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善光寺とたけのこ祭り

 草木の芽吹きと共に、入園、入学、新年度と、何かと気ぜわしい春到来ですが、ちょっと一休み。 春一番の筍を食べる会を計画してお待ちしています。

 今年もお茶農家 豊好園のT子さんから筍を味わいながら旧交を温めましょうとお誘いをいただきました。
 静岡市清水区の奥座敷 両河内は静岡茶市場の新茶取引で最高価格が付く程の味わい深い茶を生産している事で知られておりますが、茶処布沢(ぬのざわ・のんさわ)の肥沃な土地柄 茶のみならず 「両河内布沢のたけのこ」と云われるほど 知る人ぞ知る筍も特産物なのです。
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 恒例のお祭り広場では、「第27回善光寺とたけのこまつり」(4月11・12日)が賑々しく開催されました。
先ずは 布沢の「善光寺」さんについてご説明しましょう。
 小高い丘に豊かに茂る孟宗竹林を背景に善光寺お堂が鎮座まします。
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   麓の立て看板に依れば
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 布沢善光寺のお堂が創建された年代は不明ですが、長野善光寺のご本尊である一光三尊の阿弥陀如来のご分身が祀られております。
そもそも 戦国時代 武田信玄が駿河に侵攻し、江尻城を築き、軍用道路として 甲州から、布沢に来て江尻に出る道を開いて 駿河と甲州を結ぶ物資を運ぶ道であったと云われ、布沢は人の往来も激しく当時は賑わったそうです。
 その昔、長野の善光寺詣りの途中行き倒れの旅人を葬ったお寺が布沢の寺だったと伝えられております。
   小耳にはさんだ地元の長老の話を要約すれば
 当時の布沢は もともと紙漉きが盛んで、莫大な富を築き、茶山や竹山を持ち布沢の特産へと発展させたのです。
紙漉きに使われた大釜は、お祭り広場に設置され 今では「たけのこ祭り」の主役となっているのです。
 竹林の手入れも良く、布沢の筍は えぐみもなく、柔らかく、風味もよいブランド農産物として、お茶と共に高い評価を得ているのです。
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 JR興津駅前よりバスを乗り継ぎ、一日7本の両河内線終点の「土」で下車。興津川の支流 布沢川に沿って せせらぎや、夏鶯の鳴き声を聞きながらのんびりと15分ほどを歩けば 里山の自然が楽しめますし、
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この時期ならではの筍を茹でる煙りや湯気がたなびき 良い匂いも漂ってまいります。
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 昼12時 お祭り広場では 特設された五右衛門風呂のような大釜2基からは、もうもうと湯気が吹き揚げ 今まさに釜の蓋が開けられると云う 絶好のチャンスに 俄かカメラマンの婆~ばの胸は高鳴るばかりです。
 この大釜は、昔 紙漉きに使った遺物で、今では筍茹での立役者となっているのです。
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 実はこの様子をカメラに納めたくて 駆けつけたのですから今年はラッキーチャンスに恵まれたのです。
 前日の雨で ぬかるんむ足許もなんのその、、 カメラを構えて大釜の辺りをうろうろ ちょろちょろ、シャッターチャンスを狙うのです。
前々から気掛かりだった この重たい釜の蓋はどうして開けるのでしょう?
そして、300kgの茹で上がった筍をどう掬いだすのでしょうか? 興味深々!
念願のパフォーマンスが 今から見られると云うのです。
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エンジン音を立て フォークリフトがやってきて、大釜が開けられました。
 これより本日のメインイベントが いよいよ始まります。
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あッ!  剛健な若者が竹篭の付いた竿竹を持ってのご登場です。
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 ドラム缶を足場にして もうもうと立ち上る湯気から、筍を掬いだしては、水舟に漬ける、掬いだしては漬ける、、。
 待ってましたとばかり4~5人の男衆が一斉に皮を剥く笑顔の連携プレーは実に鮮やかでお見事!
 待ちかねたお客さんに あっという間の完売です。
 取材?を終えて 意気揚々と T子さん宅に戻れば、すでに10数人の友人、知人が一同にT子さんお手製の筍自慢料理に舌鼓を打ちながら盛り上がっております。
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 掘り立て、皮付き茹で立ての布沢筍料理は数々あれど T子さん一番のお勧めは 一同も一番人気のポン酢しょう油か だし醤油でいただくお刺身です。 
   ほんと!  美味しいのです。
本来の筍を味わうに一番ふさわしい戴き方と心得ます。
 お腹いっぱいご馳走になり 旧交を温め 振り分け荷物のお土産までいただいて、甘露甘露の一日でした。
 夢中で撮り溜めた画像を編集したムービーをご笑覧下さい。
 

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コメント

ぽちさん
今年も、布澤の筍の季節がやってきましたね。
なるほど(^◇^)、筍のお鍋の蓋はフォークリフトが
開けたんですね。ずいぶんと大がかりなお祭りで
見ている人たちのワクワク感が伝わってきます。
私も、ご近所から頂いた筍を食しました。この時期
筍を食べなければ始まりませんね。ぽちさんのように
一度、このような場所で味わったら、やみつきになりますよね。

その昔は、どこへ行くのも歩いてですし、しかも栄養状態も、
今とは格段の差がありましたでしょうから命がけの
善光寺詣りだったんでしょうね。
行き倒れの方々を弔った場所となれば、その優しさが
伝わってきて、自然と頭が下がります。

ムービーも楽しませて頂きました。
有難うございました。

投稿: みず | 2015年4月19日 (日) 11時17分

ぽちさん、こんにちは~
電車とバスを乗り継いで布沢までお出かけになるぽちさんの
フットワークにまず拍手です。
あの大釜で筍を茹で上げる所、重たいフタをフォークリフトで
あける所、そして筍を釜から取りだす所等をよく撮影されましたね。
名カメラウーマンぽちさんに拍手です。
筍の美味しさが伝わってきました。
毎年こうしてお友達と交流を楽しめることは素晴らしいことですね。
善光寺詣りのお話も納得です。
いい写真をたくさん見せていただいてありがとうございます。

投稿: ひろ | 2015年4月19日 (日) 15時18分

♪ みずさん
 布沢の善光寺?
最初私は、長野の善光寺さんとの関係が
全く分からなかったのです。

 実は昨年 お祭り広場より少し離れた小高い場所に お堂を
見付けました。
 そこで今年こそ あの場所まで行ってみようと、
単独行動で行った処、由緒来歴を書いた朽ちかけた 
立て札を見付けました。

 立て札を読んでいるうちに、 「武田信玄もこの辺りを
歩いたのかしら?、、、」など、 なるほど!
布沢は由緒ある処なんだと再認識したのです。

 行き倒れの人を手厚く葬った優しい人柄が
村人総出のお祭りでも良くわかりましたよ。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2015年4月20日 (月) 17時32分

♪ ひろさん
 乗り継ぎのバス 最終点の「土」・・・ ど と云います。
お昼までに「土」に辿り着くには 興津駅を9時55分の
バスに乗り、但沼で10時20分に乗り継ぐしかないのです。
 この日は友人と二人で出掛けたのですが終点まで
バスの乗客は私たち二人だけでした。 ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

 こんな旅は、健康と頭の体操に良いのです。

この辺りは自然が素晴らしく、村人の豊かな気持ちが
嬉しいのです。

 今年は、念願の 大釜の蓋掛けや、茹で筍を
掬いだす場面が じっくり見られて 大満足でした。
筍の美味しさも天下一品です。
動画の編集にも力が入りました。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2015年4月20日 (月) 17時57分

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