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奈良若草山焼きと奈良周遊 ~当麻寺編~

 蠟梅香る石光寺参詣で、中将姫伝説の「染の井」を見学したした私たちが次に目指したのは 中将姫伝説を語るに欠かすことが出来ないもう一つの古刹「当麻寺(たいまでら)」です。  

 当麻寺へは石光寺から、徒歩でも30分はかからないと云われますが、当麻寺への参道入口辺りでバスを降り、仁王門とも云われる東大門までの10分ほどは 門前通りらしい賑わいは全く無く しっとり落ち着いた雰囲気の家並みです。 
 両側に建ち並ぶ民家の佇まいは 福徳の神様 大黒さまや えびす様の守り瓦をいただいた築地塀の構えも 豪壮を堅持してるのでしょうか? 自然に囲まれた静けさの中で感嘆賛美の声が聞かれます。
 今にして思えばデジカメに収めてこなかった事が残念です。  

 当麻寺は七件もの国宝指定物がある古刹ですが、二上山の東麓の奈良では交通には少々不便な一番自然に囲まれた場所がらでしょうか、アクセスが少々悪く、訪れる人はまばらのようですが 排気ガスに汚される事も無く落ち着いた風情が保たれる事でしょう。
 
Photo    

 奈良は日本が国家として最初に形造られた大和朝廷があった処で日本史の原点です。 また日本の仏教のふるさとでもあります。

Photo_2
当麻寺は、白鳳時代から天平時代(7~8世紀)創建と云われるだけに東大門両側の風雨にさらされた阿吽の仁王様の筋骨隆々、鋭い眼差しでのお出迎えに緊張してしまいます。

     料峭の阿吽厳しき仁王像

    冷まじや濁世睨んで仁王像

   
Photo_3

  また、白鳳時代に造られた日本最古の梵鐘は見逃すわけにはいきません。  
当麻寺は、中将姫が剃髪された本堂、金堂、講堂のお堂がありますが、本堂(曼荼羅堂)には中将姫が織った曼荼羅がご本尊です。先に訪れた石光寺の井戸で蓮の茎を五色に染めた糸で中将姫が織ったと云われる曼荼羅は 傷みが激しく未公開ですが、室町時代再現された重要文化財の曼荼羅に 西方浄土へ導かれる願いを込めて拝観出来るだけでも感動いたします。

  中将姫伝説に就いて 詳しくは「http://bell.jp/pancho/kasihara_diary/chujyo-hime.htm 」をご覧頂くとして 次の概略をご一読いただければと存じます。  

 中将姫は奈良時代の名門の生まれです。5歳の時に母を失い継母に育てられますが、継子いじめに遭い14歳の時 ひばり山に捨てられてしまいます。
一度は父親のもとに戻りますが、17歳の時 当麻寺で剃髪し出家されました。
 生身の阿弥陀様を拝みたいと念じていたある時、「生身の阿弥陀様を拝みたいならば 蓮の茎から繊維を採って曼荼羅を織るが良い」と云う霊感を得て 彼方此方に蓮の茎を集めて糸を採り 石光寺の庭に井戸を掘って糸を浸したところ 五色に染まったと云われ、3束の藁と2升の油で灯りを付けて 9尺四方の糸繰り堂で、一節の竹を軸にして 一夜で1丈5尺(約4メートル四方)の当麻曼荼羅を織りあげました。
仏道に精進を続けた中将姫は29歳の若さで西方浄土に迎えられたと伝えられます。

  【小説家五木寛之さんが「大和のモナリザ」と讃える 中将姫像】     (上記IT掲載よりお借りしました)
0716321

 当麻寺の曼荼羅にまつわる奈良時代の中将姫の『レジェンド』 知れば知るほど 今回の奈良の旅が叶った事に満足感を覚えます。

      導き観音蝋涙留めて春兆す

     麗しき余寒に中将姫の像

     古都奈良の姫の眼差し凍て果つる

     春浅き曼荼羅おろがむ八十路旅

 1泊2日の奈良の旅の回想録 
4回に亘ってお付き合いくださいまして有難うございました

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コメント

ぽちさん
中将姫さまは、大したお方だったんですね。
一夜にして、かなり大きな織物を織ってしまうなんて!
その想いが一途で健気です。
今のように電気もない時代にね~

中将姫さまのHPをゆっくり、拝見したいと思います。
中将姫さまのことを「大和のモナリザ」と称した
五木寛之さんはさすがです。

俳句を詠みながら、古都をお仲間と旅する。
私も追っかけたいぽちさんの生き方です。
ありがとうございました。

投稿: みず | 2014年2月23日 (日) 16時17分

♪ みずさん
 今回の古都奈良の旅は、私にとって
予想以上の良い旅でした。

 石光寺、当麻寺を参詣するまでは
正直言って中将姫伝説はさらりとした
程度でしたが、ブログを書いているうちに
古都と云え、京都の華やかさに比べ
奈良はやはり日本の原点であることを
改めて思い知りました。

 ともあれ、健康で旅が出来る事に
    先ず感謝です。
恥ずかしながら私の俳句?は
五・七・五並べ 独り善がりのお遊びですよ。(*´ェ`*)

投稿: みずさんへぽちより | 2014年2月23日 (日) 20時26分

ぽちさん、おはようございます~
すばらしい古都の旅のようでしたね。
京都と違って奈良は凛としていますね。
実は22,23日と今年も京都に行ってきました。
冬の京都はしっとりとした華やかさでした。
古都の旅は足と目と頭を使うので少々疲れました。
奈良時代に、中将姫さまのように素晴らしい女性がいて、今の世までいい伝えられているなんて感動させられました。

投稿: ひろ | 2014年2月24日 (月) 08時40分

♪ ひろさん
 ひろさん家恒例の早春京都の旅
如何でしたか? 梅も見頃を迎え
優しいご主人さまとの思い出深い
旅でしたね。

 神社仏閣詣では、幾百段の石段あり
歴史をひも解く旅ですから、
やはり健康が第一ですね。

 健脚山女のひろさんが疲れたと
おっしゃるほど 随分とお寺巡りを
されたことでしょうね。
「山の花 町の花」の旅だよりを
楽しみにしてますよ。

 再現された曼荼羅でさえ有り難く
思わず合掌してしまいます。
奥の深~い旅でした。

投稿: ひろさんへぽちより | 2014年2月24日 (月) 10時50分

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