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谷口淳子さんのパッチワークキルトの世界

 いつもの旅仲間のお一人 物静かなIKEさんに 今まで明かされた事も無かった素晴らしい才能をお持ちのお嬢さんがいらっしゃる事を初めて知ったのは つい最近のことでした。

IKEさんは俳句もたしなまれ、お嬢さんのパッチワークキルトの作品展のことを、句仲間のお一人でもある いつも旅を企画して下さるYさんが小耳にはさんで 「キルト展を鑑賞しに行きましょうよ」と 早速ツアーを企画して下さいました。

 と云う訳で急遽8月2日に総勢17名は 平塚市美術館市民ギャラリーで7月31日から8月5日開催の 『花のキルトで綴る物語』 谷口淳子さんのパッチワークキルトの世界を堪能して参りました。

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この画像は 今回の個展開催案内に載せられた 『ボストン夫人の薔薇』と題した200×200cmもあるタペストリーで 1996年インターナショナル・キルトウィーク横浜に於いて 優秀賞を受賞された作品です。
会場入口に飾られて 花いっぱいに囲まれた三角屋根の家には一家団欒の温もりさえ感じます。
 巧みなグラデーション 精巧な調和のとれた色彩に溜息がもれるのです。

神奈川県タウンニュース秦野版記事より 今回の個展開催の経緯の概略をまじえながら ほとばしる絶賛の言葉を贈りたいと思います 。

「この作品をただ眠らせておくべきではない!」という 淳子さんの職場の先輩の思い付きから 永年縫い溜めたパッチワーク・キルトが10年目の日の目を浴びての個展が実現したということです。 「一生懸命針を運んでいた頃を思い出し、作品に思いを込めたことを振りかえっているうちに,熱い思いが湧いてきて、友人に後押しされながら来場して下さる多くの方々との出会いが楽しみです」と眼を細めます。

 淳子さんがパッチワークを始められたきっかけは、20歳代後半、地域活動で知り合った先生から基本を教えて戴き、小品を作っているうちに 「何かを表現して、、」の思いから、物語性の作品へとのめり込んでいかれたのでした。

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 ご覧下さい! これがパッチワークキルトからなる風景画とは信じられません!

12年ほどボランティアとして通われたホスピスでの出会いや 交錯したさまざまな想いが込められている 『ピースハウスホスピス 命の光の中で』と云うタイトルのタペストリーなど 作品は、権威あるキルトのコンクールで優秀賞を受賞されました。
 僅か数センチほどの小切れをつなぎ合せて 想いを込めた一服の絵画に仕立てあげてしまう 気の遠くなるような緻密な構図と一針一針に込める情熱は 神懸かりとしか云いようがありません。

 『ピースハウスホスピス 命の光りの中で』の作品の前に佇んで 涙ぐむ人も幾人かいらっしゃいました。

 モネの描画を思わせる花いっぱいのキルトで綴る物語りは、ご本人の実体験から生み出された ヨーロッパ絵画そのものです。

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メルヘンの世界に誘われる作品など 夢があり信じられない精巧なものばかりです。
 家庭に入り子育てをしながら地域やホスピスのボランティアが切っ掛けで 大学で臨床心理を学び、その知識を生かして40歳代で再就職。「みんな無駄になる事は無く、つながっているのです」 とキルト作家淳子さんは述懐されます。

     一針に想いを込めて星月夜

     命光るキルトで綴るお花畑

 静岡生まれの淳子さんは 幼い頃から本を読むのが大好きだった事も こうした作品が生まれたのでしょうね。

 当日は焼け付くような猛暑日でしたが、会場を埋め尽くした観客からは、「僅か数センチの とりどりの布切れを綴り合わせて 気の遠くなるほど一針一針のキルトの丹念な針運びは 神業としか表現できません。 信じられない!!!」と、異口同音 溜息が洩れるのです。

 子育てをしながら、ガーデニングや地域、ホスピスのボランティアに勤しみ こんなにも素晴らしい才能をもったお嬢さんの事は いつも旅でご一緒していながら 一度としておっしゃらなかった 母親のIKEさんの謙虚さ、奥ゆかしさにも感嘆するばかりです。

 今回のこのブログは私の永久保存版となりました。

  これ以上絶賛の言葉が見つかりません。

 作者淳子さんのお許しをいただいて 夢中でデジタルカメラのシャッターを押し続けました。

人混みの合間を縫って 会場を一巡した動画と、デジカメ初心者の私には うまく撮れませんでしたが 撮り貯めた画像をムービープロジェクトに編んでみました。 ショパンのプレリュードにのせてごゆっくり ご観賞ください。

【会場一巡の動画】 題して 「谷口淳子さんのキルト展」

【ムービープロジェクト】 題して「谷口淳子さんの花のキルト展」 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

ぽちさん、こんにちは~
今日は天気予報に反して、太陽が照りつける暑い日になりました。
暑くてダウンしそうな私がピンとしました。
素晴らしいの一言ですね。
こんなに素晴らしい作品を見せていただいて背筋が伸びた感じです。
一針一針からあの大物の作品、しかも物語のある作品を作り出す方はあの写真の方でしょうか?
センスのよさに加えて何事にも優しく接する根気強い方でしょうね。
ぽちさんの動画と写真で私も会場で鑑賞させてもらったような気になりました。
ありがとうございました。

投稿: ひろ | 2012年8月12日 (日) 15時11分

ぽちさん
「素晴らしい!」の一言です。
私は何人か共同でのキルト作品展を、見に行ったことは
ありますが、お一人での作品展を見るのは初めてです。
ちょっと言葉に表せないほどの驚きと感動です。
ひとつの作品がかなりの大物ですし、これを
お一人でってと思ったら、気が遠くなりました。

絵画のようですね。家に続く階段は、本当に登って
行けるみたい!色合いもなんて、やさしいんでしょう!
ファンタジックな影絵のようなものもありましたね。

ぽちさんのお陰で私もギャラリーを歩きながら
見ているようでした。有難うございました。

投稿: みず | 2012年8月12日 (日) 16時17分

♪ ひろさん
 昨日は日中から夜半まで
この地方には 恵みの雨でした。
 今日も猛暑でうんざりでしたね。

 谷口淳子さんのパッチワークキルト展
人混みを縫っての撮影でしたが、シャッターを
押す手も震えるほど 素晴らしい作品に
圧倒されました。

 ムービープロジェクトの最初と最後に
映っている方が作者谷口淳子さんです。
背も高くスタイル抜群、優しい眼差し
女優さんのような素敵なかたです。
 
 家事育児、ボランティアをしながら
凄いですね。
 ぽちは今でも興奮しております。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2012年8月12日 (日) 20時23分

♪ みずさん
平塚までツアーを組んで観賞した
甲斐が充分にありました。

 僅か数センチ角の色とりどりの布を
色彩やグラデーション豊かに、つなぎ合せて
一服の画にしてしまう、しかも2m×2mの
大物を一針一針根気よく パッチワークキルトで
物語ってしまうなんて、それも1点や2点ではないのです。
 想像を絶します。 まさに神業としか言いようがありません。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2012年8月12日 (日) 20時38分

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