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2017年4月

盆栽展へ

 東京ドーム40個分もある広大な昭和記念公園には、展示ゾーン・広場ゾーン・水のゾーン・森のゾーンなど3時間での園内めぐりは到底無理な事です。

満開の桜やチューリップで浮かれた後は、落ち着いた雰囲気の日本庭園へ向かいましょう。

 日本の伝統的文化を継承する場として、また人々がコミュニケーションを深める語らいの場として 平成9年に造られた日本庭園は、爽やかな葉擦れの竹林や みどり豊かな樹林が 池泉回遊式の池をとり囲み お茶を楽しみながら景色を愛でる数寄屋造りの建物や ゆったりくつろげる四阿が池面に影を移し、人工的な日本庭園と言うよりは 人工の造形に自然が溶け合っているという他のゾーンには無い落ち着いた癒やしの場となっています。
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 日本庭園の一隅に 我が国初の「国営盆栽苑」が平成16年11月にオープンしました。
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 折よくこの日は日本盆栽協会のご協力で 全国各地の盆栽愛好家から寄贈された「国風盆栽展クラスの名品盆栽」数十鉢を鑑賞することができました。

 盆栽の事は何も分からない私は、空覚えの「盆栽三要素」を思い出しながら拝観でき 造形の深さを知ることが出来ました。

 盆栽の三要素とは
 ① 「根張り」
   盆栽の根が四方八方に張り出して安定感と力強さ

 ② 「幹の立ち上がり順」
  幹の立ち上がりが素直で、上に行くほど自然に細くなっていくと

 ③ 「枝配り」
  幹から出ている枝の太さや感覚がバランスよく配置していること

 三脚を使用しない限り撮影が許されましたので、初心者ながらデジカメに収めることができました。

 巨木でありながら、小さな大木に仕立てる中に 窺い知れない大きな夢や期待が備わっている非凡な世界 日本の活きた芸術作品を篤とご覧ください。

 推定樹齢110年の「もみじ 清玄」
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 「もみじ」の根方 
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 推定樹齢90年の「宮様カエデ」

 

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 「宮様カエデ」は石付き盆栽
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 推定樹齢130年の「いわしで」

 

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 「いわしで」の幹の虚に130年の風雪を覚えます。
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 推定樹齢110年の「カエデ」
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 石を抱く「カエデ」の根方
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 樹齢60年の「がじゅまる」

 

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 「がじゅまる」の複雑怪奇な根方 
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 推定樹齢60年の「はりつるまき」

 

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 「はりつるまき」の根方 
  (私には怪獣の格闘技にも見えます)

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 推定樹齢200年の「真柏」

 

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 (200歳のイナバウアー!!!)

 など、盆栽愛好家の極意を極めた正に活きた芸術品です。

 撮り溜めた名品盆栽の数々のムービープロジェクトをお楽しみください。

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昭和記念公園へ

 花を巡る4月の旅は当然桜鑑賞ということですが、今年は特に桜の開花状況を見極めるのに大変な年でした。

 今年の東京の桜開花宣言は、確か3月21日。
温暖な静岡市内の開花宣言は4月に入っての遅さで、駿府城公園などは、15日になってやっと満開という異例の遅さでした。


  桜の花の元となる「花芽」は、開花前年の夏に作られて先ず休眠に入り 冬季の低温にさらされるなどで休眠から目覚めると少しずつ成長期に入り、気温が高くなるに連れて開花に向かっていき、
 今シーズンの東京では休眠の10月から11月にかけて強い冷え込みがあって 休眠から覚める機会が平年よりも早くなり、1月下旬頃には態勢が整って発育期に入り、その後の気温も平年並みかやや高めに推移したために早まったと、nhk tvでM気象予報士さんの説明に
 なるほど!

 「花を巡る4月の旅」はこの15日に東京は立川市の国営昭和記念公園の花三昧という企画でした。
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 桜は大丈夫でしょうか? たとえ桜は散っていてもチューリップや菜の花は楽しめそうねと 途中休憩の富士川SAの満開の桜の絶景を目の当たりにして記念公園の楽しさへと思いを馳せました。
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 穏やかな晴天に恵まれた朝9時の富士川SAでは、真っ向に霞む富士山を背景に 満開のさくらと生け垣のレッド・ロビン(ベニカナメモチ)の鮮やかな赤い新葉、ゆっくり回る観覧車と満開の桜の競演に私達の旅心は弾みました。

 車中でお弁当を使いながら正午には国営昭和記念公園(立川口)に到着。 これより3時間 園内の花巡りを楽しみます。

 国営昭和記念公園は
 昭和天皇御在位50年記念事業の一環として、国民が自然的環境の中で健全な心身を育み、英知を養う場とするために、戦後米軍が旧立川飛行場を接収した立川市と昭島市の両市にまたがる立川基地跡地のうち、180ヘクタールを記念公園として「緑の回復と人間性の向上」をテーマに1978年(昭和53年)度より国土交通省によって施設の整備がすすめられました。

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東京ドーム40個分と云われる広大な公園への入園口は6ケ所もあり、私たちは立川口から 「いざ!昭和公園へ!」 
  ゲートを潜れば先ずその広さに驚きます。

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途方もなく広い園内 目指す場所に辿り着く為に便利な「パークトレイン」に乗って童心に還りながら移りゆく菜の花畑鑑賞も楽しいものです。
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 途中下車して 広い広い「さくらの園」を散策しましょう。
「わ~! 素晴らしぃ~!」
3月21日に開花宣言をした東京の桜は嬉しいことに ここ数日低温続きのお蔭で花持ちも良く 私達を待っていてくれたかのように公園内は今正に満開の花盛りです。

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170haの園内には ソメイヨシノを中心に31品種1500本のさくらは満開を誇っています。
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人々は桜の樹の下で 平和の有り難さを満喫しておりました。
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 広大な芝生広場の満開の桜に酔いしれながら辿り着いた渓流広場下流には、230品種23万球と云われ整然と整備された見事なチューリップ畑や14万球のムスカリの花も真っ盛りです。
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 渓流広場は花咲くオアシスとなって 人々は飽きることも無く佇むのです。

 待ちかねた春をむさぼるように 私たちはこれより日本庭園へ向かいます。

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ポットベラ

 「わ~! 凄~い! 何んでしょうこれは?」
思わず凝視してしまう アンパンのようなお化けキノコ! 

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 先日のバス旅行の途中休憩 富士川SAの特産品売り場で見つけた直径10センチあまりもある巨大マッシュルーム「ポットベラ」です。

 驚いている場合ではありません。
初物食いの私にとっては これは絶好のチャンス到来です。
こんな珍奇な食材に興味津々の私は、旅で遭遇した奇々怪々(失礼)な ツクリタケをためらいもなく2個も購入してしまいました。

 
 帰宅後 しげしげ見回して又々びっくり仰天!
裏側のヒダの部分が黒ずんでいるではありませんか! 
 わ~大変! 傷んでいる~!
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 そもそも「ポットベラ」とは何ぞや? 
    
そしてヒダの黒いのは大丈夫かしら?

 ネットで調べて見れてみば マッシュルームが成熟し格が上がって「ポットベラ」となった証拠だそうで、海外の食通間では むしろヒダが黒いほうがコクが増して一層の美味となり 珍重されていると意外な記述を見ました。

 
ポットベラの「ポット」は大きい傘、「ベラ」は美味しいと云う意味を持つイタリア語です。
マッシュルームの栽培先進国オランダの栽培ノーハウを習得して 特殊な堆肥と 富士山の清らかで美味しい伏流水で栽培し マッシュルーム200個に対し1個の割合で厳選間引き栽培という 厳しい収穫率とのこと。
 「ポットベラ」は H農産の箱入り娘 自慢の特産品です。

 ポットベラやマッシュルームは サラダ感覚で生でも食べられますが、加熱して旨味をぎゅっと引き出すために私は 1センチ厚さにカットして あっさり塩コショウバターソテーに仕上げてみました。
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 4センチもある肉厚の「ポットベラ」は包丁を入れると キュキュッと切れ味も良く 仄かな香りに食欲もそそります。 
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キノコ好きには堪えられません。
 レモン醤油でご飯にぴったり 「これは美味!」 しっかりした食感、旨味抜群、豊かなな風味にすっかり相好を崩してしまいました。
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 ビタミンB1,B2や食物繊維が豊富 加えてアミノ酸やグルタミン酸が豊富でタンパク質はシイタケの2,5倍もある低カロリー、ダイエット食品の優等生という事で 残りは半日ほど天日で生干しして 栄養をギュギュッと凝縮させ、更なる食感や旨味が期待出来ることを楽しみに只今冷凍保存中です。

 

 

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甲斐路花桃の里へ

 足腰達者なうちに旅を楽しみましょうと、昨秋訪れたフルーツ王国甲斐の国は山梨県石和へ再びやってきました。

 時間はたっぷりある一人暮らしの かしましい私たちは、JR静岡駅から冨士駅で身延線に乗り換え 甲府駅までの各駅停車3時間は車中でのランチを楽しみながら取り留めのないオシャベリに華を咲かせ、中央線に乗り換えて7分の石和温泉駅までは、春休み中とあって何処も相当な賑わいでした。

 乱高下激しい気温差に戸惑いながらも、2泊3日は上々の快晴に恵まれました。二日目は甲州路桃源郷を楽しみましょうと、ホテルお薦めのK農園を訪れました。

 K農園は中央高速一宮・御坂インターから3分の大果樹地帯に位置し、夏は桃、秋には葡萄の日本一生産を誇っているそうです。

 観梅・桜鑑賞も良いけれど一度は桃源郷を訪れたいねぇと 鈍行を乗り換えてはるばるやって来たのです。
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嬉しいことに K農園の花桃鑑賞は無料開放で 温厚な園主 堀内 圓さん直々に箒目模様も美しく掃き清められた飛び石の小道から 桃源郷を彷彿させる広大な花園へと誘われます。
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 今年は異例の低温が続き、日本中何処も彼処も 梅・桜に加え、桃の開花も1週間から10日ほど遅れているそうで 私達が訪れた3月29日はまだ2~3分咲きの初々しさでした。
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 広い桃園をゆったり散策すれば、勢い良く伸ばして咲く蘖(ひこばえ)の若緑に映える白い花桃には力強さの中に清純さを覚えたり、
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 太い幹から直接目覚める胴吹き(どうぶき)の花桃に初々しさの中に生命力を感じるのでした。
 「胴吹き桜」 「胴吹き花桃」は けなげに咲いてはいますが、実はエネルギーが落ちた老木や剪定された木によく見られるそうです。
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 さんさんと降り注ぐ春の日差しを浴びて、園内めぐりの2~3時間の間に開花の数も次第に増して薄桃色に霞む園内はやがて桃源郷となって、観光客を彷彿とさせることでしょう。

 1週間もすれば、桃の枝に逆さに吊り下げられた洋傘に受けた摘花した花々での 受粉作業が始まり 1年のうちでもっとも活気溢れる季節がやって来ると 園主の堀内さんは目を輝かせて語ってくださいました。。
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 盛夏には甲府盆地一帯 甘酸っぱい桃の香りが満ち溢れることでしょう。 
「K農園さ~ん! 桃狩りを楽しみにしていますよ~!」

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お花見には早かったけれど

 毎年のことながらお花見に合わせての旅プランは難しいですね。
今年は乱高下する気温差も例年になく激しく、まだまだ冬物が欠かせません。
3月の花を巡るツアーコンダクターさんも 遅れがちな桜の開花が心配で 旅の前夜はほとんど眠れなかったそうです。

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 3月25日気温は低めながら快晴に恵まれ、雄大な富士山のお迎えをいただいた富士川SAでの途中休憩を挟んで、バスは岩本山公園を目指しました。
標高193メートルの山頂部分中心に整備された園内は、観梅の時季も終わり 桜の開花を待つピンクの幟もはためき、富士市のビュースポットとして、地元の桜保存会のボランティアさんも私達観光客を笑顔で迎えてくれました。

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それもそのはず、折よく標本木の桜の木に数輪の開花を確認し「桜開花宣言」されたのです。
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 わ~! うれしい~!  只今開花宣言とはラッキー! です。
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 岩本山公園は 富士市岩松小学校 大正12年卒業生一同が記念に植樹された桜は 今では約250本のソメイヨシノ、ヤマザクラが約110本となって、4月上旬には咲き誇るサクラを愛でながらの眺望が楽しめるはずです。

 午後は初めて訪れる「西湖いやしの里 根場(ねんば)」の見学散策です。
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 正にタイムスリップ 時代劇セットのような日本の原風景が突然現れてびっくり仰天!
ここは、日本一美しい茅葺きの集落として 霊峰冨士と神秘の森 青木ヶ原樹海を望む西湖畔の根場地区ですが、昭和41年の台風災害で壊滅的な被害を受けてその姿は過去のものと消えてしまったのです。

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 40年の月日を経て、平成15年に合併した富士河口湖町が、かつての日本の原風景の茅葺屋根の集落を蘇らせようと、再現されたそうです。
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 食事処や手作り体験あり、地場産品を販売する家、工芸家の作品展示をされたり今では珍しい昔ながらの粉挽き水車小屋もあり、
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 ♪~ 「ふるさと」の歌詞さながらの風景に癒され、
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 戦国時代以降の日本文化の一端が偲ばれます。

 

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 平成21年には20棟ほどの茅葺屋根が点在して のどかな日本の原風景が彷彿とよみがえってまいります。
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 のんびりと集落を散策しながら目前に迫る大きな霊峰富士に護られながらのいやしの里「根場(ねんば)」 かつての日本一美しい茅葺きの集落は見事に蘇っているのです。  

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