旅行・地域

五百羅漢さま

  爽やかな日和に恵まれて、清見寺さんの五百羅漢さまにお会してまいりました。
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「清見寺」さんは静岡市清水区興津地区にあり、JR東海道本線 興津駅から西へ約3キロ、旧東海道に面しております。
清水港や、三保の松原を望む高台に在る清見寺(西暦650年創建)は、「臨済宗妙心寺派」でご本尊は釈迦如来さま。

【扁額に「東海名區」と書かれた総門】
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清見寺さんへは、石段を登るも良し、なだらかな坂道を歩くも良し。

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 明治22年頃には清見寺の境内を横切って東海道本線が開通していたそうですが、

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石段を登り総門を潜り 左手にJR東海道線のなだらかな高架橋を渡って入場いたします。

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 境内は、約6千坪、遥かに駿河湾・・・今は当時の面影は全く見られませんが、昔は清見潟と呼ばれ 私の幼い頃は、この辺りは「袖師海水浴場」となって広い砂浜が開け 毎年海水浴を楽しんだ思い出が蘇ってまいります・・・が望めます。
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 国の名勝に指定された美しい庭園には、徳川家康公お手植えの「臥龍梅」があり、 
 【臥龍して法の教えへを聞くほどに梅花の開く身となりにけり】 
と昭和12年にご来遊の折に詠まれた与謝野晶子の詠歌はこの「臥龍梅」です。

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 本堂左手奥の「後生車」を回しながら懺悔を済ませて 羅漢さまを拝観することにしました。

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山の斜面には皆一様に 遥か清見潟の方に向かって鎮座まします五百羅漢さま。天を仰ぐ人、笑う人、読経の僧、楽器を爪弾く人、読書の人、様々のお姿の中に亡き人を偲び、供養し冥福を祈ります。

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 ここからは江戸中期仏教の興隆を祈って彫像された 苔むした五百羅漢さまの石像群との対話をゆっくりと楽しむのです。
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 対話を楽しむと云えば、明治26年清見寺を訪れた島崎藤村の小説「桜の実の熟する時」の最終場面にも登場するように 誰かしら知った人に会えるのです。
祖父の顔が、父や亡夫の顔が、走馬灯のように甦ってくるのです。

ムービープロジェクトをお楽しみ下さい。
(流れるBGMは、マスネの歌劇 「タイスの瞑想曲」です)

さわさわそよぐ薫風の中 心洗われたひとときでした。

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「やぶきた」母樹

 巷の華々しい喧騒を離れ、黄金週間のなか日の5月1日は穏やかな晴天に恵まれて 静かな県立美術館へのプロムナード散策を楽しみました。
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実は「県立美術館」は3月から6月まで内装工事で本館は休館中ですから、ここを訪れる人は殆ど皆無で、ゆったり散策には申し分ありません。
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静鉄路線バス シニア特権の「しずてつ大御所パス」を利用して、始発新静岡より「県立美術館行き」30分ほどで、小高い丘の上の終着停留所に到着。
小一時間ほどかけてゆっくり下りながら新緑のプロムナード散策を楽しむのです。
 ゴールデンウィーク中でありながら 「県立美術館」終着停留所で下車したのは私たった一人 バスのドライバーさんにはお気の毒の閑散さです。 
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 これより小鳥のさえずりも聴かれる緑豊かな なだらかな坂道をのんびり下りながらの散策を楽しむのです。
木漏れ日の下、フィトンチッドを浴びながらの散策は 五月ならではの最高の条件が整っているのです。

【百十余年のやぶきたの原樹】
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 五月といえば新茶の季節 バス停「プロムナード入り口」の傍らには、見逃してはならない「やぶきた」の母樹が 老木となっても萌え始めた新芽は耀くばかりです。

 「やぶきた」は、1908年(明治41年)に静岡県安部郡有度村(現静岡市)の篤農家、杉山彦三郎さんが在来種の中から見つけた品種です。
ヤブを切り開いた茶畑の北側で発見された為に「やぶきた」と名付けられたそうです。
、、が、発見からしばらくは表舞台に出ることはなく、静岡県立農事試験場で始まった茶樹の育成試験でようやく光が当てられ、1955年(昭和30年) 
・・・(あれッ!私が結婚した年ではありませんか! (*´∀`))・・・ 静岡県の奨励品種となりました。

 現在、日本にあるヤブキタは全てこの樹から分かれたものだそうで、春先の遅霜(おそじも)にあいにくく、芽の伸びが良いことなど優れた特性をもって爆発的に普及し、平成11年には静岡県における茶園の90%以上を占めるようになっているそうです。

 日本茶の80%を占めるほど有名な品種「やぶきた」の母樹がここに在ることが誇らしく 繁々と見入ってしまいました。

 誇らしいと云えば、駿河区丸子赤目ヶ谷にある、「日本紅茶」の原木をご紹介しましょう。

【丸子は日本紅茶発祥の地】
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【丸子に茶園を開いた多田元吉翁の碑】

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 旧幕臣の多田元吉が、徳川第15代将軍慶喜によって払い下げられた静岡市丸子に移住して、明治初期に紅茶の技法を根付かせました。
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静岡市駿河区丸子赤目ヶ谷の「長源寺」の傍「起樹天満宮」境内に日本紅茶の原木と吉田元吉翁の石碑が見られます。

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丁子屋 Before After

  静岡でとろろ汁と云えば、真っ先に丸子の「丁子屋」があげられます。
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歌川広重の浮世絵 東海道五十三次にも描かれている「とろろ汁屋」としても有名です。
 創業は慶長元年(1596年)ですから今から422年前という長い歴史を誇る老舗です。

 梅若菜まりこの宿のとろろ汁   

     芭蕉(1644ー1694)

 芭蕉の門弟 大津の俳人 乙州(おとくに)が江戸に発つ時 餞別として詠んだ芭蕉も ここでとろろ汁を賞味されたのですね。
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 浮世絵に描かれた丁子屋を再現した建物 築350年余りの茅葺屋根の古民家は、昭和45年(1970年)に移築されたものだそうです。
上の画像は、2014年に撮影した「丁子屋」です。

 「丁子屋」のシンボル 茅葺屋根は、江戸初期の古民家をここ丸子に移築して40年余り経過し、茅の傷みが進んだ為、修理費用の一部をクラウドファンディングに拠って募ったそうです。
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 御殿場市の茅葺屋根職人によって、1束2~3キロの茅を2000束使用して約4ヶ月掛けて平成30年4月13日に葺き替えが完了しました。(4月17日に撮影)

茅葺屋根の葺き替えなど この辺りでは皆無です。
こんな珍しい風景を見届けておけば良かった~ と思っていた矢先 
静岡新聞4月25日(水)朝刊に Cimg1431スマホのアプリをかざして動画で葺き替え作業の一端を見ることが出来ました!

 

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40年ぶりの茅葺き替え作業ですから、貴重な映像です。

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 障子戸をガラリと入れば往時を物語るにふさわしく 重厚な「梁見せ天井」には 黒光りの梁に貼られた護符や、屋根裏の仕組みと言い 収納されている駕籠や調度品も垣間見られ必見です。
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 展示場に鎮座している十返舎一九さんの像にも出会いました。

東海道膝栗毛の作者 十返舎一九さん(1765~1831)は 現在の静岡市葵区両替町1丁目に生まれ、国内で初めての文筆業で生計を立てた職業作家です。
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 十返舎一九さんの 「東海道中膝栗毛の碑」
【けんくハ(喧嘩)する 夫婦ハ口をとがらして 鳶(とんび)とろろに すべりこそすれ】 風刺の効いた歌碑が 庭先に見られます。

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 素朴な名物「麦とろ」の定食は私の定番です。

自然薯は、秋が旬ですが、山笑うこの季節も中々風情あるご馳走です。
巷の喧騒を逃れて 丸子路を散策し、こんな素朴な茅葺屋根や食材に接することは、日頃の怠惰のリセットにもなるのです。

 



 
 

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なんじゃもんじゃ

 世にも珍しい名の木「なんじゃもんじゃ」を知ったのは、今から34年前の秋のことでした。
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 1984年(昭和59年)の10月、東京は調布市「深大寺」の 当時昼間でも境内が薄暗くなるほど天空を覆うように 四方八方に枝を伸ばす金木犀の巨樹の芳香に酔いしれていた時のことでした。

 たまたま通りかかったご住職が、「元三太子堂」の辺りにある若々しい樹木を指して、「五月のこどもの日の頃、真っ白い雪のような花房を付けるナンジャモンジャという木ですよ」 「??! 面白いなまえですね~」 

はじめて知った世にも不思議な名前を持つ同じ木が、奇遇にも同じ年の昭和59年(1984年)に 郷土静岡市大岩町 元静岡大学跡地に造成された「城北公園」に86本の「ナンジャモンジャ」が植樹されました。

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そんな偶然のご縁で、特別の思いもあって、毎年ゴールデンウィークには、心弾ませて観賞に馳せ参じます。

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 1984年(昭和59年)当時の静岡市長の河合代悟さん(1936-2014)や 多くの有志のお力によって植樹され、30数年経った今年は 庭園の彼方此方に新しく植樹された10数本の若木も花を付け 市民の憩いの場所となっているのです。 
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 「天国の河合代悟さ~ん 
  今年のナンジャモンジャは一段と素晴らしいですよ~!」

 年々歳々同じような光景ですが、この時季ならではの光り輝き 幽かな芳香を放ちながら たわたわ揺れる「ナンジャモンジャ」に癒やされるのです。

 今年は桜も藤もナンジャモンジャまでも、例年よりも10日も早く満開を迎え、急遽4月20日に鑑賞してまいりました。
 ほのかに香る 身も心もリフレッシュ出来る フィトンチッド効果滴面の動画をお楽しみ下さい。

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蓮華寺池公園の藤

 4月18日付 静岡新聞掲載の藤枝市蓮華寺池公園の藤が春風に揺れている「動画 de しずおか」+プラス
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← (スマホにダウンロードしたこのアプリをクリックして新聞の画面にかざします)
スマホをかざすと新聞紙上の写真が動き出す 最新仕組みの動画を見て、早くも満開の藤に背中を押されるように早速行って参りました。
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毎年のことながら、季節の花の ちょうど見頃を鑑賞するのが、地球規模の異常気象の影響から 近頃は困難になりましたが、今年は人も樹木も異常な気温の乱高下に随分悩まされ戸惑いました。

 静岡県藤枝市のほぼ中央にある「蓮華寺池公園」は 東京ドーム6個分にも及ぶ園内には、さくら、藤、シャクナゲ、つつじ、菖蒲から蓮の花へと 四季折々の花々で訪れる人々の憩いの場所となっているのです。
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散策コースに最適な周囲1500メートルの蓮華寺池は、慶長18年頃(1613年)に村人総出で掘った人工池で、雨水を貯めて田畑を潤す貴重な灌漑用水だったそうです。
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【例年より10日も早く満開の藤】 
 2018年4月19日撮影

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 日本一の「藤の都」を目指して 4月21日~5月5日まで藤枝市最大のイベント「第35回藤まつり」が開催されるそうですが、18日にほぼ満開の咲きっぷりで 藤祭り中咲いていて呉れるのでしょうか? 気懸かりです。
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 池の周囲1500メートルには、20種類、250本以上の藤が咲き誇る園内では 例年より10日以上も早く満開となりました。
藤の花言葉は「歓迎」と云うことです。
  今年は早々と咲き揃っての大歓迎です!
 この日も多くの家族連れで賑わっておりました。
 一昨年より昨年、昨年より今年の藤は実に見事な開花です。
日本一の「藤の都」を目指す藤枝市の藤棚をお楽しみ下さい。

 耳を澄ませば 夏うぐいすの美しい鳴き声も聞こえてきますよ!

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小田原へ

 一昨年暮に購入した万能妙薬「ういろう」は 服用し切ってしまい、「心細くなってきたねぇ」 いう事で、四月の旅は、小田原まで足を伸ばしましょうと、温泉宿に予約をしたのが二月のことでした。

 今年は異常気象で、東京周辺の桜は お彼岸を待たずに開花してしまい、四月になれば小田原もきっと葉桜でしょうねと いぶかしく思いながらの旅でした。

「ういろう」? お菓子の「ういろう」ではありません。
たとえ小田原界隈の薬局でも通販でも 絶対に手に入らない由緒ある薬です。
 1495年に小田原を平和裏に治めた北条早雲の時代から520年余りの一子相伝を守り続ける 万能妙薬「ういろう」です。

 私たち旅友にとっては 「ういろう」を信頼し、常日頃お世話になっている常備薬です。
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 JR小田原駅前からバスに乗って「箱根口」(170円)で降りると、お城と見紛うばかりの立派な八ツ棟造りが眼前に聳えます。
 知る人ぞ知る「ういろう」本舗です。
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天気は快晴 陽気の良いこの日、「ういろう」目当ての多くの人が私たちと共に店内にゾロゾロと吸い込まれていきます。

 お一人さまニ箱限定販売は周知の通り、中には子供連れの夫婦合わせて五人が 〆て十箱を◯万円で買い求める豪快な買いっぷりも見られます。

 化学薬剤のような副作用の心配もない古来からの純正生薬での製法で、胃腸、心臓、気管を健全にし、体力増強に効果あり、、、
と銘打っていることから、私たちのように多くの愛用者が遠路はるばる常備薬として買い求めるのも むべなるかなです。

 悔いのない思い思いの買い物も済ませ、御幸の浜通りを北に300米ほど歩き 小田原城堀端通りを巡りながら小田原駅を目指すことになりました。
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「わ~! 咲いてる~!咲いてる~」 小田原城お堀端の見事に咲き誇る桜並木に 八十路の足取りも俄然軽やかです。
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小田原城は戦国時代から江戸時代にかけて難攻不落の城として有名です。
「日本さくら名所100選」にも選ばれてはいますが、今年の
桜はご多分に漏れず、ここもすでに葉桜かと思いきや、、、
何と! お堀の水面ぎりぎりまで花枝を伸ばし爛漫と咲いているではありませんか!
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 幸運にも この日が丁度満開とあって、お堀の水面には未だひとひらの落花もありません。 
天守閣の城壁とお堀の石垣を背景に、薄ピンクの桜は 日本が世界に誇る景観です。

 諦めかけていた名所の満開の桜を愛でながら 八十路旅を満喫出来た幸せを しみじみ噛み締めながらのご報告でした。

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世界の椿展 in Shizuoka

 静岡ツバキ会(小川秀世会長)主催 第24回「世界の椿展」が静岡市葵区のアイセル21にて3月17・18日に開催されました。
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10時開場と聞いて10時10分に到着したときには すでに多くの愛好家で賑わっておりました。
知る人ぞ知る 「世界の椿展」は静岡市の早春の風物詩なのです。

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 今年は新たにビニールハウスで洋種ツバキを栽培する会員もあって 過去最も盛大な展示と云うことで、多くの愛好家が連日途切れること無く訪れていました。
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 約200種類にも及ぶ洋種の中でも 手のひらサイズもある「スワン・レイク 」や「フランク・ハウザー」(上の図)は特別目を惹きます。
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 今回初めての企画で イエローのカメリアコーナーが設置されているのも興味深く、黄金を意味する「ダロー・ネガ」「ジュリーズ・イエロー」「フラッシュ・フィールズ・イエロー」など珍しく 本邦初出展は必見です。

この日のために手塩にかけた見事な洋種ツバキがずらり、会場のあちこちから、感嘆の声が聞こえます。 5

 一見カーネーションかしらと思わせる華やかなカメリア

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 繊細で優雅な日本の椿の前に立つと、落ち着いた雰囲気が漂います。

この日に合わせて 最高の艶やかさに咲かせ保つご苦労のほどが窺われます。
 日本には、これほどの洋種ツバキ専門の展示会はほとんどありません。  
地元静岡市民が誇れる「世界の椿展」です。
同会には
海外の愛好家からも問い合わせも寄せられているそうです。
 いずれ劣らぬ逸品揃いに 繁々と見入っている人、スマホで撮影する人、一つ一つメモを執る人、栽培方法を熱心に質問される人など皆さんの関心度の高さも むべなるかなと思います。

 小川会長は「洋種ツバキの豪華さ、華やかさの魅力を多くの皆さんに知ってほしい」とにこやかに話されました。

 リストの「愛の夢」のBGMで、展示会場一巡をお楽しみ下さい。

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河津桜

 温暖な静岡に住みながら 高齢の為でしょうか? 今年の寒さほど身に堪えられない年はありませんでした。
それでも、旅の予定が近づいてくれば 心は弾んで参ります。

昨年秋 熱海の旅の宿で、予約した伊豆は伊東の溫泉を楽しむ日がやって来ました。

有り難いことに2月14・15日 この両日だけは珍しく晴天に恵まれ春先特有の少し強めの風はあるものの 日中は15度のポカポカ陽気、高齢者には有り難い旅日和となりました。
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 静岡発10時33分の各駅停車で 車窓の富士山を眺めながら12時丁度に熱海着、1番ホーム伊東線で熱海を10時24分発の「リゾート21」に乗り換え、オーシャンビューを楽しむ おしゃれな展望車両に陣取って いよいよ伊東へ向かいます。

 車中では 富裕層のR子さん差し入れのお弁当をひろげ、積もる話に花を咲かせながら相模湾を楽しみます。

 伊豆半島に最も近いだけあって、車窓にはっきり見えるのは伊豆大島でしょうっか? 海は穏やかです。
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 伊豆急沿線では、海上が良く晴れていれば車窓から伊豆七島が望めるそうですが、のたりのたりの春の海は天気は晴朗でも、微かに霞む七島に思いを巡らすのでした。

伊豆七島
大島(おおしま) 利島(としま) 鵜渡根島(うどねしま) 三宅島(みやけじま) 新島(にいじま) 式根島(しきねじま) 神津島(こうずじま)

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 車中ではランチを楽しみ いつもながら話題には事欠かず、あっという間に伊東駅に着きました。

夕食には金目鯛のお刺身やお煮付けに舌鼓を打ち、溫泉にゆっくり浸かりながら 明日は何処を目指しましょうか?と、いつもの予定は未定にして しばしば変更ありと言いながら、 折角此処まで来たのだからと、伊東を更に南下、「河津」の桜を見に行く事に決定しました。
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 今冬の厳しい寒さでお目当ての「河津さくら」の開花は遅れ気味と地元の噂を耳にしながらも、河津駅に着いた時の群衆には驚きました。
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 第28回河津桜まつりのお花見マップを手に、
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 河津駅から僅か5分で河津川が流れる川沿いの土手を延々と桜の並木が続いていますが、
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残念ながら桜は未だ2分咲きの初々しさでした。

 早咲きの桜 「河津桜」のピンクと白の美しいグラデーションにいち早く春を感じさせてくれるのです。

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 河津桜は、オオシマザクラと カンヒザクラによる種と推定され
、河津川堤防沿いの桜並木は 昭和50年ころから植栽が行われ 現在では河津町各地に約8000本が植栽されているそうです。
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 「河津桜物語」 河津町商工会青年部の説明板には、、
 昭和30年ころの2月のある日、田中地区に住む飯田勝美氏が、河津川沿いの豊泉橋上流で、冬枯れの雑草の中で芽吹いている約1メートルに育った桜の苗木を偶然見つけ、自宅の庭先に植えた事が始まりでした。
 10年後の昭和41年1月下旬、やっと花が咲き始め、同年4月飯田勝美氏は花が咲くのを見届けて永眠されました。
後に美しく咲く桜を見て 譲って欲しいと云う話しもありましたが、思い出の桜の為 手放さなかったのです。
当時飯田氏の屋号からこの桜は「小峰桜」と呼ばれ親しまれました。
 その後の調査で、これが新種の桜と判り、昭和49年に河津で生まれた桜であることから「河津桜」と命名されました。

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(河津桜の原木 上図は河津町公式HPから頂きました)

勝美氏の植えた桜は、「河津桜の原木」として、現在も飯田氏宅の庭にあります。 
樹齢約60年、樹高約10メートル、樹巾約10メートルです。

 今年は開花も遅れ、このブログアップの頃には満開が楽しめることでしょう。

 近年早咲きの桜として「河津桜」は全国的にも有名になり90万人を超す花見客で賑わうそうです。

 2月27日静岡新聞の朝刊に、ここ河津町の4キロに亘って約800本の河津川沿いの「河津桜」並木がやっと見頃を迎えたとありました。3月10日まで「河津桜まつり」が開催されております。

 *告白
 前回のブログは 風邪を引いてしまった記事でした。実は、今回の旅を楽しんでから 3日目の早朝に 喉の痛みを覚えたのが そもそもの風邪の始まりでした。
 原因として考えられることは、ホテル宿泊の夜中のこと、信じられない程の強風が吹き荒れ 、高層階の部屋の揺れや一晩中続いた激しい風の音で一睡も出来なかったのでした。
そんなわけで 出来るだけ体力を温存して帰宅したつもりでしたが、免疫力低下で 老体に相当なダメージを受けたのが原因としか考えられないのです。

充分な睡眠を執ることは、大事なことと、今更ながら思い知らされ反省しております。

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日本平梅まつり

 第21回日本平梅まつりが2月10・11日に静岡市清水区の日本平梅園や山頂周辺で開催されました。
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梅園入り口では、此処で採れた梅の「梅ジュース」がサービスされ 身も心もほっこり気分での観梅です。

 前回のブログでご紹介した 日本平山頂に今年秋の完成を目指して建設工事中の「展望施設」状況を見に行った2月3日には梅園の梅は未だ2~3分咲きでしたが、1週間も経てばこんな厳寒にも負けす丁度見頃となっていました。
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 約1000平方米の梅園には、白梅(南高など)、紅梅(錦光など)に加え蝋梅など、3種類350本が微かに芳香を放ち咲き揃っておりました。
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 紅白に張られた幕に お祭り気分も盛り上がり、メジロが花の蜜をついばみ一足早い春の到来です。
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 丁度この2日間は、前日までの厳しい寒さも少し治まり、日中の気温も15度の穏やかな晴天に恵まれて、微かに芳香を放つ園内を多くの観梅客は散策を楽しみ、小枝に吊り下げられた川柳を詠んだり、写真を撮ったりしながら、三寒四温を満喫しました。

道路を挟んだイベント広場
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 メインステージでは、マスコットの「シズラ」君のお出迎えに、少女らの可愛い歌声を聞きながら 清水区の食材をPRする「清水テラスカフェ」も開かれ祭り気分に、一足早い春を楽しむ光景も見られました。 

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日本平の展望施設

 今年の冬の寒さは数年ぶりの大寒波で、気象予報士の説明によると これも地球温暖化が影響されているらしい。
全国的に雪の降らないところが無いほど、ゲリラのような豪雪ぶりの報道に恐れおののくばかりです。
 豪雪地帯の方々には心よりお見舞い申し上げます。
毎日何度も報道される天気概況や予報に、春を待つ心がつのるばかりです。

 日本列島で雪の降らない処は 沖縄と静岡と言われるほど、私の棲む駿河路は、山沿いを除けば齢85歳の私が経験した積雪(2~3センチ)は2~3回ほど記憶にある程度です。

 それでも 寒い寒いと背中を丸くして かさむ暖房費を怖れながら 雪国の方には大変申し訳無いと、思っております。
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 2月3日(土) 好天に恵まれ、日頃の運動不足解消にと 思い立って路線バスを利用して、日本平山頂へ行ってまいりました。

 日本平は、静岡市駿河区と清水区の間 標高307メートルの丘陵地で 日本観光地100選、国の名勝地、県立自然公園に認定され、ここからの富士山の眺望は筆舌に尽くし難く、春先には梅、山頂までの九十九折れの桜ロードには茶畑あり、みかん畑有り、富士山を真下に駿河湾を遠く望めば、横たわる伊豆半島がくっきりと望め360度自然豊かです。
日本平ロープウエーで久能山に渡れば 国の重要文化財に指定された「久能山東照宮」があり、歴史のロマンに浸ることも出来 市民にとって自慢の名勝地なのです。

現在山頂では 「日本夜景遺産」に認定された日本平山頂の夜の魅力をアピールする施設工事が展開中です。
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(静岡新聞2018年1月14日掲載の日本平山頂展望施設完成予定図)

昨年秋ごろから初められた工事中の展望施設

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 白いフェンスに囲まれて工事は着々と進めれております。

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 吹き抜け鉄骨3階建て 正八角形の外観 2020年東京オリンピック・パラリンピック主会場の新国立競技場を手掛ける「隅健吾建築都市設計事務所」が設計されました。

 秋に完成予定の展望施設への なだらかなプロムナードはどんな風に仕上がるのでしょうか? 
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 この寒さの中よく出かけるねぇと、云われても私の心を動かしたのは、静岡県が今年の秋に完成を目標に整備している「日本平山頂シンボル施設」(総事業費9億5千万円) 日本平の夜の魅力をアピールする夜景観光の誘致促進を図る展望施設の建設進行状況を見たい思いからでした。

事業が取り掛かり始めた昨年秋には、傍らのサクラの主観も伐採されて「赤い靴」の像も隅に追いやられ寂しそうな存在でしたが、、

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 ご安心ください。 日本平の麓、静岡市清水区で生まれ「赤い靴を履いた女の子」の原点として建てられた 薄幸のきみちゃん母子の「赤い靴」像は健在で、今年の秋の展望施設完成時には 然るべきところに落ち着き 観光の一助になってくれると思います。

中天に浮かぶ富士山
条件さえ整えば こんな絶景も期待できる日本平山頂です。
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 (眼下に清水港 日本平絶景の富士山 昨年2月撮影)

 この日の日本平山頂は、風もなく穏やかな気温11度で、燦々と降り注ぐ太陽に ほっこり気分でしたが、お目当ての富士山は恥ずかしそうに雲間に霞んでおりました。

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