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我が家のBGM

 9月に入ると我が家のBGMはパヴァロッティの歌声が終日流れます。

早いもので9月6日はパヴァロッティの11年目の命日です。

 覚えていますか? 2006年2月10日 イタリアのトリノで開催された冬季オリンピックを。
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 (画像はインターネットより)
氷上の舞姫荒川静香さんが金メダルに輝いた時のあの曲と、閉会式でルチアーノ・パヴァロッティがトレードマークの白いハンカチを手に フィナーレを荘厳に歌い上げたプッチーニのオペラ トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」は偶然にも同じ曲であったことを。

 前年2005年に膵臓がんが見つかったパヴァロッティにとって、2006年2月のトリノオリンピックの閉会式で悲壮な決意の熱唱がファイナルステージとなりました。
2006年7月に ニューヨークで施術されましたが、翌年2007年9月6日に帰らぬ人となりました。
9318413_2 (画像はインターネットより)
 葬儀はパヴァロッティの故郷のモデナ大聖堂で執り行われました。 この画像からもお分かりいただけますように悲しみ悼む多くの市民が広場を埋め尽くしました。
栄誉をたたえて国軍機が編隊飛行する国葬級と云われます。

 2007年9月、爆音を轟かせ、イタリア国旗緑・白・赤3色の吐き出す飛行雲が織りなす9機の編隊飛行と、「誰も寝てはならぬ」のパヴァロッティ朗々の熱唱が響き渡り、広場を埋め尽くし別れを惜しむ市民の涙と、偉業を称える絶賛の大拍手が撮影された動画をYou tubeで見ることができました。 
あの時の感銘は終生忘れることはできません。

Photo_2 (画像は自叙伝の表紙)

「パヴァロッティー・マイ・ワールド」
ルチアーノ・パヴァロッティー/ウィリアム・ライト共著
カニカ訳/白崎容子監修 小学館 (510ページ)

 私にとって、敬愛するパヴァロッティを知るにはバイブルのような大事な一冊で、訃報を知った2007年 哀悼の意を表しながら読み耽りました。

 「キング・オブ・ハイC」と神様に祝福された20世紀で最も美しい偉大なテノール歌手の素顔を知る自叙伝でもあります。

 世紀のテノールの巨匠とは云え一方、笑顔のでっぷり太った体軀と天真爛漫な挙動は、親近感さえ覚えるのです。

 例えば、
 ステージに立つ時片手に白いハンカチは余りにも有名ですが、ズボンのポケットには、おまじないとして折れた釘を忍ばせたり、喉を保護したり体型を隠すために、華やかなエルメスの大判スカーフがお気に入りとか枚挙に暇もありません。

2_2_3 (画像はインターネットより)

 何より、1990年7月ローマのカラカラ浴場遺跡での「三大テノール」に依る世紀の大共演の映像は世界を駆け巡りました。
Photoa_2 (画像はCDジャケット)

アンコールはパヴァロッティの提案で 「オ・ソレ・ミーオ」の最終節を 大げさなビブラートを充分に効かせ長々と引っ張り、何食わぬ顔で堂々と歌い上げ、ドミンゴさんやカレーラスさんに繋げる一瞬 ご自身の早まったトチリに気付き小首を傾げ、さり気なく満場の大喝采をあびた場面を私は見逃しませんでした。

CDを聴きながらDVDを楽しみながら、茶目っ気たっぷり、こんな人間味あふれるパヴァロッティに癒やされている昨今です。

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コメント

パバロッテー 熱烈ファンのポチさんへ
一行ごと そうそうと思い出させて貰っています
魂を揺さぶるこの人 荒川静香 のトゥーランドット
ステージでの様子 ビブラートで続けるこのシーンよく覚えてます
とにかくポチさんの感性 が凄いです。

投稿: nacl | 2018年9月 9日 (日) 13時15分

ぽちさん
そうでしたね~
トゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」を荒川静香さんが
トリノで滑ってから、この曲が一躍有名になりましたよね。
ぽちさんが、パヴァロッティさんの筋金入りの大ファンで
ある事も知りました。
私はトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」が
プッチーニさんの曲であることも、お恥ずかしいながら
それまでは知りませんでした。
今考えると不思議な感じがします。
今は若いフィギュアスケーターがこの曲を、良く選曲して
滑っているのも、パヴァロッティさんと荒川静香さんの
お蔭かなぁと思っています。

ぽちさん、ステキなご趣味を持っていらっしゃいますね。
BGMがパヴァロッティの歌声なんて、何てステキ!!

投稿: みず | 2018年9月 9日 (日) 13時53分

♪ naclさん
 早速ご高覧くださり うれしいコメントありがとうございます。
クラシックに精通されるnaclさんとも あのビブラートシーンの共感ができて 楽しい話題のひとつとなりましたね。
私にとってパヴァロッティさんは、永遠のアイドルです(*^^*)

投稿: naclさんへ ぽちより | 2018年9月 9日 (日) 14時00分

ぽちさん、こんにちは~
ぽちさんがパヴァロッティの熱烈なファンだということはよく存じています。
お家のBGMがパヴァロッティなんて素晴らしい!!
何事にも一生懸命なぽちさんの姿はわたしがお手本とするところです。
こんなに愛されているパヴァロッティはお幸せな方だと思います。
あの歌声を聞けばぽちさんでなくても癒されますね。

投稿: ひろ | 2018年9月 9日 (日) 15時34分

♪ みずさん
 トリノオリンピックで荒川静香さんが金メダルに輝いた曲と、パヴァロッティがフィナーレを荘厳に熱唱された曲目が、偶然か?必然か?知る由もありませんが、感無量でした。
 パヴァロッティが膵臓がんと闘いながら悲壮な思いの熱唱を祈るような気持ちで聴きました。
 
 後期高齢独り暮らしの私にとって、クラシック音楽は心のビタミン剤です。
 

投稿: みずさんへ ぽちより | 2018年9月10日 (月) 10時06分

♪ ひろさん
 神様に祝福された「キング・オブ・ハイC」とは名言ですね。
私の手元にあるパヴァロッティの歌うCD・DVDは三大テノール共演以外殆どが50歳代最盛期のものですから、感涙するほど素晴らしいのです。
落ち込んだ時の妙薬です。
(草葉の陰で亡夫に嫉妬されているかも、、)

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2018年9月10日 (月) 10時18分

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