旅行・地域

日本平山頂より初秋の富士

 天気予報に依ると 9月上旬は雨や曇りマークが目立ち いよいよ秋雨前線が近づいて来たかと思われます。
9月に入ると同時に手のひらを返したように温度計も急転直下、爽やかな秋到来を骨身に感じました。
 今日は夕方まで天気は大丈夫! 
そうだ! 日本平へ行ってみよう!

 9月5日 新静岡バスターミナル5番乗り場 日本平ロプウエー行き9時25分発50分ほどで日本平山頂ロープウエーに到着。
 天気晴朗、ミ~ンミ~ンと蝉が夏を惜しむように鳴いております。

 いつものように展望台への石段を登っていくと、けたたましいブルドーザーの音がします。 
新たに360度一望できる展望台の建設準備らしい。


春に訪れた時の 山頂にある満開のカワヅザクラを背景に「赤い靴を履いてた女の子」の母子像は、観光客にも地元の人にも親しまれております。
横浜の波止場から遠い国に行ったはずの赤い靴の女の子の事がどうして此処に?

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異人さんに連れられて横浜の波止場から船に乗ってアメリカに渡ったと云われている 日本平麓の清水区宮加三で生まれ育った赤い靴を履いた女の子「岩崎きみちゃん」は実は、病のために、、、

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 上の図3点は今年春 満開の桜の時季の撮影です。 

 おや? 母子像周辺が初秋とは言えどうも様子が違うのです。

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 春に先駆けてカワヅザクラが「赤い靴」母子像を守るように見事に咲いていた筈の様子が 初秋の景と云ってもどうも寂しいのです。

よくよく見れば、形良く伸びた桜の主幹がスパッと切り取られているではありませんか! 無残な姿です。

途切れもなく唸りを上げるブルドーザーの大音量に聞き取りにくく
 「展望台新設優先のために 桜の木が犠牲になってしまった! 折角形の良い桜の幹を無残にも切ってしまうなんて! 何ということをしてくれたんだ!」
傍らの地元のお年寄りが しきりに嘆いていらっしゃいました。 

「午後になると あの棚引く雲が次第に富士山を覆ってしまうんだ!良い時に来たね」と ご老人。
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 富士山を仰ぐには午前中が良いらしい。
 

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十団子

 JR静岡駅北口バス乗り場、国道藤枝線 四十分ほどで「宇津ノ谷入り口」(以前 明治トンネル撮影の時にも下車しました)バス停に到着します。
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 国道1号線の大動脈に横たわる長い歩道
橋を渡リ 山ふところへ向かって数分も歩けば、この時季にはカナカナカナ~とひぐらし蝉の谺に涼気を覚えます。 
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この先には旧東海道峠登り口のある宇津ノ谷集落があります。
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静岡市駿河区宇津ノ谷集落には、知る人ぞ知る 秀吉から「羽織」
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(上画像はネットよりお借りしました)


を拝領された「お羽織屋」など十数件の古い家並みの中ほどの
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路地を入り 
朱色の欄干の橋を渡ると「十団子(とうだんご)」で知られる曹洞宗 慶龍寺があります。
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  弘法大師の作と言われる延命地蔵尊、十一面観音菩薩がご本尊として祀られ、毎年八月二十三・二十四日には縁日で賑わいます。
慶龍寺境内にでんと腰を据えた苔むした石碑をよく見ると

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 「十団子も小粒になりぬ秋の風」 有名な森川許六の句碑です。
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 秋風吹く旅すがら 
軒先に魔除けとして吊るされている「十団子」をみて ただでさえ小さいのに冷たい秋風が吹いて一層小粒になったと許六が詠み 芭蕉も絶賛した句と言われます。

 「十団子」を知らない方がたは、みたらし団子か三色団子か?はたまた? 想像をめぐらしているとか。

 * 慶龍寺縁日で売られている「十団子(とうだんご)」の由来は

 昔、宇津ノ谷峠に旅人を喰う鬼が現れ、在原業平の祈願に依り、地蔵菩薩が旅僧に姿を変えて、鬼と対決しました。
旅僧が、人間に化けた鬼に「正体を現せ!」と云うと 大鬼に変身したので、「小さくなれるか!」と云うと鬼は小さな玉となって、旅僧の掌に乗りました。旅僧は持っていた杖でその玉を十粒に砕いて飲み込みました。
それ以来鬼の災いが無くなり、道中守護の為に「十団子」が作られるようになったと言われます。
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 白い餅を直径五ミリほどに丸め 十粒ずつ幾重にも数珠つなぎした魔除けの「十団子」は 昔は保存食でもあったそうですが、今では魔除けとして軒に吊り下げるのです。

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超ドSフェスタしずおかへ 

えっ?  超ドSって?   ドSってどう言う意味? 
首をひねったのは私だけなのでしょうか?

超はより優れた、ドは強めの助詞、Sは静岡県人と、勝手に解釈してみました。
強烈な
表現ですねぇ! 
しずおかを元気づける夏まつりらしい。
 ド高齢者の私は参加できるのでしょうか? 
とにかく行ってみましょう。

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 沖縄が返還された1972年に「ふるさと再生発見」を謳って 1999年まで28回を重ねた「フェスタ静岡」が閉幕され 18年ぶりに静岡市で復活する夏祭りイベントが 2017年8月18日から3日間 静岡市葵区の駿府城公園で開催されたのが 「超ドSフェスタしずおか」です。

 あれから18年も経っていたなんて! 
    月日の経つのは早いものです!
 あの「フェスタ静岡」(静岡新聞社・静岡放送主催、静岡市特別後援)が より魅力的に 日頃おとなしい静岡県民に 「もっと動こう! もっと楽しもう! しずおか人よ!」と ド活を入れての再開です。

ひゃ~! やっぱり子供連れや、若い人ばかり~!
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 30度を超す蒸し暑い駿府城公園内では

野外ライブを繰り広げる「ミュージック」、駿府城への理解を深める「カルチャー」、カレーの名店が出店する「フード」の3部門を中心に色々な企画が展開された3日間でした。
 

、、でした。と言っても主な催しを覗けば、人気歌手や若手アーティストに依る歌謡ショーなど 野外音楽ステージが繰り広げられたり、若者に人気のカレーのワールドカップ人気投票など 熱気ムンムン大混雑の園内では高齢の私など立ち入る場はないようです。
ところが、

有りました有りました。舟で楽しむ駿府城です。
身長100センチ以上なら もちろん無料の整理券での乗舟です。

遠い昔の懐かしい中堀の風景が蘇っています。
50年前の高度成長期先駆けの風景が蘇っているのです。
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 巽櫓(たつみやぐら)と坤櫓(ひつじさるやぐら)を結ぶ 乗り合い和舟(葵舟)や 50年ぶりに復活の手漕ぎボート(葵ボートの)が ゆらりゆらりと中堀にお目見えするということですが、私は乗舟よりも撮影を楽しんで参りました。
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 東御門橋の元の乗舟場は、すでに長蛇の列です。
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 中堀を観光資源として生かそうと活動する市民グループ「駿府城中堀めぐり舟実行委員会」が中心となり、事業を進めています。

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和船 「葵舟」は身長100センチ以上 定員6名
道行く人は珍しそうに涼し気な舟遊びを眺めております。

ゆら~りゆらりと、30分の遊覧を楽しんだ乗舟者は静岡の街を そして石垣に見る歴史に 新たな発見があったでしょか?

1917年に製造された歴史ある舟(葵舟)は、東御門橋を起点に巽櫓(たつみやぐら)から坤櫓(ひつじさるやぐら)までの中堀を約30分の景色を楽しむのです。
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 例え撮影だけでも 蒸し暑さも忘れて こんな粋なフェスタに 高齢の私も参加できたのです。
3日間で述べ20万人が楽しみ まつりは大成功だったそうです。

 「超ドS」のスローガンはこれでおわらせてはなりません。
願わくは
これを機会に「葵舟で中堀遊覧」観光企画を。

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蓮華寺池公園の蓮の花

 東海道の宿場町として、品川からかぞえて二十二番目にあたる藤枝宿は、問屋場の宿場駅、田中城の城下町として栄えてきました。

下のタイル絵は、JR東海道線新蒲原駅玄関前の路上に嵌め込められた「東海道五拾三次」の一枚です。
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 藤枝市 旧東海道は今では商店街になっております。
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 静岡県藤枝市のほぼ中心地にある 四季を通じて市民の憩いの場所と成っている「蓮華寺池公園」は、東京ドーム約六個分もあり、周囲千五百メートルの池を中心に 梅、椿、桜、シャクヤク、藤、つつじ、蓮など四季の花々を楽しめむことができます。 
中でも私は「藤」と「蓮」が咲く頃が好きでよくここを訪れます。

 「蓮華寺池」は、慶長十八年(1613年)に灌漑用水として村人総出で掘った人工池として田畑や生活用水に貴重な水資源となりました。

近くにお住まいだった藤枝出身の今は亡き作家小川国夫さんも この池の周辺をこよなく愛され、下駄履きでよく散策されたそうです。

 「暑いのによく出かけるわねぇ」と呆れられながら、待ちに待った梅雨が明けた7月19日の午後 しずてつ路線バス「藤枝駅行き」で約一時間ほどかけて 蓮の花を見に行って参りました。
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ぱっと咲く蓮の開花は早朝と云いますが、距離的には無理なこと、炎暑のこの時季は片陰を選んで参ります。
蓮の花を愛でながら 蓮特有の香放つ池の周辺を散策することがこの時季の私の楽しみの一つです。
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 七月に入って咲き始め、まだまだ蕾も多く見られますが
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 もはや花片も散って如雨露(じょうろ)の口のような蜂の巣の形状もあちこちに見られます。
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 やがて 種子の詰まった蜂巣も褐色に変わり 秋が次第に訪れるのです。 
 蓮は蓮(はちす)とも呼ばれます。  
なるほどね。

付記
冒頭の東海道五十三次タイル絵は、JR東海道線「新蒲原駅」玄関前の歩道にはめ込まれております。
 五十三枚の絵タイルを一枚一枚撮影した画像をムービープロジェクトした動画です。 
お楽しみください。
 

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花パークフィオーレ小淵沢のカサブランカ

 しずてつオリジナル企画「花を巡る」8月の旅は、山梨県北杜市「花パークフィオーレ小淵沢」 ひまわりとカサブランカの花畑散策日帰りバス旅でした。

 8月5日は、迷走豪雨長寿台風5号の進路予想報道を気にしながら、蒸し暑さを覚悟しての出発でした。
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 新清水ICから国道52号線を六郷ICへの道すがら山間に見え隠れする富士山もすっかり夏の姿です。
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 増穂PAから双葉JCT~中央道~小淵沢ICへと途中休憩を挟みながら小淵沢の花パークフィオーレには11時50分に到着しました。
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 山梨県北杜市の「花パークフィオーレ小淵沢」は、標高1000m 富士山、南アルプス、八ヶ岳の大パノラマを望みながら、四季折々の花が咲き誇る公園といわれ、16ヘクタールもある広大な丘陵地帯には幾種類もの宿根草が四季を彩り 当初第3セクターが運営していたものを余りの広さに運営困難となり、北杜市が買い取り無料で開放されたと言われます。

 広いお花畑散策の前に 先ずはランチタイムを楽しみます。

地元で採れた 野菜スパイスカレー・トマトカレー、地鶏、牛・豚肉をふんだんに取り入れた若向きも良し。
何より珍しい新種5色のミニキャロット、彩り良いズッキーニや宝石のような色とりどりのミニトマト、歯応えも甘味も自慢のトウモロコシなど 思わずカシャット撮影してしまいました。 
野菜そのものの素朴な美味しさを お好みのドレッシングでどうぞ!

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 ここは知る人ぞ知る地産地消 地元で採れた野菜をふんだんに取り入れた自然食品自慢のバイキング形式の昼食です。
外界の蒸し暑さも忘れ レストランを吹き抜ける心地よい高原の涼風に食欲も増進! 
自然界の贈り物を存分にいただきました。

 実は はじめて訪れる「花パークフィオーレ」を事前にインターネットで調べて見れば 16ヘクタールもの広大な台地の花パークについての評判は 例えば、花パークと言っても花が無かったとか、荒涼とした台地だったとか、余り芳しいものではありませんでした。
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 という事で、当初個人的には大した期待もなく参加した今回の旅でしたが、整列するコキアの道の先には色とりどりの宿根草が美しく咲き乱れているではありませんか! 
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 私の開いたインターネットには一言も触れていなかった咲き始めた「カサブランカ」の見事な光景を目の前に一同思わず、、、
  「わぁ~! 素晴らしい~!」 感嘆の声! 
 

 ご覧ください! カサブランカの群生を! 中空の白亜の世界を!
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 純白な大輪の花を咲かせ 華やかで気品があり、ユリの女王とも呼ばれる『カサブランカ』 は、オランダで作られて世界的なブームに乗って日本でも結婚式などに華麗に彩られ 高価な花として珍重されています。

 「花のない花パーク」だなんて悪口を叩いたのは誰ですか?
見渡す限り咲き誇る純白の大輪『カサブランカ』の群生です。
 しばらくは呆然と立ち尽くしてしまいました。

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辺り一面上品な芳しい香りを放ち 正に花王国のプリンセスです。
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 甲府盆地を眼下に 中空のカサブランカのお花畑は「花パークフィオーレ」の今正に主役を演じています。
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 因みに、もう一つ夏の主役の筈のヒマワリはこれからのようです。

 

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石和温泉と桃の旅

 今年三月 甲斐路石和温泉の旅で花桃の里を訪れた私たちは 余りの見事さに桃が熟れる頃には必ずまた来ましょうねと 同じメンバーで七月二十四日から二泊三日にかけて 甲州街道は石和温泉と桃の里を再び訪れました。

 甲府までの身延線三時間あまりの車中、お定まりのオシャベリをしながら、私
「実は六月に楽しんだサクランボ農園の芳果園さんから 昨日恵送された桃が もぎたて新鮮で 殊の外美味しかったの!」と 話したその時、「親戚縁者友人には そんな桃を送りたかったの~!」と誰もが認める富裕層の〇子さんの真剣な口ぶりです。
即 先方さまのご意向も聞かぬまま満場一致で急遽「芳果園」さんに変更して翌日訪れることにしました。 

「芳果園」さんへは、六月のさくらんぼ狩りに 観光バスで訪れたものの、行先道程は皆目知らぬ存ぜぬ プライベートの高齢の身、 さて? 無事に辿り着くことができるのかしら?
あれこれ思案の挙句 ホテルのフロントで調べていただくことに致しました。

 武田信玄ゆかりの山梨甲斐路に「美肌の湯」と謳われる 甲府盆地のほぼ中央にある石和温泉は、五十年余り前のある日、ぶどう畑から忽然と湧き出た湯が、近くの川に流れ出し 自然に出来た「青空溫泉」から始まったそうです。
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宿は、ワイン風呂や美肌溫泉と 伝統を誇るシェフ自慢の食事もさることながら、
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四阿でくつろぐ足湯や  四季を彩る自然豊かな広い日本庭園も自慢です。
夜は 私達の泊まる ホテル最上階七階の窓から「笛吹川花火大会」の花火も居ながらにして楽しめたのも偶然でした。

 桃園訪問は 当初の笛吹市から南アルプス市へと突如変更となった「芳果園」さんの所在は、ホテルフロントさんに調べて頂き、先方さまへ突然の連絡をとって翌朝 中央線石和温泉駅10時17分発 小淵沢行きで10時29分竜王駅に着きました。
 厚かましくも お迎えいただいた車で走ること20分。

甲府盆地大平野にさしかかると 桃の香りがしてきました。
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 見渡す限り驚くほど広大な桃園に着きました。
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六月のさくらんぼ狩りに訪れた時に撮影した隣接のぶどう棚の青ぶどうも 今は袋の中で順調に育っています。

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 小野家初代が戦国時代にこの地を開拓され 当初は綿花の栽培から始められ サクランボ、桃、葡萄を育て 地元でも由緒ある18代目の「芳果園」として 
未来へ継承するご繁栄ぶりが窺えます。
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 その名の通り芳しい香りが桃畑一帯に微かに漂い 程よく熟れ輝く大きな桃たちが私達を迎えてくれました。
日照時間が全国一永く 水はけも良く 果物の生育に適した土壌に恵まれた南アルプス市は正にフルーツ王国です。

 突然の訪問にもかかわらず 園主の小野さんは ご多忙の中 これが○種、これが何種と次々差し出される試食は 軟らかく滴る果汁の甘さもさることながら、もぎ取ったばかりの硬めな桃は 皮も剥かずにコリコリと 地元流に香りと共に戴く甘い食感もたまらない!

 親戚縁者、友人知人への発送を依頼し 受け取ってくださる先方さまの笑顔を想像しながら 私たちは至福の一時を満喫したのでした。

 「芳果園」小野さんご夫妻 遠路の送迎 お土産まで頂き心温まるおもてなしありがとうございました。

 

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方広寺半僧坊拝観とらかん坂

 月々のしずてつオリジナ企画「花を巡る旅」7月は、静岡県浜松市 奥山の臨済宗大本山方広寺半僧坊拝観と昼食は精進料理がメインの旅でした。
梅雨末期でありながら、8日は真夏の太陽ギンギラギンの中を奥山高原の紫陽花を愛でながら11時半には方広寺に到着しました。

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海抜313mの小高い奥山 方広寺三重塔を見下ろす辺りでバスを降り、「直虎ゆかりの、、」「方広寺・半僧坊」の幟がはためく坂道を下りつつ 
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 60ヘクタールの境内に本堂、半僧坊神殿、
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三重塔など60余棟の伽藍の広大で荘厳な名刹が目の前に現れ感嘆の声が上がりました。

 本堂は、明治33年から大正7年にかけて竣工されたもので、間口32m、奥行き27mの東海屈指の建物です。
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本堂中央の大きな扁額「深奥山(じんのうざん)」は 禅を修行された幕末・明治の政治家 山岡鉄舟の書です。

 『半僧坊』
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方広寺は俗称「半僧坊」といいますが、開山された無文元選が中国各地を巡拝して帰国の東シナ海で難破の危機に遭われ、半僧坊のお力で海難を免れたと言う故事に因んで、諸願成就の祈願所として全国各地から多くの人々が「半僧坊さん」と慕い参詣するのです。
半僧坊は、方広寺の鎮守さまです。

【方広寺所蔵 木喰仏3体】
 
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 国重要文化財の釈迦三尊がご本尊です。
お参りのあと、私個人的に目を引いたのが、またもや出会った三体の「木喰仏」です。
木喰上人83歳の時に彫られたと言いますから、先日ご紹介した静岡市泉秀寺所蔵2体の木喰仏さまと同年の作とは、驚きです。

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また、工匠 岩五郎作の一木彫「昇り龍、降り龍」も一見の価値があります。


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 広い本堂の中を順路に従っての回廊の窓越しに 五百羅漢さまが点在して拝観者を和ませます。

「五百羅漢」はお釈迦様が亡くなった後、経典編集に五百人の仏弟子が集まった事に由来するそうです。


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 拝観後の昼食は、「食事五観」を唱和して、精進料理に舌鼓を打ちました。

 旅の企画者のお取り計らいで、私達年配者を考慮して帰路は舗装された なだらの坂の参道を森林浴を楽しみながら、山の斜面のあちこちに安置されている五百羅漢さまを探しながらのゆったり下山です。
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五百羅漢さまの中には誰かに似た方がきっといらっしゃいます。


 境内各所や半蔵杉が聳えるらかんの坂道を下りながら点在する五百羅漢さまにお逢いするのも、半僧坊さんの見どころでもあります。

 数々の画像をムビーにプロジェクトしました。
ごゆっくりご覧ください。

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さくらんぼ狩り

 花を巡る6月のバス旅は、花より団子ならぬ 花よりサクランボを小鳥のようについばむ嬉しい旅でした。

 6月10日8時半 静岡駅南口を出発して、清水PAで小休憩、新清水IC→52号線→六郷IC→増穂PA小休憩、白根ICより南アルプス市のJAこま野(300軒のサクランボ農園)お奬めのサクランボ農園「芳果園」さんに到着したのが11時半でした。

連山にかこまれ 日照時間が永い山梨県は フルーツ王国といわれ、特に「ぶどう」「もも」「すもも」は国内最大の生産量を誇っているそうですが、近年「サクランボ」も山形県に次ぐ生産量となり 自慢の一つに加わりました。
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 サクランボハウスが林立する南アルプス市は、土地が涸れ地で常に水はけが良く、むしろ水分が足りない状態で 甘味が凝縮されて美味と言われ 雨や小鳥の被害から大掛かりで頑丈なハウスの中で大事に育てられているのです。

バスが到着すると 「芳果園」サクランボ農家さん総出のお出迎えです。
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 さくらんぼ狩り経験者も初心者もワクワクしながら 広い園内を三々五々 思い思いの樹の下で小鳥のようについばむのです。
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 中には 八十路媼の勇猛果敢に? 脚立にしがみついて摘み取る微笑ましい光景もあちこちに見られます。
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 甘味と酸味のバランス良い「佐藤錦」「紅秀峰」が一番の食べごろで 私たちは木々を巡り摘んでは口にいれ、思う存分楽しみました。
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 こんな大きなサクランボの木 十数本がハウスの中にあるのですから 私たちには想像以上の驚きの光景です。

 サクランボは、花を愛でる染井吉野や カワヅザクラとは異なる品種です。 
 サクランボの木という木は無く、「桜桃」 西洋実桜の事です。
広辞苑で調べていると「ユスラウメ」とか「シナミザクラ」の別名もあることも知りました。
Se737_2(サクランボの花 左図はネットよりお借りしました)

白い花が枝にびっしり咲くそうで、花の季節もさぞ美しいと 想像しながら予想以上の大樹に圧倒されてしまいます。
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見た目 しとやか?で か弱そうな?私達のために 「芳果園」さんの方が率先して脚立に乗り 摘んでは「ほいほいほい」と渡してくれる 親しみある優しさにも大満足の私達でした。
現地から親戚縁者へ送る人、お土産に、自分用に、大わらわの盛況ぶりです。
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 周辺にある びっしり鈴なりの青ぶどう棚や桃畑は、葉漏れの陽射しも鮮やかです。
 やがて訪れる桃や葡萄の季節が今から楽しみですね。

  正に山梨県はフルーツ王国です。

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十国峠全景リベンジしたものの、、

 この春「老舗溫泉旅館4月28日リニューアル新規オープン!!」と大々的にテレビのコマーシャルを連日賑わしていた熱海伊豆山のSホテルの予約がやっととれて、5月末に楽しんできました。
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 Sホテル前身のS温泉旅館時代の館内は大幅にリニューアルされてはいたものの贅沢な昔の様相も垣間見られ、私達の部屋からは相模灘が一望出来る絶景や、新しい畳の良い香りに心ほどける癒やしの一夜となりました。
 オープン記念特別メニューの国産黒毛和牛の焼き立てステーキ・金目鯛のお刺し身やお煮付け地元の野菜は流石に絶品!
私たちは歳甲斐もなく良く食べ、積もる話に華を咲かせ、余生の良き友との交流と旅に感謝し心地よい眠りにつきました。

 翌朝目覚めれば、朝日を映す燦めく相模灘に、今日こそ十国峠からの富士山と遥か彼方の十国全景眺望リベンジを私たちは確信したのです。
と言うのは、昨年6月に目指した十国峠の突然湧き立つ1メートル先も見えない夏の霧襖に残念無念の下山を余儀なくされたからです。
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このお天気で今年は大丈夫ね!と 太鼓判を押して
 熱海駅前から伊豆箱根バスチケット「十国峠絶景富士山乗り降り自由にケブルカー乗車券付き」 ¥1200也でのお楽しみです。

十国峠登り口までの九十九折(葛折 つづらおり)のバスの車窓からは新緑に初夏の陽射しが眩くて私たちはルンルン気分でした。
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ところが何ということでしょう。 
外界では日焼けを心配するほどのカンカン照りが、バスが十国峠登り口に到着した頃には 次第に霞がかって来るではありませんか! おまけに肌寒く 山の天気は○○○心なのでしょうか!

十国峠から見える十の国
信濃(長野県) 甲斐(山梨県) 武蔵(埼玉県) 下総(千葉県) 上総(千葉県) 安房(千葉県) 遠江(静岡県) 駿河(静岡県) 伊豆(静岡県) 相模(神奈川県)  のはずが、、、
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 あァ無情! 
またもや相模の一部が幽かに見えるだけではありませんか!
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 山の天気は移ろいやすい。
次回は霊峰富士全貌 世界の宝を是非見せてネ とお願い地蔵さまに祈りを捧げました。

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秩父宮記念公園へ

静岡県御殿場市にある「秩父宮記念公園」は
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 「日本歴史公園100選」 「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれた皇室ゆかりの公園です。

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園内に一歩足を踏み入れると、いきなり鬱蒼と茂るヒノキ林の木漏れ日に咲くシャガの群生に迎えられ五月の爽やかさを覚えます。
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 碁盤の目のように整然と立ち並ぶヒノキ林は実に壮観です。
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 「秩父宮記念公園」は 昭和16年8月から約10年間 昭和天皇の弟君 秩父宮両殿下が実際にお住まいになられた別邸を、勢津子妃殿下が平成7年8月に亡くなられた際のご遺言により、御殿場市に遺贈され、園内を整備し平成15年4月に開園されました。

 緊張感をほぐしてくれる花壇
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しだれ桜の後、庭園中央辺りを彩る花蘇芳(はなずおう)
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18000坪(東京ドーム1,5倍)標高500メートルの庭園は、両殿下が愛された山野草をはじめ四季の花が楽しめるということで、「山のホテル」庭園のつつじ鑑賞の後訪れました。
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ロックガーデンには 富士山や箱根地方の山野草の絶滅を怖れて植えられた200種以上の山野草が生育されています。

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 森のエントランスからロックガーデンへの庭内には 当時放し飼いにされた家畜たちに餌の時間を伝える鐘や、
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 秩父宮様はじめ、多くの皇族方が陶芸を楽しまれた「三峰窯」、
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 御殿場市指定文化財となった 亨保8年(1723年)築280年の茅葺きの母屋は昔を今に物語っております。
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 記念館では秩父宮家の遺贈されたゆかりの品々や当時のお住いの様子が拝見できました。
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 何より印象深く拝見できたのが昭和天皇から贈られた登山姿の秩父宮殿下の銅像です。
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 彫刻家の朝倉文夫氏作のこの銅像は 富士山に向けて設置されていました。
 在りし日の秩父宮様を偲ぶにふさわしい傑作です。

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