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2010年7月

街は夏の花でいっぱい!

外出する時にはできるだけデジカメを携帯します。特に珍しい花、美しい花、季節ならではの花々に出会った時には わくわくしながらデジカメに収めるのです。

特に夏の花には元気を貰います。

 ムラサキツユクサ  アリウム  立葵 合歓(ねむ)花  金糸梅  びょうやなぎ ユリ キキョウ クレマチス 月下美人に 何と云っても七変化アジサイの多種多彩は 私を喜ばせてくれました。 名前も分からない花もありますが、カメラに収めると デジカメ初心者の自己満足かもしれませんが 中々見栄えがするものですね。

ご覧頂いた 「街は夏の花でいっぱい」 のスライドは、ここ2~3年の夏の、外出時に カシャッと撮らせていただいた花々を、パソコンに大事に保存して ブログを掲載させていただいているniftyのビデオ共有のサイトを使って学習したものです。  撮り貯めた画像を並べ、一枚一枚に特殊効果を出し、それぞれの切り替えに楽しい変化を付けたり、画像にマッチしたBGMを付けたり、、、 この工程だけでも行きつ戻りつしながら大いに楽しみました。 

 例年よりも 3~5日、昨年よりも17日も早く梅雨明けと同時に、いきなり全国的に猛暑に見舞われております。 うんざりするような日々です。 こんな日の外出はできるだけ避けて、パソコンでこんなことをして楽しむのも一興です。

 

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阿修羅像を間近かに拝観

 今回の旅は、今話題の平城遷都1300年祭 見どころ満載の奈良でした。

Photo  最初に訪ねた薬師寺は、この秋に行われる平成大修理前の東塔が、しばしの見納めとあって、非公開初層内の天井に描かれたPhoto_9 架空の花 「宝相華」  を特設された鏡に映して悠久の時の流れを感動をもって拝観しました。左の画像は2年前の2月に収めたものです。       右の写真は不明瞭ですが梅雨に曇る 鏡に映された天井画です。 

東塔は薬師寺内最古の建造物で、三重でありながら、各層に裳階(もこし)と云う小さい屋根があってそのリズム感が特徴です。

 

     

            東塔の裳階も梅雨に幽しや

      (とうとうのもこしもつゆにかそけしや)

     あおによし奈良は朧々さみだるる

     (あおによしならはろうろうさみだるる)

     水煙の梅雨荒天を突き差しぬ

     (すいえんのつゆこうてんをつきさしぬ)

 平城遷都の自由散策は、第一次大極殿より10数メートルにある興福寺の国宝館の露出展示された 「阿修羅像」 を目指して会場までの予想だにしない距離を 梅雨末期の冠水を分け入っての入場でした。

奈良盆地 古代藤原京を囲む、北に耳成山(みみなしやま)、東に香具山(かぐやま)、西に畝傍山(うねびやま)の大和三山は梅雨にはばまれて時折り幽かに見せるだけでした。

 古代文化の本場、おおらかで ゆったりとした万葉人のリズムが流れる、甲子園球場30個分もある広大な場所に、今年で創建1300年を迎える興福寺では、国宝館が今年の3月にリニューアルされて、数々の名宝や、仏像が露出展示されております。

Photo_5   中でも注目の国宝・「阿修羅像」をこの目で、直に拝観できる又とない機会を逃すことはできません。

「阿修羅像」は、乾漆八部衆立像のお一人ですが、他の七人は一様に武装されてブーツのような靴を履いておられます。

「阿修羅像」だけは、インド更紗模様の絹のような涼やかな 将軍の夏の礼装に草履と云う装いです。

この夏 現代若者にも取り入れられそうなファッションかも、、、 

阿修羅と云えば、天上の神々に戦いを挑む悪神とされていますが、仏教では、お釈迦さまを守護する神様として崇められております。

 三面六臂(さんめんろっぴ) 三つの顔と六本のひじを持つ、つまり、一人で三人分の働きをされるとの例えのように、きりりとした美少年の面持ちと、艶めかしいほどに、女体を思わせるそのお姿は、阿修羅と呼ばれる荒々しさは無く、崇高で思わす手を合わせたくなる穏やかな表情に心がなごみます。

Photo_6  メイン会場の平城京跡の復元された朱雀門から、第一次大極殿までの広大な発掘広場に至るまでが世界遺産に指定されていることから、直線コースならば直ぐに辿りつけそうな位置にありながら、大回りしての道のりは思いのほか遠いのです。 もちろん障害者・75歳以上の高齢者・その他の弱者優先の、無料「ハートフルトラム」 「ハートフルカート」 も利用できますが、この日は梅雨末期の突然の冠水で、運行は中止されました。    右下の画像は、第一次大極殿より遥かに朱雀門を望みます。 雨に煙ってデジカメ初心の私の映像はぼやけておりますが、、、Photo_7

 日射しをさえぎる木陰さえ無く、これが真夏の炎天下を思うと、体力的にも如何ばかりかと 時折り しの突く激しい梅雨末期の雨にさえ涼しさを覚え、むしろ良い時期に拝観できた事と思うのでした。

 夏休みも間近か、大勢の観光客が 「阿修羅像」 拝観に押し寄せる事と思いますが、歩きやすい服装と履物に、暑さ対策の帽子、パラソル、水分補給は充分に、、、と、老婆心ながら書き添えます。

 今回は、送り梅雨のさ中と、撮影禁止の場面も多く画像不足が残念でした。

     三山を梅雨に隠して遷都祭

     (さんざんをつゆにかくしてせんとさい)

     青葦の遥かに在す阿修羅像

     (あおあしのはるかにおわすあしゅらぞう)

     出水渡り阿修羅の像に逢いに来し

     (でみずわたりあしゅらのぞうにあいにきし)

     梅雨しとど仏心いよよ阿修羅像

     (つゆしとどぶっしんいよよあしゅらぞう)

     暴れ梅雨少年阿修羅はスレンダー

     (あばれづゆしょうねんあしゅらはスレンダー)

     送り梅雨眼差し深き阿修羅像

     (おくりづゆまなざしふかきあしゅらぞう)

  

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白壁の街並み倉敷川舟遊び

 いつもの旅仲間との今回の旅は、7月5~6日 「瀬戸内 鯛づくし会席と白壁の町並み倉敷」 でした。 

 瀬戸内と云えば私にとっては思い出深い処です。

 未だ新幹線も開通していない55年前の事、生まれ育った駿河路から備前岡山に嫁ぎ、友人知人のいない寂しさから 長女を乳母車に乗せて 日本三名園の一つ 「岡山後楽園」の散歩が日課だった頃が彷彿と甦ってまいりました。

 車内からの街の風景はすっかり近代化され、当時の面影を偲ぶには余りにも多くの年月が流れましたが、 55年ぶりの「後楽園」は、そのほとんどが当時のままが懐かしく、思い出を紐解く感慨深い旅の始まりとなりました。

     梅雨晴れや吉備を懐古の旅始じむ

 ここは瀬戸内海、瀬戸大橋が一望の 「日本夕日百選」 にも選ばれた宿の会席料理 「鯛づくし」 と、岡山名産 「桃太郎地鶏」 の美味しかったこと!

           鯛づくし潮風匂ふ夏座敷

     鯛料理百名選の大夕焼け

     三千余島出船入船灯の涼し

    (さんぜんよとうでふねいりふねひのすずし)

 翌日、風光明媚な鷲羽山展望台より 梅雨のさ中を覆すほどの好天に恵まれ瀬戸内海の美しい景観を楽しんだ後は 一路 「白壁の街」「文化の街」として有名な街 倉敷へ、、、。

 倉敷川沿いに土蔵が並ぶ一帯は昭和20年代から街並みの保存が唱えられた 「街並み保存」 の先駆的な場所で往時を偲ぶにふさわしく、又 世界的名画を集めた大原美術館のたたずまいもモダンです。

Cimg0059  蔵の壁は通常白ですが、「なまこ壁」 と云う壁の特徴は独特な幾何学模様で、目地の白い漆喰を盛り上げて、海の 「なまこ」 を連想させることからその呼び名が付いたそうです。

海鼠(なまこ)は、私たち駿河路に生まれ育った者には馴染みの無い海産物です。 55年前 岡山に住んで のらりくらりと動く 「なまこ」 に初めて出会った私にとっては 何とも得体の知れない?ものでしたが、夫には磯の香りの珍味が酒肴として喜ばれました。 特に 「海鼠腸(このわた)」 は珍味中の珍味で、夫は酒肴に 私は炊きたてのご飯で舌鼓を打ちました。

 伝統的な日本建築の美しさを残しているこの一帯は、江戸時代には年貢の米や物資の積み出し地として栄えた処で、往時を偲ぶ私にとっては最適な処でした。

 「倉敷美観地区」 として昭和43年に 国の重要伝統的建造群保存地区に認定されました。

 倉敷川べりの柳も涼しげに揺れて 白壁となまこ壁が美しいコントラストを見せる 美観地区の風情を小舟に揺られゆったりと楽しみました。

     

     梅雨晴れを映す水路の柳風

     夏柳岸に商なふなまこ壁

     なまこ壁をゆらゆら映し舟遊び

     

     

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鎌倉八幡宮の大イチョウ

 今回の鎌倉散策のひとつに 鶴岡八幡宮の大イチョウのけなげな蘖(ひこばえ)も大きな話題でした。 

今から四年半前(2006年)、母の介護の明け暮れで 心身ともに疲れ切っていた時の事、鎌倉の「寒牡丹」を見たくて 母をショートステイにお願いし 取る物も取りあえず小さな旅で気分転換を試みた時の事が甦ってまいりました

 2006年1月13日 その日の日記によれば、気温氷点下2度7分 この冬一番の低温。鶴岡八幡宮の大イチョウを撮影して、念願の神苑ぼたん庭園の「寒牡丹」をひたすらデジカメに収め そそくさと帰路に着く、、、と記してあります。

梅雨も末期、蒸し暑い時に 申し訳ありませんが、

 「寒牡丹」の数々のムービープロジェクトを編集し アップロードしてみました。

  2010年(平成22年)3月10日未明 強風のために倒れたご神木の大銀杏。  Photo_3 再生を期待して目の前にした私たちは、初夏の日をいっぱいに享けて輝く新芽に驚嘆いたしました。

 千年の樹齢を誇る大イチョウも 根元の部分が空洞のようになっているのが良くわかります。 天然記念物でもある ご神木の再生には 専門家による幾つかの方法が模索されているそうです。

Photo_5   根こそぎ隣に移植された切り株からは 見事な蘖(ひこばえ)がみられます。 元々大イチョウがあった 注連縄で囲まれた盛り土の部分の左側を ご覧ください。 残された根っこから 新しく芽吹いて 力強く輝いているではありませんか!

      素晴らしい生命力!Photo  

   凄い! 凄い! 命の尊厳を垣間見た思いです。

     蘖てまた千年を大銀杏

    (ひこばえてまたせんねんをおおいちょう)

           ひこばえや苦楽のありて人の道

     ひこばえに生くベき姿教へられ   

 

期せずして、四年半前の冬のご神木 大イチョウと 今回の初夏の姿です。

Photo_7   真冬の事で、 葉はすっかり落ちた後ですが、千年の威厳をたもっております。

露店で買った焼き立ての香ばしい「焼きギンナン」も懐かしい思い出です。

 

2010_2  同じ場所で撮影した緑あざやかな今回の画像です。

倒壊した大銀杏の元の株を掘り起こし、左側に移植されたのが良くわかりますね。

 見事な蘖(ひこばえ)と 根元からの芽生えに敬嘆いたします。

 再び「焼きギンナン」が戴けるのは何年先のことでしょうか?

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