文化・芸術

しずおか連詩の会

 1999年から毎年開催されている「しずおか連詩の会」創作発表(県文化財団、県主催、静岡新聞社・静岡放送共催)を拝聴してまいりました。
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一昨年は三島市、昨年は浜松市での開催を経て、第17回目の今年の創作発表3年ぶりの静岡市は 11月20日(日)グランシップ11階会議ホール・風で開催されました。

 昨年までは静岡新聞に掲載された作品を拝見しておりましたが、今年は 私には難しい詩の世界!と懸念しながら思い切っての拝聴です。

 感性・個性豊かな言葉の達人4人が集い 3日間かけて5行と3行の短い詩をリレーのように連ねながら共同創作していく現代詩です。
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 私は詩を読むことも、自分で詩を作る能力もないにも関わらず、今回は3人の詩人に 創作連詩には珍しいと言われる俳人が加わるという関心もあって、私にはとてつもない敷居の高い創作連詩を拝聴する機会を得ました。
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 4人が同じ空間・同じ時間の中で共有する場所で、研ぎ澄まされたビビットな描写表現を突く大胆な発想の転換で、五七五七七、五七五の詩を互いに作り送って 全32編の「風の千層」を生き生きと そして静かな余韻を持って完結され 場を共有して詩を作る一種の格闘技の様な緊張感と 発想過程の楽しさなどのトークを混じえながらの創作発表でした。 

 地元静岡県浜松市出身の俳人高柳克弘氏は、誇らしい気持ちで静岡の風光を自慢し、連詩に挟む諧謔と言うか可笑しみある独特の俳句を取り入れた新鮮さは私にとって興味深いものがありました
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 桜井洋子アナウンサー(NHKの元エグゼクティブアナウンサー 嘱託職)の司会でいよいよ創作発表が始まります。

「日は海中より現れて、、、 可視にゆらめく風の千層、、、」と創作の始まりを務めた暁方ミセイさんが晴れ晴れとした心境を俳人高柳克弘氏に絆ぎ 宇宙の広がりを高貝弘也氏が謳い紡ぎ、交錯する詩人の胸中を野村喜和夫氏が謳い上げて2巡目へバトンタッチ。
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 創作中 折しも68年ぶりのウルトラスーパームーン現象や、創作3日目 雨上がりの小春日に大きな二重の虹もかかり、華やかな自然現象描写のリレー、静岡の誇り富士山、駿河湾に一層の華を添えるなど 広大な宇宙空間を編み 最後尾を結ぶ高貝弘也氏が
「光る軒先で雀らが転げている 天気雨が降ってきた あなたはもうすぐ帰ってくる」と明るい未来につないで 2016年のしずおか連詩32編「風の千層」の巻が完結したのです。

 会場ホールには、100人ほどの来場者が言葉の絵巻を味わいました。

 三島市出身の詩人大岡信氏を中心に始まった 「しずおか連詩の会」。
今年は暁方ミセイ、高柳克弘、高貝弘也、野村喜和夫の先生方に依って創作された、静岡県が世界に誇る文芸です。

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芹澤銈介生誕120年記念展

  静岡市を愛した徳川家康公の顕彰四百年記念に当たる昨年平成27年は、私達街の誉れ、染色家で人間国宝 芹澤銈介(1895~1984)の生誕120年でもあります。
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 芹澤銈介は、明治28年現在の静岡市葵区本通に生まれました。
   (
28は私にとって珠玉の数字です)
私の祖母(1886~1964)が10歳の頃 呉服商大石角次郎さんの次男 銈介坊ちゃまをおんぶして遊んだと云う、半世紀前に祖母から直接聞いた逸話 今も鮮明に思い出されます。
以来 芹澤銈介芸術に魅せられ続けております。

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 折しも静岡市美術館で開催中の 芹澤銈介生誕120年記念 「しあわせの色 たのしい模様」展に行って参りました。
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 JR静岡駅より地下道コンコースには大きく人目を引く看板や 葵タワー3階にある静岡市美術館へのエレベーターの扉に描かれた芹澤銈介ワールドに心が逸ります。

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明るく広いロビーには シンプルな展示会の垂れ幕。
着物やのれん、カーテン、うちわ、装丁本、マッチ箱のラベル、お品書き、包装紙、等々、あらゆるものや文字を模様にして心を楽しませ、幸せにする約500
点を超える膨大な展示作品は圧巻です。
 残念ながら撮影禁止です。

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 ということで、今年我が家の壁を飾る 28年前に求めた芹澤銈介の 昭和63年の和紙型絵染のカレンダーをご覧戴きましょう。

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 1988年(昭和63年)の厚手和紙の畳紙には 細部までデザインにこだわり、色彩豊かな12枚の和紙のカレンダー(28c×38c)が収まっております。
1988年は今から28年前のカレンダーです。
つまり 
28年前のカレンダーが今年も活用出来るのです!

ちなみに 下図は会場売店で求めた2016年の卓上カレンダーを並べてみました。 今年は4年に1度の閏年です。(注2月)
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  静岡市美術館での開催は 1月11日までですが、静岡市駿河区の 静岡市立芹澤銈介美術館は、3月13日(日)まで開催されております。

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俳句 「逢 四人展」

  「逢  四人展」拝観ご報告の前に 静岡を代表する俳人熊谷静石・愛子さんご夫妻の略歴をご案内いたします。
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   上図は 熊谷静石氏略歴一覧
 医師でもあり静岡を代表する俳人でもあった熊谷静石(1920~2000)さんと手を取り合って おしどり俳人と愛称され 静岡県の俳句界を先導され俳誌「逢」主宰熊谷愛子(1923~    )さん
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 2011年(平成23年) 主宰米寿を機に25余年に亘る主宰誌「逢」
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の終刊を告げられて早や4年が経ちました。
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 年が明けて早々 お二方を含む 静岡市在住の気鋭の俳人 谷川昇さん(同人誌アネモネ主宰)、俳人、書家でもある最古参の仲田藤車さんの 『時代をつなぐ俳人 逢四人展』が 静岡市葵区の県教育会館で開催されました。
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 会場は静岡の中心街 セノバ近く、県教育会館1階ロビー、新春の光りを受けた明るい会場に一歩足を踏み入れればそこは 俳諧の世界です。
いきなり眼に飛び込んできた俳句は、静石さんの夫婦愛の句にほっこり。
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  手が触れて妻が踊の輪にゐたり   静石
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  松の芯巌打つ涛に揺れどほし     藤車
  落葉焚く元小町てふおばばさま    愛
  小さき恋得るごとアネモネ抱え歩く  昇
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珍しい掛川名産の葛布に書かれた額入り俳句に眼一点集中!
  秋高し隠岐の突き牛名は怒涛    藤車
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  珈琲のむ冬木の見える席が好きで    昇
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  蛍一つ母より父の国へゆく       静石
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  ほうたるよせつせつ水も炎なす    愛子
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  風の盆以来の秋の扇かな       藤車
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  農具など暗くて燕いねゐたし       羽公
  海の陽の空地に彼等の過剰なドリル  兜太
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貴重な 百合山羽公・松崎鉄之助・加藤楸邨・金子兜太・野呂春眠他 有名俳人を掲げた 額入り名句を拝見する事もできました。

  初夢の泪ひとつぶ母のため      寒甫
  音たてて雪渓解けてゐたりけり    鉄之助
  秋燕やめざめて人ハ事多き      楸邨
  もず激し雲に錐もむごと鳴ける     
  ゆく春やこけしの胴の花の色      仰子
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  梅苑は慈悲のふところ人睦む      愛
  美貌なる冬のいちごを貰ひけり     昇
  だきあげしさくら一枝みどりごよ    愛子
  霜柱背骨が音を立てて来る       佳以
  冬晴れのらせん階段錆締まる  佳以
  唐突に伊勢海老が鳴く遠い空     佳以
  生かれて命のありて冬至粥      和子
  教会の裏手や石蕗の花明かり     文明
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   「アネモネの会」は 谷川昇氏主宰
  花葵きつねのむすめ通りけり      昇
  小春なぎ港湾モネの光の底       治
  夕冷の吊橋返す寸又峡         ます枝
  吊し柿したゝる色となりにけり      彰子
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  寒梅や婆と白猫飴を売る  
  熊野路や地下足袋あとに冬すみれ   百合子
  新しき道吉野梅のところまで       
  若き慶喜冬の裾野を駈けし武具     喜美
  燃えつきし月下美人の夢の朝       喜美
  尻を天にそ知らぬ顔のかりんの実   黙善子
  冬ざくら別れし人は尚近く         敦子
  年酒酌む子の席むかし夫の席      敦子
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  石蕗のむかしむかしの艶ばな志     静石
  胸にちひろの少女生きゐて半夏生    愛子
  杜若水は流れて日本海           静石
  葉生姜をゆさぶってゐる雨少女      愛子
  「逢」二十歳菊月のこのときめきハ     愛
  全身を雨の花野に托しけり         愛子
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  縊死もよし花束で打つ友の肩      遼      
  冬帽子かぶればいつも向ひ風       藤車
  味噌田楽しづおかべんもまろまろと    愛
  漂白のいつか桜の色を帯び
  紅梅が眼に入り遠く来てしまふ      藤車
  楸邨忌日本中の猫集まれ         藤車
  白梅に雨も泊りも一夜きり         藤車
  極月の怒涛肴に鬼ころし          藤車
以上の俳句には作者不詳がございます ご容赦ください。
 お許しを得て撮り溜めた画像をムービープロジェクトに編集してみました。
  
 謹告 
 谷川 昇氏(たにかわ のぼる=俳人、「文芸フォーラム静岡」代表 
本名 金原正雄=きんぱらまさお)氏は、平成27年1月23日 胃がんのため県立総合病院で死去されました。79歳。(浜松市出身)自宅は静岡市駿河区。
谷川氏は、「文芸フォーラム静岡」代表世話人を 1996年の発会以来務められ来年は20年を迎える矢先でした。 
俳誌「アネモネ」主宰。1989年に県文化奨励賞、2013年に県現代俳句大賞を受賞されました。

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「富岳3776景」へ応募しましょう

 富士山が世界文化遺産に登録されたのが昨年2013年6月22日のことでした。
カンボジアのプノンペンで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会で 日本では奈良の法隆寺地域の仏教建造物や兵庫の白鷺城とも呼ばれる姫路城の登録から始まって、信仰対象と芸術の源泉として 富士山が13番目の世界文化遺産に登録されました。

日本国民は勿論、静岡県・山梨県地元の私たちの喜びと共に 維持管理の責任を改めて痛感したのでございます。

 登録されて1年を迎えるにあたって、富士山をオープンデータとして 世界中の人に利用出来るようにと、登録1周年を記念して 夫々の想いを込めた富士山の画像3776景の募集が今年1月からはじまりました。

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 と云っても所詮 優れた画像でなければ、、と 写真は素人の私など 太刀打ちできないと 他人事と過ごしておりました。 ところが、、、

6月に入って、目標の3776点の富士山の写真は、三分の一の応募しか無いと、嘆きの報道を聞いて、「パソコンサロン」(6月6日みんなで応募しよう、、の記事)の後押しと ご指導を戴いて、パソコンに保存の富士山画像を たどたどしいカーソルさばきで 「富岳3776景オープンデータ」に微力ながら参加することが出来ました。

 悪戦苦闘のパソコン操作で 画像を「送る」のボタンを押した瞬間 どなたが私の懇親の富士山を見て下さるのかしら?と、わくわく気分も味わったのでございます。
 7月20日現在の応募は2001点   
    まだ7合目あたりです。
    「六根清浄山頂目指せ! ♪、、~」
あなたのパソコンにも想いの籠った富士山の写真が何点か保存されている筈です。満願頂上を目指して誇らしい富士山を是非多くの人々にご披露してください。

 日本のシンボル富士山を みなさんにお見せしたい! 

今は幻となってしまった、山崎豊子原作「華麗なる一族」のTVロケのひょうたん池と富士山、太宰治「斜陽」執筆の部屋から眺めた
      『文豪と同じ目線に雪の富士 (ぽち女)』 等々
 
そんな思い入れ深い私の応募写真をおこがましくもご披露いたします。 1_20140626_175704

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「みのり大学」杉山圭二さんのデッサンクラブ

11月1日 思い掛けない方から1本の電話がありました。
 このブログで9月15日と 22日の2回に亘って ご紹介しました 杉山圭二さんの「世界の名画模写展」を開催された画伯 杉山圭二さんご本人からです。
 この拙いブログをご覧くださった杉山さんは 開催された模写の力作を 多くの方々が感嘆された事に 殊のほかお喜びの電話でした。
感動の模写の数々 今一度 「世界の名画模写展」の動画をご堪能ください。

 加えて 杉山さんが静岡市葵区の生涯学習センター「アイセル21」の みのり大学デッサンクラブの講師をされ 受講生の作品など 11月4日~8日 同センターにて開催の「ふれあい文化展」に出展の準備をされると云う情報もいただいて 11月2日の午後アイセル21での準備風景を覗いて参りました。

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1点1点の作品に目を通され、作品に見合った額縁の選定や額入れのご指導は和やかな雰囲気の中で出展準備は整えられていきました。

 その合間に 杉山さんは、「石」をモチーフにした色鉛筆でのデッサンを私に下さると仰るのです。 
 直筆のデッサンです!  
 

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 模写作家直筆の作品「石」は、市内を流れる1級河川 安倍川の河原で拾った石や、ご自分の庭に転がっていた石を描いたのだそうです。
何気ない石も杉山さんが描けば宝石のような貴重な存在感! 
 杉山画伯の緻密な洞察力と画才は驚嘆するばかりです。

 私個人で拝見するには余りにも勿体なくて 11月14日 「パソコンサロンゆうらく」のみなさんに ご覧いただきたくて サロンに展示していただいく事に致しました。  図らずもこの日は 11月14日・・・「いい石の日」 だそうです。

 さて、アイセル21で開催の「ふれあい文化展」の作品をご紹介しましょう。
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 デッサンクラブの「ちぎり絵」「水彩画」「色鉛筆画」「模写」「水墨画」の他
書道、押絵、水引手芸、陶芸などなど リタイアされた後の生き甲斐溢れる力作ばかりです。
 会場一巡の動画には、杉山圭二講師の「駿府城公園にて」の水彩画も、、、 


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感動の 「杉山圭二世界の名画模写展」

 世界広しと云え これほどまでの名画模写21点を 杉山圭二さんの80歳に至る4年間と云う短期間で 神業としか言いようのない 原画と見紛うばかりの模写完成度に驚嘆した多くの方々に ごゆるりとご観賞いただきたいと 2週連続のブログ掲載とさせていただきました。

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この力作 実は展示会終了後は 21点のうち2~3点は、お身内に残し、他は友人知人に寄贈する予定と云う情報を得ました。
 我が町の誇り 驚嘆の秀作を もっと多くの方々にご観賞いただきたいと願っておりました矢先 私としては何とも残念至極です。 
 前回載せきれなかった静止画を掲載して 今一度この感動をお届けしたいと思います。
 どうぞごゆっくりご観賞下さい。

【ウルカーヌスの鍛冶屋のアポロン】

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【十字架降下(部分)】

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【陽気なのんだくれ】 ハルス

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【アポロンと詩人】 プーッサン

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【マグダラのマリア】 ティッツアーノ

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【シャボン玉をふくらます少年】 シャルダン

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【マグラダのマリア】 スコレル

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【アヴィニヨンのピエタ】

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【毒杯をあおるソクラテス】 ダヴィッド

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【泉】 アングル

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【マグダラのマリア】 クリヴェルリ

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【アンナ・コデの肖像】

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【ルブラン夫人】

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【ヴィーナスの誕生 (部分)】 ボッテチェルリ

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【新婚夫妻 (部分)】 ハルス

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【椅子の聖母】 ラファエロ

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 この感動を皆様と共有できましたこと、嬉しゅうございます。

 なお この1週間のアクセス解析を見ますと、イギリスの方のご高覧がなんと! 70%に及ぶ日もあり、フランス・ドイツの方のご高覧も恭悦至極、この上ない喜びです。
 拙いながらブロガーとして冥利につきます。

 ご高覧いただきありがとうございます。

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杉山圭二さんの「世界の名画模写展」

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 いきなり ダヴィッドの「ナポレオン一世の戴冠式」の名画をご覧いただきましたが、これは歴然とした日本の 我が町の画工の模写であります。

 芸術の秋に先駆けて、静岡市葵区在住の模写画家 杉山圭二さんの「世界の名画模写展」を ご堪能いただきたいと思います。

ブログ「パソコンは老いを知らない」の今年7月に掲載した 「似顔絵作家黒田とみじさんの世界」でご紹介した黒田さんご本人から 画家を志した若かりし頃の親友でもある先輩 杉山圭二さんの「世界の名画模写展」が 静岡市葵区のアイセル21 2階ロビーにて9月4日~8日開催 一見するに充分な価値ある力作揃いと云うMailを戴きました。

 50余年前 お二人が未だ若かりし頃 印刷業界に専念しながらも お互い画家を志し 励まし合った同志でした。 最近は50年のブランクを経て 再び旧交を温めるようになったそうです。

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 撮影の許可をいただいて、9月7日期待に胸躍らせながら観賞して参りました。

展示会場に入り、あっと!息をのむほどの力作21点に目が奪われます。

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 メトロポリタン・プラド・アムステルダム・エルミタージュ 等の美術館の ハルス・プーッサン・シャルダン・フェルメール・もちろんダヴィンチの名画の模写がずらり展示され 胸の高鳴りが抑えきれません。

【真珠の耳飾りの少女】

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 【静物】

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 杉山圭二さんの現役時代は 絵画印刷に至る「画工」の業務に携わっておられたそうです。「画工」とは? 一般に絵を描く事を職業とするいわゆる 画家を云うそうですが、今でこそパーソナルコンピューターの時代とは違う数十年以前の絵画印刷部門の画工です。 手先の器用さ、優れた模写力の為せる技を屈指しての デザイン画版の原版制作を担当されていらっしゃいました。

 【台所の女中さん】

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絵画の一色ずつを分色して ジンク版(錫と鉛で出来たオフセット用の版)に描き化学液で処理し 描いた部分のみ顔料がかかるようにして製版し、転写して印刷すると云う 絵心の無い私にとって想像も及ばない途方も無い複雑な技を屈指して 素晴らしい仕事をされたのです。

 今年80歳の杉山さんは、現在静岡市葵区のアイセル21で 生涯学習「みのり大学」のデザインクラブで講師をされ、12~3名の受講生を指導されながら 今回展示の21点を驚異の4年間で模写されたそうです。

 黒田さんは「模写画家として静岡No1どころか、全国一の模写力!」と絶賛されていらっしゃいます。
 名画集をひも解き、つぶさに研究を重ね模写に専念されました。
その一点一点は オリジナルそのものと見まごうばかり、フェルメールもダヴィンチも草葉の陰でさぞや驚いていることでしょう。

 【モナリザの肖像】

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水彩用ワットマン紙に鉛筆・透明水彩絵具で これほどの模写を完成されたことも驚嘆するばかりです。
杉山さんは「小学生が使う画材と同じですよ」と さりげなく仰います。 
 この感動は私の胸の内に留めておく事は出来ません。
多くの方々に是非ともこの感動を共有して戴きたいと思います。

 当日の展示会場一巡の動画をご覧ください。

(動画を拡大してご覧いただくには 下段右端の「全画面」の印をクリックいただきます。 終了後は パソコンキーの「ESC」をクリックいただければ もとの画面に戻ります。)

 デジカメ初心者ながら、この素晴らしい杉山圭二さんの21点の作品を撮影し、一点一点のプレビュー方法に穏やかな変化を施し ムービープロジェクトに編んでみました。
 名画にふさわしい曲 バッハのカンタータ第147番「主よ人の望みの喜びを」のBGMを付けた動画に致しました。
 ごゆっくりとご観賞いただければ嬉しゅうございます。

 杉山圭二さん 今回の展示会だけに留めず、もっと多くの方々にご観賞いただく機会を賜りたいと切に望みます。

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静岡フィルハーモニー 「午後の室内楽」

 年が明けて早々に 静岡フィルハーモニー メンバーが奏でる「午後の室内楽」への招待状が郵送されました。 

 Photo月24日の曽野綾子さん講演の聴講券と云い、今回の静フィルの招待状と云い、今年は春から本当にラッキーな幕開けとなりました。

 静岡フィルハーモニー管弦楽団(通称 静フィル)は、1977年(昭和52年)に結成され、静岡県中部地区を中心に活躍しているアマチュアオーケストラで、現在団員は約100名、ほとんどが近隣在住のアマチュア演奏家です。 中には浜松や神奈川県から練習や公演に駆け付ける方も、学生も含め 会社員、主婦、自営業、開業医、公務員等々多方面に亘り活躍しておられます。

 第5回静フィルアンサンブルコンサートは、2月5日(日曜日)に静岡市葵区JR静岡駅前のAOI音楽ホールで、開催されました。

Photo  音楽ホール入場前 楽員によるアニメの主題曲が流れるプロムナード演奏に温かく迎えられました。 入場を待ちかまえる来場者は うきうきわくわくの笑顔です。

 

Aoi 今回もロビーコンサートを含め7組の団体が 日頃の腕を磨いての演奏は

 ふだんのオーケストラ演奏では見られない、聴かれない個々の楽器の特性が発揮されるプログラムの構成で、静フィルメンバーが7つのグループに分かれての演奏を 詰めかけた約400人が聴き入りました。

Photo_2  本番演奏の模様は残念ながら撮影禁止で、ブログ掲載はなりませんが、幸いにも開演に先立ち、「にわかとりお」(木管三重奏)によるロビーコンサートは撮影可能とあって、特等席に陣取り何とか動画に収める事ができました。

 1曲目は モーツアルトのディベルトメントより 

 オペラ「フィガロの結婚」の美少年ケルビーニが歌う「恋とはどんなものか」 の木管三重奏です。

 

 続いて コシ・ファン・トゥッテより3曲が演奏され、ロビーに詰めかけた聴衆を

大いに楽しませてくれました。

 その1曲をどうぞ!

 

  大ホールでの演奏は チェロ二重奏、クラリネット5重奏あり、ウエストサイドストーリーなど多彩な曲目あり、それぞれの楽器の特性が生きる演奏形態や音の組み合わせで違うハーモニーが楽しめる演奏でした。

 Photo_3 最後の静フィル・チェンバー・オ-ケストラによる ブラームスの交響曲第一番より第1・第4楽章 100人の演奏には AOIホールの音響効果の真髄を充分に堪能いたしました。

アンコール曲は、昨年nhk紅白で 夏川りみさんと、秋川雅史さんが歌った「あすという日が」 が流れ ほんわかムードの締めくくりとなりました。

 * 静フィル第35回定期演奏会は 2012年6月2日(土) 静岡文化会館 大ホールで、 小林 研一郎指揮  仲道 郁代ピアノ

 チャイコフスキー/歌劇「エフゲニー・オネーギン」より ポロネーズ

 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 「皇帝」

 ベルリオーズ/幻想交響曲  が楽しみです。 

 

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書き初め展

  二月に入って各地で書き初め展が開催され、新聞紙上を飾りました。

第64回静岡県静岡地区書き初め展が、2月3日から5日まで静岡市葵区の市民文化会館で開催されました。

Photo_3  春とは名のみ 寒風吹きすさぶ駿府城堀端周辺を散策しながら、健筆揃いの展覧会場に立ち寄りました。

 実は、1月4日に市民文化会館の並びに在る 市中央体育館で開かれた「書席大会」で 園児から高校生まで約1100名が学年ごとの課題に一斉に挑戦した様子を見学させて戴いた経緯もありました。Photo_2

参加者は 昨秋応募された4000点の中から選ばれました。

Photo  広い体育館の床一面を埋め尽くした参加者は、「ひかり」「新年の決意」などの課題に 「とめ・はね・はらい」の基本を守って 一筆一筆慎重に取り組みました。 用紙いっぱい力強く書きあげた自慢の一枚を全員高々掲げると、スタンドで見守る保護者から大きな拍手が湧きおこりました。

 

 恥ずかしながら、「書」は不得手の私は、1030年の歴史を持つ日本の伝統文化を次の世代に継ぐべく 平成の児童たちに改めてエールを戴きました。

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和紙人形で見る江戸百景

Photo  十一月二十二日の静岡新聞に 「江戸の生活 和紙で再現」のタイトルで 江戸時代の庶民の生活や 物売りを和紙人形で驚くほどリアルに表現した 「おもしろ江戸百景」 が、JR静岡南口の直ぐ傍、静岡ホビースクエアで開催中の記事があり、逸る気持ちも抑えきれず さっそく観賞して参りました。

Photo_2  浜松市で創作和紙人形を手掛ける「華扇会」が、日本の伝統工芸「和紙」を使って人形や江戸時代の生活ぶり、物売りの様子など人形のしぐさから 日常生活の小物に至るまで、あらゆる角度から 精密を極めたリアルな表現には 目を見張るばかりです。

上の写真は、「貧乏人の子沢山」  右は「夜逃げ」と題した 昔ならではの 今となっては微笑ましい庶民の暮らしぶりです。 「夫婦喧嘩」「お産」の作品など 真にせまった表現には 思わず苦笑していまうほどの芸術作品揃いです。Photo_3

 二代目 田端華扇さんと お弟子さんたちによる 江戸の暮らしぶりや物売りの様子は 幼い頃 祖母から聞いた懐かしい話が おぼろげながら よみがえってきます。

春一番が吹き抜ける一瞬 往来の人々の慌ただしい光景をとらえた ジオラマが四点、江戸庶民の生々しい生活ぶりのリアルさや 売り声までも聞えてきそうな物売りのなど二十五景。着物、髪型から生活様式 畳や下駄草履 小バサミに至るまで 和紙によってのきめ細かい表現に よくぞここまで、、! と感嘆するばかりです。

 * 会場は JR静岡駅南口より徒歩1分 ホテルセンチュリー静岡西側3階 「静岡ホビースクエア」 です。

 * 開催日時 平成23年11月16日(水)~12月11日(日)   午前11時~午後7時

 * 料金 大人 600円  中学生以下 300円 (3歳未満無料 障害者手帳ご持参の方および介助者1名は無料)  は、

   絶対に料金の幾数倍もの価値があると思います。 

     癒しと感動!  必見です。

 

 許可を得て 会場を一巡した動画です。 お楽しみください。

 江戸の粋と、活力、一作一作を 刻の経つのも忘れてデジカメに収めてまいりました。 

 動画プロジェクトに編集し、「七つの子」の懐かしいメロディに思いを馳せております。 ご覧ください。 そして是非会場へ出かけてみませんか?

 

 

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