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2012年10月

静岡県立美術館プロムナードの秋に思う事

毎年のことながら大好きな十月ともなれば、金木犀の芳香にそわそわした気分になります。
今年の夏も例年の暑さに引けをとらず酷暑の連日で、例年ならば 
そこはかとなく 馥郁と香りが漂ってくるはずですが、十月半ばを過ぎてもその兆候すら覗う事ができません。

 我が家の金木犀も 私同様後期高齢 二十年ほど前の事 中々咲いてくれない金木犀にむかって「いっそ伐採してしまおうかしら?」とつぶやいたその年は、申し訳なさそうに芳香を放ち数輪の小花を咲かせて私を喜ばせてくれました。
数年前 余りにも伸びきった枝を ばっさばっさと剪定して以来 ご機嫌を損ねているのです。    

       木犀も吾も八十路や香を秘め

Photo
爽やかな秋日和を選んで 待ちかねた金木犀の香りを味わいたくて静岡県立美術館へのプロムナードを散策して参りました。
↑ 県立美術館入り口右側の巨木

「金木犀」は静岡県の木として愛されておりますPhoto_4

 新静岡バスターミナルから20分ほどで、終点の県立美術館に到着。なだらかなプロムナードをゆっくり下りながらのいつもの散策コースです。
若葉の季節の散策も明るく希望に満ちて素敵な空間ですが、金木犀の香る今の季節は 私にとって心安らぐ最高の場所なのです。

      木犀香るなだらの坂を美術館

     そこはかと金木犀は風の花

     金木犀匂へばつのる旅ごころ

     A  プロムナード中間地点の金木犀の並木風景をPhoto_2

← マウスさばきもままならない手法ですが パソコン水彩で描きました。      → 画像の場所です。 

            

 こんな処を行きつ戻りつ、生い茂るケヤキの小道を行ったり来たりして更けゆく秋を楽しむのです。

1  いつもは余り気にも留めなかった広大な美術館前庭入口に鎮座する二体の像に、尖閣問題で近頃険悪な日中関係もあって 今回はひときわ歓喜深げに眺めました。

 静岡県と中国淅江省との友好提携五周年を記念して昭和六十二年に淅江省人民政府から静岡県へ寄贈された「漢白玉白獅子」です。

Photo_3

「漢白玉白獅子」 漢白玉(ミルキージェード) は中国ではパワーストーンと云われ日本の神社仏閣の狛犬と同様に獅子は 中国では吉祥を象徴して大切にされているそうです。

 尖閣諸島をめぐって冷え切っている日中関係。

 人住まぬ島の攻防冬ざるる

以前のようなホットな交流はいつ戻るのでしょうか?

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静岡県警音楽隊の「いこいのコンサート」

 昨年11月爽やかな小春日和に誘われて 買い物帰りの街角で 静岡県警音楽隊の「いこいのコンサート」を楽しみました。コンサートにさきがけて、二十数年前のオウムのサリン事件で逃亡中の三人の犯人探しにを躍起に 通行人に呼びかけておりました。それから半年ほどで三人とも逮捕され一件落着したことがコンサートを通じて印象的な出来事でした。

 あれから一年 十月十二日の昼下がり、この日も買い物帰りに折よく 「いこいのコンサート」に出会いました。 当然のことながら コンサート開催にさきがけて、今回は 「夕暮れ時の交通事故防止!」のキャンペーンに耳を傾けました。

Photo  交通事故死の大半が夕暮れ時から夜間にかけて、しかも八割が高齢者とか。

秋から冬にかけて日没も早まると云う事で、大活躍するのが『自発光式の反射材!!』の装着を呼びかけました。

自発光式の反射材を着用すれば 車のライトの明かりがなくても、内蔵ライトが光り、よく目立つのです。  『明るく・目立て・光れ』Photo

Photo_2  

さぁ! いよいよ「いこいのコンサート」がはじまります。

オープニングは 映画スイングガールズの曲をメドレーで

 【Let's swing】

高らかに響き渡ると 待ちわびた聴衆も、街往く人も足を止めて聴き入るのです。

二曲目は きびきびとしたカラーガードの演技と共に

 【Mickey】

三曲目は みんなの歌から 手拍子よろしく

 【WAになって踊ろう】

聴きなれた軽快なリズムにのってみんなニコニコ顔です。

四曲目は フラッグを巧に使って 一糸乱れぬカラーガードの素晴らしい演技。

 【サンバベアME】

五曲目は この秋公開の映画から

 【踊る大捜査線ハイライト】

 熱烈なアンコール曲を含め約一時間 聴衆は軽快なリズムにのって爽やかな気分で三々五々街に繰り出すのです。

静岡の聴衆は、ちょっとおとなしいですねぇ。 もっともっと手拍子など添えて 聴衆そろって盛り上げれば 老いも若人も楽しい日々を過ごせるはずです。
 リズムに乗って母子が楽しむ様子は 「いこいコンサート」に華を添えました。  ほほえましくて いいものですね。

 次回の 静岡県警音楽隊の演奏は

    * ロビーコンサート
       場所 県庁別館21階展望ロビー
       日時 11月15日(木)
           12:20~12*50
  

    * クリスマスコンサート
        場所 県庁別館21階展望ロビー
        
日時 12月21日(金)
            12:20~12:50
  

               お楽しみに!
          

  

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生まれ変わった「日本平ホテル」

Photo  日本観光地百選第一位に輝いた景勝地で名の知れた静岡市の日本平。 
眼下に展がる清水港、駿河湾、遠く目をやれば伊豆の山々が見渡せ 何といっても霊峰富士を望む絶景のロケーションです。

 1964年(昭和39年)に「日本平観光ホテル」が誕生して48年ぶりの2012年9月19日に 1年半の工事も終えて 「日本平ホテル」として新装オープンいたしました。

  Photo_2

 開業以来約半世紀ぶりの建て替え工事の老舗「日本平ホテル」は、静岡市と一体で進めている日本平公園整備事業一環で設計されたと云われるだけあって 霊峰富士と駿河湾を見渡せる「風景美術館=日本平」と銘打って、世界水準の都市に近づく第一歩と 大きな期待が込められているのです。

Photo_4  建て替え直前の2011年4月 ホテル庭園の満開の桜と富士山の素晴らしい眺望が懐かしく思い出されます。

新装なった庭園を見渡せば、老木となった桜は伐採され、心なし寂しさも否めませんが、若木も植樹され 来春はどんなサクラと富士山のコラボレーションが見られるでしょうか?  期待したいところです。

ともあれ、 早速館内を拝見いたしましょう。
Photo_5  正面ロビーのガラス越しに 一面に広々と緑の芝生が美しい庭園、見渡せば清水港と清水の街並みが、遠く見やれば駿河湾のかなたには 伊豆の連山が望めます。  
 「わぁ~ 素晴らし~い!」 異口同音感嘆の声が上がります。
  お天気次第で くっきりと富士山が見えるはずです。

 和モダンを基調に設計された館内は、ここが静岡市内のホテルかと思われるほど都会的なセンスで優雅、お洒落な空間は訪れた人を リッチな気分にさせてくれます。
Photo  乗用車400台の無料駐車場もありますが、私のような車を持たない高齢者でも しずてつ路線バスもあり、JR静岡駅、清水駅から日本平ホテルまでの無料シャトルバスを利用すれば のんびり一日を優雅な気分で過ごす事もできそうです。
 

 標高307メートルの自然の風景を絵画に見立てた全体像。Photo
静岡の聖地でもある 平成22年12月に国宝に指定され 今や世界的にも有名になった 400年前国際人命救助のお礼として 徳川家康公がスペイン国王から寄贈された国指定の重要文化財「ゼンマイ式の洋時計」が奉納されている 久能山東照宮へのロープウエー乗り場は目と鼻の先。

 観光客のみならず、地元の私たちにも春夏秋冬憩いの場所となるこどでしょう。

あいにく澄み切った秋空とは云えない日の画像を編集したムービーは、タイースの瞑想曲でどうぞ

 

 

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伊良湖ビューホテルと三河湾遊覧

 唐突ですが、今回のブログのタイトルにはいささか悩みました。

と云うのは、伊良湖岬の鳥の渡り観察会の開催も銘打っての旅の栞に惹かれての旅でしたから、本音は「伊良湖岬の渡り鳥観察の旅」と したかったのです。

Photo  伊良湖岬突端の高台に建ち 眺望抜群の渡り鳥観察のメッカと高く評価されている 「伊良湖ビューホテル」は 渥美半島三方の海を見渡せる 最高のロケーションです。
飛翔するタカ類を 上から観察する事が出来るのも このホテルの屋上展望台だからこそです。
Photo_2
この時季の主役である「サシバ」のタカ柱が見られれば最高!と 逸る気持ちを抑えきれず、チェックイン早々展望台を目指しました。

  絶好のオーシャンビューです!
 すでに、今か! 今か!と、三脚を据えて秋空を飛翔するタカの姿を待ち望む 真っ赤に日焼けした顔のカメラマンがあちこちにスタンバイ!

   男のロマンを感じます。   

タカは山から湧くように現れるそうで、カメラマンは忍耐強く待ち望むのですが  私たちにはその予兆さえ感じられません。 
鳥たちは明日あたりの台風襲来を予測しているのでしょうか?

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 ↑の画像は主役のサシバ、大型のハチクマですが、残念ながら当日はその影すら覗うことも出来ず、図艦から戴いた写真を組んでみました。

 季節の変わり目の春と秋は、鳥たちにとっては大切な「渡り」の季節です。
日本では多くの野鳥の大半が「渡り」を経験し、その多くが岬周辺の原生林で豊かな餌で体力を付け 渡りの中継地点である 伊良湖岬を通過するのだそうです。

     タカ柱見んとていそいそ旅支度

     鳥渡る明日を信じて旅枕

     鳥渡る気流は未だととのはず

          鳥渡る影無き浜をさ迷ひぬ

     渡り鳥を待つカメラマンの日焼け顔 

 『鷹一つ見付けてうれしいらご崎』 江戸時代の俳人松尾芭蕉がこの地を訪れた時の名句ですが、 

私は「鳥渡る影さえ見せぬ野分前」思わずこんな迷句を詠んでみました。 

 自然界の鳥たちは 台風17号襲来を予測して この日は周辺の原生林で翼を休めていたのかもしれません。

 Photo_3 丘の上の伊良湖ビューホテルは、立地条件の良さで タカの渡りもさることながら、茜に染めて海に沈む夕日を満喫できるのも、ビルの谷間や、家並の路地裏に落ちる夕日が当たり前の私たちには まさに南国情緒を思わせる秋落暉を 部屋の全面ガラス越しに心ゆくまで眺める事ができたのは何より至福のひと時でした。

     渡り鳥を待つ海光の秋落暉

     大海を茜に染めて秋入り日

     秋入り日大き玻璃戸をキャンバスに

     海境を静かに秋の入り日かな

 翌日は 島崎藤村の抒情詩「椰子の実」の舞台 伊良湖岬遊歩道を 恋路ヶ浜~伊良湖岬灯台散策、昼食後 伊良湖港~知多半島・師崎(もろさき)港へのカーフェリーの人となり 40分の遊覧を楽しみました。

 ムービープロジェクトは 雄大で包容力ある曲想の プッチーニ作曲歌劇より、トリノ五輪の開会式でパヴァロッティが歌い、氷上の舞姫 荒川静香さんが演じた曲 トゥランドットの「誰も寝てはならない!」にのせて ご覧下さい。

 

 

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