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2014年11月

秋を彩る箱根路 ~下編~

 箱根と云えば芦ノ湖 今まさに錦秋の湖畔を愛でるにふさわしい遊覧を楽しみましょう。

芦ノ湖は3000年前に水蒸気爆発した神山の大崩壊を堰きとめた堰止め湖であり 神奈川県は箱根山 湖面標高725メートルにある火口原湖です。

 面 積   7,10平方キロメートル      
 周 囲   21,1キロメートル
 最大水深 43,5メートル         
 平均水深 15,0メートル
 透 明 度  7メートル

水源の大部分は湖底の湧水だそうです。
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 箱根町港を14時25分出航 紅葉にも劣らぬ色彩鮮やかな「芦ノ湖遊覧海賊船」で 湖畔の錦秋を満喫いたしました。
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きらきら輝く湖面を滑るように航行する海賊船に心躍らせ お転婆ば~ばはデッキに上がり 小春の風をなびかせながら 映りゆく湖畔の秋景色に感嘆!
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小高い山々に展開するパッチワークのような紅葉、湖面に映る箱根神社の平和の赤鳥居の荘厳な美しさに酔いしれた桃源台までの30分の遊覧を心ゆくまで楽しみました。

 箱根町港で乗り捨てた観光バスは、陸路先回りして桃源台の駐車場で私たちを待ち受け、一路白波打つ芒原で有名な 箱根仙石原を通過して長安寺へと向かいます。

長安寺は知る人ぞ知る 羅漢像と紅葉のスポットです。
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 創建は1356年とかなりの昔。 「東国花の寺百ヶ寺」として知られる名刹ですが私は初めての参詣です。
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山門を潜ると、数々の羅漢さまが迎えてくれます。
 羅漢さまはお釈迦様のお弟子さん。
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紅葉を愛でながら、小高い裏山に通じる小径を散策すれば あちこちに点在する羅漢さまが 語りかけてくれるのです。
 「あれッ! 亡くなったおじいちゃんに似てる~!」 
      どこからかそんな囁きも聞こえます。 
羅漢さまに諭されながら 秋を存分に吸収し こころ癒されるのでした。

今回の旅はお天気にも恵まれ コートもいらないほど温かな小春日和に恵まれ予想以上に楽しく有意義な旅でした。

 日本の懐かしい歌 「もみじ」のメロディにのせて 15分 編集動画の旅をお楽しみください。
 
 

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秋を彩る箱根路の旅 ~上編~

 前日のそぼ降る冷たい雨も 無情な天気予報も みごとにくつがえして 11月10日は朝からからりと晴れ渡り 冷え込みも無く素晴らしい小春日和となりました。

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 朝8時10分 39名を乗せて静岡駅前を出発した観光バスは 右手に煌めく駿河湾を望み 綿帽子を載せた雄大な富士山を真向に眺めながら、一路東へと向かいます。

 前から3席目 隣り合わせたご婦人も 私と同じお一人参加のご常連さん。

今回の旅は 「秋を彩る箱根路」 まさに錦秋を思う存分に味わう日帰りバス旅です。

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最初に立ち寄った 箱根小湧谷温泉の紅葉スポット、ツツジの名所としても有名な「蓬莱園」は、2万坪と云われる大庭園。 

今から120年前に伝統と風雅を遊ぶ三河屋旅館の庭園として造られましたが、現在は箱根町が管理して、誰でも無料で入園できるのです。
 この日は前日の雨の為に 高低差のある山道は、ややもすると滑りやすく 足もとに気を配りながら 大庭園の紅葉を楽しみました。 

11月も半ばを過ぎると 午後1時頃には早くも山の日陰になってしまうので、写真摂りには午前中でラッキーでした。 

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こんもり形よく刈られ 春には目の覚めるようなツツジの紅葉もなかなかの風情です。

食欲の秋!  特に若い女性には魅力的の 相模湾を一望する風光明美な高台にあるオシャレな パテシエYoroizuka Harm(一夜城) に立ち寄ってスイーツを賞味。 

花より団子ならぬ、
 スイーツより戦国の一夜城へ「いざ!」

 

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 裏手にある戦国の面影を残す 太閤の一夜城と呼ばれる石垣山一夜城跡の足場の悪い石段を登り 痕跡を訪ねることにしました。

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 秀吉が小田原北条氏を攻めるために 一夜のうちに樹木を伐採して櫓の骨組みに白紙を貼って白壁に見せかけて 小田原北條の将兵の士気を失わせたとか、この城に淀君や側室、千利休、能役者を呼んで茶会を開いたとか、この地は国立公園区域、国の史跡に指定されているそうです。

実際にはのべ4万人が動員され、80日間が費やされたそうで、歴史をひも解くと誇張も多いですね。  トホホ、、、

良く歩き お腹も空きました。

 小田原名物かまぼこ名店の「金目鯛の焙り御膳」の昼食に舌鼓をうって 午後の観光に一同はバスに乗り込み、次なる名所へ向かいます。


 

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梅ヶ島 2014年の紅葉

 静岡市葵区の奥座敷に「梅ヶ島」と云う温泉地があります。

島と云っても島にあらず 静岡市の一級河川安倍川の上流で、山梨県南アルプス麓に隣り合わせた標高1000メートルの渓谷なのです。

 JR静岡駅北口5番乗り場から しずてつジャストライン「安倍線」梅ヶ島行きの路線バス は一日5往復運行 下図は梅ヶ島終点にある JR静岡駅方面行き時刻表です。 

運賃はJR静岡駅~終点梅ヶ島まで大人片道 \1600

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始発から 45キロメートルを1時間50分ひた走っても静岡市は葵区の管内とは こんな山奥にまで何と広いこと! 驚くばかりです。

 前回ご報告の11月3日に行った「そらの道まつり」の郷島を通過して行くのですが 郷島はちょうど中間点なのです。
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 今から1700年前の戦国時代は、武田家の領地で、甲斐の国(今の山梨県)に属していたと云われます。 近くに金山があって 武田氏と今川氏が安倍峠を挟んで勢力争いが行われ、武田信玄の隠し湯の一つとして今なお市民にも愛されているのが名湯と紅葉の梅ヶ島なのです。

 山梨県にも通じ 美しい富士山が一望できる 林道豊岡梅ヶ島線「安倍峠」までの8キロは ここから登って行くのです。 
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 素晴らしい紅葉狩りは 私にとってここ数年恒例となり 今年も小春日和に誘われて11月5日に行って参りました。
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今年は秋の訪れも急速にやってきて、寒暖の差もあり、昨年にも勝る錦秋を満喫いたしました。
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ランチタイムは私の指定席 こんな素晴らしい景色を眺めながらのおにぎりは格別に美味しいのです。
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 路線バスの乗客の年齢は私未満、私以上の 勝手知ったるご常連が多く、車中の会話もも賑々しく、殆どの方は、途中の温泉保養「黄金の湯」で下車、復路もお決まりの賑やかさとなりました。

 この日の気温は21度 風も無く快晴! 最高の紅葉狩りでした。
摂り溜めた画像を動画に仕立てました。 
 梅ヶ島の紅葉をご堪能ください。


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郷島 「そらの道まつり」

 JR静岡駅から 紅葉と温泉で有名な静岡の奥座敷梅ヶ島迄、

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バスで約1時間50分の中間地点 安倍川餅で知られる母なる川の中流沿いにある郷島の小高い丘に 薬師如来が祀られている「冷泉山・秘在寺」があります。

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梅ヶ島行き しずてつ路線バス「郷島宮前」で下車、先ずバス停傍らの浅間神社を詣でれば 知る人ぞ知る楠の巨木が目に飛び込んできます。
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樹齢約千年と云われる 幹の周り13メートルの大楠は 静岡市指定天然記念物とされ  画面に収まりきれない程の根絡み 秋空を貫く程の枝葉の勢いに神々しさを覚えます。
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 毎年11月3日文化の日は、郷島「秘在寺」では、「そらの道まつり」が開かれ、
健康祈願の法要のあと、手漉き和紙の体験・版画刷り体験・足裏健康法・句会など盛り沢山のイベントが開催され 地元の心温まるおもてなしに、何処からこんなに多くの人が集まって来たかと思う程賑わうのです。
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 特に今年4月に改築され 新装なった伽藍が小高い丘に目映いばかりです。
今から450年程前に開山された 臨済宗・妙心寺派の「冷泉山」の山号は 本山裏山から豊かな冷泉が湧きだし、この水を利用して当時から「郷島和紙」が作られておりました。
 原料となるミツマタ・コウゾの栽培から、手漉きに至るまでの古くから伝わる説明など 地元の継承者の指導による紙漉き体験など、「郷島和紙」はいまでも地元の暮らしに息づいているのです。
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 街から訪れた体験者の眼差しは真剣です。
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 秘在寺では古くから寺子屋が開かれ、村人の文化向上の育成もなされたことから、俳句に親しむ人も多く、
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茶畑には多くの句碑が点在し人目をひきます。

 
  当日の画像を動画に編集してみました。 ご覧ください
 人里離れた山間に住む人々の素晴らしい文化活動に接し 有意義な一日を楽しみました。

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白蓮直筆の和歌

 毎年恒例の 高校昭和26年卒業生クラス会 これが最後と盛大に行われた傘寿の集いの後も お名残り惜しく 「有志の集い」と名を改めて、年1回 旧交を温めております。
 今年も10月20日に定例会場のNホテルに 
30名ほどのクラスメイトが集まりました。

年ごとに寂しくなってまいります。今年度6名の物故者に祈りを捧げて、

今日ここにいるのが有難いと感謝して お食事会が始まりました。


 順を追ってマイクが廻され、料理長ご自慢の純和風季節料理に舌鼓を打ちながら 近況報告など よもやま話に花が咲きました。

 お歳がら、病気や怪我の話題、介護をしたりされたりの裏話、私小説や俳句に親しむ方、余生の暮らし方等々多々ある中で、思いがけない話題に盛り上がりました。
 
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 今年4月に始まった NHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」が放映された直後の5月のある日、静岡県裾野市平松の佐野原神社で 大正から昭和にかけて活躍した歌人 柳原白蓮(1885~1967年)が奉納した「本坪鈴」が見つかり、長く存在が忘れられていた鈴の発見に 地元が湧いたと云う記事が 静岡新聞に載っておりました。

 そんな折も折 60有余年以来からのクラスメイトにも同様のエピソードが今回の話題です。

 クラスの中でも屈指の ご令嬢F子さん。
ご縁あって、静岡県F市のF家に嫁がれて数十年。
このたび ご邸宅改造で お部屋の整理をされた時のこと 亡きお姑さまの ご遺品のなかに偶然見付けた 話題のNHK朝ドラ「花子とアン」蓮子のモデル 柳原白蓮ご本人から贈られた和歌 直筆の色紙と短冊のご披露に 一同感嘆の声があがりました。
 
 柳橋の芸妓を母に持ち、九州の炭鉱王と再婚、社会運動家との大恋愛など 世間を騒がせ 波乱の人生を贈った高貴な歌人「白蓮」直筆の歌を拝見して 会場の盛り上がりは 如何ばかりか? ご想像下さい。
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 F家先代のご令室 つまりF子さんのお姑さま(万喜さま)は、白蓮と親交を深めておられたそうで、白蓮66歳 直筆の和歌を 昭和26年10月27日付けの色紙・短冊に さらさらとしたためられて 万喜さまに贈られました。
下の画像は、上図 色紙・短冊の裏面で 「万喜の君の為に、、」 こんな粋な裏書きも 一同食い入るように拝見したのでございます。
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    【色紙のうた】 
 
      しみとほる秋の夜            
        もののしづけさは            
       水の底まで月かがやきぬ
 
                                         白蓮   
 
 
     【短冊のうた】

       ほのかすむ空よりなにか幸の
          こぼれくるごと花の香ぞする

                          白蓮
 
 

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