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2013年3月

お伊勢さん詣り

永く厳しい寒さからやっと解放されて、傘壽の旅ごころも華やいでまいりました。
いつも楽しい旅を企画して下さる Yさんが選んでくださった今回の旅は、私にとっては何十年振りの「お伊勢さん詣り」に加えて、往復名古屋間を新幹線、名古屋からは現地の名鉄観光バスで 三重県~奈良県~大阪で一泊~京都へと盛り沢山の旅を満喫いたしました。

Photo_6  伊勢神宮は 今年平成25年(2013年)秋には式年として定められた20年に一度の遷宮の年です。 21世紀になって初めての遷宮として、1300年以上継承された一大神事に当たります。

 神社の正殿の修理の際や、建て替える場合に 御神体を移す20年に1度と 式年として定められた 私たち傘壽には最後かも と云う絶好の「おいせさん詣り」だったのです。

 「お伊勢参り」と呼ばれる参詣が一般化されたのは鎌倉時代以降だそうで、私たち戦前の小学校の修学旅行と云えば 「お伊勢さん」と決まっておりました。
修学旅行のお土産は 長五角形のお札の形をした「生姜糖」が定番でした。
生姜入りの砂糖菓子です。紅白色あり、ミントの効いたものや、黒砂糖や まれに黒豆の入った大人向けの物あり昭和一桁生まれの懐かしい思い出です。

 第一回の式年遷宮が行われたのが 飛鳥時代 持統天皇690年以来1300年余に亘って継承され 今年は第62回になるそうです。
今年平成25年(2013年)の選御は 内宮は10月2日に、外宮は10月5日です。

 神宮の建物を新しく建て直すとともに、神殿の宝物もすべて新調して、信仰や文化などを次世代に引き継いで 神様から新たなエネルギーをいただく尊い神事なのですね。

Photo_7 思いのほか水流は少ないながらも 春の光りを受けてきらきら流れる五十鈴川に架かる宇治橋を渡り 延々と続く玉砂利を踏んで 萌え始めた樹木が生い茂る 自然豊かな神域へと人の波が続きます。
 齢をとっても健康なればこそ行脚の「お伊勢詣り」です。

     春光を撥ね式年の五十鈴川

     遷宮を寿ぐ参道松の花

 ご覧下さい!  正宮参拝の人々々の渦を、、、
Photo_8 3月彼岸の入り、日曜日 一気に温かくなったこの日は予想以上の人混みに おろおろ驚くばかりでした。

 人波をかき分けかき分け 無事参拝も済み 神様から新たなエネルギーを頂いて、お腹の虫が騒ぎはじめた私たちは、

人の流れに巻き込まれながら  「おかげ横丁」へと繰り出しました。Photoどの店も長蛇の列  やっとありつけた渋味の効いた熱い宇治茶と作りたての赤福の美味しかったこと!

     御遷宮傘壽行脚の春の旅

     御遷宮祝う参道春うらら

     春うららおがげ詣りの人の波

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世界の椿展

第19回世界の椿展が3月16日・17日に今年も静岡市葵区東草深町の「アイセル21」二階ギャラリーで華々しく開催されました。

2  静岡ツバキ会 主宰小川秀世会長はじめ会員のみなさんが、例年に無い永く厳しい寒さの中 丹精込めて育て上げた珍しくも華やかなカメリア(ツバキ 特に海外で改良された園芸品種)に加え、椿の里「静峰園」さんの日本や中国のしっとりとした清楚な椿など、130点が会場いっぱいに展示されて来場者を楽しませてくれました。

 実は私が この椿展を初めて知ったのは、一昨年2011年3月12日 東日本の巨大地震と大津波、加えて原発事故の恐怖に恐れ慄いていた時の事でした。 凄まじいTVの報道に 独り居の私は、居たたまれぬ思いで拝見した椿展で、どんなに救われた事でしょう。

 今回の展示パネルの中に、大津波震災に遭われた 岩手県三陸沿岸の大船渡にも「カメリア」の研究栽培の素晴らしい温室を構えた写真を拝見しました。
 大船渡と云えば 漁業や水産加工が盛んな処と思いきや、温暖な私たち地方でも見かけない大規模な研究設備には驚きました。 大船渡の復旧復興を祈らずにはいられません。

Photo 

会場を一巡りすれば、ミセス ジョージベル、サンディース、ファイア・ダンス、スノーマン、ラスカ・ビューティ、カーテン・コール といった 華やかなネーミングの通り、目の覚めるような色彩と これがツバキ? と驚くほど花弁が幾重にも折り重なった大輪揃いです。

Photo_2 

 一方 一休、子守唄、曙、紅唐子、窓の月、卜伴、加茂本阿弥、胡蝶侘助と云った 侘び寂びの世界を思わせ ほとんどが一重咲きのしっとりとした味わい深いながらも 華やかさもあり 椿はやはり春の花なのですね。
 会場一巡りの動画を お楽しみください。

 それにしても、気温乱高下いちじるしい今年の冬 展示会の日程に合わせて 作年に比べ更に 色鮮やかに見事に咲かせた会員のみなさんの並々ならぬ ご努力に感服いたしました

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珍味到来

 「健康な はちまるにいまる(8020)の歯で美味しく食べられるうちに 食べたい物は?」 と 食いしん坊同士で食べ物の話に花が咲きました。
食べ物に好き嫌いは一切ない私は あれや、これや思い浮かべながらも 私たちは偶然同じものを口走っておりました。

 この度 突然 Yさんから早速お取り寄せしたと云って 珍味のお裾分けが届きました。
ほとんどの方が顔をしかめ、鼻をつまみ「よくもまぁ!」とあきれ顔をなさると思いますが、私にとっては、願っても無い到来物です。

写真右は 元祖は新島 伊豆諸島特産の ムロアジ「くさや」の干物です。

 Photo_2

 元来私の家系は父方も母方も下戸同士。奈良漬けを食べただけでも ほんのり頬を赤らめてしまうほど、我が家はお酒には縁の無い家庭でしたが、何故か酒の肴と云われる物には目が無くて  例えば 炊きたての白いご飯に「くさやの干物」さえあれば、、とか、日本三大珍味と云われる 雲丹・からすみ・このわたなど 何故か子供の頃から大好物でした。

 亡父がまだ健在の頃、裏庭で七輪を設え お腹を空かせながら「くさやの干物」を焼いている時の事、ご近所さんから「臭い!臭い!」と大騒ぎされたことが、面白おかしく思い出されます。 あの時 ご近所さんに「くさや」の美味しさを伝えても鼻をつままれるだけでした。

 「くさや」は 新鮮な ムロアジ、トビウオなどの魚を「くさや液」と呼ばれる「魚醤」に似た独特の旨味や風味を持つ発酵液に漬けて浸み込ませ、真水で良く洗い 天日に干した保存食品です。 
 「くさや」は江戸時代から 新島や八丈島で盛んに作られ、「くさや液」は、先祖伝来の絶やしてはならない大事なものとさているそうです。    なるほど! 
 「臭い!」から「くさや」 の名が付いたのも頷けます。
私は程よく焼けた「くさや」をほぐして 熱いご飯でシンプルに、はたまた、炒り立ての 捻りゴマに三つ葉と刻み海苔を載せて 熱~い焙じ茶の お茶漬けでさらりと食べたものでした。 これは今でも絶品です。

一方 写真左の 「鮒ずし」にも懐かしい思い出があります。
 四半世紀も前の若かりし頃、友人と二人で伊吹山に登った時の事 麓の山小屋で一泊した日の夕食に 宿のご亭主自慢の 自家製の 大皿に出された「鮒ずし」に 「こんな美味しいものが ここでいただけるとは!」と思わず箸が進む私を観て ご亭主が大喜びされた様子が懐かしく思い出されます。

以来、高価な珍味として 私の口には程遠い幻の味となっております。
 「鮒ずし」は、主に琵琶湖の固有種である 春の「ニゴロブナ」が良いとされ、オス メス共に作られますが、写真の子持ちのメスは、ほろほろした歯ざわりと旨味は最高で高価です。
 お酒が飲めない私は これも「くさや」と同様 炊きたての熱いご飯や 熱~いお茶漬けでいただけば至福の境地です。

 日本の「鮒ずし」の歴史は、奈良時代に遡るそうです。
いただいた「鮒ずし」は「飯漬け」でした。乳酸発酵で腐敗が防止されて アミノ酸などの 旨味成分が チーズにも似て 実に美味しいのです。
 こうした「珍味」と呼ばれる食品は、偶然の出会いに巡り合えたものか、日本人の生活の知恵から生み出されたものか、日本の風土にマッチした 常備健康食品なのですね。 先祖伝来の手法を 手間暇かけて作られた「珍味」は どれも今では高価過ぎて私には高嶺の花となりました。

 「くさや」も「鮒ずし」も究極の発酵食品ですから、健康食品として TVでお馴染みの発酵食品博士の小泉 武夫(こいずみ たけお)さんの満面の笑顔も頷けますね。

      天下絶品珍味到来春麗

 (てんかぜっぴんちんみとうらいはるうらら)

      春憂う昼餉は「くさや」の独膳

          花どきのこころ弾むや鮒の鮨
 

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洞慶院の梅林

 記録的な積雪の上 永い冬と闘っていらっしゃる雪国の方々には申し訳ありませんが、細雪さえ愛でる事もない温暖な静岡市に住む者にとっても 今年の寒さは異常でした。
 3月を迎え啓蟄の声を聞くや、気温も一気に急上昇 すっかり春の息吹きどころか早くも初夏を感じる今日この頃です。
 寒風吹きすさぶ1月25日に「探梅」を決め込んで 静岡市葵区羽鳥の「おとうけんさん」の梅林の様子を観ながら「蠟梅」の芳しさに小さな春を堪能して あれから5週間。 春うららの日 再び路線バスを乗り継ぎして 「おとうけんさん」の梅を観賞して参りました。
Photo  JR静岡駅前 3番バス乗り場から、しずてつジャストライン 藁科線で30分 羽鳥バス停で下車、久住谷川沿い2キロメートルを傘壽の足で てくてく25分。

今回は2度目の単独参詣で、気持ちに多少のゆとりもあって、Photo_3
昔は茶畑や田んぼばかりの 羽鳥周辺には 素敵な住宅が立ち並び すっかり様変わる風景を楽しみながら 「おとうけんさん」に着きました。 混雑する日曜日を避けての観梅でしたが、結構な人出で、車椅子でのお客さんも楽しんでいらっしゃいます。

2  三方を山に囲まれた 洞慶院「おとうけんさん」は永平寺・駿河の国の末寺です。
高祖 道元禅師が 梅の花を愛された事に因んで 
代々のご住職が梅を植え 春浅い2月下旬~3月上旬ともなれば、山懐に抱かれた 約500本もの梅園は、市内随一の梅の名所として 多くの人が観梅に訪れるのです。 
Photo_7
 1月下旬探梅に訪れた時には、未だ米粒ほどの硬い蕾は、啓蟄 を迎え一足飛びの気温上昇で 一斉に咲き揃い、辺りに馥郁とした芳香が漂い、至福のひとときとなるのです。

面白可笑しい枝ぶりの梅の基 静岡のオシドリ俳人 熊谷静石・愛子先生の句碑です。

2  

 たらちねのそこに山あり桐の花

 静石先生 この時季に詠まれるとすれば
     たらちねのそこに山あり梅の花    
                 でしょうか?

僭越ですが 私も五・七・五をつぶやいてみました。 

     山懐に抱かれ古刹の梅香る   

      梅園を行き交う声の優しかり    

      この寺の梅の遅速に二度三度   

      白梅の匂へる傍に車椅子     

      洞慶院に介護車集ふ(つどう)梅日和       

 前回は境内に 大きな「おかんじゃけ」を見ましたが、今回は梅園の傍らに その昔村人が葬り祀った 牛馬の墓をみつけました。

Photo_5
  身近な場所にありながら、はじめて見た石碑です。

リズムも好調のウォーキング 傘壽の脚で往復4キロを 楽しめた健康に感謝!感謝!です。

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美和桜

 パソコンメートの Kさんに誘って頂いて 静岡市葵区遠藤新田 安倍川右岸土手の「カワズザクラ」並木を愛でに 2月24日 日曜日に行って参りました。
Photo_3  「美和桜を育てる会」(堀内昭雄会長)、地元の自治連合会が2005年に 美和小学校の近くの土手沿いに107本の「カワズザクラ」を植えて 「美和桜」と名付けました。


 今年は、全国的に春の訪れが遅く 季節を告げる花々の開花も遅れているようですが、美和桜は3~4分咲きと云うところでしょうか? 
 一足早い春の訪れが眺められました。

 しずてつジャストラインバス 「美和大谷線」に乗り 「遠藤新田」で下車すれば、遠目にも土手沿いに行儀よく植えられたピンク色に咲きはじめたサクラが 空の青さと良くマッチしております。
 見頃はこれからで、約4週間は続くと云われます。

Photo_4  地元の有志や近郷近在の和太鼓や地踊り、曲芸パフォーマンスなど賑々しく、地元産品の売店も開かれ、住民や私のような遠方からやってきた見物人で賑わっておりました。

風に乗って 遠くから和太鼓の音が聞こえます。 折よくこの日は
恒例の第5回「美和桜まつり」が繰り広げられておりました。
 強風や寒さなんぞ何のその!
掛け声高く 「ドンドコ ドンドコ」地を揺るがす大太鼓の響きは壮観です。 Photo_5

地元直売品も早々の「売り切れ~!」  温かい足久保茶の接待に咽を潤し、俄かカメラマンの婆~ばもカメラのシャッターを押し続けたのでした。
 難を云えば この日は予想外の冷たい春一番を思わせるような強風で、吹き飛ばされそうな帽子を手で押さえ 押さえしての観賞となりました。

 
2005年に植樹され「美和桜を育てる会」の会長さん初め 地元の皆さんの 
やる気! 元気!の笑顔が印象的でした。

 この模様は3題の動画で お楽しみ下さい。

【茶っきり節】

【和太鼓】

ムービープロジェクトの

【美和桜祭り】


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