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スカートからの変身?

 もうかれこれ40年も経っているのでしょうか?

デパートの婦人服売り場の皮革専門店のマネキンが着用していた羊皮のスカートに魅せられて、吸い込まれるように店内に入り、ほどんど衝動的な買い物をしてしまいました。

 当時三十路の私のウェストサイズと云い、ミモレのスカート丈、何といっても大好きなモスグリーンの色合い、羊皮のしなやかさにに即決購入と相成ったのでした。

 それから20年ほど毎年秋から早春の間、ずい分とこのスカートは私の数少ない衣裳のコーディネイトに一役買ってくれたのでした。

 ところが、あに図らんや! とは申しません。当然のことながら、世の習いに逆らわず、ウェストサイズと云い、ヒップサイズまでもが次第に合わなくなって、いつの間にか箪笥の肥やしとなって十数年が経ちました。

縁の部分など擦れて、何時かは捨てられてしまうのでしょうか?

 先日、普段は気にも留めない個人商店の 「バッグ製造」 の看板を目にした私は、 「あの宝の持ち腐れ」 の身の振り方を店主に相談してみました。

職人気質のご主人は、「出来るだけご希望にそえるようやってみましょう}と引き受けてくださいました。

 皮革の縫製は緻密で、その解体は容易なことではありません。せめて私の手でと、一日がかりでパーツにして持ち込んだのでした。

Bag  一ヶ月ほど経って、待ちに待ったショルダーバッグ風の買い物袋と、財布が出来上がってきました。

    Oh! Wonderful!

35x32x8 の大きさで、ショルダーとなる取っ手の部分は紛れもなくウェストのベルトの部分を使用、 ベルトの幅を半裁に、長さはそのままの寸法を利用して、見事に体に馴染むショルダーバッグに変身したのです!

Saifu1  財布はファスナーの開閉、細工も流々、小銭入れもカードポケットも御あつらえの代物に大変身したのです。

 いずれは捨てられてしまう運命のスカートもこんな形となって、わたしの生涯のお伴となってくれることでしょう。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

餅は餅屋とはよくいったものですね。
職人さんはすばらしいです。
見事に息をふきかえさせてくれましたね。
形は変わっても、スカートの生地、喜んでいると思います。
皮は使えば使うほどなじんできますものね。きっとどんどん使いやすいバッグ&お財布になることでしょうね。
ものを大事にする心、もったいないの精神・・・なくしてはいけませんね。

それにしてもぽちさん文章表現お上手でいらっしゃいますねぇ。70台のエッセイストデビューって素敵だと思うんですけど!ラジオのパーソナリティデビューなんていうのもイイカモ!

投稿: ゆーこりん | 2008年2月 4日 (月) 22時48分

♪ ゆーこりんさま
うれしいコメントありがとうございます。
最高の賛辞をいただき面映ゆい思いです。

 昭和初期生まれとしては、終戦直後の厳しい生活事情を経験しておりますので、やはり 「勿体無い」の
気持は根強くございますが、日本の高度成長期の美味しかった思いもさせていただきました。

 今後の傾向と対策を考えるとやはり 「もったいない」 を尊重したいと思います。

投稿: ぽち | 2008年2月 6日 (水) 19時35分

はじめまして、ひよどり(73,男)と申します。
大変な時代でしたから、私も「もったいない」の美徳を身につけさせられました。
しかし私はダメ男で、今はすっかり堕落した毎日です。
ブログを読ませて頂き、「そうだよなあ」とは思いましたが、果たして実践できるかどうか。
ボヤキでご免なさい。
お暇の折りは、私どもの方へもお越し下さいますよう。

投稿: ひよどり | 2008年2月 7日 (木) 16時44分

♪ ひよどりさま
 コメント有難うございます。

 あの終戦直後の物の無い時代を切り抜けたからこそ
「もったいない」 の真の意味が理解できるのではないでしょうか。

 理解出来ても中々実践できない日々ですね。
困ったものです!!

 でも小さな事からはじめてみましょうよ!

拙いブログで、そろそろネタ切れしそうですが、
今後ともどうぞよろしく!!

投稿: ぽちより ひよどりさまへ | 2008年2月 7日 (木) 20時27分

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