夏惜しむ京都の旅
夏を惜しむ京都の旅のメインは、前回ご覧戴いた「貴船の川床料理」でした。
8月31日 台風12号がそのまま北上すれば東海地方に上陸するかもしれないと云う気象情報を後目に、まだ穏やかな朝日の中を 元気溌剌 喜寿16名を乗せた いつもの名ドライバーさんのバスは 一路京都に向かって静岡市を出発いたしました。
12時前には 京都市東山区にある 真言宗智山派総本山 「智積院(ちしゃくいん)」に到着しました。 智積院の歴史は複雑で、一説には豊臣秀吉が、3才で死去した愛児 鶴松のために建てた祥雲寺と関係しているとか。 私たちは緑輝く広大な庭内にある宿坊で、精進料理の昼食をいただきました。
午後は、左京区に在る日本画家・橋本関雪の「白沙村荘(はくさそんそう)」アトリエや、関雪が30年間に亘って心血注いで作った一万平方メートルの庭園を散策。東山・如意ヶ岳、大文字を借景とした回遊式池泉の姿、よね夫人のために建てた茶室など心なごみました。
翌朝9時ホテル出発の時には 折悪しく雨模様でしたが、9時半「木戸孝允(きどたかよし)旧宅」に着いた時には 日も射すほどの回復ぶり。
正真正銘 晴れ女揃いのパワーです。
木戸孝允は、勤王の志士・桂小五郎として知られ、昨年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」では谷原章介さんが演じました。 木戸孝允の息子・忠太郎のダルマコレクションを一同に集めた「達磨堂」は大正12年に建てられたそうです。
忠太郎が50年かけて収集した 数万点とも云われる達磨さん。 日本画家・下村観山が新聞紙を丸めてシーツに描いた衝立「達磨図」は圧巻です。
京都宇治 黄檗山萬福寺は、隠元禅師が中国副建省の故郷にちなんで付けた名で 中国明朝様式を採りいれた伽藍配置や
回廊は 創建当時のまま今日に伝える寺院で、日本では他に例を見ません。
特に目を引く魚板は、開梆(かいぱん)と云われ 木魚の原型とされ、叩く音で法の活動や、食事の時間を知らせます。
目を閉じることの無い魚は不眠不休を象徴し、口からは煩悩の球を吐し出しています。 日夜修行に励み清い心を持つようにと、僧侶たちを叱咤する姿です。
静まり返った広大な庭園には 過ぎ往く夏を惜しむかのように、法師蝉があちこちから聞こえます。 天気は上々目映いばかりの木々のみどりです。
旅の締めくくりは、大津市の丘陵地に自然の景勝をそのままに生かした 和菓子作りの「寿長生の郷(すないのさと)」を訪れました。実は私たちは此処を訪れたのは一昨年以来二度目です。
和菓子作りの叶匠寿庵は、6万3千坪の美しい丘陵地、玉砂利を踏んで入り口 長屋門をくぐり抜けると、数寄屋造りの工房や社屋があります。 私たちは茶室「清閑居」で丹精に作り上げた和菓子とお茶を戴き、ゆったりとした時間の流れを味わいました。
心地よい風と緑、天候にも恵まれ、贅を尽くした旅。 健康であればこその幸せをしみじみ噛みしめました。
撮り貯めた旅の画像をムービープロジェクトに編集しました。 ご覧下さい。
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コメント
ぽちさん
いつものお仲間との、素晴らしい旅でしたね。
いつも感心させられることは、ぽちさんが歴史にとても詳しいと
言うことです。だから、旅の楽しみも倍増だと思うのです。
さて、凄い数の達磨さん、びっくりしました。日本各地には
いろんな物を祭ってある所があるんだなぁと、思いました。
これは、達磨の研究などしている方にとってはたまりませんね。
台風の影響も少しだけで、まさに晴れ女さん達の旅行でしたね。
私も、近所に仲のいい仲間がありますが、まだ一泊旅行などは
したことがないので、目標はぽちさん達です。頑張ります。
いろいろ、楽しい画像を楽しませていただきました。
有難うございました。
投稿: みず | 2011年9月11日 (日) 11時33分
ぽちさん、こんにちは~
お元気なお友達との楽しい旅行が目に浮びます。
夏の京都もいいですねえ。
私はいつも冬に行くのですが、今度は夏にも行ってみたいものです。
あんなにたくさんの達磨さん、圧巻ですね。
ぽちさんの解説は的確でよくわかります。
行く前にも行った後にもいろいろ調べられているのですね。
次はどんな旅でしょうか?
楽しみに待っています。
投稿: ひろ | 2011年9月11日 (日) 15時12分
♪ みずさん
こんにちは!
さっくコメント戴き有難うございます。
良い旅友と、健康に恵まれて 余生を
楽しむことに感謝の日々です。
私はもともと 歴史にも弱く、旅行の前に
一応 簡単にインターネットなどで予習?
する程度ですから、お恥ずかしい限りです。
物忘れもひどい為に、ブログにして記録する
だけの事なのです。
台風接近にもかかわらず、行く先々好天に
恵まれたことは、ラッキーでした。
投稿: みずさんへ ぽちより | 2011年9月13日 (火) 16時21分
♪ ひろさん
さっそくのコメントに感謝しております。
京都は夏も冬も季節的には厳しい観光地ですが、
それぞれに 京都特有の風情と歴史は素晴らしい
ものが、実感できます。
動画に解説?を入れるのは、素人の私には
とても大変な事です。
動画を撮りながら ぼそぼそ しゃべっていると、
傍に居合わせた人が返事をしたり
話しかけてきたりしますので、つい小声になって仕舞います。
次週はどんな事に巡り合えますでしょうか。
投稿: ひろさんへ ぽちより | 2011年9月13日 (火) 16時34分
だるま すごくおもしろかったです。
こんなにいろいろなだるまがあるなんて感動!
ちいさくてか~わいいのから、大きくて迫力のあるものまでよくこんなに集まりましたね。
魚板のことも勉強になりました。
そういう意味があったとは!
社会見学をしたような気持ちでいま感想を書かせていただいています
投稿: ゆーこりん | 2011年9月15日 (木) 05時48分
♪ ゆーこりんさま
数万点の達磨さん、 コレクションの執念? って
凄いですねぇ!
魚板の原型を間直に見て、その意味も
なるほど~ と、納得でした。
「木魚」もこれが原型です。
三大テノールがウィーンでの クリスマスコンサートの時
日本の「木魚」が楽器として使われていたことが
思いだされました。
投稿: ゆーこりんさまへ ぽちより | 2011年9月15日 (木) 06時29分