の源となって、地上に現れる事が確認されました。

(資料はインターネット・書籍によりました)

      ~つづきは次回にゆずります~

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~14~

プラチスラヴァ市内観光  

○ 聖マルティン教会

Sei_maruthin_kyoukai  聖マルティン教会は、14世紀の建物で、聳える塔の高さは85m

11人のハンガリー国王と8人の王女が戴冠式を挙げた由緒ある教会です。

○ プラチスラバ城

Puratisubajyou  四角形の建物の4階に塔があるゴシック様式の城で、テーブルを逆さにしたような外観です。

塔は17世紀にオスマン・トルコの侵入に備えて付け加えられました。

 18世紀には、マリア・テレジアの居城ともなっておりました。

スロバキアの首都、こゝプタチスラヴァは何となく落ち着いたと云いましょうか、大変地味な印象を受けたのは私だけなのでしょうか? 、、しかし、、、、

○ ???

Manhool  これはいったい何の銅像でしょうか?

 はじめて訪れたプラチスラヴァ

5カ国に囲まれて、幾多の激動の時代を乗り越えて、悠久のドナウ川に育まれた中世そのままのお城めぐりの途中、行き交う石畳の側溝間際のマンホールから (何か怪しげな?) 鉄兜のおじさんの像が、道行く人々をのぞいているではありませんか!!  もうビックリです!

 わざと素知らぬ振りをして、愕く私たちの様子を楽しんでいるガイドさんを垣間見た私は、ウイットに富んだガイドさんの笑顔に誘われたのでした。 遊び心いっぱいのヨーロッパならではの銅像でした。

 夕食後、物珍しげに覗いたスーパーマーケットでの買い物は、ホイップクリームの缶でした。 ポケットに残っている小銭を使いきって仕舞う為でした。

 今回の4カ国の旅の難処は、何といっても通貨です。

オーストリアは、EU共通のユーロ 補助通貨はセント、チェコはコルナとハレル

ハンガリーはフォリント  しかも数種類の紙幣、硬貨が、、、、あぁ!もうわからない!!

       異国旅コインかじかむ指で選り

       氷雨の夜おろおろ異国のマーケット

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~13~

○ プラチスラヴァ (スロバキア共和国)

Puratisuraba  チェコ・ポーランド・オーストリア・ハンガリー・ウクライナに囲まれたスロバキア共和国。

今回の旅行までは、失礼ながらどんな国か全く知識がないまゝの旅でした。

 スロバキアの首都プラチスラヴァは、人口約43万人を擁する首都としてはかなり小さいながらスロバキア最大の都市です。

地理的には、ウィーンの東約60kmにあり、ドナウ川に面し、5カ国との直接国境を接しております。

 1919年に公式都市名プラチスラヴァが誕生し、チェコスロバキアの領土となり、1993年チェコとスロバキアが分離され、スロバキア共和国となりました。

 ドナウ川きっての景勝地、ブダペストのドナウベントの観光を充分に楽しんだ私たちは、専用バスで約170kmを2時間30分かけて夕刻プラチスラヴァのホテルに着きました。

 小雪舞う大平原をひた走るバスの車窓からは、幾キロメートルも続く風力発電の巨大なポールが林のように立ち並ぶ光景は圧巻です。

       冬ざれや発電ファンの目に迫り

       林立の発電風車に雪しまく

Kenmonjyo  5カ国に囲まれ海を知らない国境越えは、私たち島国に生きる日本人観光客には信じられないような、小さな検問所の通過風景です。  パスポートに出入国のスタンプをポン!と押して貰うために私たちはバスから降ろされ、簡単な建物の中を通過して再びバスに戻ります。  次の国境検問所では、国境警備のお役人とは思えない美しく若い女性が制服に身を固めたて私たちのバスに乗り込み、パスポートと顔を見合せての簡単なチェックです。

こんな国境越えこそ記念のスタンプが欲しかったのに!

       スタンプ一つ降り立つ雪野の検問所

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