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宝泰寺のわらべ地蔵とジャカランダ

Cimg1104  JR静岡駅より歩いて5分 まさしく市内の一等地に 興津の清見寺、静岡の臨済寺と並び 釈迦如来をご本尊として祀る 駿河三刹とよばれる「宝泰寺」があります。 文献によれば、宝泰寺(山号金剛山寺領五十石)は、かつては二十八の末寺を有し、境内面積は一万平方メートルもあり、現在のJR静岡駅までも含んでいたと記されております。

 宝泰寺は 俳人大野林火に指示を受け、私に俳句の楽しみを教えてくれた伯父 大石白夢の菩提寺でもありCimg1110 五年前急逝した六十年来の友人Mさんが眠る「圓明堂」永代供養墓所でもあることから、時折りお参りに訪れるお寺さんです。


 山門をくぐれば、ここが近代都市JR駅前かと思われるほど 巷の喧騒をよそに 江戸時代より「綺麗第一」と評されるほど整備された静寂な庭園の緑がひときわ鮮やかに目を惹きます。

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 鮮やかな若緑のお庭には四十体もの いろんな表情の微笑ましい「わらべ地蔵」が、点在して思わず近寄って頬を寄せてみたくなるほど、癒しの境地に誘われるのです。
 わらべ地蔵は、静岡県藤枝市在住の石彫家 杉村孝さんの作です。

 本堂の裏庭にはブラジル産のジャカランダの木が 毎年六月に薄紫色の美しい花を咲かせ、多くの参詣者の目を楽しませてくれることでも有名な寺となりました。

 世界三大花木(カエンボク・ジャカランダ・ホウオウボク)のジャカランダは、その昔移民として南米に渡った日本人が桐の花に似ていることから懐かしみ愛した花だそうです。

1006131017  山門を潜って右側受付のある玄関に入ると 『お知らせ ジャカランダの花が咲きました どうぞご自由にお上り下さい』 の案内が目に入りました。 

磨き上げられた廊下を静々と進めば 本堂の裏側の手入れの行きとどいた明るいお庭が見渡せます。 ここはビルディングの立ち並ぶ谷間にもかかわらず 静寂さえ覚えます。 

目の前がぱっと展けて、お隣のビルの壁を背景に 見事なジャカランダ満開の巨樹がたわたわと、風にそよいでいるのです。 

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 宝泰寺さんの先代ご住職が 種から温室設備の中で十三年間育成し、露地に植え替えて二十三年目の今年は、樹齢三十六年 十五メートルの東海一の はたまた日本一の巨樹となって 房状の小さな釣鐘形の花を見事に咲かせ、参詣者を喜ばせてくれているのです。

 僭越ではございますが、撮らせて戴いた画像をムービーに編集してみましたので、どうそご覧ください。

   

 

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コメント

ぽちさん、おはようございます~
あのお寺のジャカランダの花とわらべ地蔵のことは、友人のブログ等で知ってはいましたが、まだ見に行ったことはありません。
紫のきれいな花ですね。
お寺さんも自由に鑑賞させてくれてありがたいですね。
あの街中にこんなスペースがあるなんてうれしいですね。
私の友人はあのジャカランダの魅せられて、アフリカまで行ってしまったのです。
もう花は終盤でしょうか、来年は必ず見に行きたいです。
写真で楽しませていただきました。ありがとう!

投稿: ひろ | 2012年6月24日 (日) 09時34分

ぽちさん
ジャカランタの薄紫が、上品でとても綺麗ですね。
私は、この花の名前を初めて知りました。
実生から育てて、こんなに立派に成長させるには、
かなりご苦労もあったでしょうね。
近くだったら、今すぐにでも見に行きたい気持ちです。

お寺の境内も綺麗にお掃除されていて、
見ていて清々しいです。
わらべ地蔵さんの、何とかわいいこと!
思わず、見入ってしまいました。

ぽちさんのブログは、その取材力にいつも、驚かされます。
お寺の創世記から今に至った歴史を、きちんと調べられて
読んでいる私たちに、良く分かるように、説明されていて
いらっしゃいます。有難いです。

ムービー写真、楽しませていただきました。
有難うございました。

投稿: みず | 2012年6月24日 (日) 10時14分

 ぽちさん
 仲間達と宝泰寺のお座敷で、ご住職の説明を伺いながらジャカランダの花を観賞したのはもう十数年前の事、確か木の横に人工の滝があったと記憶していますが。
 宝泰寺の敷地は広大で私の勤めた会社の敷地もその一角だったのでビルを建築する際に供養塔を建て、富士宮の本門寺のご住職に来ていただき、供養していただきました。
 懐かしく動画、拝見致しました。

投稿: ライムライト | 2012年6月24日 (日) 13時59分

♪ひろさん
 山門をくぐれば別世界の宝泰寺さんの
お庭の芝生の若緑は今が一番の美しさです。
ここが駅前か?と思われる静寂さは
心洗われます。
 ジャカランダの花は6月中旬が見頃でしょうね。
ジャカランダの事をネットで調べてみれば
国内でも結構あちこちでも見られるようですが
宝泰寺さんのご住職さん直々の丹精込められた
実生が15mの巨樹となって しかも繁華街に
満開となって参詣者を魅了させてくれるなんて
やはり日本一かも知れません。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2012年6月25日 (月) 10時00分

♪ みずさん
 静岡駅から5分足らずの場所に
由緒ある美しいお寺さんの存在に誇りを
覚えます。、
世界三大花木のブラジル原産のジャカランダが
巨樹となって、たわたわと咲く姿には
思わず目頭が熱くなる思いです。
 今年は先日の台風で何割かが散ってしまったようです。
種から育てて36年  ビルの谷間で おぞましい排気ガス
にも侵されずに見事な花を咲かせ 参詣者を喜ばせて
くれます。 ありがたいことですね。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2012年6月25日 (月) 10時18分

♪ ライムライトさん
 宝泰寺さんが由緒あるお寺さんの事は
子供のころから存じておりましたが、
清見寺・臨済寺と並んで駿河三刹である事と
今の静岡駅から伝馬町界隈までの広大な
広さの境内だった事は 最近知りました。
 江戸時代には外国の使節団の休息や
宿泊処として「綺麗第一」と評価されていた
ことも、うなずけますね。
 

投稿: ライムライトさんへ ぽちより | 2012年6月25日 (月) 10時32分

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