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五山送り火と竹生島の旅 ~後編~

 京都駅近くのホテル「セントノーム京都」を朝9時に出発。湖西道路をひたに走って1時間半もあれば今津港から琵琶湖竹生島クルーズへの10;50出港に間に合う筈でした。 
 炎天下のお盆休みの真っ最中のこと、心配していた中間地点辺りの渋滞に巻き込まれ「
出港に間に合わない場合は、長浜辺りの散策を楽しみましょう」となかば諦めていた矢先 流石!名ドライバーさんの土地感よろしく 何とか渋滞脱出 余裕の今津港到着で一同安堵の胸をなでおろしました。

 いよいよ日本の中心 琵琶湖に浮かぶパワースポット 緑に包まれた伝統とロマンに満ちた島影を望みながら約30分のクルーズです。

  高速船と思うほど湖面を滑るように 全島が花崗岩一枚岩からなる竹生島の港へ到着しました。

一度は訪れたいと30年ほど前から思い続けた竹生島にとうとうやってきました。

次の画像は、宝厳寺唐門(国宝)・観音堂です。秀吉が建てた大阪城極楽橋の一部で 現存する唯一の大阪城の遺構で 桃山時代を象徴する造りだそうです。

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 西国観音霊場札所(三十番)でもある琵琶湖八景竹生島は、琵琶湖北部に浮かぶ周囲2キロメートル、面積0.14平方キロと小さな島ですが、琵琶湖の最深部104mにあるのです。島に在るたった一つの船着き場以外は ほとんど断崖絶壁 遥曲にも謡われる緑樹影沈の島です。
 上陸すると ♪~ われは海の子 さすらいの、、~♪ 「琵琶湖周航の歌」のメロディーが島全体に流れ観光客を迎えてくれます。

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 上陸すれば いきなり急勾配の167段からなる石段が目に迫ります。
昔から聖なる信仰の島で 代表的神社仏閣として 日本三大弁財天のひとつ 宝厳寺と平安時代からの由緒ある神社 「都久夫須麻(つくぶすま)があります。
帰港までの滞在時間は70分とあって、厳しい残暑の中 無理のない程度にと お互いを気遣い合いながらの参詣となりました。
起伏の多い狭い参道の木々の間から琵琶湖が見え隠れの絶景です。

 じりじり照りつける太陽 心なしか終盤戦の蝉しぐれに 早くも法師蝉のこだまが聞こえ 夏と秋の狭間に哀愁のおもむきさえ覚えます。

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 宝厳寺観音堂と都久夫須麻神社(竹生島神社)本殿を結ぶ渡り廊下は、豊臣秀吉の御座船「日本丸」の船櫓を利用して建てられたと伝えられ 幅約1.8m 長さ30mは「舟廊下」と云い、険しい断崖の狭い土地の有効利用として工夫されているのです。

Photo_5

この「舟廊下」は 桃山時代の重要文化財として 私たちは慎重な面持ちで渡りました。
滞在時間の70分はあっと言う間に過ぎてしまいました。

惜しむらくは、宝厳寺の一角にある「竜神拝所」の「かわらけ投げ」は 時間に迫られて果たせず 後ろ髪を引かれる思いで船着き場へ急がねばなりません。 
拝所から見下ろす琵琶湖に向かう鳥居に向かって、かわらけを投げ 鳥居の間を通れば願いが叶うという願かけです。

 神秘とロマンあふれる竹生島の事を事前にもっと勉強して臨むべきでした。 

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復路は私たちのバスが待つ長浜港へのクルーズ、遠ざかる竹生島の島影に別れを惜しみながら動画に収めました。 琵琶湖は大きかった~! 広かった~!
 揺れる船べりに身を任せ お転婆船上カメラ婆ァ婆の撮影1
分半の動画です。

 それにしても 琵琶湖は想像以上に広いのです。竹生島は湖の北端 今津港~長浜港の中間点にあり けたたましいエンジン音を響かせながら 片路30分もかかり 遥かに地平線を望むほど大海原と見紛うばかりの広さを再認識しました。

 一泊二日 平均年齢傘寿の19名は 「水に浮かぶ佐川美術館」の三巨匠の作品観賞、義仲寺の芭蕉の墓参 京都五山の送り火 竹生島への琵琶湖クルーズと云う 盛り沢山の往く夏を惜しむ旅となりました。 
お盆休みのUターンラッシュも 難なく交わし 好天にも恵まれ 定刻通り帰路に着いた事も有り難い旅でした。
 誰一人疲れた様子もなく元気溌剌。次の旅を約束しあったのでした。

     炎帝の琵琶湖を統べて竹生島

     晩夏光つるりと撫でておびんずる

     法師蝉はや鳴き交わす竹生島

     167段の急勾配を玉の汗

     舟廊下の桟より湖の風涼し

     かわらけ投げの願い叶わぬ酷暑かな

     後生車回す懺悔に法師蝉

     雲の峰琵琶湖を蹴って遊覧船

     船べりに揺る危うさも夏の旅

     航跡の遥かに青き竹生島

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コメント

ぽちさん
竹生島、私も行きたかった~
約二年半前に琵琶湖の廻りをドライブして、島を見ながらも
上陸は叶いませんでした。

その後、テレビで竹生島で暮らす人々のドキュメントを
見ました。琵琶湖から取れる魚を佃煮にしたりして漁業で
生計を立てている方々のものでした。
その、佃煮は本当に美味しそうでした。

投稿: みず | 2013年9月 8日 (日) 10時18分

ぽちさん
追加です。
もう少し、書こうと思っていたら、客人があってそのまま
送信されて、しまいました。

立派な社寺があるんですね。小さな島と思いきや
そこには暮らしがあり、見事な建物が多々あって
私も、いつかきっと、思いを果たしたいです。

ぽちさん達の旅行は、すべて上手く行ってますね。
天気良し、船には間に合う等々、これも普段の行いの
良さですね。竹生島の事、良く分かりました。
ありがとうございました。

投稿: みず | 2013年9月 8日 (日) 10時34分

ぽちさん、こんにちは~
素晴らしい旅でしたね。
琵琶湖は本当に広いですね、びっくりしました。
まるで海のように見えました。
竹生島クルーズの動画で私も船に乗っているような気がしました。
みずと同じように、ぽちさん達の旅はすべてが上手くいっているのに感心しました。
私もいつか竹生島を訪れてみたいです。
あの島にあんなに立派な神社仏閣を建てるのには大変な苦労があったことでしょうね。
ぽちさんのブログとオリンピックが東京に決定というニュースで今日の私はルンルン気分です。

投稿: ひろ | 2013年9月 8日 (日) 11時41分

♪ みずさん
 30年前伊吹山に登った時のこと
見下ろす琵琶湖に浮かぶ竹生島が
あの時は訳も分かれず 何故か
神々しく感じたのでした。
以来竹生島へ一度は行って
みたいと思っておりました。

 今回五山送り火と合わせて
永年の願いが叶ったと云う訳です。
 小さな島でありながら 信仰と歴史や
ロマンあふれる素晴らしい島に
巡り合えたことに感激しております。

 拙いブログですが、竹生島の雰囲気が
僅かでも共有出来た事 嬉しく思います。 

投稿: みずさん へぽちより | 2013年9月 9日 (月) 14時54分

♪ ひろさん
 琵琶湖は日本一の湖ですが
今津港~竹生島~長浜港の
クルーズだけでも 迫力満点です。
一瞬大海を航行しているかの
錯覚さえ覚えます。
兎に角琵琶湖は広かった~!
 琵琶湖周辺の道路も美しく整備
されて実に快適でしたよ。
 竹生島の胸突き参道(石段)も
足腰元気で登れてよかったのです。

 今日も朝から東京五輪の報道の
虜になってしまい コメントのお礼が
遅くなってしまいました。 (*_ _)人ゴメンナサイ

投稿: ひろさん へぽちより | 2013年9月 9日 (月) 15時08分

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