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2009年7月

シンデレラ・ボーイはいずこ?

 これは私のプリント風景の動画です。

流れているBGM,パヴァロッティのアリアを聴きながらリズムも軽く、印刷作業は順調です。

 インターネットで検索して得た資料なども時にはプリントします。  それに加え自分史もどきの小冊子や、手作りのブログ冊子など、こヽ三年ほど調子付いて随分とプリンタを酷使続けました。  私の事ですから当然手頃な値段のプリンタで充分ですが、二年ごとの買い替えで今回四代目?が入荷しました。

当然インクカートリッジの予備も手元に確保しておきます。

今回は、カートリッジ交換直前にプリンタがギブアップしてしまったのです!

 買い替えるたびに、できれば手持ちのインクカートリッジが使用できる機種を選びたいのですが、メーカーさんの方も新機種を発売される頃は、すでに今手持ちのカートリッジが使用できない機種しか見当たりません。 私の探し方が未熟なのでしょうか? 今までの同機種はすでに廃盤なのです。 

修理をしたいのですが、荷造り送料の事とか、部品がないとかで新しく買い替えた方が、手っ取り早く安上がりと云われるのです。

 製造サイクルが目まぐるしく早いのに驚くのは私だけでしょうか?

研究開発されて消費者に, より良い商品を提供する云う事と思われますが、産業廃棄物の増加の原因のひとつと私は常々思うのです。

 ボヤキはこれくらいにして、、、

 Photo そんな訳で、未開封のインクカートリッジ (画像 4色パック) 1箱が寂しそうに手元に残りました。

 どなたかピッタリ合う機種をお持ちの方いらっしゃらないかしら?

とは云っても、ブログでつぶやいていても詮方ないことですね。

     シンデレラ・ボーイは何処雲の峰

     (シンデレラ・ボーイはいずこくものみね)

     プリンタのリズムも軽ろし梅雨の晴れ

     (プリンタのリズムもかろしつゆのはれ)

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蓮の花 

 齢をとると朝の目覚めが早いのです。

特に夏の季節は早く目が覚めてしまいます。  

7月15日も早朝4時にはぱっちりと目覚めてしまいました。 ここで起き出しては独り暮らしの今日一日が余りにも永いのです。  しばらくベッドの中であれこれ思案した揚句、「そうだ! 蓮の花を見に行こう!」  そうと決めたら即決行! 独り暮らしの自由の身。 そそくさと「定番の朝餉」を摂って、朝一番のバスを乗り継ぎ、目指す麻機(あさばた)の蓮田に向かいました。

 寝苦しい熱帯夜でしたが、早朝の田んぼ周辺はしずかで、清々しい風が心地よく頬をなでます。

 Photo ここは、昨年12月レンコン掘りの作業を見学させて頂いた麻機の蓮田です。

寒々とした枯れ蓮田の風景だったレンコン畑の今は、天狗の団扇のような大きな蓮の葉がそよ吹く風に、時にはザワザワと葉裏をひるがえし、あたり一面芳香が漂っております。

 葉群れの中から、あちこちとフラミンゴが背伸びするように、合掌を解く紅蓮が揺らぐのが見えます。

  朝の静寂、蓮の香りの中で私のシャッターの音だけが響きます。

     逢ひとふてバス乗り継ぎて蓮の花

     (あいたくてバスのりついではすのはな)

     朝ぼらけ解るに一途蓮の花

     (あさぼらけほぐるにいちずはすのはな)

     紅蓮の茎長うして天仰ぐ

     (べにはすのくきながくしててんあおぐ)

 やがて夏の太陽が容赦なく照り始めます。

Photo_4

  日輪に力抜けゆく蓮の花

 

      (にちりんにちからぬけゆくはすのはな)

      日の高く蓮華も淫らなるさまに

      (ひのたかくれんげもみだらなるさまに)

      南風に葉は盾のごと翻り

      (なんぷうにははたてのごとひるがえり)

 傍らの畑で、ひとり農作業をしている女性に気が付いた私は、昨年確かこの近くにお住まいと聞いたレンコン掘りを見学させて頂いた杉山さんのお宅の事をお聞きしますと 「私の家の事ですか?」  偶然にも杉山さんの奥様だったのです!  昨年のお礼を申し述べ、今朝は蓮の花を見にやって来たことを告げました。

 Photo_5 蓮根畑の蓮華とは種類も違う 「花ハス」 の今日の出荷も終えたところと、おっしゃりながら妖艶なまでに美しい 生け花用の 「花ハス」 を下さいました。

    

     

      

      賜りし蓮華嬰児抱くがに

      (たまわりしれんげみどりごいだくがに)

 「花ハス」は、レンコンとは異なる種類で、レンコンとなる部分は細くて硬く、食Photo_7 用とはならないようです。生花用として栽培され、今が最盛期とのこと。

 花としての艶やかさは一日限りで、やがてひとひら、ふたひらと散った後の萼の部分の蜂巣は、ジョウロのような可笑し味があります。  生花用の蜂巣は、土の養分を十分吸収して若緑も鮮やかです。 切りPhoto_8 花用は、散華の後はそれなりの形はありますが、これはこれで捨てがたく、手芸品のような愛らしさです。

 茎の切り口は、紛れもなく蜂巣状のストローだったことも新鮮な発見でした。 蓮の葉で楽しむ 「蓮酒」 の映像をTVで見た事を思い出しました。

 レンコン掘りの事、また今日の「花ハス」のこと、杉山さん有難うございました。

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旅は精神の若返り

 いつもの旅のお仲間に誘っていただき、7月2日・3日「志賀高原ルート」バスの旅を楽しみました。

 草津温泉宿を出発する頃は、お天気も何とか良さそうでした。

 高原ルートを上信越高原国立公園 白根山(2160m)湯釜登り口の駐車場に着いた頃には、梅雨末期の生憎の空模様となり、見る見るうちに霧が湧きあがり大変な濃霧で、辺り一面真っ白の世界となりました。

 エメラルドグリーンの神秘的な湯釜は、世界でも最も酸性度の高い湖として知られ、泳ぐことはおろか、忽ちとけてしまうと恐れられています。

眺めの美しさとは裏腹に、ミステリアスと相まって、一寸先も見えないこの濃霧では、私たち年齢の足元の事も考慮して、お釜周辺の散策は残念ながら亦の機会に譲ることにしました。

     湯の釜を包み隠して夏の霧

     (ゆのかまをつつみかくしてなつのきり)

 車は一気に草津高原ルートを下り、長野県中野市にある「高野辰之記念館」へと向かいました。

Photo  山の天候は猫の目のように変わり、ひと山越えれば薄日まで射して、田の原高原(1610m)沿いのニッコウキスゲの群生に歓喜の声があがり、一時停車して記念撮影を、、、

 やがて見事な白紫陽花に迎えられて、「高野辰之記念館」へと誘われました。

 Photo_2 文化庁実施の 「親子で歌い継ごう日本の歌百選」 にも選ばれた 「日の丸の旗」 「紅葉」 「春が来た」 「春の小川」 「故郷」 「朧月夜」 などの作詞者 高野辰之は、明治9年(1876) 長野県北部の中野市の農家に生まれ、幼年時代を豊かな自然の中で育ちながら、学問の道を志し苦学をしながら日本の近代の文学に大きな功績を残し、また教育者でもあります。

 心のふるさとの風景は、生まれ育った北信濃の田園風景がベースになっていることは云うまでもありません。

     「ふるさと」の歌口ずさみ青き峰

     (ふるさとのうたくちずさみあおきみね)

 Photo_3 記念館は辰之が学び、教鞭をとった永田尋常小学校の跡地で、当時使われていたオルガンもそのままの懐かしい 「ふるさとホール」で、辰之の足跡を訪ねました。

 ♪ ①  うさぎ追いし かの山    

         小鮒釣りし かの川

        夢は今も めぐり来て                                   忘れがたき ふるさと

    ②  いかにいます 父母  

          つつがなしや 友がき

     雨に 風に つけても  思いいずる ふるさと

    ③  志を 果たして  

          いつの日にか 帰らん

     山は青き ふるさと   水は清き ふるさと ♪

  私たち17名は乙女心に還り、誰からともなく口ずさみ、白紫陽花のように、一瞬 純真無垢? となったのでした。

     師の或りしまヽのオルガン白あじさい

     (しのありしままのオルガンしろあじさい)

 まさに古き良き時代の心の故郷に戻す絶好の旅でもありました。

 Photo_4 高野辰之のことは、日本の原風景「ふるさと」 などの作詞者として広く知られてはいましたが、文部省の国語教科書編纂委員、東京音楽学校(芸大)教授、文学博士、また、天皇・皇后両陛下に 「日本歌謡史変遷について」のご進講などの偉大な功績の事も知りました。

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モリアオガエルの孵化

 モリアオガエルは、直射日光がお好きではないらしく、産卵期の5月から7月頃になると こヽ丸子路 「おおだたら」の誓願寺の裏山からノコノコ現れ、池の真上に伸ばす樹木の枝先に産卵します。 雌の体長は8~9センチメートル、雄は5~6センチメートルの蚤の夫婦です。 産卵は、雌1匹に雄5~6匹が群がる事もあるそうです。 

 Photo 足の吸盤は非常に発達して水泳も得意ですが、樹上でも枝から枝へ、葉から葉へ巧妙に跳び回るそうですが、産卵は概して雨上がりの翌早朝 暗い中から日の出の頃には終えて、人目につかないところに隠遁するのでしょうか? 容易に見つける事ができません。

 6月初旬、目に鮮やかな柿の若葉に映えて、モリアオガエルの輝く卵の泡を確認した私は、孵化の様子を見たくて 6月24日夕方バスに揺られて行ってまいりました。

 誓願寺本堂まえでは、ご住職が庭の手入れをされておりました。

「モリアオガエルのお池を見せてください」 とご住職にお断りして、勝手知ったる裏庭の古池へと周り、その後の変化に期待を込めて、、、  ところが、以前確認した瑞々しく映えていた卵の泡も 淡褐色になって垂れ下がっておりました。 がっかりしながら、ご住職に軽く会釈をして立ち去ろうとしたとき、「付かぬ事をお聞きしますが、、、モリアオガエルの孵化の様子をご覧になったことがありますか?」 ご住職は「天候、気温、湿度など諸条件が揃わなければ中々難しいのです。 天気の良いこんな日では孵化が始まりかけた泡の中もカラカラに乾いて、折角生み付けた卵もダメなんです。 よくあることです。 孵化の様子をご覧に入れましょうか?」

「??? えー? どう云うことでしょうか? ぜひ見たいのですが、、、!」

 半信半疑の私は、デジカメを取り出して構えました。 「いいですか! 一瞬の出来事ですよ! アッという間ですよ!」  ご住職は成熟した卵の泡を手に受Photo_2 けて、水を掛け流し始めました。その時です!  泡を滑るように、1センチメートルにも満たない小さな小さなオタマジャクシが次々と池の中に落下して行くではありませんか!

 「ワー! 凄い! 凄い!」  私は夢中でデジカメのシャッターを押し続けました。

  ご住職と私だけの 荘厳な儀式? です。

     泡の毬よりするりと蝌蚪の滑り落つ

    (あわのまりよりするりとかとのすべりおつ)

 我に返ると、静まり返った寺苑は、夏鶯の鳴き声だけが裏山にこだましておりました。

Photo_4  池水の樹上に産み付けなければならない卵も、時には落下すれば石の上と云う勘違いをして産卵する親カエルもいるのです。 そんな卵も幾つかありました。 

ご住職は産み付けられた枝を手折って、池の上に伸ばした他の枝先へ移し替える保護もなさいました。

 Photo_6         こうして、今年も無事に何十匹かの天然記念物が裏山へ戻って行くことでしょう。

 

 

 思いがけなく、荘厳にして貴重な生態系を垣間見る事が出来た幸運を感謝して、、、

     

     余生楽し孵化垣間見て柿若葉

     (よせいたのしふかかいまみてかきわかば)

     モリアオガエルの孵化老鶯のしずけさに

     (もりあおがえるのふかろうおうのしずけさに)

 

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