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2014年7月

柿田川湧水と三島のうなぎ

 7月12日のS新聞に 静岡県駿東郡清水町の国の天然記念物に指定されている柿田川で、外来種の影響で激減していた希少な在来水生植物の「ミシマバイカモ」が、復活したと云う明るい記事が載っていました。

7月21日梅雨が明け 思い立って22日に柿田川湧水を見に行って参りました。

 方向音痴 独り旅の婆~ばのこと、前夜のうちにに公共交通手段などネットで調べ メモを片手に、JR静岡~三島へ、南口駅前バス停4番線サントムーン経由バス15分ほどで「柿田川湧水公園前」で下車 徒歩2分 目指す柿田川の原点に到着しました。 
   案ずるよりも順調な道程でした。

 柿田川は、狩野川水系の一級河川で、清らかな流れとして有名で, この柿田川湧水公園の「湧き間」から始まり、名水百選にも選ばれた全長1,2kmの清流です。

 柿田川公園は昭和61年4月「自然の保護・安全でコミュニティ広場の確保」を目的で地元の人々の憩いの場として開園されたそうです。

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 交通量の多い国道1号線沿いに 癒しの空間があるなんて信じられません。

徳川家康公も ここを第二の隠居の場として、構想を練っていたらしいと 小耳にはさみました。 
   むべなるかなですね。  

 公園内に入ってみましょう。

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往来激しい 国道から一歩公園内に入ってみれば 別世界です。
右手に鬱蒼と生い茂る雑木林 標識に従って、60段ほどの石段を下れば、「第一展望台」に到着です。
60段の石段は思いのほか勾配もなだらかで、第一展望も第二展望も こんな婆~ばでも楽々一気に上り下り出来ました。 
  目の前に展けた幻想的な世界に夢心地です。

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 展望台から数mほど下を覗けば 数か所の「湧き間」からは こんこんと湧き上がる様子が見てとれます。
  水の色は真っ青で、息を飲むほど神秘的です。

 名残りの「ミシマバイカモ」が わずかに ちらほら水中に揺らいで見えます。  私のカメラでは撮る事が出来ませんでしたが、ガイドさんの望遠鏡を拝借して はっきりと観賞できました。  

「わぁ きれいねぇ~ 流れの中でこんなに美しく咲いて~!」

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  まぎれも無く 雪解けの富士山からの約10年前の水が 地下を通って約45億トンの恵みが地上に湧きあがるドラマチックな世界! 
   ここが原点です。 
 まばたきする間に 絶え間なく 14トン  ドラム缶70本分の水が湧きあがり 一年を通して15度の水温の天然ミネラルは世界一を誇っているのです。

  富士山世界遺産には「柿田川湧水」も含めて欲しい!  
と思わずにはいられません。

  梅花藻の揺れて湧き間の砂躍る    

     湧水にこころ奪われ朱夏の旅

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  沼津市水道取水施設より 地元清水町、沼津、三島市への水道供給はもちろんのこと、箱根を越えて熱海市までも供給されているとか。 

  地元ガイドの下河原さんの 流暢なご案内をご覧下さい。

 

 すぐ近くの第二展望台 60段ほどの石段を下れば 
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眼下には 昔紡績工場が井戸として利用された痕跡が何とも不思議な存在です。
 真っ青な色をした川底には 紡績工場の井戸だった大きな筒状の湧き間から 湧きだす水で 底の砂が躍る様子も摩訶不思議で神秘的です。

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公園内芝生広場には湧水から引き込んだせせらぎもあり 子供達も大はしゃぎです。

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傍らに建つ若山牧水の高弟 大悟法利雄(だいごぼうとしお)の 柿田川讃歌の碑と 利雄の自然からの恩恵 自然への想いを物語る石碑に しばし足を止めました。

 石碑にはただ「利雄」とのみ、、 
後日☎で「駿東郡清水町都市計画課」に尋ねて作者の来歴を知りました。

 時計の針は11時半を指しております。 
   お腹も空きました。

 三島に来たからには「うなぎ」ですね。
帰りのバスは 途中広小路で下車して うなぎ屋さんへ直行です。

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安政2年江戸大地震の翌年 安政3年(1856年)創業の立派な佇まい 格子戸からは、うなぎの蒲焼のいい匂いと 煙りが食欲をそそり、長蛇の列ができています。 
 歴史ある老舗では 富士の雪解けの水で〆たうなぎを 備長炭で ていねいに焼き 秘伝のタレで仕上げた蒲焼は  しつこくもなく 香ばしくやわらかで 「本来のうなぎの蒲焼」と評判が高いのです。  

 11時45分 煙りにあおられながら 順番をとって、座席に案内されたのが12時20分 お茶を飲みながら待つこと30分 やっとありつけたのが12時50分。
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  あぁ 何年ぶりの鰻重でしょうか! 
  美味しさは格別です。 堪えられません。

日頃いただく貧相なうなぎの小串に比べれば 遠路はるばる長蛇の列も ご尤もであります。

  うなぎ屋のうの字くねくね客の列    

    うなぎ屋の列に並んで旅の贅  

思い付きの日帰り独り旅 実りある楽しい旅でした。

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「富岳3776景」へ応募しましょう

 富士山が世界文化遺産に登録されたのが昨年2013年6月22日のことでした。
カンボジアのプノンペンで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会で 日本では奈良の法隆寺地域の仏教建造物や兵庫の白鷺城とも呼ばれる姫路城の登録から始まって、信仰対象と芸術の源泉として 富士山が13番目の世界文化遺産に登録されました。

日本国民は勿論、静岡県・山梨県地元の私たちの喜びと共に 維持管理の責任を改めて痛感したのでございます。

 登録されて1年を迎えるにあたって、富士山をオープンデータとして 世界中の人に利用出来るようにと、登録1周年を記念して 夫々の想いを込めた富士山の画像3776景の募集が今年1月からはじまりました。

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 と云っても所詮 優れた画像でなければ、、と 写真は素人の私など 太刀打ちできないと 他人事と過ごしておりました。 ところが、、、

6月に入って、目標の3776点の富士山の写真は、三分の一の応募しか無いと、嘆きの報道を聞いて、「パソコンサロン」(6月6日みんなで応募しよう、、の記事)の後押しと ご指導を戴いて、パソコンに保存の富士山画像を たどたどしいカーソルさばきで 「富岳3776景オープンデータ」に微力ながら参加することが出来ました。

 悪戦苦闘のパソコン操作で 画像を「送る」のボタンを押した瞬間 どなたが私の懇親の富士山を見て下さるのかしら?と、わくわく気分も味わったのでございます。
 7月20日現在の応募は2001点   
    まだ7合目あたりです。
    「六根清浄山頂目指せ! ♪、、~」
あなたのパソコンにも想いの籠った富士山の写真が何点か保存されている筈です。満願頂上を目指して誇らしい富士山を是非多くの人々にご披露してください。

 日本のシンボル富士山を みなさんにお見せしたい! 

今は幻となってしまった、山崎豊子原作「華麗なる一族」のTVロケのひょうたん池と富士山、太宰治「斜陽」執筆の部屋から眺めた
      『文豪と同じ目線に雪の富士 (ぽち女)』 等々
 
そんな思い入れ深い私の応募写真をおこがましくもご披露いたします。 1_20140626_175704

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ハスカップ

 北海道旅行のお土産に「ハスカップ」を戴きました。
「ハスカップ」? 80有余年このかた 聞くも初めて見るも初めての果物です。

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Internetによれば
 「ハスカップ」 和名・・・「クロミノウグイスカグラ」(黒実鶯神楽)
高さ2メートルほどになる スイカズラ科の落葉低木

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 ウグイスが鳴く頃から花が咲きはじめ、その花の姿は神様に捧げる舞(神楽)に似ているからと云われます。
 原産はシベリアはバイカル湖の周辺 シベリアを源流とする北方系の植物で、日本では北海道、日光の戦場ヶ原、静岡県は荒川岳に限り 平地の群生も北海道内でも極一部と云われます。  北海道では、不老長寿の実と云われ珍重されているとか。


 鉄分やビタミン類が多く含まれ、今世間で話題の ポリフェノール・アントシアニンは、ブルーベリの数倍もあり 目の効用、細胞の活性化に優れているそうですが、黒紫色の果実の皮は極薄くデリケートで、生のままの輸送が困難と云う訳で、温暖な駿河路に住む私にとって初めてお目にかかる理由がわかりました。
近頃は 冷凍宅配もされているようです。

 一粒つまんでみました。 ブルーベリーの味に近く 独特の酸味があって、野性的と云うか北国の幻の果物の味とでも云いましょうか。

   甘さ控え目のジャムにしてみました。
 極薄の果皮ですから、加熱早々 驚くほど美しいルビー色の果汁が鍋いっぱいに程よい泡が 立ち始めます。 厨には甘酸っぱい香りが充満します。

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焦がさないように アクを取り除きながら鍋底を のの字のの字に丹念に煮詰め、20分ほどで私好みのハスカップジャムが完成しました。

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パンにも良し プレーンヨーグルトにも バニラアイスクリームのトッピングにも良く合います。

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おかげさま

 2007年5月28日 見切り発車のブログデビューから7年が経ちました。
そのうちネタ切れして自然消滅して仕舞うのではと、些か不安げなスタートでした。

 光陰矢のごとし 週刊(習慣)掲載を決めてこの7年間 不思議な事に1度の欠刊も無く続けてこられた事は 私にとって画期時出来事でもあり驚きでもあります。

 年寄りの冷や水と自責の念に駆られながら 内心ボケ防止の一助とか、パソコン遊びで 独り暮らしの退屈しのぎにでもなればと始めたブログでしたが、これが結構楽しくて、今では生き甲斐の主要な手立てとなりました。

 有り難い事に 週の中ごろになると、画像さえ有れば次週の記事が おぼろげながら 何とか浮かんではきますが、文才に乏しい私のこと 公衆の面前に忠実で適切な表現のために ネットのお世話になることも度々でした。

 ブログ掲載に何より役立つ写真は、下手な横好きですが 必要不可欠で 安価な代物でも、デジタルカメラは私の良き伴侶となりました。

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 このたび 今では自分史となっている、7刊目のブログ記念冊子が完成いたしました。
 手作り冊子は、以前パソコン教室でご指導いただいたテキストを紐解きながら 1年間アップしたブログ記事を115ページに亘り 横書きを縦書きに転記したり むずかる画像の配置の調整に四苦八苦したり 両面見開き表裏印刷のややこしさに戸惑いながらも ボケ防止の一助となりました。

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こうして独り善がりのブログを臆面も無く世間に晒しておりますが、ご笑覧下さる方々、コメントをお寄せくださる方々の篤い視線に後押しされ、励まされながら お蔭さまで8年目に入りました。

 齢すでに老婆の繰言の境地ですが もう少しお付き合いいただければ嬉しゅうございます。

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