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2012年締めくくりの旅 ~中編~

 山中温泉ホテルでの晩餐、冬の味覚「越前がに」はさすが王者の味!

      越前蟹九谷大皿加賀之膳

 昭和33~4年今から52~3年ほど前に住んでいた山陰地方では この蟹を『松葉蟹』と云っておりました。もちろん今でもれっきとした『松葉蟹』と云うブランド蟹を誇っております。 ここ北陸地方では『越前蟹』と呼んで 両者「我が町が、、、」と頑張っているのでしょうが、どちらも同じ「ずわいがに」なのです。
あの頃は若かったサラリーマン時代の我が家でも 毎週のように『松葉蟹』が食卓に上りました。境港まで雪の道を出掛けて行って 水揚げされたばかりの桜色をした生の大ぶりを4~5ハイは買ってきて 大鍋で茹でたてを存分に味わった事が懐かしく思い出されます.。

 
     雪しまき怒涛くねらす日本海

   
この度の旅でも、日本海の荒海をバスの車窓から眺めましたが、こんな荒海に育まれたからこそ美味しい「ずわいがに」が獲れるのでしょうね。

余談ですが、俳句界では『蟹』と云っても 磯や沢、川の小カニは夏の季語として詠まれておりますが、海で獲れるタラバガニやズワイカニなどは冬の季語として華やかに詠まれております。  まさに冬の味覚なのですね。

  話は変わって、、

 恒例の年末に発表された今年の漢字1字は「」です。
金がざっくざっくと湧いてくるような好景気な名前の金沢は 日本の金箔生産の90パーセント以上を占めているのだそうです。 
 戦国時代の武将 加賀藩主前田利家の命によって 金沢での金箔生産が始まったそうです。 と云う訳で、金箔総合ミュージアム「箔巧館」を訪れました。
 Photo_2 館内に一歩入ると、目映いばかりの
「金箔の間」に飾られた前田利家公所縁の「黄金の鎧兜」、眼も覚める輝きと重厚さには驚きます。

 金箔職人の仕事 「箔打ち」の工程 1万分の1ミリと云う技や 繊細な箔移しの実演を垣間見て、金沢の匠の技が継承されてきたのは、 土地が持つ気候風土と優れた技術を磨き受け継いできた金沢の箔職人の情熱と忍耐強さなのでしょう。

     箔移す息ととのえる師走かな

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 金沢を代表する観光地のひとつ茶屋街巡りも一興と、一見さんお断りの伝統を守
2_3 っている ひがし茶屋街は、石畳の道の両側には黒瓦に紅殻格子のお茶屋が軒を連ね 江戸時代の雰囲気が残り2_2 夕方ともなれば 艶やかな三味や太鼓の音が流れ 
粋な世界に華やいで 今にもインバネスコート姿の旦那が現れそうな 「重要伝統的建造物群保存地区となっておりますが、 ここは私たちには別世界、今でも営業しているお茶屋もありますが一見さんお断りと云う事もあって街並み拝見だけとしました。

     茶屋街を訪ふや風花舞ふごとく

 晴れたり曇ったり 時折り霰混じりの時雨れ路を まるまる着ぶくれて、次の兼六園を目指します。 

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コメント

ぽちさん
私も「金箔総合ミュージアム」へ行ったことがあります。
薄~く金を伸ばしていく作業は、とても熟練を要する
仕事ですね。金沢の風土に合っているんですね。
歴史があって、この熟練の技を若い人たちに受け継いで
もらいたいものです。

ぽちさん、ずわいがにを、充分堪能されましたか?
北陸への旅行と言えば、なんと言ってもカニですからね。
私も、もう一度行ってみたい。(~o~)

次回の兼六園を楽しみにお待ちします。
あの、木に笠を被せた風景が見られるかしら?

投稿: みず | 2012年12月24日 (月) 08時31分

ぽちさん、おはようございます~
越前蟹を堪能されたぽちさんは新婚時代は山陰地方にお住まいだったのですね。
きっと当時の思い出が重なって感慨深かったことでしょうね。
私は蟹の食べ方も下手で、滅多に食べたことはありません。
冷たい海でなければ美味しい蟹は取れないのですか。
金沢の金箔は有名ですね。
一粒の米粒位の金を1メートル四方くらいに伸ばすと聞いたことがありますが...
情緒のある古い町並みがしっとりとしていいですね。
今の時期の旅にぴったりの山陰ですね。

投稿: ひろ | 2012年12月24日 (月) 08時40分

♪ みずさん
 金箔総合ミュージアムの「箔移し」を目の当たりにして
百万分の一ミリを移す作業には、私まで息を止めて
しまったほど、繊細な瞬間でした。
 雪国の人たちの忍耐強さならではの技には
感服しました。
 ずわいがには、心して味わってきましたよ。
早々の冬将軍襲来です。良い時に旅をしました。
今頃は雪も深いことでしょう。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2012年12月24日 (月) 18時06分

♪ ひろさん
温暖な駿河路に生まれ育った私にとって
山陰地方の気候には、余り馴染めませんでしたが
冬の「松葉がに」の時期だけは 活気があった
ように記憶しております。
幼い子供の手を引いて、20分ほどバスに乗って
境港の市で、大きな桜色をした「松葉がに」」を
選りわけて買い求めた事が懐かしい
思い出です。
 まだまだ貧しい時代でしたが、自然の恵みは
豊かだったのですね。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2012年12月24日 (月) 18時17分

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