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「喜の字」 の執念

 自慢する程のことでもありませんが、最近熱中した私の小さな執念が何とか実った作品を、退屈しのぎのつれづれに書き留めて置きたいと思います。

 Photo 綺羅星の如き?この画像は、2007年3月に旅をしたトルコ・イスタンブールのグランド・バザールでの観光最後、ご当地の通貨を使いはたしてしまうために、小銭程の値段で求めた、元を正せば幅5センチほどのブレスレットでした。

 自然石の 色彩的にも優しいパステル・カラーで私好みの色合いで、眺めているだけでも心安らぎます。

1粒の石の大きさも5ミリ前後、装飾品製造過程で出たカット屑の小粒を繋いで作ったブレスレットとしては 私のか細い?手首には75グラムは いささか重いのです。  その上、6連もの幅広の腕輪を身に付けての外出もはばかる思いもありました。

 梅雨籠りのある日、宝の持ち腐れ!と 退屈凌ぎもあって、思い切ってこのブレスレットを解体して仕舞ったのです。

 解体してみれば糸を通す孔の何と小さいこと!  見ているだけでも目が眩みます。  市販されているビーズの画一された孔と違い、どれ一つとっても同じ形ではないカット屑の 小粒の孔を見つける事の難しさに 一時は解体した事を後悔しました。

 超極細のビーズ針を使えば確かに石の孔目を通す事は出来ますが、極細のテグス糸を針の穴に通す困難な技に幾度と無く行く手をはばまれました。

 「ご当地の通貨を使い果たすために 小銭程の値段で買い求めた」 私のエゴイスティックな思いは、こんなにも細かい仕事をなさったトルコの職人さんに恥じ入るばかりです。

 2 ありがたい事に、編み物も 新聞に目を通すことも老眼鏡のお世話にもならずに今日まで来た事を買い被っての七十七才の挑戦でした。

 何とか首飾りと 腕輪4個に見事に変身して、老いの身を飾ってくれることでしょう。

     手遊びのミクロの世界星今宵

     (てすさびのミクロのせかいほしこよい)

 執念と云えば、このランプシェードにも思い出深いものがあります。

 Photo_2 今は亡き母の介護をしながら、つらい介護から一瞬逃れたくて、陶芸の透かし彫りに没頭した時の作品です。

 母と過ごした当時を 揺らぐ灯影のむこうに偲ばれます。

     

     秋立つやランプシェードの影の揺れ

     (あきたつやランプシェードのかげのゆれ)

   こんな「喜の字」の私は何とか健在です。

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コメント

ぽちさん こんにちは
すごい!すごい!ぽちさんはえらい!
こんなに細かなことをやり遂げるなんてすごい!
とってもステキな物になりましたね。
私なら絶対にできないですよ。
眼鏡をかけなくていいなんて素晴らしいことですね。
ぽちさんの根気強さをお手本にしたいです。
いい物を見せていただいてありがとうございました。

投稿: ひろ | 2009年8月 9日 (日) 15時08分

♪ ひろさん
コメント有難うございます。
お褒めの言葉にあずかり面映ゆいおもいです。

 自然に挑むひろさんの「山歩き」への挑戦に比べれば
ちっぽけな手遊びに 独り悦に入っているなんて
恥ずかしいのです。

 老眼鏡のお世話にならない事は有り難いと思います。dog

投稿: ひろさんへ ぽちより | 2009年8月 9日 (日) 15時45分

「喜の字」の意味、最後まで読んでやってピン!ときました。鈍い私です~!^m^

すごいですね~。細かい作業、私は既に苦手です。先日愛犬のレインコートの腕部分に丸ゴムを通しなおすだけで四苦八苦したばかりです・・・。針に糸を通すのも年々つらくなっています~。

トルコの職人さんは、今でも大事にしてくれている(新しい命を吹き込んだ)ぽちさんの手作業をほほえましくおもってくださることでしょう。(~o~)/

投稿: ゆーこりん | 2009年8月10日 (月) 07時54分

♪ ゆーこりんさま
 外出の時はeyeglass遠近両用めがねを掛けます。
帰宅すれば、メガネ無用の生活です。

 もちろん夢を見る時もメガネ無しですよ!

やぁ~! この砂利のような小石を「イワシのような指」で
つまむ事すら大変なのに、、、
 でも、この達成感は素晴らしい!!!

 集中しているうちに、日本人の私の思い上がった態度に
トルコの職人さんへ恥じる思いがつのりました。dog

投稿: ゆーこりんさまへ ぽちより | 2009年8月10日 (月) 09時08分

すごい!すごい!ぽちさんの実行力にまず脱帽です。それにしても、根気良くなさったものですね。ぽちさんのリフォームした品々が新たに、命を持ってぽちさんの周りにいる。素晴らしい!
トルコの職人さんだって、使わずに宝の持ち腐れにされるより、よっぽど嬉しいことでしょう!(^.^) 私も洋裁をするので、最近、着物のリフォームにはまっています。先日は一度も袖を通したことがなくて、まだしつけがついている着物を壊して、リフォームしました。ほどして、鋏を入れるときは少々後ろめたさがありましたが、このままにしていても、世に出ないこの着物を蘇らそうと思い切り、実行しました。お陰で素敵なワンピースに生まれ変わりました。ものは、何でも考えようです。今日ぽちさんのブログを見て、私のしたことも価値があったんだと、凄く嬉しかった!
それにしても、メガネをかけないなんて、素晴らしい!私は家中のあちこちにメガネを置いて、使っています。もちろん洋裁はメガネなしでは出来ません。ああ、今日はいいものを見せていただきました。ありがとう!(*^_^*)

投稿: みず | 2009年8月10日 (月) 09時49分

♪ みずさま
 決して自慢するような記事ではないのに
こんなに反響戴くとは思いませんでした。

 振り返ってみて、これだけ根をつめてやり遂げられた
と云う事は、「私はまだボケてはいないのだ!」 と、
安堵したところです。

 みずさんは洋裁がお出来になり いいですね。
どなたにもタンスに眠っている「お宝」をお持ちなのに、
ご自分でリフォーム出来る方ばかりではありません。

先日もお母様の形見でジャケットと帽子にリフォームされて、
数万円もした! と云う 友人がいました。

 私にできる事は、せいぜいこんな程度です。 dog

投稿: みずさまへ ぽちより | 2009年8月10日 (月) 10時09分

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