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彼岸花を描く

 彼岸花はその名の通り秋の彼岸のころ、畦や堤などに30cmほどに伸びた茎の先にパッと真紅の花が群がって咲いているのをよく見かけます。 

酷暑の永い夏の果てと、爽やかな秋の訪れを実感させてくれるのです。

近頃は何処も彼処もアスファルトになってしまい、私の住む近辺ではあまり見かけることもなくなりました。

 彼岸花の別名は、死人花、捨子花、幽霊花、キツネ花、シビレバナ、イチャーコロリ、テクサリ、ドクバナ等々。  方言をふくめた呼び名が千を超える花が他にありましょうか?、、、、 不吉な別名が多いのは、秋の彼岸が来るころどんな天変地異があろうと、突然湧いたようにニョキニョキと真っ赤な色で人の目に焼き付くように咲くからでしょうか。

 でも別の名 「曼珠沙華」は、梵語で赤い花の意味があり、 「天上の花」とも云われ、慶事が起きる前触れには、赤い花が天から降ってくるという仏教の経典に依る説もあります。

 リコリンやアルカロイドを含む有毒をもっているので、忌み嫌われたゆえんでしょうか。

 子供のころ蕗の皮を剥くように、茎をぷつぷつと折って首飾りにして遊んだものでした。 そんな後は 「手をよく洗うのですよ!」 と母からたしなめられた懐かしい思い出があります。

Photo  私の住む町の中心に、外濠、内濠に囲まれた駿府城公園があります。 濠の堤に存在を主張するように曼珠沙華が咲きます。

内濠をぐるりと散策しながら 「西門橋」 のたもとの石垣の上に咲く曼珠沙華の一枚をパソコンで描いてみました。

濠に雪崩れるように桜の太い幹が覆いかぶさる木下影に咲く真紅の花が、道行く人に秋を気付かせてくれるのです。

 (余談ですが、この桜大樹のライトアップされた満開の夜桜は幻想的で圧倒されます。)

     濠端の樹下を灯して彼岸花

     天上の花とやゆかし曼珠沙華

 

 曼珠沙華一輪をアップで描くのは初心者の私には至難の業でした。

Photo_2  ピンピンとためらいもなく撥ねる蕊は、マウス運びに未熟な私にはとうてい無理なことでした。

試行錯誤の上、手首の力を抜いて、勢いよくマウスを撥ねるように操作してみましたが、微妙に震えてしまいます。

     

        真青なる空へ蕊振る曼珠沙華

     

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フォト俳句」カテゴリの記事

コメント

私とわんこたちの散歩道にもあちらこちらで彼岸花が見られます。
とてもすてきに描かれていますね。
少し震えながら描かれたほうがむしろ機械的でなく「生」が感じられてよかったのではないでしょうか。うっとりしました。
名前も色々あるんですね。ちょっと怖い名前も付けられているのですね。
「曼珠沙華」といえば、私の憧れの山口百恵さんの歌がありました。憧れといえば、ぽちさんもあこがれの女性であります。lovelyエヘヘ

投稿: ゆーこりん | 2008年9月29日 (月) 12時11分

♪ ゆ~こりんさま
コメント有難うございます。
駿府公園の彼岸花は、みどり深いためでしょうか特に美しいと思います。
「しべ」の部分を描くのが なんとたいへんでしたでしょう! 精進するのみです。 dog

投稿: ゆ~こりんさまへ ぽちより | 2008年9月29日 (月) 13時37分

 彼岸花,見事に描かれています。 
 駿府城公園,高校へ通った頃の姿とは随分変わりましたが,松並木や季節に咲く草花の姿は変わりませんね。
 県立美術館のプロムナード,散策には最高ですね。彫刻の一つに高校同期生,掛井五郎君の作品があります,彼の作品は静岡中央公民館にも展示されています。是非ご覧下さい。
 30年程前は閑静な場所で今の芝生公園も広い「原っぱ」でした。そして隠れた桜の美しい場所でしたが,駿府城公園内に出来る予定だった県立美術館が当地に出来,県立大学も出来てから一挙に人出の多い場所となりました。閑静な昔が懐かしいです。 

投稿:  ライムライト | 2008年10月 3日 (金) 18時07分

♪ ライムライトさま
駿府城公園のお濠端の桜やつつじは、石垣とのコントラストは素晴らしい眺めですが、秋の訪れを感じさせてくれる彼岸花の赤は、ミスマッチの風情を感じます。

 県立美術館へのプロムナードのちょっとした森林の小道はちょうど金木犀の香りが漂い始めている頃でしょう。 秋たけなわになりました。dog

投稿: ライムライトさんへ ぽちより | 2008年10月 4日 (土) 08時43分

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