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戦場カメラマンの講演

 「増え続ける見捨てられた土地と境界問題を考える」と題して 元総務相の増田寛也氏の基調講演のもと 第9回しずおか境界シンポジウムが、7月31日静岡市葵区のユーフォニアで開催されました。
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概要は、所有者不明土地問題に対する取り組みとして、制度の見直しや増加させない仕組み、真の所有者が分かる社会をつくることの重要性や、国土を守る使命などの講演のようでした。 
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財産も無い門外漢の私ごときが事もあろうに「土地と境界問題を考える」ジンポジウムを受講するには相当の勇気と羞恥心を抱いて望まなければなりません。 
と言うのは、、、、何を隠しましょう!
基調講演の後は 「戦場カメラマン」 渡辺陽一氏の講演拝聴が目的の受講だったのです。

 受講申し込み時には門外の私達にも寛大に接していただいたことは有り難いことでした。
Sさんと二人して平身低頭座席に着きました。
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 物腰低く柔らかい語り口、トレードマークの縁無し帽子姿の独特な存在感の戦場カメラマン渡部陽一さんの講演が直に拝聴できる絶好の機会です。

 1972年静岡県富士市生まれの渡辺さんを戦場のカメラマンとして駆り立てたきっかけは、大学1年の時、アフリカでチンパンジーと会話ができる民族の講義を受けた時、そんな生活をしている民族に興味を持ったことから話題は佳境に入ります。

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 初めてアフリカへ旅した時、折しも1994年に始まり 100日の間に80万人が殺害されたルアンダ虐殺のフツ族とツチ族の対立のど真ん中に立ち入ってしまったのです!
年端も行かぬ少年らがゲリラとなって銃を構えている戦場を目の当たりにしたのです。
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民族衝突のルアンダ内戦の目の前で、血だらけになった子供に助けを求められたにも関わらず、助け出すことも出来ず命からがら帰国しました。

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 その時咄嗟に、傷つき泣いている子供をカメラに収め、世界に報道すれば子供たちを助ける一助になるのではないかと、「戦場と平和の境界線」 戦場カメラマンとなることを決意、アルバイトで貯めた30万円の資金で現地へ赴き、地元の人間になりすまし、戦場と日本を行き来して25年間命がけの撮影を続けていることなどを 戦場での様子が次々と大きく映し出される映像を説明されながら 独特の語り口とジェスチャーよろしく マイクを手にステージ狭しと熱演の90分の講演に引き込まれました。

 戦場カメラマンとしての講演の中枢は 未来を築く子供は国の宝でることに生々しくも心に響くものがありました。

 

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コメント

ぽちさん
テーマの大きな土地問題(私も知識はありません。)と
あのメディアでもお馴染みの渡辺さんの興味深い体験談との
二本立ては、とても贅沢な機会でしたね。
前の土地問題にも興味はありますが、私には難しそうです。

渡辺さんのお話しはこの平和な日本に住むものとしては、
想像を絶するようなお話が聞けたのではないかしら?
今も、世界のどこかでは戦争が起こっていますね。
日本のような島国で民族も一つとあれば、なかなか
理解が難しいこともきっと、あるんでしょうね。
でも、渡辺さんのように他人事と思わず、その取材に命を
かけていらっしゃる方がいるお蔭で私達も、いろんなことを
学ばせていただいていますね。
とても、いいお話でした。有難うございました。

投稿: みず | 2018年8月 6日 (月) 08時54分

ぽちさん、こんにちは~
連日の猛暑にはもうヘトヘトです。
そんな暑さの中をお出かけになれるぽちさんは、本当にお元
気ですね。
戦場カメラマン、すごいお仕事ですね。
一つ間違えれば命がないですものね。
戦争のむごたらしさや悲しみを大勢の人に知らせる手段は
やっぱり写真が一番でしょうね。
そんな渡部陽一氏の講演なら私も聞いてみたかったです。
戦争のない日本にいられる私達はその幸せに感謝しなければ
なりませんね。

投稿: ひろ | 2018年8月 6日 (月) 13時12分

♪ みずさん
門外漢の私ごときが 難しいシンポジウム受講を受け入れてくださったことがありがたかっいたのです。
せめて戦場カメラマンの篤い志と 戦渦の実態が少しでもお届けできればののブログ掲載をご蘭くださりありがとうございます。
 八月は特に「平和」は有り難いとしみじみ思う月ですね。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2018年8月 7日 (火) 11時28分

♪ ひろさん
 言葉も通じない異国の激しい戦場の記録を命がけで取材される渡辺さんの篤い志に頭が下がります。
マイクを手に、広いステージを前後左右に90分の講演はそれはそれは熱気にみちておりました。

宗教問題など私達には理解出来ませんが、人間が仕出かす戦争に得なことは一切ありません。
平和な日本をありがたく後世に伝えなければなりませんね。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2018年8月 7日 (火) 11時45分

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