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鮎の甘露煮

 父が亡くなって30年余りたちましたが、私の生家では鮎釣りが趣味だった父のおかげで、終戦直後から母の丹精込めた 「鮎の甘露煮」 が毎年のお節料理を賑わせておりました。 当時は釣ってきた度に素焼きにして乾燥させ保存し、年末になるといよいよ母が腕を振るう出番となるのでした。

 父母亡きあとも男きょうだい達も鮎釣りが唯一の楽しみのようで、鮎釣り解禁から下り鮎まで日曜祭日など、文字通り水を得た魚のように嬉々として勤しむのです。それぞれの奥方は 「鮎釣りウィドー」 と嘆くほど、、、?

 そんな訳で、父母亡きあとも実家のお節料理には 「鮎の甘露煮」 は定番となっております。 、、、が、  この齢にいたるまで、私は 「鮎の甘露煮」 を料理する機会はありませんでした。

 Photo 昨年の夏の事、 市内 藁科川の近くに住む甥から 「面白いほど釣れちゃって、、!」 と、 12cmほどの鮎がどっさりと届けられました。  この大きさの鮎はその昔、背開きにして梅酢に漬け 「鮎のにぎり寿司」にしたり、フライに揚げたり、家族9人がお腹いっぱい食べた懐かしい思い出があります。

Photo_2   

今回は 早速素焼きにして冷凍保存にしました。

 

セピア色の亡き母のレシピを実家から借りて、昨年の小つごもり 鮎の甘露煮に挑戦してみました

 ① 素焼きにして冷凍保存にしておいた鮎を小一時間ほど蒸します。

Photo_3   ② 厚手の鍋に、焦げ付きを防ぐためと、取りだす時に煮崩れしないために 「葉蘭」 を敷き、蒸した鮎を並べ、煮だした番茶(ひたひた位) と、梅干し(2~3個) を入れて、鮎が柔らかくなるまで弱火で煮ます。

  ③ 調味料の割合として  水あめ 20g   

     酒 180cc  醤油 200cc みりん 200cc で、煮汁がなくなるまで煮るのですが、この割合は目安ですので、調味料は数回に分けて 好みの味に加減します。

Photo_7   何とか 「鮎の甘露煮」 らしきものが出来上がりましたが、亡母の味にはほど遠いものでした。

     

    

      甘露煮の香り豊かに年明けぬ

     甘露煮や母に及ばぬお食積

     名にし負うお節に鮎の飴煮かな  

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コメント

ぽちさん
鮎の甘露煮がおいしそうですね。
何にでも挑戦するぽちさんにはいつも尊敬の眼差しの私です。
私の母は魚がきらいな人でした。
魚のオカズと言えば、さしみと鮪の切り身の煮付けとアジの干物とシラスくらいでしたね。
結婚してから魚料理では苦労しましたよ。
例えば鯖の味噌煮なんか食べたことがなかったから...
主人は鮎釣りには年に1、2回くらい行きます。
釣ってくるのはほんの数匹ですから料理も何もあったものではありません。
いつかたくさん釣ってきた時はこのブログを参考にして「甘露煮」を作るとしましょう。
還暦過ぎの私には肉より魚のほうがいいのはわかっているのですが...魚の感触がちょっと苦手で~す。(^-^;

投稿: ひろ | 2010年1月10日 (日) 16時30分

♪ ひろさん
 この年齢にして初めて挑戦した「鮎の甘露煮」です。
亡母は毎年 内臓を取り除いた 25センチ以上もの鮎を
煮崩れしないよう 細心の注意を払って作っておりました。

 今回の私のは、小型ですので、内蔵は取らないで
むしろほろ苦さも 美味として味わいました。

 サバの味噌煮は亡母の大好物のひとつでした。
介護中 サバの味噌煮を満面の笑みで食べてくれました。
今の独り暮らしでは、なかなか煮るチャンスもありません。

 やっぱり家族揃っての煮物は美味しいのですから、、
ボケ防止に出来るだけ自分で作ったものを、、と
心掛けているつもりの dog であります。
 

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2010年1月11日 (月) 09時57分

ぽちさん
鮎の甘露煮は美味しそうですね。手間隙かけて調理したものは
何でも、有難いです。
私も、ひろ同様、魚料理には苦労しましたよ。
旧静岡市から旧清水市に結婚して来てからは、
あまりに魚料理の仕方を知らなくて、唖然としたものです。
夫は生まれも育ちも旧清水市で、生粋の清水っ子。
兄弟姉妹も多く、母親は安く手に入るいわしなどをたたいて、
つみれにして、汁椀の中身などにして食べさせていたようです。
そういうものを食べたいと言われたときは、生まれ育った家庭の食文化の違いに、戸惑いました。
まあ、今では、さばの味噌煮、竜田揚げ、ぶりの照り焼き、
いわしの手開きも出来るようになりましたが、どちらかと言えば
苦手です。(^_^.) 骨付きの魚の食べ方は夫には、
いつも笑われていますよ。
これからは、いろんな魚料理が出来るよう、挑戦します。
魚が良いことは分かっているのですから…

投稿: みず | 2010年1月11日 (月) 10時59分

♪ みずさま
 出来上がった写真の 「鮎の甘露煮」 は、
やはり、母のには及びませんでした。
 鮎は又の名を 「香魚」 と云われるように
鮮魚のときは 「スイカ」 のような香りです。
清流の 「苔」 だけをたべて成長するのだそうです。
 内蔵は、珍味で 「うるか」 と呼ばれ一杯なさる方に
珍重されています。 

 むかしお腹一杯食べた 梅酢のアユずしは
それはそれは美味しかったですよ。 
 大家族だった頃の懐かしい思い出です。

独居生活になって 最近は大した事もできませんが、
魚と野菜が良いようですから、達者で余生を、、、と
願っている dog であります。

投稿: みずさまへ ぽちより | 2010年1月11日 (月) 13時27分

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