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洞慶院の梅林

 記録的な積雪の上 永い冬と闘っていらっしゃる雪国の方々には申し訳ありませんが、細雪さえ愛でる事もない温暖な静岡市に住む者にとっても 今年の寒さは異常でした。
 3月を迎え啓蟄の声を聞くや、気温も一気に急上昇 すっかり春の息吹きどころか早くも初夏を感じる今日この頃です。
 寒風吹きすさぶ1月25日に「探梅」を決め込んで 静岡市葵区羽鳥の「おとうけんさん」の梅林の様子を観ながら「蠟梅」の芳しさに小さな春を堪能して あれから5週間。 春うららの日 再び路線バスを乗り継ぎして 「おとうけんさん」の梅を観賞して参りました。
Photo  JR静岡駅前 3番バス乗り場から、しずてつジャストライン 藁科線で30分 羽鳥バス停で下車、久住谷川沿い2キロメートルを傘壽の足で てくてく25分。

今回は2度目の単独参詣で、気持ちに多少のゆとりもあって、Photo_3
昔は茶畑や田んぼばかりの 羽鳥周辺には 素敵な住宅が立ち並び すっかり様変わる風景を楽しみながら 「おとうけんさん」に着きました。 混雑する日曜日を避けての観梅でしたが、結構な人出で、車椅子でのお客さんも楽しんでいらっしゃいます。

2  三方を山に囲まれた 洞慶院「おとうけんさん」は永平寺・駿河の国の末寺です。
高祖 道元禅師が 梅の花を愛された事に因んで 
代々のご住職が梅を植え 春浅い2月下旬~3月上旬ともなれば、山懐に抱かれた 約500本もの梅園は、市内随一の梅の名所として 多くの人が観梅に訪れるのです。 
Photo_7
 1月下旬探梅に訪れた時には、未だ米粒ほどの硬い蕾は、啓蟄 を迎え一足飛びの気温上昇で 一斉に咲き揃い、辺りに馥郁とした芳香が漂い、至福のひとときとなるのです。

面白可笑しい枝ぶりの梅の基 静岡のオシドリ俳人 熊谷静石・愛子先生の句碑です。

2  

 たらちねのそこに山あり桐の花

 静石先生 この時季に詠まれるとすれば
     たらちねのそこに山あり梅の花    
                 でしょうか?

僭越ですが 私も五・七・五をつぶやいてみました。 

     山懐に抱かれ古刹の梅香る   

      梅園を行き交う声の優しかり    

      この寺の梅の遅速に二度三度   

      白梅の匂へる傍に車椅子     

      洞慶院に介護車集ふ(つどう)梅日和       

 前回は境内に 大きな「おかんじゃけ」を見ましたが、今回は梅園の傍らに その昔村人が葬り祀った 牛馬の墓をみつけました。

Photo_5
  身近な場所にありながら、はじめて見た石碑です。

リズムも好調のウォーキング 傘壽の脚で往復4キロを 楽しめた健康に感謝!感謝!です。

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コメント

ぽちさん、こんにちは~
往復4キロの道を難なく歩かれたぽちさんを尊敬します。
バスの停留所からかなり遠いですものね。
おとうけんさんの梅を愛でたのは大分前です。
500本もあるのですね、梅の木々が。
寒かった冬もようやく終わりに近づき、一気に暖かくなりましたから、梅も眠りから覚めてくれたのですね。
姿と言い、香りと言い、品格のある花ですね。
牛、馬のお墓は知りませんでした。
優しい人達が立てたのですね。
今日もいいお話をありがとうございました。

投稿: ひろ | 2013年3月10日 (日) 16時29分

ぽちさん
桜もいいけど、梅もいいですね~
あの形が、ふっくらしていろんなお菓子やお煎餅に
作られてますよね。一本の大きな梅は見事ですね!
絵心もない、みずですが筆を持ってみたくなる衝動に
かられます。

ぽちさんの俳句、いつも感心しています。
「この寺の梅の遅速に二度三度」 私はこの句が
気に入りました。

ぽちさん、往復4キロのウォーキング、健脚ですね。
私も見習わなくっちゃ。。。

投稿: みず | 2013年3月10日 (日) 19時22分

♪ ひろさん
車も無く アッシー君もいない私ですが、
無理のない程度に 出来るだけ同じ歩調で
歩く事を心掛けているつもりで出掛けます。

 近場にも、結構楽しめる処もあるものですね。
大御所パスのおかげです。

 おとうけんさんの梅林は、老木が多く
最近は 咲き方が寂しい! と
地元羽鳥の長老の方は嘆いておりました。
 でも 苑内に入れば それはそれは
いい香りに包まれて 和みます。、

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2013年3月11日 (月) 10時22分

♪ みずさん
そうですねぇ。
桜は華やかさがあり、うきうき気分で
眺めます。
梅は、凛とした気高さと馥郁とした芳香に
しっとり落ち着いた 日本の風情を感じます。

 特にふっくらした白梅は、和菓子には
最高の品格を感じます。
 白餡でつくられた白梅型の練り切りで、
お抹茶のおもてなしは
 日本人の心を癒してくれますね。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2013年3月11日 (月) 10時37分

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