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岡田美術館 歌麿「深川の雪」と箱根神社参詣

  いつもの仲間との久しぶりの日帰り旅の今回は、近年奇跡的に発見された喜多川歌麿の「深川の雪」の見学をメインに7月21日楽しんでまいりました。

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 箱根芦ノ湖畔到着後、2011年 初詣以来の箱根神社参詣と相成りました。
天気晴朗、35度を超す猛暑の下界に比べ、標高723mの湖畔は25度 爽やかな湖風がそよそよと、薄もの一枚羽織るほどの心地よさです。

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箱根神社 四年半ぶりの参詣で、太古の地震で芦ノ湖底に沈んだ樹木の化石「けけら木」奉納
の様子の変りように驚きました。

上図は2011年撮影の奉納「けけら木」ですが、下図は今回奉納の屋根改修の為  夏の風雨、厳しい日射に曝された お気の毒な「けけら木」ですが、とくとご覧ください。

幾万年の自然の造形「龍」頭部の姿が生々しくも 神々しささえ感じられます。

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     「けけら木」の龍神夏日に曝しをり

 神社参詣を済ませ、神楽殿に差し掛かると 偶然とは云え 折よく 7月31日から始まる 「1258芦ノ湖夏祭り」に奉納される こども能楽「箱根延年」のリハーサル風景に遭遇いたしました。

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リハーサルと云え 可愛らしい子供さんの演じるお能 所作の様子が つぶさに拝見出来た事は 旅人としては実にラッキーでした。

チチ・ポポと鼓の音や ピ~ピ~と笛の音に合わせて謡い奏で、静々と摺り足で演じる子供能楽に 感心しながらしばし見入ってしまいました。

この模様の動画撮りを 2題収録しましたが、リハーサル風景ですので残念ながら公表は控えさせていただきます。

 「1285」芦ノ湖夏祭りとは、箱根神社ご鎮座して 今年1285年を迎える 芦ノ湖観光のイベントとのこと、7月31日~8月5日に亘り開催されるそうです。

     わらべ等のお能納めて湖(みず)まつり

 ランチタイムは芦ノ湖畔にある「絹引きの里本店」さん。
2階窓の眼下には芦ノ湖と周辺の大自然が大きく開け、すばらしい眺望です。

一行17名は自由に座席に着いて 早速ご馳走に舌鼓を打ち始めた時のこと

私の座った席が 何と! 由緒ある席だったことに気が付きビックリ仰天!

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お飲み物お品書きと思っていた 目の前のプレートには

  【着座 レオナルド・ディカプリオ様 2010・7・23 14:00】

とあるではありませんか!  私が座った席にですよ!

改めて良く良く見れば 「金色の座布団」に着座していたのです。
 一行の目の輝きをご想像ください。

それにしても 黄金のお座布団でいただいた 黒ゴボウ・ゴマが練り込んだ名代「絹里細うどん」の 喉越しの良さ お変わり自由で美味しかったこと!

 旅のメイン 岡田美術館へ急ぎましょう。

「岡田美術館」は 国際観光地 箱根小涌谷に2013年10月に実業家岡田和生が収集した日本・東洋の美術品を公開する美術館です。

貴重な美術品観賞には 殊のほかセキュリティが厳しく、カメラ・けいたい・飲料水は無料のロッカーに預け入れ、更に空港手荷物検査よろしく、手荷物はX線検査装置を通過しての入場となりました。

陶磁器・絵画・工芸・彫刻など2階から5階に亘って 古くから日本で受け継がれてきた美術品が観賞できます。

(下 雪月花三部作図はインターネットよりいただきました)

【雪の深川】

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【品川の月】

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【吉原の花】

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 喜多川歌麿(1753~1806)の「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」 雪月花三部作は箱根で完結されました。

中でも「深川の雪」(歌麿晩年期の作品)は 明治20年ごろフランスはパリに流出した後、戦前に日本に戻り、戦後間もない昭和23年・27年に亘り公開されたのを最後に消息を絶ったのでした。

近年奇跡的に発見され、(NHKでも大きく放映されましたね) 66年ぶりに公開された 縦2メートル 横3,5メートル歌麿最大の掛け軸で 27名中 1人を除く女性26名の 所作仕種 話し声まで聞こえてきそうな 心模様に至るまで つぶさに描かれた幻の最高傑作は 絶対に見逃せせん。 気になる1人を探してください。

【風神雷神巨大壁画を観賞しながら足湯を楽しむ】

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【風・刻(かぜ・とき)】  風神雷神巨大壁画

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 岡田美術館建物の正面に特設された 源泉かけ流しの「足湯」に癒されながら眺める 縦12メートル 横30メートルの金地パネルに描かれた福井江太郎の巨大壁画 「風・刻(かぜ・とき)」・・・の風神雷神壁画は圧巻です。

 * 折しも 翌日22日の新聞 【歌麿の水墨美人画発見】(福岡)

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喜多川歌麿が墨だけで花魁(おいらん)を描いた肉筆美人画一点が見つかった記事が載っておりました。
 鮮やかな色彩で描かれることが多い中、他に例を見ない 歌麿40歳くらいに描かれた水墨肉筆美人画です。

 

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コメント

ぽちさん、こんにちは~
連日の猛暑で頭が働かないですが、このブログを拝見して
少し気合が入りました。
芦ノ湖へは何度も行っているのに箱根神社にはまだ行ったことがないのです。
「けけら木」を見てみたいです。
ここには普通に観光客が来ているのですね。
さて、「深川の雪」よかったですね。
テレビ等で報道されましたから、是非見てみたいと思いつつなかなか行く機会がありません。
随分大きいそうですね。
あの描写の素晴らしさは世界に誇れるものですね。
そして、由緒あるお席でのランチタイムは素晴らし過ぎますよ。
いや~、よかったですね、ぽちさん。

投稿: ひろ | 2015年7月26日 (日) 13時30分

ぽちさん
こんにちわ~
非常に文化的なバス旅行でしたね。

「深川の雪」の中で気になる一人、探しましたが
この人かどうか。。。
子供と関わっている人もいますか?
私がこの人は女性ではないと思った人は、一つ目と
二つ目の柱の中に描かれている人物です。
男性が、緑色の物を羽織った子供を背負っているように
見えるのですが、違いますかね?

ぽちさん、ディカプリオのお席でお食事できたなんて
びっくりです!思い出に残る旅でしたね。

投稿: みず | 2015年7月26日 (日) 14時31分

♪ ひろさん
 歌麿の「深川の雪」
縦2m、横3,5mの掛け軸と云う大きさにも
驚かされますが、26人の女性の細やかな
衣装の模様、色遣い、物腰のいろっぽさ等々
一人ひとりの表情が 実に繊細です。
歌麿晩年50歳の完成された作品の
前で、20分くらい釘付けでした。

 箱根神社の「けけら木」は、
2011年の時は 湖底に沈んだ樹木の化石として
撮影してきましたが、今回は 自然の造形美に
圧倒されました。
ひろさんの山便り「自然の造形」の画像にも
圧倒されておりますよ。
 つまり人間は 自然には勝てないと云う事ですね。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2015年7月27日 (月) 10時40分

♪ みずさん
 今回展示の「深川の雪」は、
3連休の後だけに、会場は空いておりましたので
約20分くらい 描かれた一人一人目を凝らして
じっくり拝見いたしました。 

子供と関わっている人は 確か 後ろ髪引かれる思いで
お勤めに出掛ける母親から子供を預かる
年増女と思われます。

 緑色の包みを担いでいる人は 大風呂敷に包んだ夜具を部屋に運ぶ下働き女と思います。
 実は私も この人には随分惑わされましたよ。

 ここには女性が26人描かれております。
残る一人は、独断と偏見で、、、
男性は一人も描かれてはいないと思われますし、左下2人目の子供が答えとおもいますが 如何でしょうか?

投稿: みずさんへ ぽちより | 2015年7月27日 (月) 11時07分

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