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2015年11月

今年のお茶飲み会

 日本平から二十キロメートルほど奥まった静岡市清水区布沢に親子孫三代が風土にあった先人の訓えを守り「お茶に心をのせて」をモットーに励む 心温もるお茶農家「豊好園」さんにお招き頂いてのお話です。

 どんなに美味しい高価なお茶でも、入れ方一つで台無にしてしまうと言うことで、作法にとらわれないで一番美味しいお茶の入れ方を知っていただきたいと、「お茶飲み会」と銘打って今年で二十三回目の十一月二十三日 近郷近在縁者を招いての会に 今年もお誘い戴き楽しんできました。
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 最上級の手摘みのかぶせ茶。品評会受賞茶「燦(きらら)」を 作法にとらわれないで、一番美味しく飲む「お茶飲み会」が ご自宅客間と仏間を開放しての体験会です。
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 四人一組 お膳には小さな急須、茶碗、湯冷まし、ビーカー、温度計、砂時計などと、十グラムの「燦」が用意されインストラクターのご説明手順に従って和気合い合いの雰囲気でお茶飲み会が始まりました。
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 一煎目はお湯の温度は五十度、一分待 って とろっと濃厚な旨味を均等の味になるように注ぎ分けます。



 手順はイラストや動画でご確認頂いた通り、日本のお茶のマニアックな世界を堪能する体験でした。

前庭から里の秋のいい匂いがしてきましたよ~

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 多くの家族連れや老若男女が小春日和の山里に集い 野趣の会を楽しんでいます。
薪で麦ごはんを炊く人
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 七輪でおでんを煮る人、
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 すり鉢を抱え ごりごりととろろ汁を作る人、
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椎茸や里芋を焼く人など、地元の農家さんも総出のおもてなしです。

今年は思いがけなく、六十五年ぶりの旧友 Mちゃんとの再会がここ「豊好園」さんのお茶飲み会でありました。
中学校の教師をしていたMちゃんの 現在茶問屋さんを営んでいる当時の教え子さんとご一緒に今年始めて参加され 偶然の再会に手を取り合って喜び合いました。
お互い名乗らなければ気付きもしないほど歳を重ね 六十五年ぶりの奇遇な再会でした。
つるべ落としの夕暮れ迫るまで 互いの来し方を語りあい別れを惜しみました。



 

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秋の丸子路

  秋は丸子路が楽しい!
歳のせいか、遠出の散策は無理でも、秋日和に恵まれさえすれば、巣籠もりの多い私も 丸子路のゆったり散策で心身共に癒されております。
「しずてつバス」乗り放題の「大御所パス」で自由奔放に出かけられるのも、独り身の気安さでしょうか。

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 JR静岡駅北口から しずてつジャストラインバス 中部国道線「藤枝駅行き」で約30分ほどの「吐月峰駿匠宿入り口」で下車
東海道五十三次 日本橋から20番目の宿場でもあった丸子路の歴史は古く、その規模は小さいながら鎌倉時代から東海道の宿駅で、交通も盛んだったようです。
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てくてく10分ほど歩けば、目指す吐月峰「柴屋寺」に到着。

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 今川氏に仕えた連歌師 柴屋軒宗長が、1504年55歳で草の庵を結び余生を送った処です。 宗長は、京都の銀閣寺を模し、自然を巧みに取り入れた借景で庭園を築き 四季の諷詠を楽しんだと言われます。
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 庭園では、今でも毎年仲秋の名月を愛でるお茶会が開かれ多くの人が訪れ 私も幾度か楽しみました。

下は 以前柴屋寺観月の茶会の折に撮った「♪、、、祇園精舎の鐘の音、、、」平家物語一節の10分ほどの動画です。 

 

 数年前 柴屋寺での仲秋観月の宵 虫すだく庭園のともし火に秋の風情や、琵琶の語りに耳を傾けた時の動画でした。
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 柴屋寺の山門には「福茶釜の寺」 
   あれッ? ぶんぶく茶釜?
 昔話によく聞いた「
福茶釜」は群馬県館林市の茂林寺の茶釜。
汲んでも汲んでも湯が付きないので不思議に思ったら狸の化身だったと言うお話です。
ここ柴屋寺の「
福茶釜」は、足利義政公が茶を点てる時に使った言われるれる静岡市伝説ですが門外不出です。
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 門前には 
「とどまれば澄む水なれどとどまらず 鼎」
            原石鼎の句碑でしょうか?
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 小枝にかかる木札には、芭蕉の句 
 「名月や北国日和定め無き」
が微かに読み取れます。
裏面の句はほとんど読み取れませんでした。
(「月ひとつ残して吐月は夜となり」  
 でしょうか? 私なりに判読してみました)
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   たなびくや千里もここの春霞    氏親


   梅匂ふかげしたいつつ柴屋寺   宗長

1509年 今川氏親が関東に出陣の折 三嶋神社に願をかけ、凱旋の後 宗長が千句詠んだ「三嶋千句」の碑にも歴史を偲ぶものがあります。

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 お腹も空きました。風情ある柴屋寺から 東海道中膝栗毛の弥次さん喜多さんも立ち寄っとたと云う とろろ汁の元祖「丁子屋」へ急ぎましょう。

    梅若菜まりこの宿のとろろ汁  芭蕉

 芭蕉の門弟 大津の俳人 乙州」(おとくに)が江戸に立つ時 餞別として詠んだ芭蕉も ここでとろろ汁を賞味されたのですね。
  
大広間にはウィークデイにも関わらず賑わっております。
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 東海道五拾三次浮世絵を愛でながら、素朴な名物「麦とろ」の定食を楽しみました。
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 「けんかする夫婦は口をとがらせてとんびとろろにすべりとそすれ」と詠んだ 東海道中膝栗毛の著者 十返舎一九さんの像にも会えました。  話題は ちょっと脇道にそれて、、、

下図は、静岡市の「おまち」中心街両替町一丁目です。
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 十返舎一九さん(1765~1831)は、我が静岡市は現在の葵区両替町1丁目で生まれ 国内で初めて文筆業で生計を立てた職業作家です。
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 余談ですが 両替町は昔「駿府の銀座」として栄えました。
 1612年に江戸に移され、東京銀座の発祥地でもあるのです。
さすが!家康公が愛した町静岡であります。


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 、、、話題は丁子屋に戻って 、、、天井裏の歴史的遺産を垣間見たり 往時を追懐のひと時でした。

とろろ汁を堪能したあとは、「日本紅茶」の礎をご案内したいと思います。
丸子路を散策していると あちこちに「丸子紅茶」の看板文字を見かけます。
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丁子屋から更に西に歩を伸ばし 丸子赤目ヶ谷の長源寺 直ぐ側に「起樹天満宮」を訪れました。 
境内に見つけた石碑に「丸子紅茶」の訳がわかりました。
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 多田元吉は日本近代茶業の先駆者で、中国・インドの茶産地を命がけで調査し 先進事業を日本にもたらしました。
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 石碑の背後には 日本紅茶の原木が見られます。

実は初めて訪れた天満宮さまですが、よく見かけた看板「丸子紅茶」の訳がここでわかりました。

 鎌倉時代から栄えた丸子路はまだまだ見所山積です。
 今回訪れた小半日丸子路ゆったり散策の画像をムービープロジェクトしてみました。
  
ごゆっくりお楽しみください。

 丸子路は 秋が美味しい!

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帆船『日本丸』が清水港にやってきた!~登檣礼編

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 「太平洋の白鳥」と呼ばれる航海訓練帆船「日本丸」が10月31日に清水港に入港し 11月1日には実習生に迎えられ、素朴な質問にも わかりやすい説明などいただいた、初めての帆船の見学にエキサイトした私は、11月3日出港の伝統的儀式「登檣礼」は是非も見届けたいとその日の早朝 大きな期待を抱いて出かけました。
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  電車バスを乗り継ぎして、9時前日出埠頭に到着した時には、やがて大海原の航海を夢見る 清水海上技術の学生さんの他 かなりの見学者で賑わっておりました。250pxnihonmaru_ii_04

 日本丸の舳先には 合掌した人魚のような日本女性が航海の無事を祈っているのでしょうか?  
 そんな繊細な心配りにも目頭が熱くなってしまいます。

 定刻10時出港が迫り いよいよ「登檣礼(とうしょうれい)」 が始まります。
私たち見学者は固唾を吞んで 一挙手一投足を見守ります。

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 合図とともに実習生たちは次々と梯子をよじ登り、等間隔にシンメトリーにフートロープに立つ姿のなん凛々しい事!
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やがて、舳先からの陣頭指揮合図一声のもと、脱帽した右手を高々上げて 
「ごきげんよう~!」 「ごきげんよう~!」 「ごきげんよう~」

 若人のチアリングが澄み切った秋空へ響き渡りました。

  何故かじ~んとくるものがあります。

 その筋の解説によれば  「登檣礼」の起源は、明らかではありませんが、16世紀イギリス海軍の記録に見られることで かなり歴史があるようです。
 皇族の送迎、司令官や艦長の交代の時、出征や遠洋航海などの壮行に付く船に敬意を表す儀礼とのことです。

 見逃すまいと懸命に撮り続けた感動的な 「登檣礼」や出港瞬間の日本丸の動画3題をご覧ください。

【動画1】
実習生が、勇猛果敢にマストに上ります。
 マストの突端は海面より50メートルの高さですって!

【動画2】
舳先の先導号令で、フートロープに並ぶマストの実習生は 脱帽し、「ごきげんよ~!」と、右手を上げ 澄み切った秋空高く伝統のご挨拶が響きます。 感動的なシーンです。

【動画3】
遥かに日本一の富士山を望みながら 
日本丸は次の名古屋港へと出港いたしました。

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帆船『日本丸』が清水港にやってきた!~見学編

 静岡市清水区の清水港日の出埠頭に10月31日、日本最大の客船「飛鳥Ⅱ」(10月31日出港)と 世界最大級の練習帆船「日本丸」が同時接岸しました。   
近年清水港は客船誘致で賑わっております。
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 10月30日 航海訓練帆船『日本丸』入港 31日には実習生による帆を張る訓練セイルドリルが披露されましたが、残念ながら見逃してしまいましたので、日本丸の優美な姿のこの画像は、ネットよりお借りしました。
「太平洋の白鳥」と呼ばれるにふさわしい全貌ですね。
下画像は 11月1日に船内見学の時の「日本丸」です。
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 日本丸は10月30日10時に入港し、11月3日の10時に出港、11月1日には一般公開の情報を得て、見学してまいりました。
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実習生のにこやかな応対に心和みます。

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 タラップには実習生の温かい出迎えを頂いて わくわくしながら私は初めての乗船です。
 船上には 「
1984」 のプレートがどっしりと据えられております。 
「なんだろう?」とよくよく見れば、進水記念プレートです。
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 『日本丸』は
 
住友重機浦賀造船所で建造され 1984年2月15日に進水した世界最大級の帆船で、設計から建造まですべて日本国内で行われた日本最初の純国産大型帆船です。
 総トン数 2,570t ディーゼル 実習生120名、乗組員70名
 
世界でも有数の高速帆船としても世界に名を馳せているそうです。    


 将来商船の船員を目指す実習生たちは、私達の質問に笑顔で説明もしてくださり、その姿が凛々しく眩しく頼もしかったです。
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 毎朝6時半に起床し 体操の後甲板に海水を撒いて椰子の実のタワシで磨きます。
帆を張る為の 整理されたロープの種類の多さにも驚きです

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 圧巻の 海面から約50メートルの高さのマストの真下に佇めば

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梯子を登る実習生の勇姿は如何ばかりか?
11月3日の出港前の伝統儀式 「登檣礼(とうしょうれい)」に思いを馳せます。 

 この日は正に日本晴れ! 
   遥かに富士山も歓迎しておりました。

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 乗下船の時のタラップは、出港の時はどのようにして収納されるのでしょうか?  
私の数ある興味の一つでした。
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 上の画像2点は タラップ収納の場面です。
ひと足先に11月3日に収録した次の動画をご覧ください。

手動式で吊り上げながら階段板を1枚ずつ外し、コンパクトに折りたたみ きちんと収納してしまう作業も手際よく 興味深く見学できました。

 次回ブログは 11月3日「日本丸」出港前の伝統儀式 登檣礼(とうしょうれい)をじっくりご覧いただく予定です。 
  感動的ですよ~  どうぞお楽しみに、、、

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マダム・タッソー 東京を楽しむ

 「昭和の龍宮城」の豪華絢爛に感嘆し、目黒雅叙園自慢の西欧料理「クラブラウンジ」ランチブッフェのご馳走に舌鼓を打った後は、世界のセレブやスポーツ選手の等身大のフィギュア60体以上が展示されている 東京お台場の テックス東京ビーチアイランドモール3Fにある「マダム・タッソー東京」を楽しみました。

 マダム・タッソーって? 以前TVで何となく見た蝋人形のことかしら? 最初はそんな程度の知識でした。  
ネットで調べているうちに、これは見る価値がありそうです。
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 入館前 真っ先にお迎えいただいたのが、ご存知 マリリン・モンロー の妖艶なこの姿には、フィギュアと言えど男性でなくてもドキドキしてしまいます。
 
 
マダム・タッソーは250余年の歴史を持つワックスフィギュアの技術を世界9ヶ国15ヶ所にオープンしているそうです。

 1761年創始者の マダム・タッソーは、フランス生まれ、ワックスフィギュア製作者としても高名な家の家政婦として働き、ワックスフィギュア製作の技術を学んだそうです。
1850年88才で亡くなるまでマリー・アントワネットやナポレオンのフィギュアや、81才最後の作品は自らの姿をフィギュアに残したと言われます。 


 現在ではマダム・タッソーの精神を孫息子が受け継いで、等身大のフィギュアを世界中に送り出し、ロンドン・アムステルダム・ラスベガス・香港・ニューヨーク、上海、ワシントン、ベルリン、ハリウッド、バンコク、ウィーン、シドニーなど、そして2013年3月に東京にオープンなど、世界中にその名を馳せております。
あちこちに点在するセレブ、有名人の中に 元総理大臣としてはピカ☆イチ! 勇気を出して吉田茂さんとの会談???

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元総理大臣吉田茂さんとの話題は実に和やかなものでしたよ。
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あれ~ 元お転婆娘もご覧のとおり、トム・クルーズにしっかりしがみついて、ツーリングを楽しんでいますよ~。

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ちょっと気取って、オードリー・ヘップバーンとティファニーで朝食も楽しみました。 という訳で 展示された有名人のフィギュアーには肩を組んだり、一緒に写真を撮ったり出来ることも最高の楽しみでした

まだまだご紹介したい有名人が目白押しです。
ムービープロジェクトに組んでみました。
 バッハの「G線上のアリア」のメロディに乗ってお楽しみください。

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