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2013年1月

ランチタイムと箱根路

 寒川神社 八方除けをしっかりお参りした私たちのお楽しみは、何といっても ランチタイムです。

Photo  私たちの箱根方面への旅のランチタイムは 箱根宮ノ下「箱根富士屋ホテル」のメインダイニングがどうやら定番となりました。
 昭和五年建築の登録有形文化財のレストランで、それぞれの天井に描かれた絵画や彫刻は、芸術品で眼を見張るばかりです。 
伝統が息づくお料理は、私たちの四回目の
成人を祝うにふさわしい御馳走でした。
 乙女たちは若かりし頃培ったテーブルマナーで おしとやかに? ランチを堪能いたしました。
 

2_2 富士屋ホテルの至るところにある設備や調度品には それぞれの逸話が秘められているそうです。
 ロビーへの階段の際には、見事な一枚板の大きな彫刻。その柱には 長~い尾っぽの尾長鳥の彫刻が収まっております。 かつて来日来館された ヘレン・ケラーさんとかかわる彫刻と云う事で、 私たちは代わる代わる指先に触れて その感触に思いを馳せました。

 百三十年の歴史の詰まった展示室などのご案内で 明治時代にタイムスリップ。 しばしセレブの境地を楽しみました。
 富士屋ホテルのお土産のひとつに ベーカリー「ピコット」の手作りパンがあります。
ランチに出された温かいパリパリのフランスパンの美味しさもさることながら、お土産に買って帰った一番人気のレーズンパンは 中力粉に全卵と卵黄がたっぷり 地元の濃い牛乳だけで ふんわり柔らかく風味豊かに焼きあげております。 二センチほどにスライスしてバターをひと塗りすれば レーズンにバターが溶け込んで それは美味しゅうございました。

Photo_2  昨日の弾丸低気圧での大雪と低温で、帰路の箱根峠は如何ばかりかと 案じました。
峠を下る九十九折れの箱根路は、見事な銀世界! 雪の無い駿河っ子達は右に左に 歓声の声しきりです。 雪の重みで枝も折れ、倒木も随所に見られ これくらいの雪にも改めて雪害の厳しさを眼のあたりにいたしました。

 日中ともなれば 車の行き交う峠路の雪もすっかり溶けて、 す~いす~いの順調な運行に車中の会話も花盛りです。

 高速道路を西に向かい 真っ赤にもえる夕焼けで帰路に着き旅を締めくくりました。
  旅をこよなく愛する晴れ女 冥利につきます。

     フランスパン千切りつ眺む雪の庭

     ハリ戸超しに朱の欄干と斑雪山

     跳ね返る枝垂り(しずり)の雪のこだまかな

     雪折れの雑木彼方此方(おちこち)峠超え

     静寂を破る狭山の枝垂り雪

     初旅や夕焼け空につつがなし

 揺れる車中からの撮影で ブレた画像もありますが、この動画で旅をご一緒にお楽しみいただければ うれしゅうございます。

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寒川神社初詣の旅 

 いつもの旅仲間 いつもの静鉄観光バスのいつもの名ドライバー I さんでの今年の旅の初めは「八方除けの寒川神社初詣と箱根富士屋ホテルでのランチ堪能」の日帰りバスの旅です。 

Photo  行く手に聳える車窓からの富士山をご覧下さい!
前日の大荒れに荒れた「弾丸低気圧」も去り 昨日と うって変わって、朝から風も無く穏やかな上天気。 4回目の成人祝いを迎えた元気溌剌晴れ女 14名の乙女?達の旅の始まりです。

私にとって 初めて参詣する 相模国一之宮『寒川神社』は 千五百余年を有する 古くから関八州(相模・武蔵・安房・上総・下総・常陸・上野・下野)・・・(さがみ・むさし・あわ・かずさ・しもうさ・ひたち・こうずけ・しもつけ)の裏鬼門に在り 守り神として善男善女の信仰を集め、全国から地相・家相・方位など災いを除ける八方除け祈願の参拝者が絶えません。


Photo_2  先人の知恵で、春分・秋分・夏至・冬至には太陽が必ず神社の真上を通る清浄な場所に建てられていることから 私たちが経験する幾つかの節目を 佳い人生の道標として崇められているのですね。

霊峰富士を源とする相模川が流れ、自然豊かな中に鎮座する寒川神社は、寒川比古命と寒川比古女命の二柱の神様が祀られております。

さすがに相模国一之宮とあって、境内の広さ 車が通れるほどの参道の広さ長さは 他の神社を圧倒する迫力があります。
Photo_3  寒川神社の大神門を飾る迎春神話ねぶたがひときわ目を惹きます。 正月の風物詩として定着の干支ねぶたは 昨年で一巡して一区切りとなり、平成二十五年の今年から 古事記編纂千三百年を契機として 神話をテーマに 『開運・国生み大八州』と題し イザナギ・イザナミの命二柱が神門に 二月三日節分まで飾られております。 夜は照明も入り 一層鮮やかな色彩と迫力に 参詣者の心も弾むことでしょう。 
 いきなり眼に飛び込んでくる迫力ある極彩色の大ねぶたには驚きます。

2 神社内庭には『渾天儀(こんてんぎ)』が設置され 興味深いものでした。 すべての命をにぎる星の運行を観測する『渾天儀』の天文観察によって暦が作られ、日々の吉凶が占われるとされます。

改めて八方除けについて 理解が深まり、更なるご利益が賜ることをお祈りいたしました。

 参道にある昭和二十一年に詠まれた昭和天皇の御製の苔生した碑には

Photo_6

 『ふり積もるみ雪に耐えていろ変えぬ松ぞ雄々しき人もかくあれ

が刻まれております。終戦直後の敗退した日本国民に 何と勇気を授けられた御歌でしょうか!
 御製は
平成の人にこそ諭されるお言葉とも思えます。

八方除けのお参りもさることながら、昭和天皇の御製の碑を拝し 身の引き締まる有り難い初旅でもありす。

     先帝の御製碑おろがむ初の旅

     初旅や車窓に大富士仰ぎつヽ

     大き富士吾が行く先は恵方道

     迎春の大神門の大ねぶた

     八方を除けて巳年の旅初め

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登呂遺跡から芹沢銈介美術館へ

 Photo JR静岡駅南口22番バス乗り場から「登呂遺跡行き」の しずてつジャストラインバスに乗って12分ほどで 終点「登呂遺跡」に着きます。バスを降りれば目の前には静かな住宅街と隣り合わせに突然展けた登呂遺跡に 既に一歩足を踏み入れているのです。

  (各画像をクリック 拡大してご覧下さい)

  登呂遺跡は瑞穂の国日本の農村の全体像が分かる貴重な遺跡として 1952年に国の特別史跡に指定されました。
1  弥生時代の農耕集落や水田遺跡であった登呂遺跡は、昭和18年 戦争の最中に軍需工場建設の際に発見されたのです。

 温暖なこの地方でも真冬の今は氷が張る寒さの中、多くの観光客や地元の人たちで賑わっております。

Photo_2  前回掲載のブログで、郷土が生んだ重要無形文化財保持者 人間国宝の染色家芹沢銈介の和紙型染めのカレンダーをご紹介しました。芹沢銈介美術館は この登呂遺跡の地続きにあります。

Photo_3  新年を迎えて、1月4日から5月12日まで 『小さきものへのまなざし』展 芹沢銈介の型染めの技法で染めたマッチ箱のラベルやカレンダーなどの小作品400点は こだわりのデザインの細やかさや 色彩の豊かさ 人間国宝の技に見入ってします。 また、ご自身が南米やアジア諸国から集めた人形や布地100点も同時展示されております。

 前回ブログでご紹介の 1985年版和紙型染めカレンダーと、我が郷土が誇る登呂遺跡から芹沢美術館への画像を編集したムービープロジェクト2題をご覧下さい。

 【1985年12枚のカレンダー】

 【登呂遺跡から芹沢銈介美術館へ】

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平成二十五年二十八年目のカレンダー

 六年前の五月 老いの戯言で始めたブログに「数字28が気になる私」のタイトルで「28」と云う数字に寄せる私のこだわりを綿々と綴ったことがありました。

 約数の和が同一になる(28=1+2+4+7+14) 完全数は私にとって「幸運をもたらす数字」として今も『28』にこだわり続けております。

Photo  と云う訳で、今年も我が家の壁には、郷土が産んだ 重要無形文化保持者 人間国宝 芹沢銈介(1895~1984)の和紙の型絵染1985年(昭和60年)のカレンダーが飾られました。 
つまり28年前のカレンダーが甦ったという事です。
『七曜表』と鮮やかな色調と 和モダンなデザインで型染めされた厚手の砧紙に 手漉き和紙(37cm×27,5cm)
12枚が収めめられております。
  『七曜表』とは懐かしい表現ですね。

 明治28年静岡市本通の呉服商に生まれた芹沢銈介さんを私の祖母(1886~1964)が10才の頃 おんぶして遊んだと云う逸話を祖母から聞いて以来 畏れ多くも芹沢銈介さんを親しみを持って敬愛しております。

芹沢銈介さんは 沖縄の紅型(びんがた)等の着物を染める手法を和紙に応用した初めての作家です。

 一月の七曜表 デザインされた「一」の文字や、お正月らしい おめでたい鶴や紅梅 鮮やかな朱色 希望に満ちたモダンな作風に心豊かさを感じます。

Photo_4 
 手漉きの和紙に染められた、日本中世の絵巻や、ヨーロッパのゴシック式の活字の手法をあまねく取り入れ、色調の鮮やかさ、趣の豊かさに親しみを覚え、その格調高い作品は まさに人間国宝の技なのでしょう。

     あな不思議!古き暦も新たなる

     紅型の朱墨めでたき新暦

 平成25年の年頭に当たって 明るく穏やかな年と 皆様の幸多き年でありますよう、祈って止みません。  
  今年もどうぞよろしくお付き合いくださいませ。

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