« 藤枝市 蓮華寺池 | トップページ | 五山送り火と竹生島の旅 ~中編~ »

五山送り火と竹生島の旅 ~前編~

 いつもの名ドライバーさんでの快適な旅は、Yさん発案の京都五山の送り火と琵琶湖に浮かぶ竹生島への旅です。
 いつものメンバーに今回は元気溌剌93才ゲストのSさんを筆頭に平均年齢約80歳 総勢19名は往復車中あちこちに笑い声が絶えず 積もる話に華が咲きました。

 瀬田東ICを降り、「瀬田の唐橋」を左に見て、琵琶湖東岸を左手に燿よう湖、右手に長々つづく蓮の群生を愛でながらひた走り 旅の最初の目的地 「佐川美術館」へ到着しました。

Photo

 比叡・比良山地を仰ぐ琵琶湖畔にある佐川美術館の佇まいは 敷地の大部分を占める満々と湛えた水庭のシルエットに息をのむほどの凛とした美しさです。

Photo

佐川急便株式会社創業40周年記念の1998年3月に開館されました。
「水に浮かぶ美術館」と云われる贅沢な空間の内部の 日本画家平山郁夫、佐藤忠良の彫刻、陶芸家(楽茶碗)楽吉左衛門3巨匠の作品をじっくりと観賞いたしました。

     蒲の穂や水面に浮かぶ美術館

     炎昼に目映き水庭美術館

     満々と朱夏の日矢射す水鏡

洗練された水に浮かぶ美術館の国宝級美術作品を見学したあとは、琵琶湖大橋を渡り 湖西道路を一路 旅の目的「五山送り火」を仰ぐ館へと向かう、、、はずでしたが、
Yさんの特別のお取り計らいで、俳句を愛し学ぶ者にとっては 願っても無い「義仲寺」参詣に立ち寄る幸運にも恵まれました。

Photo_2
 琵琶湖に面した 国指定史跡「義仲寺(ぎちゅうじ)」は、義経の軍勢と戦って この地で31歳(1184年)の若さで討ち死にされた将軍木曽義仲の御墓所です。
 周辺の美しい地形をこよなく愛した俳聖松尾芭蕉は たびたびこの地を訪れ 義仲の御墓所のほとりに建つ「無名庵」を宿舎とし、89句もの俳句をこの大津で作られたそうです。

元禄7年(1694年)旅の途中 「旅に病んで夢は枯野を駆け廻る」の辞世の句とも云われる最後の句を作り 大阪で亡くなりましたが、遺言によって 此処大津の義仲寺に埋葬されたのです。

 次の画像 上は木曽義仲の墓  下は松尾芭蕉の墓です。

Photo_3

 義仲のお墓と並んで芭蕉のお墓をお参りした私たちは感慨深い旅でもありました。

 Photo_2 義仲の墓の傍らには、「名も無き尼僧」と言って「無名庵」となる庵を結び 義仲の供養にいつくしんだその女性こそ側室の巴御前だったそうです。

 義仲墓所の傍らに 側室の哀しさでしょうか ともすれば見逃しがちに ひっそりと建つ「巴塚」も見逃せません。

     

          炎昼に瀬田の唐橋かぎろへり

     琵琶湖畔瀬田のはちす田延々と

     清水一条芭蕉の眠る墓を守る

     緑陰に武将俳聖眠る寺

     義仲寺の芭蕉の花に日の燦々

     かなかなや芭蕉旅寝の無名庵

     蝉しぐれ掻き消さんとや巴塚

     義仲寺や暑さを惜しむ旅となり

     古池や炎暑に長々亀の首

 旅の途中で病に倒れた芭蕉さんの 「旅に病んで、、、」の句は 辞世の句として詠んだのではなく 『病中吟』としての句であると解釈される説もあります。
まだまだ旅を続ける意欲はあったものの 最後に詠んだ句となった為に 世に言う辞世の句となったと云う説もあるのです。

 夕方5時前には今宵のお宿 「セントノーム京都」にチェックイン。        小一時間ほどの休息をとって、いよいよ 晩餐会と京都の夏の風物詩 「五山の火送り」観賞の会場となる 四条河原町にある290年の伝統を誇る京料理の老舗「美濃吉」へ向かいます。

|

« 藤枝市 蓮華寺池 | トップページ | 五山送り火と竹生島の旅 ~中編~ »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

ぽちさん、こんにちは~
連日の猛暑の中をよくお出かけになられましたね。
しかもみなさん超お元気で素晴らしいことですね。
佐川美術館にも寄られてよかったですね。
義仲寺に芭蕉のお墓があるなんて初めて知りました。
俳句好きのぽちさんですからさぞかし感慨無量でしたでしょうね。
五山の送り火はどんなでしょうか、胸がワクワクします。
次回のアップを首を長くして待たせていただきます。

投稿: ひろ | 2013年8月25日 (日) 15時11分

ぽちさん
ステキな旅でしたね。
佐川美術館は、本当に水に浮んでいるんですか?
写真を、よ~く見ると、これは地面に水がひかってるな~っと
思うのですが。。。  もし、そうなら、スゴイ美術館ですね。

私は、約二年前に夫と、琵琶湖一周を、しました。
竹生島は遠くから見ただけですが、ぽちさん達は
行かれたのかな?

ぽちさんの俳句、とてもいいです。旅が一層思い出深いものに
なりますね。次回のup楽しみにしています。

投稿: みず | 2013年8月26日 (月) 09時38分

♪ ひろさん
平均年齢80歳の総勢19名のパワーは
凄いものです。
特にゲストの93歳は、終始83歳を引っ張って
何時も にこにこ笑顔の行動には驚きでした。
80歳以下一同もあやかりたいと思います。
 旅程には義仲寺は、無かったのですが
折よく近くを通りかかったのがチャンスでした。
Yさんの機転のおかげでした。

 ここに芭蕉さんが眠って居られるかと思うと
本当に感無量でした。

 処暑を迎えやっと凌ぎやすくなりましたね。

投稿: ひろさん へぽちより | 2013年8月26日 (月) 15時46分

♪ みずさん
 広大な敷地の大部分を深さ30センチ?ほどの
水庭で占めているのです。
回廊すれすれ おそらく水が溢れないように
コンピューター制御されているらしく
足許ひたひたほどの回廊を次の展示室
へと、誘われます。
 昨年のベネチアの水位上昇の水害が
思いだされますが、ここは大丈夫!
贅沢な演出効果に 展示作品とともに
堪能いたしました。

 竹生島へは、高速船クルーズで
念願を果たしました。
真夏ならではの旅でしたよ。

投稿: みずさん へぽちより | 2013年8月26日 (月) 16時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/213648/58021965

この記事へのトラックバック一覧です: 五山送り火と竹生島の旅 ~前編~:

« 藤枝市 蓮華寺池 | トップページ | 五山送り火と竹生島の旅 ~中編~ »