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白蓮直筆の和歌

 毎年恒例の 高校昭和26年卒業生クラス会 これが最後と盛大に行われた傘寿の集いの後も お名残り惜しく 「有志の集い」と名を改めて、年1回 旧交を温めております。
 今年も10月20日に定例会場のNホテルに 
30名ほどのクラスメイトが集まりました。

年ごとに寂しくなってまいります。今年度6名の物故者に祈りを捧げて、

今日ここにいるのが有難いと感謝して お食事会が始まりました。


 順を追ってマイクが廻され、料理長ご自慢の純和風季節料理に舌鼓を打ちながら 近況報告など よもやま話に花が咲きました。

 お歳がら、病気や怪我の話題、介護をしたりされたりの裏話、私小説や俳句に親しむ方、余生の暮らし方等々多々ある中で、思いがけない話題に盛り上がりました。
 
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 今年4月に始まった NHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」が放映された直後の5月のある日、静岡県裾野市平松の佐野原神社で 大正から昭和にかけて活躍した歌人 柳原白蓮(1885~1967年)が奉納した「本坪鈴」が見つかり、長く存在が忘れられていた鈴の発見に 地元が湧いたと云う記事が 静岡新聞に載っておりました。

 そんな折も折 60有余年以来からのクラスメイトにも同様のエピソードが今回の話題です。

 クラスの中でも屈指の ご令嬢F子さん。
ご縁あって、静岡県F市のF家に嫁がれて数十年。
このたび ご邸宅改造で お部屋の整理をされた時のこと 亡きお姑さまの ご遺品のなかに偶然見付けた 話題のNHK朝ドラ「花子とアン」蓮子のモデル 柳原白蓮ご本人から贈られた和歌 直筆の色紙と短冊のご披露に 一同感嘆の声があがりました。
 
 柳橋の芸妓を母に持ち、九州の炭鉱王と再婚、社会運動家との大恋愛など 世間を騒がせ 波乱の人生を贈った高貴な歌人「白蓮」直筆の歌を拝見して 会場の盛り上がりは 如何ばかりか? ご想像下さい。
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 F家先代のご令室 つまりF子さんのお姑さま(万喜さま)は、白蓮と親交を深めておられたそうで、白蓮66歳 直筆の和歌を 昭和26年10月27日付けの色紙・短冊に さらさらとしたためられて 万喜さまに贈られました。
下の画像は、上図 色紙・短冊の裏面で 「万喜の君の為に、、」 こんな粋な裏書きも 一同食い入るように拝見したのでございます。
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    【色紙のうた】 
 
      しみとほる秋の夜            
        もののしづけさは            
       水の底まで月かがやきぬ
 
                                         白蓮   
 
 
     【短冊のうた】

       ほのかすむ空よりなにか幸の
          こぼれくるごと花の香ぞする

                          白蓮
 
 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ぽちさん、こんにちは~
すごい!!びっくりしました。
白蓮さんの直筆の和歌なんですね。
「花子とアン」は私も毎日楽しみにしていました。
花子の魅力もさることながら、白蓮の生き方が多くの女性から
注目されたのですよね。
その白蓮の自筆を見ることができたぽちさん、ラッキーでしたね。
御令嬢F子さんとお友達なんてまたすごいことですね。
さらさらと流れるような字で和歌を書いてしまうなんて白蓮は非凡な方なんですね。
いいものを見せていただいてありがとうございました。

投稿: ひろ | 2014年11月 2日 (日) 14時15分

ぽちさん
感動ですね!
字も女性らしい美しさがあって、見とれてしまいますね。
御旧友様達の驚かれた様子が、手に取るようです。

私も「花子とアン」は毎回欠かさず見ておりました。
仲間由紀恵さん演じる白蓮が、なんともステキで
この時代に、このように奔放に生きられた女性を
いつも、羨望の眼差しで見ておりました。

旧家にはお宝なるものがあるんですね。
驚きました。いいものを見せて頂き、有難うございました。

投稿: みず | 2014年11月 2日 (日) 15時20分

♪ ひろさん
 白蓮さんの直筆の色紙と短冊が
友人の家から発見されたことに
出席者一同のどよめきは凄かったですよ。
 ご披露くださったF子さんも興奮気味でした。

NHK朝ドラのおかげで、白蓮さんの生涯詳細を
ネットで再確認していた矢先でしたから、
私も興奮してしまいました。
このブログのキーを打つ手も震えてしまいました。

 

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2014年11月 2日 (日) 19時57分

♪ みずさん
 白蓮さん直筆の和歌 色紙と短冊
それはそれは美しい仮名の流れに
しびれてしまいました。

 詠まれた時季も ちょうど今頃の事で
まなこを閉じれば 研ぎ澄まされた白蓮さんの詩歌に
その光景が彷彿と蘇ってまいります。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2014年11月 2日 (日) 20時11分

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