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2013年8月

五山送り火と竹生島の旅 ~前編~

 いつもの名ドライバーさんでの快適な旅は、Yさん発案の京都五山の送り火と琵琶湖に浮かぶ竹生島への旅です。
 いつものメンバーに今回は元気溌剌93才ゲストのSさんを筆頭に平均年齢約80歳 総勢19名は往復車中あちこちに笑い声が絶えず 積もる話に華が咲きました。

 瀬田東ICを降り、「瀬田の唐橋」を左に見て、琵琶湖東岸を左手に燿よう湖、右手に長々つづく蓮の群生を愛でながらひた走り 旅の最初の目的地 「佐川美術館」へ到着しました。

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 比叡・比良山地を仰ぐ琵琶湖畔にある佐川美術館の佇まいは 敷地の大部分を占める満々と湛えた水庭のシルエットに息をのむほどの凛とした美しさです。

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佐川急便株式会社創業40周年記念の1998年3月に開館されました。
「水に浮かぶ美術館」と云われる贅沢な空間の内部の 日本画家平山郁夫、佐藤忠良の彫刻、陶芸家(楽茶碗)楽吉左衛門3巨匠の作品をじっくりと観賞いたしました。

     蒲の穂や水面に浮かぶ美術館

     炎昼に目映き水庭美術館

     満々と朱夏の日矢射す水鏡

洗練された水に浮かぶ美術館の国宝級美術作品を見学したあとは、琵琶湖大橋を渡り 湖西道路を一路 旅の目的「五山送り火」を仰ぐ館へと向かう、、、はずでしたが、
Yさんの特別のお取り計らいで、俳句を愛し学ぶ者にとっては 願っても無い「義仲寺」参詣に立ち寄る幸運にも恵まれました。

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 琵琶湖に面した 国指定史跡「義仲寺(ぎちゅうじ)」は、義経の軍勢と戦って この地で31歳(1184年)の若さで討ち死にされた将軍木曽義仲の御墓所です。
 周辺の美しい地形をこよなく愛した俳聖松尾芭蕉は たびたびこの地を訪れ 義仲の御墓所のほとりに建つ「無名庵」を宿舎とし、89句もの俳句をこの大津で作られたそうです。

元禄7年(1694年)旅の途中 「旅に病んで夢は枯野を駆け廻る」の辞世の句とも云われる最後の句を作り 大阪で亡くなりましたが、遺言によって 此処大津の義仲寺に埋葬されたのです。

 次の画像 上は木曽義仲の墓  下は松尾芭蕉の墓です。

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 義仲のお墓と並んで芭蕉のお墓をお参りした私たちは感慨深い旅でもありました。

 Photo_2 義仲の墓の傍らには、「名も無き尼僧」と言って「無名庵」となる庵を結び 義仲の供養にいつくしんだその女性こそ側室の巴御前だったそうです。

 義仲墓所の傍らに 側室の哀しさでしょうか ともすれば見逃しがちに ひっそりと建つ「巴塚」も見逃せません。

     

          炎昼に瀬田の唐橋かぎろへり

     琵琶湖畔瀬田のはちす田延々と

     清水一条芭蕉の眠る墓を守る

     緑陰に武将俳聖眠る寺

     義仲寺の芭蕉の花に日の燦々

     かなかなや芭蕉旅寝の無名庵

     蝉しぐれ掻き消さんとや巴塚

     義仲寺や暑さを惜しむ旅となり

     古池や炎暑に長々亀の首

 旅の途中で病に倒れた芭蕉さんの 「旅に病んで、、、」の句は 辞世の句として詠んだのではなく 『病中吟』としての句であると解釈される説もあります。
まだまだ旅を続ける意欲はあったものの 最後に詠んだ句となった為に 世に言う辞世の句となったと云う説もあるのです。

 夕方5時前には今宵のお宿 「セントノーム京都」にチェックイン。        小一時間ほどの休息をとって、いよいよ 晩餐会と京都の夏の風物詩 「五山の火送り」観賞の会場となる 四条河原町にある290年の伝統を誇る京料理の老舗「美濃吉」へ向かいます。

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藤枝市 蓮華寺池

 東海道の宿場町として、品川から数えて22番目にある藤枝宿は、問屋場の宿場駅、田中城の城下町として栄えてきました。

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旧東海道は今では商店街となっております。
静岡県藤枝市のほぼ中心地にある 四季を通じて市民の憩いの場所となっている「蓮華寺池公園」は 

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東京ドーム約6個分にも及ぶ広さと云われますが 周囲1500メートルの池を中心に 梅、椿、桜、シャクヤク、藤、ツツジ、さつき、スイレン、花しょうぶ、アジサイ、蓮、さるすべり、紅葉、冬桜へと四季折々の花々を楽しむことができるのです。 
近隣にお住まいだった今は亡き藤枝市出身の作家小川国夫さんも この池の周辺をこよなく愛されたそうです。

「蓮華寺池」は 慶長18年(1613年)に灌漑用水池として村人総出で掘った人工池として田畑や生活用水に貴重な水資源となり、2013年の今年は「普請400年」と云う事で、桜まつり、藤まつり、花火大会など、祝賀モードも多彩な年なのです。

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「この暑いのに良く出掛けるわねぇ」と呆れられながらも、蓮を愛でに行って参りました。

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 小一時間ほどかけて、ゆっくりと池の周辺を無畏の境地で散策する事が私の楽しみのひとつとなっております。 
 今年は珍しく、八重
咲きの大輪を見つけました。

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途切れる事の無い猛暑続きですが、蓮の花は散り始め ユニークなハチの巣の形状を見せ始めました。
  まさに蓮(はちす)と呼ばれる由縁でしょうか。

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コム・ハニー

Kさんからの思い掛けない「からすみ」の包みにしては ずっしりと重みがありました。
   ???、、「からすみ」に重ねられて なんと! 
京橋千疋屋の「巣入り天然蜂蜜」が入っているではありませんか! 天下に名の知れた高級フルーツ老舗のですよ!
 そわそわどきどき、、♪

白いプラスティックの四角い容器に 緻密な六角形のミツバチの巣房が自然のすがたのままパックされたものです。

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 花柄の美しい蓋には「NEW ZEALANDO COM HONEY」とあります。
COMとはハチの巣と云う意味で、自然の花の香りと完成された蜜がミツロウで蓋をされ 巣のままいただけるハチミツなのだそうです。

 そう云えば数年前の海外旅行のホテルの朝食バイキングで、お目に懸った事がありましたっけ。初めて見た私は、自然のままの蜂蜜の巣を壊してはいけないと 触れる事も出来ず、今思えば残念な事に もの珍し気に眺めただけで終わってしまったのでした。 

 「わぁ~! あの時と同じハチミツの巣が目の前に、、、!」

 完熟ハチミチと云われる「コム・ハニー」は、人の手で絞り上げたハチミツとは違い、巣房に収めたハチミツを ミツバチ自身が羽ばたきながら余分な水分を飛ばし、糖度を高め、腹部から分泌するミツロウで蓋をするのだそうです。

 余談ですが、以前NHK TVのドキュメンタリーに 誰もが釘付けされたターシャ・テューダーさんのライフスタイル。アメリカのバーモンド州の小さな町はずれで 自然に感謝し 自給自足の独り暮らしをしながら 一生絵本を描き続け 広大な庭園で 草花を愛したターシャ・テューダーさんが、庭の巣箱で採れたミツロウで、息子さんやお孫さんとローソクを作る場面を見ましたが、あの天然ミツロウと全く同じなんですね。


 琥珀色の自然のままの巣房には、果糖、ブドウ糖、各種ビタミン、ミネラル、酵素が豊富と聞いております。 
 最初にさくっと巣房にスプーンを入れる瞬間は緊張します。 
自然の花の香りも豊かで うっすらと雪化粧をしたかのようなミツロウをおもむろに砕けば蜜の濃厚さに驚きます。

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     秋立つやさくっと掬ふコムハニー

 1,5センチくらいに薄くカットして焼いてバターを塗ったパン・ド・カンパーニュに載せればとろりと溶けて、最初はぱりっとした歯触り 後はしっとりとした食感、何と!贅沢な瞬間でしょう! 
 花の香りミツロウの舌触りがリッチな気分をそそります。

 いろいろ試してみましたが、このフランスパンが一番のようです。   
健康な歯で美味しく味わえる嬉しい瞬間です。

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     今朝の秋フランスパンにコムハニー

焼き立てのホットケーキにトッピングすれば、じんわり溶けて思わず笑顔です。
夢中で探し求め ハチミツを食べ過ぎたクマのプーさんのようなメタボは禁物。
美味しいからと云って、食べ過ぎはいけませんね。
  大事に大事に戴きま~す。 

 Kさんありがとう!  あなたの友情に感謝です!

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珍味到来~2

 今年3月中旬のブログに「珍味到来」と題して 健康な8020の歯で食べたい物は?の巻をご覧下さったKさんから思いがけず、「台湾からすみ」が届きました。

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 元来私の生家は、父方も母方も奈良漬を食べて顔を染めるほどの下戸同士 料理酒以外お酒には縁のない家系でしたが、可笑しなことに酒の肴と呼ばれるものには目が無く、日本三大珍味とやらに 私は既に幼い頃に目覚めたのですが 高価なだけに縁遠いものとなりました。
あれから70年 「からすみ」を戴いて 幻の味覚が懐かしく呼び戻されたのです。

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「からすみ」は、ボラなどの卵巣を塩漬けにし、塩抜きのあと天日干しをして乾燥させたものです。日本では長崎産のものが有名で、ウニ、コノワタ(なまこの腸の塩辛)と共に日本三大珍味と云われております。
「からすみ」は、チーズの様な旨味があり、高級感ある酒肴として珍重されているのです。
「からすみ」には DHA(ドコサヘキサエン酸)やリノール酸が含まれる高タンパク食品で、成人病予防も期待できるそうですが、卵巣そのものですから コレステロール含有数値からも卵黄や数の子同様に食べすぎはいけないようです。
と云っても高価な珍味ですから私に限って食べ過ぎなど出来よう筈はありません。

 70数年前 お酒には縁のない生家でのこと 「子供が食べるものではない!」と云いながら 美味しそうに味わっている大人たちを横目に、つまみ食いをしたものでした。 「大人たちはこんなに美味しいものをたべているんだ~!」
 血は争えないですねぇ。 遠い遠い昔の思い出です。

 思いがけず 幻の珍味が届いたのです。 

 幾久しくお目にかかる事の無い「からすみ」到来に 如何に調理してよいのやら?正直たじろぎました。
Kさんからは追っ掛け「台湾からすみの食べ方」の説明文のFAXも届きました。
より詳しく、より美味しくいただくために、インターネットのお世話にもなりました。

〇 台湾からすみの食べ方

① 冷凍保存された「からすみ」は室温に戻し、真空パックから取り出し、2~3分水に浸します。

② 薄皮が少しふやけてきますので、表面の薄皮をむきます。
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③ ネットや説明書には、薄く脂を引いたフライパンで、約30秒~2分ほど中火で焙り 表面の色が少し変わってきたら裏返し裏面も適宜焙ります。
(焙り加減はお好みで、、)好みの厚さにスライスして、大根やネギを添えていただきます。中まで火が通ってしまわない様に、と注意書きがありましたが、 私は

薄皮を剥ぎとり お酒を少々振りかけて、油を塗ったアルミホイルにのせて、オーブントースターで3~4分焙ってみました。
厨いっぱいに良い匂いが漂います。吞ん平さんには堪らない 良い匂いですよ~!

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 こっそり 料理用のお酒をちょっぴりなめながら、焙り立てのからすみのお味見をしてみました。 独りニンマリ♪、、 「、、、おいしゅうございます!」
  上戸さんの気持ちが分かりましたよ~。
       

     からすみやひや酒なめてうふふのふ

 呑めない私は、炊きたてのご飯にのせて、焼海苔で巻いていただいたり、
おろし金で細かくご飯にふりかけ、三つ葉や小口切りの細ネギと ひねりゴマなどで お茶漬けさらさら、が けっこういけるのです。
 私流の絶品は、さらし玉ねぎ、桂に剥いただいこん、キュウリ
等に、薄切りの「からすみ」をポン酢醤油でのマリネです。 からすみのうま味が際立ち さっぱりして夏バテ解消請け合いです。
明日はスパゲッティでいただくことにしましょうか。

 Kさん ごちそうさま」でした! あなたの友情に感謝感激です。

    

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