世界のツバキ展
11日の東北・関東巨大地震、大津波、ライフラインの混迷、はたまた福島原発事故の恐怖の悲鳴、終息の予想もつかないこの国家一大事のときに、一点のともし火になればと 勝手な判断で、ブログを発信する事をお許し下さい。
今の私には、僅かな義捐金と こんな事しかできませんが、原発事故の一刻でも早い終息と、被災者の救済を祈るばかりです。
第17回世界椿展 (静岡ツバキ会小川秀世会長主宰)が、3月12・13日静岡市葵区のアイセル21で開催されました。
折も折り11日には、東北・関東巨大地震があり大津波など、不安と悲しみの報道に恐れおののいておりました。 遠隔地の災害とは云え, 凄まじいTVの報道に 独り居の高齢の私は居たたまれぬおもいで、「ツバキ展」を訪れたのでした。
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そこはもう別世界! ギャラリー展示場には ツバキが豪華に咲き誇っているではありませんか!
先日訪れた椿の里「静峰園」さんの日本・中国のツバキの出展ご協力と 「静岡ツバキ会」の世界のツバキ 約150種類 200点からなる 国内外のツバキが一堂に集められ、ところ狭しと咲き競い 訪れた人たちを楽しませ あちこちで感嘆の声も洩れております。
かつて日本から持ち込まれたアメリカやオーストラリアなどで 品種改良された外国のツバキを中心に展示され、赤・ピンク・白・まだら模様など 目にも鮮やかな大輪は実に見事です。
中にはこれがツバキ?と思われる始めて目にする 「ポップコーン」と呼ばれる珍しい品種に驚きの声も上がるほど!
「ラスカ・ビューティ」 「マジック・シティ」など、アメリカ人好み。
ツバキを豪華絢爛というには 侘び・寂びの日本人としてはオーバーな表現でしょうか?
「えっ! これもツバキ?」 カーネーションと思われるような八重咲きの艶やかさなど、どれも見応えのあるツバキの勢揃いです。
「世界の椿展」は今回で17回と聞きました。この展覧会の事は 恥ずかしながら 私は新聞で今回始めて知って会場に赴いたのです。 侘び・寂びの趣を好む 日本・中国のツバキしか知らなかった私にとって、単なるカルチャーショックで終わる訳にはいきません。 初心者ながらデジカメに収めたり、素人なりの情報キャッチで 多くの方々にお伝えしなければと思ったのです。
最近アメリカのツバキ愛好家を訪問された「静岡ツバキ会」の小川会長さんのお話によれば、 日本からアメリカやオーストラリアに渡ったツバキは、愛好家によって盛んに品種改良され、見事な大輪を咲かせ 競いあう「アメリカ椿愛好会」が活躍されているそうで、日本人の一人として意外な発展に改めて驚いたところです。 小川会長さんと 小川さんの作品 白い鉢の椿の画像です。
右の画像は見事に咲かせた小川さんのツバキです。 →
「静岡ツバキ会」会員一年目にして 見事な大輪を咲かせ楽しむビギナーさんもいらっしゃいます。
「品種改良された素晴らしいアメリカ椿は 日本に逆輸入されているのですか?」の私の質問に 「アメリカの椿愛好会と、日本の椿愛好会とのパイプがないため現在は、交流も、逆輸入もされていないのです」と、小川会長さんはおっしゃいます。
とは言え、最近では日本でも アメリカでの改良品種を日本のツバキ会の皆さんによって目映い開花を楽しみながら、なお普及にいそしんでおられます。
会場の素晴らしいツバキを画像に収めて動画に編集しました。
どうぞお楽しみください。
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コメント
ぽちさん、こんにちは~
東北、関東大震災のニュースばかりの中、気持ちがブルーになっていたのですが、ぽちさんのブログで心がほっこりしました。
椿って地味なお花だと思っていましたが、豪華ですね。
その華やかさにびっくりしました。
日本の花の紫陽花が外国に行って品種が改良され、逆輸入されたのと同じですね。
会場の雰囲気もよく伝わってきました。
明るい気持ちになりました。
ありがとうね、ぽちさん。
投稿: ひろ | 2011年3月20日 (日) 11時32分
♪ ひろさん
前回も今回も、ブログアップを随分とためらい
ました。 気持ちの置き処が無く、恐怖と
不安におののいておりました。
こんなにも華やかなツバキに 驚きました。
お花の画像でしたら、いくらかでもホッとして
戴けるかと思い切ってアップしました。
私自身 華やかなツバキにどんなに慰められた
ことでしょう。
ご覧頂いてありがとう!
そしてさっそくの コメントありがとうね。
投稿: ひろさんへ ぽちより | 2011年3月20日 (日) 14時14分
ぽちさん
日本中が震災の大きさに、ただただ驚いていますね。
TVの放送で見る被災者の皆様の生活が、少しでも
よりよくなるように、祈るばかりです。
さて、椿ってこんなに種類があるんですね。
椿と山茶花の違いも分からない私にとってびっくりです。
ぽちさんが仰るように、カーネーションやバラのように
見えるものもあって、品種改良が進んでいるんだな~と
改めて思いました。少し、ふが入っているようなものは、
時々見かけますが、こんなにも沢山の椿を見たのは
初めてです。椿の花に、心が癒されました。
どうもありがとうございました。
投稿: みず | 2011年3月20日 (日) 15時34分
♪ みずさん
恐ろしい大津波の惨状、避難されている
被災者の並々ならないご苦労 ご心痛を思うと
何と申し上げてよいのか言葉もありません。
一刻も早い救済を祈るばかりです。
こんな最中に「ツバキ展」を見学できて
被災された方には申し訳ないことでしたが、
癒され 本当に良かったと思い、ブログへアップ
することにしました。
日本中が意気消沈の中
一縷の ともし火になれば嬉しいのです。
見事な品種改良 始めての見学で
溜息がでるほど素晴らしかったです。
戴くコメントに励まされます。 ありがとうございます。
投稿: みずさんへ ぽちより | 2011年3月20日 (日) 16時59分
ぽちさん
大きな地震でしたね,ゆっくりと長い揺れは昭和19年の東南海地震と全く同じような揺れでした。この時は静岡市内では被害はありませんでしたが清水,袋井,掛川などでは家屋倒壊や死傷者被害があり,又津波の襲った後の光景は空襲で焼野原と化した市街地を思い出しました。焼野原の市街地は見事復興しましたが,今度の被災地に今後人が住めるのだろうか,このままの復興では又何百年後に同じ事が起こるのではないでしょうか。災害に会われた方々のこれからの生活を考えますと実にお気の毒です,どんなに文明が進もうとも自然の力の前には人間は無力だとつくづく感じました。
世界の椿展の動画,楽しく拝見致しました。我家の庭の椿は薄いピンクの和菓子のような花を咲かせますが,数年前刈り込みをしたためか数年殆ど花を付けませんでしたが今年はびっしりと花を付け,白梅の終った後の主役で心を癒してくれています。
この後は桜,楽しみです!
投稿: ライムライト | 2011年3月23日 (水) 17時09分
こんなに珍しい椿の花があるとは知りませんでした。花は人の心を癒してくれる貴重な存在ですね。
改めてそう感じました。
投稿: ゆーこりん | 2011年3月24日 (木) 08時27分
♪ ライムライトさん
昭和19年の東南海地震の時は、私は小学校6年生でした。
当時は戦争も末期 激しさを増し、校舎2階廊下のあちこちに
設置された 大きな酒樽の防火用水満杯の水が
パチャ~ン パチャ~ンと廊下一面に飛び散り
窓ガラスが、ガタガタと音を立て、子供心に大変な
恐怖を感じた事は、65年経た今でもはっきりと
覚えております。
今回の地震・津波の被災者の救援と、福島原発事故の
早い終息を願わずにはいられません。
和菓子のような淡いピンク色の椿は、たぶん「乙女椿」
でしょうか? 大好きです。
投稿: ライムライトさんへ ぽちより | 2011年3月24日 (木) 10時03分
♪ ゆーこりんさま
「世界の椿展」は、今回で17回目ですが、恥ずかしながら
新聞で始めて知りました。
日本の椿が、アメリカへ渡ってこよなく愛され、
アメリカ人好みに、妖艶に咲かせる研究改良されていた
とは、本当にカルチャーショックでした。
巨大地震の恐怖に怯えていた時の展覧会に癒されたのでした。
投稿: ゆーこりんさまへ ぽちより | 2011年3月24日 (木) 10時11分