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もうひとつの特技

 オペラの役柄が趣味になったのでしょうか? それとも趣味がちょうど役柄に合って、オペラの舞台に立派に役立っていると云う、紛れもないパヴァロッティのもうひとつの特技があります。

「画家として霊感が授かった!」 と云う添え書きで、石戸谷結子さんの著書のなかで、1989年に来日し武道館でコンサートを行った時、同時にパヴァロッティの絵の展覧会も開かれ、彼のリトグラフが一枚 数十万円と云う高値で売られていたそうです。

大胆な色使いと構図。 素朴と云うか原色を使った単純明快な立体的な絵なのだそうです。 この著書の中で紹介された、うねり狂った大海原の帆船を描いた絵画はモノクロで、色彩のほどは分かりませんが迫力があります。

 2_2 ご愛用の極彩色のスカーフのような色使いは、パヴァロッティの象徴かもしれません。  ぜひ拝見したいものです。

その時の記者会見で、「絵は僕のこころです。自分の絵のパワフルな色使いが好きなんです」 とおっしゃったとか。

 あの誰でも知っている 「オ・ソレ・ミオ」 を高らかに歌い上げるパヴァロッティは、永遠に沈まぬ 「イタリアの太陽」 として世界中のファンを虜にしました。

 パヴァロッティが絵を描くようになった切っ掛けは、 43才の1978年サンフランシスコで、プッチーニのオペラ 「トスカ」 のカヴァラドッジ (トスカに恋する画家) を演じる前夜、ファンからアクリル絵の具の入った箱と、カンヴァスをプレゼントされ、「その夜は中々眠れず体がほてり、部屋中を歩き回っているうちに不思議な事がおこりました。 絵を描きたいと云う衝動に駆られたのです。 プレゼントの画材で絵を描くことに没頭し、9時間も描き続け完成した時にはリラックスして穏やかな気持ちになり、以来絵の虜になってしまったのです。」 と。

2_3  学校の成績は美術だけは落第点スレスレだったそうですが、不思議な体験から取りつかれたように絵を描き、時には歌うことよりも素晴らしいと思う事もあった! ようです。

それもその筈、パヴァロッティ演じる 「トスカ」 の画家 カヴァラドッジ役のDVDを見れば、絵具で汚れたスモックを羽織り、パレットと筆を手に、教会のマリア像の壁画を描きながら トスカへの恋心を切々と歌い上げる場面など、あのダンディで恰好よすぎるドミンゴが演じるよりも本物の画家に見えるのです。

     風邪癒えて妙なる調べ流れくる

         (かぜいえてたえなるしらべながれくる)

 

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