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2017年5月

秩父宮記念公園へ

静岡県御殿場市にある「秩父宮記念公園」は
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 「日本歴史公園100選」 「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれた皇室ゆかりの公園です。

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園内に一歩足を踏み入れると、いきなり鬱蒼と茂るヒノキ林の木漏れ日に咲くシャガの群生に迎えられ五月の爽やかさを覚えます。
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 碁盤の目のように整然と立ち並ぶヒノキ林は実に壮観です。
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 「秩父宮記念公園」は 昭和16年8月から約10年間 昭和天皇の弟君 秩父宮両殿下が実際にお住まいになられた別邸を、勢津子妃殿下が平成7年8月に亡くなられた際のご遺言により、御殿場市に遺贈され、園内を整備し平成15年4月に開園されました。

 緊張感をほぐしてくれる花壇
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しだれ桜の後、庭園中央辺りを彩る花蘇芳(はなずおう)
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18000坪(東京ドーム1,5倍)標高500メートルの庭園は、両殿下が愛された山野草をはじめ四季の花が楽しめるということで、「山のホテル」庭園のつつじ鑑賞の後訪れました。
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ロックガーデンには 富士山や箱根地方の山野草の絶滅を怖れて植えられた200種以上の山野草が生育されています。

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 森のエントランスからロックガーデンへの庭内には 当時放し飼いにされた家畜たちに餌の時間を伝える鐘や、
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 秩父宮様はじめ、多くの皇族方が陶芸を楽しまれた「三峰窯」、
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 御殿場市指定文化財となった 亨保8年(1723年)築280年の茅葺きの母屋は昔を今に物語っております。
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 記念館では秩父宮家の遺贈されたゆかりの品々や当時のお住いの様子が拝見できました。
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 何より印象深く拝見できたのが昭和天皇から贈られた登山姿の秩父宮殿下の銅像です。
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 彫刻家の朝倉文夫氏作のこの銅像は 富士山に向けて設置されていました。
 在りし日の秩父宮様を偲ぶにふさわしい傑作です。

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山のホテル庭園散策

 花を巡る5月の旅 今回は観光地箱根は芦ノ湖畔に佇む「小田急山のホテル」庭園のつつじ鑑賞です。

ここはもともと三菱財閥四代目当主の岩崎小彌太 男爵の別邸で、その歴史と文化を引き継いだ「山のホテル」の庭園です。
瀟洒なホテルの庭園4万5000坪の眼前には芦ノ湖、遠景に富士山を望む広大な丘陵に沿って約30種、3000株のツツジが華やかに咲き誇る知る人ぞ知るリッチな観光地です。

Img_2371_2 庭園に咲くツツジの多くは、男爵別邸時代に植えられたもので 中には樹齢100年以上経つものや 背丈を越すものもあり、富士山に向かって駆け上がるように、そして芦ノ湖に向かって流れるように植えられて 5月になれば庭園散策マップを飾るほど見事なツツジを楽しめるはずでした。   そうです期待しておりました。

 


初夏らしくなった5月6日は 降らず照らずの日和に恵まれはしたものの、ご多分に洩れず つつじの開花も大分遅れていた事は致し方ありません。
その上外界に比べ気温の低かった事もむべなるかなです。

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 毎年5月になれば 眼前に芦ノ湖、遠景に富士山が望める4万5000坪もの広大な庭園は丘陵に沿って約30種、3000株色とりどりのつつじが華やかに咲き誇るのです。

 箱根特有の 湖から這い上がるように 幻想的に山のホテル一帯も霧に包まれはじめ肌寒く  つつじも残念ながら未だ2分咲き程度で私達をがっかりさせました。

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 霧は次第に建物をすっぽりとおおい込み、辺り一面水墨画のような幻想的な風景となり、霧には余り縁のない駿河路に住む私達にとって むしろ旅情をそそる特異な光景でした。
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 岩崎小彌太男爵の別邸時代から「三本杉」と云われるこの杉の木立は 実際には7本あって、見る角度から3本に見えることからそう呼ばれているのです。
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 深い霧の中でも色鮮やかにシャクナゲだけは誇らしく咲いています。
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 何より私を喜ばせたのは、初めて見る満開の「ゴヨウツツジ」に出会ったことでした。
この季節になると那須御用邸の散策路には「ゴヨウツツジ」が咲くと言われます。
皇太子さま、雅子さまが純白で上品な花のような心に育って欲しいと 敬宮愛子内親王のお印として「ゴヨウツツジ」を選ばれました。
 (↓図は YAHOO! 検索画像よりいただきました)

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なるほど 「ゴヨウツツジ」(五葉つつじ・・・シロヤシオ)は 5枚の葉を持ち、清楚純白で優しく可憐な花です。

 遅れ気味の山のホテル庭園のつつじは この記事がアップされる5月21日頃には満開を迎えて 富士山や芦ノ湖とのコラボが楽しめることでしょう。

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なんじゃもんじゃ

静岡市葵区 城北公園の「なんじゃもんじゃ」が今年も見事に咲きました。

 昨年の開花は予想以上に早く 4月23日にはほぼ満開でした。
今年のきまぐれ気象には、花の開花予想に大変苦慮しています。

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 7年前の2010年 城北公園の「なんじゃもんじゃ」友の会々長の今は亡き河合代悟さんから戴いた樹高50センチほどの鉢植えのなんじゃもんじゃが 4月29日にチラリと咲きました。 
 我が家のチラリと咲いたのを見届けて いそいそと城北公園へ向かうのが習わしとなりました。

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4月29日、バスを乗り継ぎして公園へ向かいました。
藤もなんじゃもんじゃも やっと咲き始めたばかりです。

 待ちかねたように 咲き始めたばかりのなんじゃもんじゃの木陰では ブルーシートを広げ 楽しげな集いが始っておりました。
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 公園近くの自治会有志の皆さんの明るい歌声と笑顔です。
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多くの若人が献血に率先する貴い姿にも接することが出来ました。

 5月2日は皐月日和に恵まれ 気を取り直して再度城北公園へ行って参りました。
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 花時計を囲むように今年も見事に なんじゃもんじゃが咲き揃いました!  
昨年より1週間から10日遅れの満開です。
30年前に植えられた86本のなんじゃもんじゃも 最近増植されて 今年は90本余りが ふんわり真綿のように咲き競っています。

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木々の間のプロムナードをゆったり散策すれば、葉陰から かすかに芳香を放ち至福の刻をいただくのです。
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緑射す若葉と雪のような花は 真っ青な五月の空に映えて 静岡市民の憩いの場所となっているのです。
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 花時計の前に佇むと遠くに残雪の富士山も望む事も出来ました。
城北公園の「なんじゃもんじゃ」は 静岡市民の誇りです。

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熊野(ゆや)の長藤

 4月28日大型連休が始まる前日は絶好の行楽日和に恵まれ、人出がまだ少ないうちがチャンスと思い立ち 12時21分JR静岡から1時間でJR豊田町へ。
駅前から14時40分発の無料のシャトルバス10分足らずで「熊野記念公園」に到着。

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 目指すは 熊野記念公園と行興寺境内を合わせた藤棚面積1,600平方メートルの長藤です。
 山門を潜ると そよ吹く風になびく長藤に吸い込まれるように誘われます。

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 行興寺境内には、国指定推定樹齢850年の天然記念物の藤の樹1本と、推定樹齢300年の県指定天然記念物5本の長藤がそよ風に乗って甘い香りを漂わせながら咲き誇っております。
花房が1メートルもの長藤で有名な静岡県磐田市の「熊野(ゆや)の長藤」です。

「熊野の長藤」のいわれ
 平安時代末期 熊野御前が植えたと云う伝承がありますが、熊野御前とは謡曲熊野や平家物語にも登場する母親思いの美女のことです。
(中遠広域事務組合HP「中遠昔ばなしより)
 
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平安時代末期に池田宿(今の磐田市)に生まれ育ち、当時の権力者 平宗盛の寵愛を受けた絶世の美女熊野御前は、宗盛に京の都へ呼ばれた時 郷里の母が病に臥せったのを知って、宗盛に別れを告げたと云う謡曲「熊野」の逸話が残っております。
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 後に宗盛の死を知った熊野は尼となって、母の冥福を祈るために建立したのが「行興寺」で、ここの藤は熊野が植えたと言われます。
本堂傍には熊野と熊野の母の墓があります。

 今は昔を物語る国指定天然記念の「熊野の長藤」
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熊野御前が愛育の推定樹齢850年長藤 
 何とおいたわしい根元でしょう。

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 遠く過ぎ去った時代に思いを馳せながら 長藤への憂えをもった鑑賞は格別のものがあります。
 境内隅の、熊野御前が植えたと云われる推定樹齢850年の一本の国指定天然記念物藤の木は、根本から二本に分かれ
 痛々しいほどの老木も1メートルもの長い花房を靡かせて今年も見事に咲きました。
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 本堂前の境内に点在する県指定天然記念物5本が1メートルほどの花房を揺らしながら芳香を放つ光景に人々は飽かずに眺め感嘆するのです。
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 妖艶に咲く長藤の香り良いシャワーを前身に浴びながら、誰しも至福のひとときを満喫するのです。

 撮り溜めた画像のムービープロジェクト、和楽器の演奏に依るBGMで、ごゆっくりお楽しみください。

 

 

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