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2010年12月

年忘れ「みそぎ」の旅

いつもの旅のお仲間に誘って戴き、恒例の横谷温泉年忘れの旅を楽しみました。

 旅をこよなく愛する旅の一年を締めくる 「横谷温泉」は 私にとっては三度目ですが、お仲間たちは 五年を越すほど横谷温泉を楽しんでいるのです。

今年は仲間全員元気溌剌と喜寿を迎えました。 白状すれば昨年は旅の土産物としては思わぬ買い物に気を取られ、旅カバンをバスに忘れてしまった旅の顛末 思い出深い旅でした。

Photo  12月21日夜明けを待って M女さんと私は、横谷渓谷温泉宿を抜け出し、懐中電灯で凍て付く足許を照らしながら、氷漠を見たさに落ち葉の霜を踏みしめて 渓流沿いを散策いたしました。

木の葉はすっかり落ち、気温は氷点下3~4度、き~んと張り詰めた冷気でしたが、今年は氷漠となるには気温が高めながら、霜の降りた渓谷沿い対岸の山肌のあちこちには 小さな滝がツララとなって 明けの明星と照らし合っておりました。

     氷漠を探し求めてけもの道

Photo_2  この先には マイナスイオン指数20000と云われる「乙女滝」があると云う事で、二人はけもの道を熊の出没に気を付けながら 歩をすすめました。 なるほど! 雪解けの水煙をあげるほどの夏季には文字通りのマイナスイオンは 憩いの滝となることでしょうが、、、

  

     明け星や凍て付く滝と照らし合い

     マイナスイオン2万を浴びて冬の滝

 凍て付く真冬の滝は、むしろ神々しさを覚えます。

  その日の午前中に、山梨県北杜市の古神道本宮「身曾岐神社」に参拝。

 日本の精神伝統文化である「みそぎ」について 自らの汚れに気付き、きれいな心になろうとする人間としての努力こそが「みそぎ」と云う 神職のお話を有り難く拝聴し 心の禊ぎをして 来る年の健康と幸せを祈りました。

Photo_3  ←画像は 神社内に構える能楽殿です。神池に浮かぶ舞台・橋懸りなど 屋外に建立された日本屈指の能楽殿です。八月三日宵宮には 「八ヶ岳薪能」 が行われるそうで、来年は是非とも観賞をと誓い合いました。

    

      数え日や禊ぎせんとて旅すがら

     (かぞえびやみそぎせんとてたびすがら)

     年詰まる旅とて喜寿の十二人

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静岡県警察音楽隊のクリスマスコンサート

 12月に入れば我が家のBGMは、巷の喧騒にも引けを取らず、クリスマス・キャロルが流れます。 

 もちろん1999年版CD・DVD 「三大テノールのクリスマス・イン・ウィーン」が定番です。 若かりし世界の三大テノールとウィーン国立少年少女合唱団とのクリスマス・キャロルに独り居の私も心温まる毎日を過ごします。

   ウィーンに思いを馳せて祝ふやクリスマス

   三大テノールをひねもす聴きてクリスマス

     

 12月17日 毎度おなじみの朝7時前 TV 「静岡きょうの動き」で、静岡県警察音楽隊によるクリスマスコンサートが12時20分より静岡県庁新館21階で、、、との報道に 「スワッ!と出動!」 と相成りました。

 定刻10分前に会場に入った時には既に 会場いっぱいの大入りです。

Photo  ← 画像は静岡県庁新館21階 窓越しの富士山です。

 開演前には 年末年始にあたり 「飲酒運転根絶!! 飲酒運転は 絶対しない! させない!」  「振り込め詐欺に注意!  まず疑う! 家族に相談! すぐ相談!」  事の重大さ。  気付いた時にはもう遅いよ! とのお話は 聞き逃す事はできません。

 さぁ! 約1時間のクリスマスコンサートの始まりです。お楽しみください。

オープニングは、リズムも軽やかに 「サンタが街にやってくる」

  

スローバラードの 「ホワイト クリスマス」

クリスマスキャロルの定番 「ジングルベル」や、ナット・キング・コールが歌ってヒットした 「The Christmasu Song」 につづいて、 

Kiroroが歌って大ヒットした 「冬のうた」はほのぼのと心が温まりますね。

ディスコ風にアレンジした クリスマスソングメドレー 「クリスマス ディスコ キャロル」は演奏する人も聴く人も乗りに乗っています。

 アンコール曲は 「赤いお鼻のトナカイさん」

老いも若きも男も女も手拍子添えて大いに楽しみました。

約一時間にわたり SHIZUOKA POLICE BAND の 心温まる「Xmas コンサート」は会場を埋め尽くして大盛況のうちに今年一年のコンサートが終わりました。

静岡県警察音楽隊の演奏 来年も楽しみにしています。

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徳川家康公お手植えのミカン

Photo  駿府城に隠居した徳川家康公が、自ら植えたと伝えられる 静岡県天然記念物 「家康公お手植えの蜜柑」の収穫が、夜来の雨も上がった12月8日午前 穏やかな小春日和の良き日 駿府公園で行われました。

 その日の朝7時前のNHK-TV  「静岡今日の動き」で、この事を知った私は、スワッと飛び起き、朝食の後片付け等家事一切をササッと済ませ 弾む気持ちでバスの乗客となりました。

 現地に着いた10時 すでにJA静岡経済連の職員さん10数人が たわわに実ったミカンにハサミを入れ始めておりました。

Photo_2  徳川家康公の銅像の傍らに、円形のフェンスに囲まれて、400年の歴史を刻むツヤヤカに実を付けた見事な蜜柑の巨木に先ず驚きました。

 徳川家康公が駿府城に隠居された頃、紀州(今の和歌山県)から献上された鉢植えの紀州みかんを、本丸の天守閣付近に自ら植えられたとされています。

 フェンスに囲まれた こんもりと盛り上がった場所には、基は2本の苗木の枝が成長し、地を這い 根付き、あるいは差し木で増殖したらしく 今では数本と見られる巨木  臥龍がうねり合い、からみあうように複雑な枝を 四方八方へと生い茂らせ 毎年たわわに実らせるのです。400

 紀州ミカンの一種で、直径5センチほどの小粒ながら、皮も剥きやすく 香りが素晴らしく豊かな事と、種があるのが特徴とか。

 一般に売られている甘いだけのミカンに比べれば、適度の酸味と甘みが、昔ながらの懐かしさを覚えます。

 今年の夏は100年に1度という猛暑を見事に克服して、例年以上の甘味で250キログラムの収穫だったそうです。 これもJA経済連職員さんの並々ならぬ気配りのお陰と思います。

 こうして最初のうちは 遠慮しながらの収録でしたが、小嶋静岡市長さんが来られると、次第にギャラリーも増えてきました。 フェンス越しに市長さんにおねだりしたりして、由緒ある天然記念物を貴くいただきました。

こんな光景が直に見られたのも、あつかましくも、報道関係者に交じってフェンスの中に入らせていただく恩恵にあずかった賜物でした。

 収穫された250キロの「家康ミカン」は、公園内で配布されたり、久能山東照宮や静岡浅間神社など 家康公ゆかりの関係先に届けられたり、JR静岡駅で旅人にプレゼントされたり 私も賞味させていただきました。

     家康のお手植え蜜柑たわわ成る

     みかん甘し四百年の時今に

     小粒なる竜駕の如き巨樹みかん

     大御所の蜜柑貴く賜りぬ

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泳ぐ「桜えび」を間近に、、

 静岡市清水区由比の東海道由比宿交流館で 11月26日から秋漁が終わる頃まで、駿河湾特産の桜えびの泳ぐ姿が見られます。

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 浮世絵師歌川広重の「東海道五十三次」の「由比」に描かれた 左に断崖絶壁の薩埵峠、富士の高嶺と駿河湾の風景は余りにも有名です。

桜えびは世界的にも希少な海の恵みとして知られます。 国内でもここ、駿河湾のみに育成される 「桜えび」は、夜中に捕獲し 明け方由比港に水揚げされ 淡いピンク色の透明な生のまま戴けるのは地元の特権。 直ちに釜揚げにされて、販売されたり、ほとんどは富士山を背景に 富士川河川敷で、天日干しの風景が繰り広げられるのです。

 駿河湾に小さな美しい桜色のエビがいる事は、江戸時代から知られていたそうですが、明治27年12月、鯵の夜曳きに使う網を浮かせておく「浮き樽」を忘れたのに気付いた漁師が、仕方なく浮き樽無しに網を下ろしたところ、思いがけず1石余りの桜えびが入っていたと云うのが そもそもの桜えび漁の始まりで、これを機に駿河湾特産として一気に全国に知れ渡るようになったと云うことです。

Photo_2  由比港漁業協同組合青年部の協力で、由比の宿場情緒を漂わす街並みにある、由比本陣公園内の「東海道広重美術館」に隣接された 「東海道由比宿交流館」に 「今でしか見られない活きた桜えび」が 水槽の中で泳ぐ姿で見られますPhoto_3

 今年の桜えび漁は、春・秋漁とも不良に見舞われているそうですが、海の穏やかな出漁の時だけ補充して、水槽内では数日しか生きられない為、秋漁12月26日までの楽しみです。

2  摂氏10度の水槽で 泳ぐ「桜えび」が間近に見られるなど、おそらく ここだけではないでしょうか。

 淡く紅を差した水晶のように透き通った4~5センチほどの桜えびは、なが~いヒゲをそよがせ、無数の足を小刻みに 水槽を泳ぐ姿は紛れも無く泳ぐ宝石ですね。

     秋漁を活きて踊りて桜えび

     桜えび忙しく泳ぐ師走かな

     桜えびの泳ぐを愛でて神の留守

     

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駿府そば祭り ~2~

 我が家の夕食は、麺類が多いのですが、そのほとんどが「日本そば」です。 お蕎麦が好物なのです。

Photo  先日の「駿府そば祭り」で、そば打ちの実演を目の当たりにして以来、おろそかにも 「おそばでも食べようか!」 と軽い発想でいただいていた事を深く反省して、「そばの効用」について調べてみました。

「蕎麦」はタデ科の一年生作物で、原産は東アジア北部、ロシアに多く栽培され、中国、朝鮮から日本に渡ってきたと云われます。 夏ソバ、秋ソバに大別され、収穫までの期間が短く 荒れ地でも良く育つとされています。

  そう云えば65年前 戦災で焼けただれた我が家の焼け跡に、ソバを育て食糧難をしのいだ苦しかった頃が思い出されます。

 ソバの栄養素は、ほとんどがデンプンですが、他の穀物より粒子が細かく、水に溶ける唯一のタンパク質で、消化も良く、ソバ粉と水さえあれば、ギリギリ生きて行けるのだそうです。

なるほど! お蕎麦をすすって、噛まずにのみ込む食べ方は、単に江戸っ子に限る話では無いのですね。  

 その昔、比叡山での修験行者は、五穀を断ち、千日回峰行にソバ粉を携帯して、山中の清水で溶いて食べたのだそうです。

 ソバは 米や小麦に含まれていない ソバ特有のポリフェノールや、良質のタンパク質が多く、しかも体内では作れない必須アミノ酸が、穀物の中でも群を抜いてバランス良く含まれているそうです。

ポルフェノールのルチンが、生活習慣病予防に効果的 と云う事は見逃せません。

 ビタミンB群が豊富ということjは、疲労回復、口内炎、脚気にも良いのです。 頭がぼんやりしていたり、物忘れやイライラにも良いそうです。 老化防止、シミ・ソバカス・日焼けにも、、、と、私にとって打って付けの ソバ礼讃は、枚挙に暇もありません。

 さて! 先日の「駿府そば祭り」では、思いがけない光景に出会いました。

Photo_2  蕎麦好きの誰もが賞賛する そば処 「八兵衛そば」親方直々のそば打ちを じっくりと拝見する事ができたことは、ラッキーと云う以外たとえようがありません。

 デジカメを構える私に こころよく名人は そば打ちの妙技を見せて下さいました。Photo_3

 

 八兵衛さんのそば打ちをじっくりとご覧ください。

 前回ご紹介の 大テントでの実演は、2:8の割合 500gでのそば打ちでしたが、さすがそば打ち名人 「八兵衛さん」は、混ぜ物が一切無い そば粉100%の いわゆる生蕎麦(きそば)2500g(25人前)での妙技です。

   

  いとおしむ様に黙々とご披露の合間には そば打ちに欠かせない説明をされたり、にこやかに来店客に挨拶されたり、和やかな雰囲気の中に、ギャラリーも真剣な眼差しでした。

       新そばや粗食と云うはおこがまし

     新そばを打つ名人の心意気

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