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2018年8月

名残の蓮の花

 例年7月も半ばまでには鑑賞する藤枝市蓮華寺池公園の蓮の花ですが、今年は早々明けてしまった梅雨のあと、追い打ちをかけるように予想外の猛暑に襲われ、外出をためらっているうちに、気がつけばお盆も過ぎ 「あぁ! 今年は、、」と諦めかけておりました。

 ところが、8月19日の朝、手のひらを返したような19度という肌寒さ、日中も29度という秋がいきなりやって来たのです。
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 ひょっとしたらまだ間に合うかも知れないと、20日の午後藤枝市は蓮華寺池公園に行って来ました。
藤の季節には 広々した池の面に翻る鯉のぼりを映してはおりますが、池の底には、蓮の芽が育んでいるはずです。

  蓮(はちす)の芽秘めたる池のかぎろへり

この俳句は俳句を習い始めた30年ほど前 春の吟行でこの池の辺りで詠んだ一句です。

 7月にはこの水面を覆い尽くしてしまうほど、蓮が生い茂り清楚なビンク色の花が見られ、辺り一面蓮の香りが漂うのです。

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東京ドーム約6個分にも及ぶ広さと云われる、周囲1500メートルの池の70%を覆ってしまうほどの蓮が群生するのです。
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 すでに最盛は過ぎておりましたが、なんとか名残の蓮の花を今年も見届けることが出来ました。

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秋を思わせるこの日は、まだ夏休み中とあって、多くの家族連れが賑やかな散策を楽しんでおりました。

 往く夏を惜しむにふさわしいひと時でした。

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残暑お見舞い

 3年前2015年(平成27年)8月のある日のブログ「パソコンは老いを知らない」に、 毎年真夏になると「今年の暑さは格別ですねぇ」と通り相場のような合言葉が交わされ、全国的に連日第一級の酷暑が続いていますと記録されておりました。

 その年 2015年8月15日は、静岡市内も37度7分、全国1位の猛暑に見舞われました。
新聞紙上にも、地球規模の猛暑が取り上げられて、2015年ついに世界の平均気温最高! とか、観測記録が残っている1880年以降で最も高かったと言う分析結果は 私達を驚かせ恐怖感を掻き立てられました。

今年の夏は 国内でもあちこちで41度を上回る記録破りの猛暑や、記録的短時間大雨に見舞われ 自然災害が何時何処にでも襲うと言う危険が孕んでいるのです。

 地球上のあちこちで、乾燥と高温に依る何時消えるとも知れない山火事が発生したり、豪雨による大洪水で村が水没したり多くの命が犠牲になるなどのニュースに心が痛みます。

地球は病んでいます! 来夏も覚悟しなければなりません。
まだまだ、厳しい残暑が続きます。 

 京都五山送り火が無事に終わった翌朝、肌に感じた「新涼」にほっとしましたが、反面夏を惜しむ一抹の寂しさを覚えます。

江戸時代の俳人 上島鬼貫の句に
  冬はまた夏がましじゃといひにけり   

とは云え、日中の厳しい残暑はまだまだ
続きます。

 以前収録した動画ですが、水にちなんで動物たちの妙技をたっぷりと せめてもの「残暑お見舞い」としてお届けしましょう。
 ごゆっくりお楽しみください。

【日本平動物園ロッシーとバニラの遊泳】

【アクア・パーク品川のイルカショー】

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しぞーか夏の風物詩

 お盆の恒例行事として定着した「静岡夏まつり夜店市」
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今年で56回目を迎え、8月10日~12日の3日間開催です。

【JR静岡駅北口から呉服町を望む】

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 JR静岡駅北に位置する呉服町は、江戸時代から続く商店街です。
呉服町・呉六・紺屋町・七間町の4つの名店街 「しぞーかのおまち」です。
毎年8月のお盆には夜店市が開かれ、夏物バーゲン・掘り出し物・イベントありで、しぞーかおまち夏の風物詩となっています。

 今年の夏は、全国的に記録的な猛暑に悩まされました。
 本来買い物以外は混み合う人なかに出かけるのが苦手な私でしたが、「おまち」の魅力をより高めようと頑張る各名店街を、夜風に誘われて楽しんで来ました。

【中町より呉服町通り入り口】
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まずは、静岡伊勢丹前から、呉服町通りを紺屋町に向けて人混みに紛れ込みました。
【静岡伊勢丹前 奥へ七間町名店街】
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あれ? 軽快なリズムが聞こえてきましたよ。
折よく通りかかった「つたや」前の特設イベントステージで、華やかな【舞姫たちのフラダンス】が繰り広げられておりました。

 

 6時を少し回った時点でご覧のような大混雑です。
日中、人出控えめの溽暑の名店街に どこから集まってきたのでしょうか?
ムンムンするほどの人混みを縫って、デジカメ片手に夜店市探訪を楽しみました。

【呉服町名店街辺り】

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 【静岡市役所・葵区役所を背に】

 

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 【呉六名店街の鮮やかな行灯】
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【小梳神社(おぐしじんじゃ)】
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お買い得なワゴン 掘り出し物に群がる人 演奏と歌と踊りの競演、老いも若きもこのときばかりは暑さも忘れ、笑顔笑顔の大集団です。

 平和な日本! 温和な風土 しぞーかの夏の風物詩でした。

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戦場カメラマンの講演

 「増え続ける見捨てられた土地と境界問題を考える」と題して 元総務相の増田寛也氏の基調講演のもと 第9回しずおか境界シンポジウムが、7月31日静岡市葵区のユーフォニアで開催されました。
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概要は、所有者不明土地問題に対する取り組みとして、制度の見直しや増加させない仕組み、真の所有者が分かる社会をつくることの重要性や、国土を守る使命などの講演のようでした。 
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財産も無い門外漢の私ごときが事もあろうに「土地と境界問題を考える」ジンポジウムを受講するには相当の勇気と羞恥心を抱いて望まなければなりません。 
と言うのは、、、、何を隠しましょう!
基調講演の後は 「戦場カメラマン」 渡辺陽一氏の講演拝聴が目的の受講だったのです。

 受講申し込み時には門外の私達にも寛大に接していただいたことは有り難いことでした。
Sさんと二人して平身低頭座席に着きました。
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 物腰低く柔らかい語り口、トレードマークの縁無し帽子姿の独特な存在感の戦場カメラマン渡部陽一さんの講演が直に拝聴できる絶好の機会です。

 1972年静岡県富士市生まれの渡辺さんを戦場のカメラマンとして駆り立てたきっかけは、大学1年の時、アフリカでチンパンジーと会話ができる民族の講義を受けた時、そんな生活をしている民族に興味を持ったことから話題は佳境に入ります。

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 初めてアフリカへ旅した時、折しも1994年に始まり 100日の間に80万人が殺害されたルアンダ虐殺のフツ族とツチ族の対立のど真ん中に立ち入ってしまったのです!
年端も行かぬ少年らがゲリラとなって銃を構えている戦場を目の当たりにしたのです。
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民族衝突のルアンダ内戦の目の前で、血だらけになった子供に助けを求められたにも関わらず、助け出すことも出来ず命からがら帰国しました。

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 その時咄嗟に、傷つき泣いている子供をカメラに収め、世界に報道すれば子供たちを助ける一助になるのではないかと、「戦場と平和の境界線」 戦場カメラマンとなることを決意、アルバイトで貯めた30万円の資金で現地へ赴き、地元の人間になりすまし、戦場と日本を行き来して25年間命がけの撮影を続けていることなどを 戦場での様子が次々と大きく映し出される映像を説明されながら 独特の語り口とジェスチャーよろしく マイクを手にステージ狭しと熱演の90分の講演に引き込まれました。

 戦場カメラマンとしての講演の中枢は 未来を築く子供は国の宝でることに生々しくも心に響くものがありました。

 

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