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東大寺の扁額と高台寺のマニ車

 何十年ぶりのお伊勢さん詣りを無事終えて 奈良公園に着いたのは 既に夕暮れ時で、鹿たちはねぐらに戻り 人影もまばらとなりましたが むしろこんな夕暮れ時の 落ち着いた東大寺詣は なかなか風情あるものでした。 
 東大寺 国宝南大門両サイドの提灯にも明かりが灯され、夕まぐれの南大門を仰ぎ カメラを向けた私は 「大華厳寺」と書かれた扁額に一点集中しました。 
数年前 TVニュースで この扁額をクレーンで設置される映像がまざまざと甦ってきたのです。
 「あぁ! この扁額の事だったんだ~!」 東大寺には あれから何度も訪れたのに 夕闇せまる今回の旅で気付いたとは、、、 
 「大華厳寺」とは東大寺の異名なのです。

Photo_5

 東大寺は1998年 古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されました。 
 かつて 南大門には「大華厳寺」と書かれた扁額があったとされ 源平合戦で荒廃した東大寺の復興に尽力された高僧・重源の没後800年を記念した法要に合わせて 2006年10月10日に復元されたのでした。

 仰ぎ見れば 扁額は、横4・5メートル 縦1・65メートルの総ヒノキ造りで 重さ500キロもあるそうですから南大門が 日本最大の山門としていかに大きいか 鎌倉再建の威容が偲ばれます。

     扁額の幽かに仰ぐ夕おぼろ

大阪中心地のホテルに一泊し、朝8時出発 京都嵐山界隈を散策。
3月も中旬とあって、渡月橋から臨む嵐山の桜の開花は まだ2週間ほど先でしょうか? Photo_6
ほんのり頬を染めはじめたように春の霞みに微笑んでおりました。

北野天満宮を訪れた私たちを迎えてくれたのは、あきらめかけていた満開の梅です.。
2010年に しばらく見納めの姫路城への旅すがら詣でた北野天満宮は、2月中旬の事で梅はまだ

Photo_7  3~4分咲きでしたから、一足飛びの今年の春は「今年はもう散ってしまったかもね」 と思いきや 見事に咲き競う紅白満開の梅に迎えられて一行は満面の笑みです。

 三重県~奈良県~大阪~京都と 盛り沢山の今回の旅の最後 京都祇園界隈散策は、自由行動で 私は豊かな学識と健脚の Yさんと二人して 
Photo 八坂神社境内を通り 清水寺方向へ向かう 最も京都らしい「ねねの道」を散策することにしました。



Photo_8  このなだらかな石畳の坂を登れば 豊臣秀吉の正室「ねね」が秀吉の菩提を弔うために建立した寺「高台寺」があります。

 美しい臥龍池とその庭園、「ねね」の墓と伝えられる霊屋や 茶席「傘亭」「時雨亭」に立ち寄りたい処ですが、拝観する時間も無く 次回の楽しみとして 風情ある「ねねの道」散策を楽しみました。
 高台寺駐車場の傍らに珍しいものを見付けました。
Photo_9

「マニ車」です。  日本仏教の古都京都にチベット仏教の「マニ車」の存在がミスマッチと感じたのは 私だけだったでしょうか?。
「マニ車」(マニぐるま、摩尼車)はチベット仏教で用いられる祈りの仏具です。
TVで極彩色の大きな「マニ車」の列を回す敬虔なチベットの仏教徒の映像は何度も見た事があります。  
 時計回りにクルクル回しながら一巡すれば、「大蔵経」の経典を1回読んだことになりご利益があると云う事で、私たちは おもむろに一巡して 余生息災と旅の無事を祈りました。

     春旅の無事をゆるりとマニ車

 東大寺の扁額と云い、高台寺のマニ車と云い 偶然の出会いは旅の楽しみでもあります。 

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コメント

ぽちさん
今回もまた、充実した素晴らしい旅でしたね。
ぽちさんをお手本としているみずにとって、読み進むうちに
私もこうありたいと思いました。

東大寺は、確か中学校の修学旅行、嵐山の渡月橋と
清水寺は夫と行きましたので、懐かしく写真を楽しみました。

北野天満宮の梅は、儲け物でしたね。なかなか花の見頃に
その地にいられるというのは、難しいことなんですよね~

「マニ車」って言葉、私は初めて知りました。
ぽちさんは、ここを一巡されたから、余生息災
間違いなしですね。これからも、もっともっと良いお仲間と
旅を楽しんで下さいね。

投稿: みず | 2013年4月 7日 (日) 11時37分

♪ みずさん
日本の仏教中心地の京都で、異国の「マニ車」に
お目にかかるとは 驚きました。

TVで見た本場チベットの極彩色のマニ車に
比べ 実に地味な色でしたので、
最初何だろう?と思いましたよ。 
気が付けば 傍にマニ車の説明板が
ちゃんとありました。

 宗教の種類は 世界中いろいろありますが
私たち人間は 常に神仏に御願する
のは みんな同じなんですね。
 さ迷える小ひつじなんですね。

 

投稿: みずさんへ ぽちより | 2013年4月 7日 (日) 15時49分

ぽちさん、こんばんは~
お伊勢さんから京都まで行かれたのですね。
京都は毎年行っているのでぽちさんの説明にも納得でした。
高台寺あたりは私の大好きな場所です。
「マニ車」という名前を私も初めてしりました。
説明文をよく読んでなかったことがわかりました。
旅に出るということは何かしら教えていただくことがあるのですね。
今回もいい旅でよかったですね。
京都、また行きたくなりました。

投稿: ひろ | 2013年4月 7日 (日) 19時53分

♪ ひろさん
 マニ車は みんな極彩色との先入観から
高台寺ではじめてお目にかかった時は
「何だろう?」 と、学識豊かな Yさんも
そう思われたようでした。
 解説版を読んで 二人しておもむろに
時計回りしながら 旅の無事と 余生の
健康を祈りました。
 今回の旅でも私たち日本人は
神様仏さまに 祈りました。

 ところで 花めぐりを旅に合わせるのは
毎年大変な事ですね。
今回の北野天満宮の満開の梅が
観賞出来たのは 予想外の大当たりでした。
何はともあれ、健康第一ですね。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2013年4月 8日 (月) 10時27分

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