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2013年11月

梅ヶ島の紅葉2013年

 11月中旬 いつもコメントをいただいているひろさんから梅ヶ島の紅葉はこの一週間ほどが、、と云う情報をいただきました。
 近年に無く美しい紅葉が楽しめた昨年の梅ヶ島全山紅葉風景が懐かしく思い出されます。 
 春の桜狩り、秋の紅葉狩りと云われるほど自然を愛でる 老いも若きも 日本人ならではの行楽なのです。

静岡市葵区 1級河川安倍川上流の温泉地「梅ヶ島」 島と云っても海抜1千メートルの山梨県南アルプス麓に隣り合わせた静岡市の奥座敷と云われる渓谷の山里です。

 JR静岡駅から45キロメートル バスで1時間45分 安倍川沿いをひたすら北上するのですが、「わぁ~! ここも私たちの住む県庁所在地の葵区!」と驚嘆の声も上がるほどの小旅行気分です。

     おばしまも赤きに染めて照紅葉
     
(欄干)

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 1700年前の戦国時代 ここ梅ヶ島近くに金山があって 甲斐の国の武田勢と駿河の国今川氏が、安倍峠を挟んで勢力争いが行われ、武田信玄の隠し湯の一つ、今は駿河の奥座敷となっている温泉地で 湯元全山紅葉のこの季節は県外からも多くの観光客で賑わうのです。

 と云う訳で 11月9日 穏やかな小春日和に恵まれて 最近一眼レフカメラを新調した Kさんと 撮影初心者同士の紅葉狩りを楽しんでまいりました。
 今年は10月中旬に至るまでの猛暑に、ダメージを受けた生きとし生けるものも多く 紅葉は如何ばかりかと気掛りでしたが、たび重なる台風の被害も無く 美しく全山粧う季節を迎えました。

     渓谷をあえぎ登るも紅葉狩り

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このベンチは毎年私のランチタイムの特等席。
そう云えば昨年お一人で紅葉見物に来られた95歳のおばあちゃまとお弁当を広げながら素晴らしい紅葉を讃えあったベンチです。

「来年もここでご一緒したいですねぇ」と満面の笑みでおっしゃったおばあちゃま 今年はもうご覧になったのかしら? Photo_2

紅葉狩りこの世の出会いを懐かしみ

こんなにも美しい紅葉を愛でながら 素朴なおにぎりも格別に美味しいのです。

     見上げれば照葉に満身抱かれて

    

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 「初紅葉」ならではの美しいグラデーション
なんと美しい色彩のハーモニーでしょう。
 
今年はこんな素敵な紅葉にも出会えました。
日本人ならではの感嘆の声が聞かれます。

     まだ青のぼかしもありて初紅葉

     初紅葉優しき声の行き交わし

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 滞在1時間の梅ヶ島の紅葉を むさぼるようにカメラに収める Kさんと私でした。

     一眼レフの構へも美し紅葉狩り
         
(、、かまえもうまし、、、)


【梅ヶ島2013年の紅葉】 お楽しみ下さい。

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「みのり大学」杉山圭二さんのデッサンクラブ

11月1日 思い掛けない方から1本の電話がありました。
 このブログで9月15日と 22日の2回に亘って ご紹介しました 杉山圭二さんの「世界の名画模写展」を開催された画伯 杉山圭二さんご本人からです。
 この拙いブログをご覧くださった杉山さんは 開催された模写の力作を 多くの方々が感嘆された事に 殊のほかお喜びの電話でした。
感動の模写の数々 今一度 「世界の名画模写展」の動画をご堪能ください。

 加えて 杉山さんが静岡市葵区の生涯学習センター「アイセル21」の みのり大学デッサンクラブの講師をされ 受講生の作品など 11月4日~8日 同センターにて開催の「ふれあい文化展」に出展の準備をされると云う情報もいただいて 11月2日の午後アイセル21での準備風景を覗いて参りました。

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1点1点の作品に目を通され、作品に見合った額縁の選定や額入れのご指導は和やかな雰囲気の中で出展準備は整えられていきました。

 その合間に 杉山さんは、「石」をモチーフにした色鉛筆でのデッサンを私に下さると仰るのです。 
 直筆のデッサンです!  
 

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 模写作家直筆の作品「石」は、市内を流れる1級河川 安倍川の河原で拾った石や、ご自分の庭に転がっていた石を描いたのだそうです。
何気ない石も杉山さんが描けば宝石のような貴重な存在感! 
 杉山画伯の緻密な洞察力と画才は驚嘆するばかりです。

 私個人で拝見するには余りにも勿体なくて 11月14日 「パソコンサロンゆうらく」のみなさんに ご覧いただきたくて サロンに展示していただいく事に致しました。  図らずもこの日は 11月14日・・・「いい石の日」 だそうです。

 さて、アイセル21で開催の「ふれあい文化展」の作品をご紹介しましょう。
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 デッサンクラブの「ちぎり絵」「水彩画」「色鉛筆画」「模写」「水墨画」の他
書道、押絵、水引手芸、陶芸などなど リタイアされた後の生き甲斐溢れる力作ばかりです。
 会場一巡の動画には、杉山圭二講師の「駿府城公園にて」の水彩画も、、、 


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安田屋寄席

 いつもの旅仲間でもある沼津にお住まいの I子さんから「秋の夜長を落語で楽しみましょう」と云うお誘いで 今回はいつもの旅とはちょっと趣向の違う1泊旅行となりました。
 旅程の詳細は明かされないまま 「折角の旅の落語会にしても、前座や二つ目じゃぁつまらないわねぇ」 などと内心いぶかしげに 沼津駅前の送迎バスに乗り込んだ8名。 

穏やかな海原にぽっかりと浮かぶ淡島を望む 瀟洒な純和風数寄屋造りの 三津浜(みとはま) 湯の花温泉 「安田屋旅館」に到着した時には 「これは一味違う旅宿かも、、、」と、思いを改めたのでございます。

     文豪の石碑著し新松子
            
(ぶんごうのいしぶみしるししんちじり)
 それもその筈、太宰治が昭和22年2月上旬から約半月、2階の月見草の部屋で 名作「斜陽」の第1章と第2章を執筆された「太宰治ゆかりの宿」だったのです。

     文豪のゆかりの宿とや小春旅
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 玄関前の立て看板には「第八回 安田屋寄席」 毎年文化の日の特別企画なのだそうです。 三月の「おひなまつりの宴」も数えて19回目で好評とか、、
 玄関の大きな壺や其処此処の木通(あけび)の実に秋の風情が感じられます。

女将のご挨拶のあと戴いた目録には
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大広間にて夕方五時開演の落語は 古今亭菊之丞とあるではありませんか! 
 菊之丞と云えば、、、、古典落語が得意の歌舞伎俳優を思わせるイケメンで丁寧な囃し口 正真正銘新打ちの落語家です。 
 おまけに最近 NHKの藤井彩子アナと再婚したばかりの興味深い噺家が「元禄花見踊」の出囃しにのって揉み手をしながらの登場です。

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演題は古典落語2題 
 「親子酒」・・断酒を誓った父親と息子が 結局は二人とも泥酔の鉢合わせの落ちで大爆笑。  
 断片ですが、落語2題をお楽しみください。

「妾馬(めかうま)」・・ 赤井御門守(あかいごもんのかみ)は子宝に恵まれず たまたま見かけた器量良しの長屋の娘 お鶴を見染めて妾にします。「お世継ぎ」を産んだお鶴の ちょっと間抜けな兄八五郎 御門守に招かれて そのやり取りの面白可笑しさ!  

 チャキチャキ江戸っ子の名調子 菊之丞の熱演で 秋の夜長をお腹をかかえて楽しみました。

     席亭に大口開けて木通(あけび)の実

 その夜の気の合う四人部屋は 二階「月見の間」 太宰治が名作「斜陽」執筆のため長逗留したと云う由緒ある部屋なのです。 
  何と! 幸運なことでしょう!

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 格子戸を開ければ 次の間・化粧の間を控え 海に面して鉤の手に廊下になった十畳の角部屋からは、船着き場や 淡島の彼方に富士山がくっきりと望める眺望は 太宰の石碑に刻まれた文面そのものです。

     太宰治の執筆せし間の白障子

     文豪とおなし目線に雪の富士

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 館内には思い出に残る特別な場所、伊豆ゆかりの文学者の書籍などが収められた こじんまりとした資料室「伊豆文庫」もとっておきの空間でした。

文学少女もどきの私たちは、文庫に籠り しばし悦に入ったのでございます。
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 国の重要文化財に指定された純和風数寄屋造りの「安田屋旅館」は 駿河湾の奥深い三津浜(みとはま)の波静かな入り江がすぐ目の前に ひたひた打ち寄せる波音も聞こえます。
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 落語を楽しみ大いに笑った後の 真心こもった 次々運ばれるこの日だけの海の幸特別料理も堪能した思い出深い旅となりました。

 

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駿府城公園内堀散策

今年の10月は、記録的な猛暑、相次ぐ台風の襲来や 白内障手術入院などもあって大好きな秋を楽しむゆとりも無く ほとんどを巣籠りで終ってしまうところでした。

 例年10月の声を聞けば、そこはかとなく漂ってくる木犀の香りに誘われて 足の向くまま 気の向くままに出歩く私でしたのに、今年はどうした事でしょう。
木犀の香りすら うかがいそびれておりました。
 アベック台風27号・28号の怪しげな動きを気にしながら 10月23日 「木犀はもう散ってしまったでしょうね」と遅きに失し 内心悔やみながらも 白内障手術後の鮮明に映る景色を楽しみたくて 駿府城公園の内堀散策をして参りました。
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中町から内堀へ、堀端の母校も懐かしく 市民文化会館を巡りながら ぐるり1,6キロメートル秋の駿府城公園周遊をのんびりと楽しみました。

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 駿府城公園では 11月1日から始まる「大道芸ワールドカップin Shizuoka」の設営がそろそろ始まっている様子ですが、園内は静かで散策の方がちらほら見受けられ程度です。
11月1日から4日まで 今年で22回目の「大道芸ワールドカップ」の会場となる この広い園内には、予想の観客動員数150万人が魅了するアジアを代表するフェスティバルが ここで行われるのです。

 「あらっ? 木犀の香りが、、、?」 とつぶやく私に、傍らの園丁さん 「9月の末にチラホラ試し咲きをしたのかなぁ~ 2~3日良い匂いがしたと思ったら しばらく途切れて、また咲き出したのですよ。 今年は2度咲いたりして 可笑しな年ですねぇ」  そうなんです。その気になれば今年の木犀は1ヶ月間も楽しめたのです。
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例年 この辺りの木犀は、10月の声を聞けば辺り一面芳香を放ち 1週間ほど咲き続け ひと雨降れば 鴇色の絨毯を思わせるほど散り急いでしまうのに、猛暑続きの今年は 生きとし生けるものを狂わせて仕舞いましたが 遅れ馳せながら永咲きの木犀は 私にとっては願っても無い幸運な珍事でした。
1,6キロの内堀周遊の画像をムービープロジェクトに編んでみました。
 ご一緒に散策をお楽しみください。

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