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奈良若草山焼きと奈良周遊 ~俳聖松尾芭蕉編~

 春を呼ぶ伝統の祭典 奈良若草山の山焼きがこの目で見られるなんて、、、
十日前に引き起こした怪我も日に日に回復してはおりますが、未だ鮮やかに残る
あごの皮下出血の紫母斑は ファンデーションやコンシーラの厚塗りでカヴァーして、誰にも見破られることなく 素知らぬ顔で一月二十五・六日 一泊二日の旅を楽しんでまいりました。

 里山に包まれた城下町 伊賀流忍者の発祥地、私たちにはどうしても訪ねたい 俳聖松尾芭蕉の生誕地に到着したのが午後一時でした。

 芭蕉翁を巡って先ずは「芭蕉翁記念館」へ、今年は芭蕉生誕370年とあって昨年から記念事業が展開されているようです。
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明るい館内には芭蕉直筆の名品がずらり、俳句、俳画、手紙、、、芭蕉の偉業を讃えました。

「芭蕉翁生家」は、伊賀上野赤坂町の通りにあり、格子構えの古い町家です。
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くぐり戸を入り 玄関から奥行きが深い土間には、竈(かまど)、厨(くりあ)箪笥、風呂場、厠(かわや)など 当時のままの生活様式が見られ、往時を偲びました。
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 昭和一桁生まれの私たちは口々に 「昔は 火起こしも大変だったのよねぇ~ トイレもこんなだったねぇ」 幼少時代の実生活にも似た雰囲気が懐かしくもありました。
  「古里や臍(へそ)のをに泣くとしのくれ」  
 漂泊の俳人と云われた芭蕉も 古里は忘れ難いもの 晩年の師走に旅立つ時に 
父母の慈愛を懐かしんで詠んだこの句に深く想いを馳せるものがありました。

 下の写真は芭蕉のお弟子さんのひとり 服部土芳の草庵で、庵開きのお祝いに芭蕉が贈った句  「蓑虫の音を聞に来よ草の庵」 に因んで名づけられた「蓑虫庵」 芭蕉ゆかりの五つの庵の中で 唯一残っている庵とされております。
 閑静な庭内に一歩足を踏み入れると、そこはもう侘び、寂の世界です。
 服部土芳はここで芭蕉翁の遺語を集めて「三冊子」を執筆したといわれます。

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 大寒の最中でも 珍しくこの日は早春の日和に恵まれ 小鳥のさえずりさえ聞え、往時を偲び 伊賀上野の町の雰囲気を楽しみながら 芭蕉ゆかりの地を巡り、奈良は 猿沢の池のほとりに佇む純日本の宿「飛鳥荘」に到着したのは日脚も伸び始めた四時頃でした。

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コメント

ぽちさん
まずは、傷が順調に癒えていて安心いたしました。
しかも、皆さんに見破られることなく、一泊旅行を楽しまれ
良かったです。

芭蕉の生家がこのように、まだ残っているのには少し
驚きました。私自身も、戦後間もない生まれですから
こんな佇まいは、それ程違和感なく見ることができます。
私は芭蕉の句と言えば、「古池や蛙飛び込む水の音」
しか知らない無骨者です。もっと、勉強しなきゃあ
いけませんね。

お弟子さんの草庵も管理が良く行き届いているなぁと
感じました。  例のお仲間さんとの旅行ですか?
お仲間は財産ですね。
いろんな写真を見せていただき有難うございました。

投稿: みず | 2014年2月 2日 (日) 10時01分

♪ みずさん
 大寒の最中の旅で 着ぶくれて行きましたが
早春の様な穏やかな旅日和に恵まれました。
今回の旅も いつもの旅仲間13名でした。
お互い気心も分かって 
本当に良き友に恵まれ幸せです。
大半が俳句をたしなむ方ですので
芭蕉生家、蓑虫庵、、記念館は
興味深いものでした。

 終戦直後の暮らしを体験した私など
芭蕉生家のお台所の様子には
感慨深いものがありました。

 今の私たちは 寒さ暑さに エアコンを
当たり前のように使っている事に
恥かしさを覚えました。
 傷口よりも 打撲皮下出血後の
紫斑を見破られないように化けましたよ
   (;´д`)トホホ…

投稿: みずさんへぽちより | 2014年2月 2日 (日) 14時02分

ぽちさん、こんばんは~
傷の回復が早くてよかったですね。
やっぱりしっかりと食べているからですね。
どんな病気も口からしっかりと食べていれば回復が早いと聞きました。
早春の奈良の旅に行かれたなんていいですねえ。
アクシデントを誰にも見破られなくてラッキーでしたね。
いつもいい俳句を作られるぽちさんを尊敬しています。
私はとても作ることができません。
でも、芭蕉の生家は見てみたいです。
こうして見せてもらえてよかった!!
かまどはよく知っています。
幼い頃を思い出しました。
とにかく元気でいることが大切ですね。

投稿: ひろ | 2014年2月 2日 (日) 19時30分

♪ ひろさん
 怪我のことご心配戴いて有難うございました。
岡外科先生の 細かな縫合と 適切な処置を
戴いて、思ったより回復が早く
旅に出掛けられて本当に良かったのです。

 おっしゃる通りバランス良い食事は
大事で、高齢者は特に栄養不足に
ならないよう生活習慣に気を付けたいですね。

 私の俳句は勉強不足、出まかせ俳句で
恥ずかしい限りです。
芭蕉さんの前では、一句もできませんでした。

 むかし「かまど」の事を おばあさんたちは
「へっつい」とも云ってましたね。
方言かと思いましたが 辞書にもちゃんと
載っていました。 (o^-^o)

 紫斑もやっと目立たなくなりました。
   ありがとうね。

投稿: ひろさんへぽちより | 2014年2月 3日 (月) 10時34分

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