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2012年締めくくりの旅 ~前編~

 今年の旅の締めくくりは 12月5日~6日 山中温泉と金沢兼六園・永平寺など 名古屋までは新幹線 加賀温泉へは往復しらさぎ号 帰りは福井からの新幹線を利用しての久々の列車の旅となりました。
 急激に襲ってきたた冬将軍に まるまる着ぶくれての旅立ちでした。

加賀温泉駅から送迎バスで山中温泉ホテルに到着したのが午後3時 夕食までの と云うよりは 日暮れの早い4時までの1時間を利用して、
Photo山中温泉随一の景勝地 元禄2年(1689年)俳人松尾芭蕉が奥の細道旅すがら 8泊9日を滞在し「行脚の楽しみここにあり」と絶賛した「鶴仙渓」遊歩道を散策する事にしました。 
鶴仙渓は山中温泉を流れる大聖川沿いにある渓谷です。 

 温泉街にある 芭蕉庵に立ち寄り往時を偲びました。 Photo_5
元禄2年芭蕉は奥の細道の4ヶ月に亘る 弟子の曾良との旅は 
ここ山中温泉で別れを告げる事になりました。「芭蕉と曾良の別れ」の像に接し 一人旅となった芭蕉の寂しい心が伝わってまいりました。 
 余談ですが、山中温泉辺りで随行の弟子の曾良さんはお腹の病気を患ってしまい伊勢の親戚の家で療養する事になったそうです。

 Photo_6 早くも夕暮れに差し掛かり、コンクリートアーチのレトロな黒谷橋までは諦めて「あやとりはし」から「こおろぎばし」までの800mの鶴仙渓遊歩道散策を楽しむ事にしました。 
 淵から淵をS字にくねらせ 谷間を駆ける龍の姿を思わせたり、あやとりで遊ぶ「橋」の形にも似て 何となくこの景勝地にはそぐわない現代的な赤紫色のこの橋は 華道草月流三代目家元・勅使河原宏氏のデザインのユニークさに驚きながら渡りました。

     あやとり橋のくねるS字を着ぶくれて

2  橋を渡り渓谷を右手に 散り急ぐ紅葉を踏み分けながらの絶景は芭蕉を偲ぶにふさわしい遊歩道です。4

砂岩の浸食によって、数多くの奇岩も見られるはずですが、迫りくる夕闇を前に 歩調を早やめ30分ほどで どうやら目指す「こおろぎばし」にたどり着きました。

     渓谷の湯の香に揺らぐ散り紅葉

     散紅葉芭蕉を偲ぶ山中路

     鶴仙渓の落ち葉踏み分け八十路旅

Photo 「こおろぎばし」は山中温泉のシンボルで 絶景鶴仙渓の一番上流に架かる総檜手造りの橋です。
「こおろぎばし」の名の由来は、もの悲しくも美しい鳴き声のコオロギと、行路が険しいことから「行路危」という説もあるようです。
落ち葉時雨の「こおろぎばし」も なかなかの風情で 旅人を懐古的な気分にさせてくれるのです。

     散り紅葉の「こおろぎばし」は薄明り

     短日の「こおろぎばし」に辿り着き

     夕暮の「こおろぎばし」は時雨橋

     

 

 

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コメント

ぽちさん
今年締めくくりもまた、あの乙女さん達と御一緒ですか?
金沢近辺には沢山の温泉があるんですね。
私は、兼六園へは夏、冬 春と行って、どの季節も
素晴らしい景観だったと思い出しております。

芭蕉は日本各地を廻ったんですね。すべて行脚の旅は
想像を絶するご苦労が、あった事でしょうね。

ぽちさんの俳句、周りの情景が目に浮ぶ素晴らしい句でした。
次回の後編を楽しみにしております。

投稿: みず | 2012年12月16日 (日) 11時06分

ぽちさん、こんにちは~
昨日から寒が緩んで穏やかな日和に」なりましたね。
あの寒さの厳しい時のおでかけだったのですね。
初冬の旅にはびったりの場所ではないでしょうか。
写真で見せていただいた「こうろぎ橋」は私も歩いてみたくなりました。
風情のある旅を楽しまれたぽちさんの笑顔が目に浮かびます。
バスの旅もいいけれど列車の旅もいいですよね。

投稿: ひろ | 2012年12月16日 (日) 13時10分

♪ みずさん
 1泊2日の旅でも 女性の旅カバンは
結構かさばり バスでの移動は楽で良いのですが
たまには 新幹線の旅もいいものです。

 芭蕉の行脚句作の旅は さぞ難行苦行の旅
だったでしょうね。
 山中温泉 鶴仙渓は、芭蕉も絶賛した通り
中々の風情でした。

 今回の旅友は、私を除いて こよなく俳句を
愛する乙女4人の随行カメラマンの私でした。

 句会に属してもいない私のは ただ五・七・五を 
並べただけの稚拙なものばかりですから
まァ 余興としてお笑いください。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2012年12月16日 (日) 17時17分

♪ ひろさん
 12月も上旬の 寒波の中での旅でしたから
旅装には いろいろ悩みました。
ましてや、温暖地方に慣れた私にとって
寒波の金沢の寒さの予想も付きませんでしたが
暖房の効いた家の中で うずくまっているよりも
旅に出てしまえば 寒さはそれほど苦には
なりませんでした。
 むしろ、道中汗ばむほどのウォーキングの
多い旅でしたから、カメラ片手に結構楽しい
旅でした。
  先ずは健康に感謝です。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2012年12月16日 (日) 17時31分

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