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白壁の街並み倉敷川舟遊び

 いつもの旅仲間との今回の旅は、7月5~6日 「瀬戸内 鯛づくし会席と白壁の町並み倉敷」 でした。 

 瀬戸内と云えば私にとっては思い出深い処です。

 未だ新幹線も開通していない55年前の事、生まれ育った駿河路から備前岡山に嫁ぎ、友人知人のいない寂しさから 長女を乳母車に乗せて 日本三名園の一つ 「岡山後楽園」の散歩が日課だった頃が彷彿と甦ってまいりました。

 車内からの街の風景はすっかり近代化され、当時の面影を偲ぶには余りにも多くの年月が流れましたが、 55年ぶりの「後楽園」は、そのほとんどが当時のままが懐かしく、思い出を紐解く感慨深い旅の始まりとなりました。

     梅雨晴れや吉備を懐古の旅始じむ

 ここは瀬戸内海、瀬戸大橋が一望の 「日本夕日百選」 にも選ばれた宿の会席料理 「鯛づくし」 と、岡山名産 「桃太郎地鶏」 の美味しかったこと!

           鯛づくし潮風匂ふ夏座敷

     鯛料理百名選の大夕焼け

     三千余島出船入船灯の涼し

    (さんぜんよとうでふねいりふねひのすずし)

 翌日、風光明媚な鷲羽山展望台より 梅雨のさ中を覆すほどの好天に恵まれ瀬戸内海の美しい景観を楽しんだ後は 一路 「白壁の街」「文化の街」として有名な街 倉敷へ、、、。

 倉敷川沿いに土蔵が並ぶ一帯は昭和20年代から街並みの保存が唱えられた 「街並み保存」 の先駆的な場所で往時を偲ぶにふさわしく、又 世界的名画を集めた大原美術館のたたずまいもモダンです。

Cimg0059  蔵の壁は通常白ですが、「なまこ壁」 と云う壁の特徴は独特な幾何学模様で、目地の白い漆喰を盛り上げて、海の 「なまこ」 を連想させることからその呼び名が付いたそうです。

海鼠(なまこ)は、私たち駿河路に生まれ育った者には馴染みの無い海産物です。 55年前 岡山に住んで のらりくらりと動く 「なまこ」 に初めて出会った私にとっては 何とも得体の知れない?ものでしたが、夫には磯の香りの珍味が酒肴として喜ばれました。 特に 「海鼠腸(このわた)」 は珍味中の珍味で、夫は酒肴に 私は炊きたてのご飯で舌鼓を打ちました。

 伝統的な日本建築の美しさを残しているこの一帯は、江戸時代には年貢の米や物資の積み出し地として栄えた処で、往時を偲ぶ私にとっては最適な処でした。

 「倉敷美観地区」 として昭和43年に 国の重要伝統的建造群保存地区に認定されました。

 倉敷川べりの柳も涼しげに揺れて 白壁となまこ壁が美しいコントラストを見せる 美観地区の風情を小舟に揺られゆったりと楽しみました。

     

     梅雨晴れを映す水路の柳風

     夏柳岸に商なふなまこ壁

     なまこ壁をゆらゆら映し舟遊び

     

     

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コメント

ぽちさんの嫁ぎ先は岡山だったのですね。
誰も知り合いがいなくて寂しかったかもしれませんが、新婚の思い出がたくさん詰まっていることでしょうね。
毎日のお散歩が「後楽園」だったなんてすごいですね。
食べ物も風習もかなり違っていたことでしょう。
私の友人で倉敷の方と結婚した方がいますが、「美観地区」は本当に素晴らしい所だと言っておりました。
まだ「後楽園」には行ったことがないのですが、動画で丁寧に案内され、楽しかったです。
ありがとうございました。

投稿: ひろ | 2010年7月11日 (日) 13時41分

♪ ひろさん
典型的の見合い結婚で、友人も親戚もいない遠~い処へ
よくぞ行ったもんだと、今更ながら若気の至りだったとおもいますよ。  (・∀・)ニヤニヤ
 後楽園もボランティアさんのご案内で、詳しく再認識しました。

 倉敷川べりの風情はゆったりと観光できました。
梅雨末期のさ中、二日間思いがけない好天に恵まれた事はラッキーでした。 コメントありがとうございます。

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2010年7月11日 (日) 19時09分

ぽちさん
いい旅でしたね~
私も、もう10年くらい前ですが、岡山の後楽園と倉敷の
大原美術館に行きました。後楽園はさすが、三大名園で
今も、きちんとしたそのただずまいを思い出します。
大原美術館はとても、モダンでしたね~!
美術館の廻りの街並みは、本当に綺麗でした。
ムービー画像でまた、思い出を新たにしました。
それにしても、ぽちさんが岡山に嫁がれたとは…
そして、お散歩コースが後楽園だったなんて…
きっと、懐かしかったことでしょね。
私も。あのなまこ壁をもう一度ゆっくりと見てみたいです。
行った時は、時間に追われてゆっくり見れなかったです。
今日は有難うございました。

投稿: みず | 2010年7月12日 (月) 06時59分

♪ みずさん
 「井の中の蛙」が、初めての土地で 夫となる人の暮らし振りも 性格も分からないまま、しかも親戚も友人も居ない、特急夜行列車で13時間。
 電話も無い、TVも無い、相談する人も無い ひたすら夫に付いて行くだけでした。  
 でも、亡夫が見守っていてくれているからこその旅でした。

 画像を集めてのムービーで、美しい倉敷を共有して戴いて
良かったと思います。 ありがとうございます。

投稿: みずさんへ ぽちより | 2010年7月12日 (月) 09時34分

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