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五百羅漢さま

  爽やかな日和に恵まれて、清見寺さんの五百羅漢さまにお会してまいりました。
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「清見寺」さんは静岡市清水区興津地区にあり、JR東海道本線 興津駅から西へ約3キロ、旧東海道に面しております。
清水港や、三保の松原を望む高台に在る清見寺(西暦650年創建)は、「臨済宗妙心寺派」でご本尊は釈迦如来さま。

【扁額に「東海名區」と書かれた総門】
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清見寺さんへは、石段を登るも良し、なだらかな坂道を歩くも良し。

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 明治22年頃には清見寺の境内を横切って東海道本線が開通していたそうですが、

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石段を登り総門を潜り 左手にJR東海道線のなだらかな高架橋を渡って入場いたします。

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 境内は、約6千坪、遥かに駿河湾・・・今は当時の面影は全く見られませんが、昔は清見潟と呼ばれ 私の幼い頃は、この辺りは「袖師海水浴場」となって広い砂浜が開け 毎年海水浴を楽しんだ思い出が蘇ってまいります・・・が望めます。
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 国の名勝に指定された美しい庭園には、徳川家康公お手植えの「臥龍梅」があり、 
 【臥龍して法の教えへを聞くほどに梅花の開く身となりにけり】 
と昭和12年にご来遊の折に詠まれた与謝野晶子の詠歌はこの「臥龍梅」です。

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 本堂左手奥の「後生車」を回しながら懺悔を済ませて 羅漢さまを拝観することにしました。

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山の斜面には皆一様に 遥か清見潟の方に向かって鎮座まします五百羅漢さま。天を仰ぐ人、笑う人、読経の僧、楽器を爪弾く人、読書の人、様々のお姿の中に亡き人を偲び、供養し冥福を祈ります。

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 ここからは江戸中期仏教の興隆を祈って彫像された 苔むした五百羅漢さまの石像群との対話をゆっくりと楽しむのです。
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 対話を楽しむと云えば、明治26年清見寺を訪れた島崎藤村の小説「桜の実の熟する時」の最終場面にも登場するように 誰かしら知った人に会えるのです。
祖父の顔が、父や亡夫の顔が、走馬灯のように甦ってくるのです。

ムービープロジェクトをお楽しみ下さい。
(流れるBGMは、マスネの歌劇 「タイスの瞑想曲」です)

さわさわそよぐ薫風の中 心洗われたひとときでした。

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コメント

ぽちさん
清見寺と言えば、「山下清画伯」が訪れたことでも有名ですね。
清見寺を描いた傑作ですね。絵になるお寺です。

五百羅漢は素晴らしいですね。
ぽちさんの動画を見させてもらっていたら、今年3月末に
亡くなった兄にそっくりな羅漢さんを見つけました。
BGMのタイスの瞑想曲をバックに、羅漢さんはとても
穏やかな顔をして座っていました。現生の苦労を
すっかり落とした、それは本当に安らかなお顔でした。
私はこれが兄ならいいなぁと思いながら、きっとあの世で
穏やかにしているんだなぁと、しみじみ兄を偲びました。
有難うございました。

投稿: みず | 2018年5月20日 (日) 13時24分

ぽちさん、こんにちは~
清見寺は私も大好きなお寺です。
特に梅の花の季節が好きです。
臥龍梅の花も見たことがあります。
五百羅漢はじっくり見ると誰かの似ていますね。
父の顔のようだったり兄の顔のようだったり...
新緑の美しい時の清見寺は格別の趣があったことでしょうね。
また高架橋から東海道線の電車を見に行ってみたくなりました。
ムービープロジェクト、楽しませていただきました。

投稿: ひろ | 2018年5月20日 (日) 15時21分

♪ みずさん
 五百羅漢石像の中から兄上様に似た羅漢さんを見つけられてよかったですね。
 丘陵に点在するお羅漢さんお一人お一人のお顔を拝見していると不思議に亡き人の顔が浮かんで来ます。

羅漢さんのお姿から、静かに想像をめぐらすことが出来ますから、今回のBGMの選曲は良かったと自負しています。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2018年5月20日 (日) 19時06分

♪ ひろさん
 実は私は、臥龍梅の咲く時期には清見寺さんへ行ったことはありません。
家康公お手植えですから、樹木の寿命ってすごいですね。

 みどり美しい五月の明るい光の中の羅漢さんは、ほんのりと心温まります。 五月は格別です。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2018年5月20日 (日) 19時24分

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