横浜おしゃれ旅 ~後編~
都会的センス溢れる 横浜イングリッシュガーデンのバラを楽しんだ私たちの次の旅程は 横浜山手西洋館や港が見える丘公園など、横浜の定番を散策し、お定まりの中華街でお買いものを、、と云った順路の筈でしたが、、
車中 旅友の緊急提案で、新聞紙上では既にご存じ、横浜みらい地区 日本大通りに在る日本新聞博物館で開催中(2014年4/5~6/1)の 今話題の日本初の「女性報道写真家 笹本恒子100歳展」を見に行く事に満場一致。
100歳ですって~!! どう見ても私より遥かにお若い! 70代にしか見えません。
最近新聞に掲載された この写真展の広告を見るたびに 笹本恒子さんの優雅な微笑に 「何と!美しい方でしょう。百歳でこの若さ! この美貌! この眼差し!どんなライフスタイルを送って来られたのかしら?」 そう思っていた矢先のことでしたから 展示写真観賞も然ることながら 女史を知る絶好のチャンスです。
笹本恒子さんは、1914年生まれ 日本最初の女性報道写真家と云われ、カメラを手にして75年。現在も精力的に取材・執筆活動を続けていらっしゃいます。
日本新聞博物館2階展示室では、
第1章 「明治生まれの女性たち」
社会運動家の加藤シズエ 俳人の中村汀女 女優の杉村春子をはじ
め、各分野で働く28名
第2章 あの時代、あの人
歌手、作家、音楽家、歌舞伎役者、バレリーナ、映画監督等々
40名
第3章 笹本恒子が見た時代
昭和15年~平成元年に至る間 時代の流れを象徴する実態 54点
第4章 いつまでも現役・・・笹本恒子の今
1987年~2014年の中には 2012年の98歳にして驚きのフランスは
パリでの取材風景など12点
永年に亘る精力的な取材で、被写体を意識しないで撮り貯めた展示写真を拝見すれば、昭和一桁生まれの私たちには どれも懐かしくて貴重な映像ばかりです。 戦前から戦後の昭和から平成に至る日本の歩みをつぶさに見る事が出来ました。
インターネットの動画で知った 百歳の笹本恒子さんが語るライフスタイルは、
「芸は身を助けると云いますが 生きている限り自分自身を養わなければいけませんね。
私は好奇心ガール! 珍しもの好きなんですのよ。
幾つになっても勉強は出来る時にすること、才能の有る無しは 勉強をはじめてみないとわからないでしょ。
私は欲張りで 先生を超えるくらいの野心をもって勉強したと思います。
老人の独り暮らしって、寂しいイメージでしょ。
私は決して華やかではないけれど お友達と話したり 洋服を縫ったり、お料理をしたり 生きている間は物事に興味をもって、毎日を楽しく生きることを心掛けていますのよ。」
微笑みながら目を輝かしておっしゃる 笹本恒子さん。
赤ワインと肉類が大好きな事が笹本流健康法のひとつですって。
「100歳展」は 私自身これからの暮らし方を見直す切っ掛けとなりました。
午後3時 横浜港にある歴史的建築物、明治時代「保税倉庫」として建てられた「赤レンガ倉庫」2号館へ。
♪~赤い靴~履いていた~女の子~、、、♪
思わずハミングしてしまう光景は横浜埠頭です。
横浜港を目前に 広場と公園を備える赤レンガパークとして整備され「横浜みなとみらい」の代表的な観光施設です。
レトロな赤レンガ倉庫2号館には 40店舗を超えるおしゃれなショップがひしめき合って、観光客がいっぱい買い物を楽しんでおります。
今回の横浜の旅は私にとって目の保養、心の滋養、更なる老いへの指針をいただいた嬉しい旅でもありました。 旅は若さの泉ですね。
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