« 朝比奈龍勢と木喰仏 | トップページ | 生まれ変わった「日本平ホテル」 »

伊良湖ビューホテルと三河湾遊覧

 唐突ですが、今回のブログのタイトルにはいささか悩みました。

と云うのは、伊良湖岬の鳥の渡り観察会の開催も銘打っての旅の栞に惹かれての旅でしたから、本音は「伊良湖岬の渡り鳥観察の旅」と したかったのです。

Photo  伊良湖岬突端の高台に建ち 眺望抜群の渡り鳥観察のメッカと高く評価されている 「伊良湖ビューホテル」は 渥美半島三方の海を見渡せる 最高のロケーションです。
飛翔するタカ類を 上から観察する事が出来るのも このホテルの屋上展望台だからこそです。
Photo_2
この時季の主役である「サシバ」のタカ柱が見られれば最高!と 逸る気持ちを抑えきれず、チェックイン早々展望台を目指しました。

  絶好のオーシャンビューです!
 すでに、今か! 今か!と、三脚を据えて秋空を飛翔するタカの姿を待ち望む 真っ赤に日焼けした顔のカメラマンがあちこちにスタンバイ!

   男のロマンを感じます。   

タカは山から湧くように現れるそうで、カメラマンは忍耐強く待ち望むのですが  私たちにはその予兆さえ感じられません。 
鳥たちは明日あたりの台風襲来を予測しているのでしょうか?

Page

 ↑の画像は主役のサシバ、大型のハチクマですが、残念ながら当日はその影すら覗うことも出来ず、図艦から戴いた写真を組んでみました。

 季節の変わり目の春と秋は、鳥たちにとっては大切な「渡り」の季節です。
日本では多くの野鳥の大半が「渡り」を経験し、その多くが岬周辺の原生林で豊かな餌で体力を付け 渡りの中継地点である 伊良湖岬を通過するのだそうです。

     タカ柱見んとていそいそ旅支度

     鳥渡る明日を信じて旅枕

     鳥渡る気流は未だととのはず

          鳥渡る影無き浜をさ迷ひぬ

     渡り鳥を待つカメラマンの日焼け顔 

 『鷹一つ見付けてうれしいらご崎』 江戸時代の俳人松尾芭蕉がこの地を訪れた時の名句ですが、 

私は「鳥渡る影さえ見せぬ野分前」思わずこんな迷句を詠んでみました。 

 自然界の鳥たちは 台風17号襲来を予測して この日は周辺の原生林で翼を休めていたのかもしれません。

 Photo_3 丘の上の伊良湖ビューホテルは、立地条件の良さで タカの渡りもさることながら、茜に染めて海に沈む夕日を満喫できるのも、ビルの谷間や、家並の路地裏に落ちる夕日が当たり前の私たちには まさに南国情緒を思わせる秋落暉を 部屋の全面ガラス越しに心ゆくまで眺める事ができたのは何より至福のひと時でした。

     渡り鳥を待つ海光の秋落暉

     大海を茜に染めて秋入り日

     秋入り日大き玻璃戸をキャンバスに

     海境を静かに秋の入り日かな

 翌日は 島崎藤村の抒情詩「椰子の実」の舞台 伊良湖岬遊歩道を 恋路ヶ浜~伊良湖岬灯台散策、昼食後 伊良湖港~知多半島・師崎(もろさき)港へのカーフェリーの人となり 40分の遊覧を楽しみました。

 ムービープロジェクトは 雄大で包容力ある曲想の プッチーニ作曲歌劇より、トリノ五輪の開会式でパヴァロッティが歌い、氷上の舞姫 荒川静香さんが演じた曲 トゥランドットの「誰も寝てはならない!」にのせて ご覧下さい。

 

 

|

« 朝比奈龍勢と木喰仏 | トップページ | 生まれ変わった「日本平ホテル」 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

ぽちさん
タカは見られなかったけれど、とても良い旅のようでしたね。
動物や鳥達は、感性が優れているので、きっと台風を察知して
出てこなかったんですね。待つのが仕事のカメラマンも、
少しガッカリだったですかね~

伊良湖ビューホテルのロケーションは最高ですね。
夕日が沈む景色は、私はちょっとハワイを連想しちゃいました。
こんな素晴らしいホテルにお泊り出来ただけでも
幸せじゃないかしら?

ムービープロジェクトの曲は素晴らしかったです。
荒川静香を思い出しました。こんな雄大な曲だったんですね。

ぽちさんが、またいつの日かタカの勇壮なる姿をカメラに
収められますように祈念しております。

投稿: みず | 2012年10月 7日 (日) 11時17分

ぽちさん、こんばんは~
実は7月1日にこの伊良湖ビューホテルに行きました。
と、言うのは恒例の婦人部のバス旅行です。
でも、当日は雨と風が強くてホテルの外に出ることができませんでした。
こうして写真を見せていただいて「ああ、こんなに素晴らしい所だったのか」と思っています。
タカの渡りは見られなかったそうですが、こんないい景色を見ることができてよかったですね。
鳥の渡りを見るのはさぞかし大変なことと思います。
どうやってあの長い距離を渡ることができるのか不思議ですね。

投稿: ひろ | 2012年10月 7日 (日) 18時37分

♪ みずさん
9月の末から10月上旬ごろは、渡り鳥が南へ
渡る中継点が 伊良湖岬だそうですが、
これもお天気次第と云うところでしょうか。
 カメラマンさんの話によると、1日に1000羽も
飛び立つ事もあるそうです。

 実は出掛ける前から 「渡り」はあまり
期待できないと 分かってはいましたが
多くのカメラマンが 忍耐強く大空を
眺めていると、ひょっとして見られるかもしれないと
さ迷いましたよ。

 台風17号が北上する予報は 人間よりも
野生の生き物の方が察知は確かなようですね。
 でも茜色に染めて地平線に沈ずむ
秋の入り日は、実に素晴らしかったです。
こんな光景が見られるのも健康だからこそ
と、思います。 有り難い事です。

 ムービープロジェクトの音楽は、私の
大好きな曲です。 

投稿: みずさんへ ぽちより | 2012年10月 7日 (日) 20時03分

♪ ひろさん
 7月1日はこの辺りも本降りの
雨の一日でした。
あの日は隣組の100歳の Eさんの
お通夜だったので、よく覚えております。

 婦人部のバス旅行は あの「伊良湖ビューホテル」
だったのですね。
 各部屋から海が見渡せる素晴らしいホテルでした。
海に沈む茜色の夕日は、お部屋の窓越し
からでも ご覧のように美しかったのです。
タカは見られなくても この光景で満足しましたよ。

 渡りはタカのほか、メジロ・ハクセキレイ・ヒヨドリ・ツバネ
V字に編隊を組んで飛んで行くアオサギなど
さぞ美しい事でしょうね。
動画の蝶も大海原を渡るなんて

か弱そうな蝶が海を渡るなんて凄いですねぇ。
何時の日か「渡り」を見たいと思います。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2012年10月 7日 (日) 20時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/213648/55823938

この記事へのトラックバック一覧です: 伊良湖ビューホテルと三河湾遊覧:

« 朝比奈龍勢と木喰仏 | トップページ | 生まれ変わった「日本平ホテル」 »