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しずおか連詩の会

 1999年から毎年開催されている「しずおか連詩の会」創作発表(県文化財団、県主催、静岡新聞社・静岡放送共催)を拝聴してまいりました。
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一昨年は三島市、昨年は浜松市での開催を経て、第17回目の今年の創作発表3年ぶりの静岡市は 11月20日(日)グランシップ11階会議ホール・風で開催されました。

 昨年までは静岡新聞に掲載された作品を拝見しておりましたが、今年は 私には難しい詩の世界!と懸念しながら思い切っての拝聴です。

 感性・個性豊かな言葉の達人4人が集い 3日間かけて5行と3行の短い詩をリレーのように連ねながら共同創作していく現代詩です。
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 私は詩を読むことも、自分で詩を作る能力もないにも関わらず、今回は3人の詩人に 創作連詩には珍しいと言われる俳人が加わるという関心もあって、私にはとてつもない敷居の高い創作連詩を拝聴する機会を得ました。
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 4人が同じ空間・同じ時間の中で共有する場所で、研ぎ澄まされたビビットな描写表現を突く大胆な発想の転換で、五七五七七、五七五の詩を互いに作り送って 全32編の「風の千層」を生き生きと そして静かな余韻を持って完結され 場を共有して詩を作る一種の格闘技の様な緊張感と 発想過程の楽しさなどのトークを混じえながらの創作発表でした。 

 地元静岡県浜松市出身の俳人高柳克弘氏は、誇らしい気持ちで静岡の風光を自慢し、連詩に挟む諧謔と言うか可笑しみある独特の俳句を取り入れた新鮮さは私にとって興味深いものがありました
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 桜井洋子アナウンサー(NHKの元エグゼクティブアナウンサー 嘱託職)の司会でいよいよ創作発表が始まります。

「日は海中より現れて、、、 可視にゆらめく風の千層、、、」と創作の始まりを務めた暁方ミセイさんが晴れ晴れとした心境を俳人高柳克弘氏に絆ぎ 宇宙の広がりを高貝弘也氏が謳い紡ぎ、交錯する詩人の胸中を野村喜和夫氏が謳い上げて2巡目へバトンタッチ。
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 創作中 折しも68年ぶりのウルトラスーパームーン現象や、創作3日目 雨上がりの小春日に大きな二重の虹もかかり、華やかな自然現象描写のリレー、静岡の誇り富士山、駿河湾に一層の華を添えるなど 広大な宇宙空間を編み 最後尾を結ぶ高貝弘也氏が
「光る軒先で雀らが転げている 天気雨が降ってきた あなたはもうすぐ帰ってくる」と明るい未来につないで 2016年のしずおか連詩32編「風の千層」の巻が完結したのです。

 会場ホールには、100人ほどの来場者が言葉の絵巻を味わいました。

 三島市出身の詩人大岡信氏を中心に始まった 「しずおか連詩の会」。
今年は暁方ミセイ、高柳克弘、高貝弘也、野村喜和夫の先生方に依って創作された、静岡県が世界に誇る文芸です。

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

ぽちさん
ぽちさんの文化的な活動を尊敬の念をもって
ブログを見させて頂きました。
私は、こういった俳句などには造詣が深くなく
こういった方々を只々、畏敬の念をもって見ております。

私とて、もういい年ですのでいつかいつかと言って
いられるわけでは無いのですが、いつか、私も句を作って
みたいと思ってはおります。(^-^)

いろんな情報を有難うございました。

投稿: みず | 2016年12月 4日 (日) 11時27分

♪ みずさん
 とんでもない! 私には文化的な活動など出来るはずはありません。
 詩を読むことも自分で詩を作ることも出来ない私にとって今回の「しずおか連詩の会」発表を拝聴する事は、大きな勇気ある決断でした。 まさに、年寄りの冷や水でした。 (;´д`)

 「しずおか連詩の会」の創作は 自由詩とは言え、みずみずしい感性を持って渾身のひらめきから出る表現の凄さに驚くばかりです。


 

投稿: みずさんへぽちより | 2016年12月 4日 (日) 19時49分

ぽちさん、おはようございます~
「しずおか連詩の会」があることすら知らない私です。
でも、詩は大好きです。
自分の気持ちを5,7,5や5,7,5、7、7のリズムに乗せて書くことができたら素晴らしいですね。
日本語だからこそできる技ですよね。
それを繫いでいくなんてすごいと思います。
読むこと、書くことをもっと勉強したいと思いました。

投稿: ひろ | 2016年12月 5日 (月) 07時17分

♪ ひろさん
 三島市出身の詩人大岡信氏を中心に始められた「しずおか連詩の会」は今年で17年目と言われますが、私には難しいと思いながら3年前の静岡新聞の記載で関心をもつようになり、今年は静岡市での開催で、恐る恐る拝聴しました。

 私にはやっぱり難しかったですが、私なりの収穫はありました。
 俳句初心者ですが とても勉強になりました。
 

投稿: ひろさんへぽちより | 2016年12月 5日 (月) 08時39分

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