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2008年2月

中欧4カ国世界遺産の旅 ~6~

○ ウィーン  (オーストリア共和国)

Win  中世の時代をそのまま残した街並み、「だまし絵」が施された壁が立ち並ぶ不思議な街、チェスキー・クルムロフを後に約270kmを4時間の専用バスの旅で憧れのウィーンに着きました。

 絢爛豪華な世紀末芸術の都ウィーン!!

終戦直後の中学生時代に聞き惚れた、ヨハン・シュトラウスのウィンナワルツ。ヨーロッパ文化の中心地として歴史に華やかな足跡を残したウィーンにとうとうやってきました!!。

Shenburunkyuden  「美しい泉」 の意味をもつ シェーンブルン宮殿は、ハスクブルク家の夏の離宮です。

シェーンブルン宮殿は、建物も庭園も華麗で、ヨーロッパ有数のバロック宮殿としても知られており、ナポレオンはウィーン占領時にこの宮殿を使い、またその後のウィーン会議など数々の歴史の舞台となりました。

Berubedereteien  ベルベデーレ宮殿の庭園はラテン語で 「美しい眺め」 の名の通り、バロック庭園からの眺めは最高とされておりますが、私たちが訪れた初冬の庭園からは、残念ながらその眺望にお目にかかることは出来ませんでした。 もっともこの庭園は 「夏の離宮庭園」 なのですから、、、

Sufinkusu  庭園入り口に鎮座まします大理石の向かい合う女性のスフィンクスは私たち日本人を何とも威容な姿で迎えてくれたのです。

 この庭園で、思いがけず修学旅行を楽しむ日本の高校生たちに遭い、いまどきの高校生のなんとも幸せなことよ!! と感心したのでした。

       

      小雪舞ふ旅人は坂の石畳

       菩提樹の落ち葉の栞旅日記

        健やかな旅しみじみと落ち葉踏み

 

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~5~

○ プラハ旧市街

 ヴルタヴァ川の東岸、カレル橋のたもとから広がる旧市街広場の一帯は、ショッピングッスポットでプラハで最も賑わうエリアです。

Tennmontokei  12世紀にはじまり、拡張、破壊、再建を繰り返してきた旧市庁舎にある 「天文時計」 の前には通行人も観光客もひしめき合い、今か今かと待ちかねて群がっております。

1時間ごとにはじまる 「キリスト12使徒の行進」は、私たち異国の旅行者を感嘆させてくれます。

       凍て空や天文時計を仰ぎ見る

 プラハ市内観光の午後は自由散策を楽しみました。

Sigaihiroba  メインストリートには、地元の若者が集まるお洒落な店が並び、ネルヴァ通りの横道を曲がればテントを張った露店が軒を連ね、土産物、食料品、果物、玩具の中でも筆頭の楽しいマリオネットまで、あらゆる商品がところ狭しと並べられ大変な賑わいです。

果物屋には柿も並び 「KAKI」 の名で売られ、調子のいゝ売場の御兄さんは親指を立てゝ「オイシイヨ!」 とにっこり!!

  ツアーディレクターさんの提案で、 小規模演奏会場 BAROQUE LIBRARY HALL の四重奏による モーツアルトの 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や ヴィヴァルディの 「四季・春」 他、数曲に耳を傾ける絶好の機会を得た事は、クラシックファンならずともプラハでの又と無いことでした。

       四重奏を膝にコートを掛けしまゝ

       冬露店操り人形売られけり

       ガイドに付き足早に往く冬の街

       着ぶくれて登り降りの石畳

        石畳七十路も焼き栗ほゝばりつ

        ポケットの焼き栗匂ふバスの中

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~4~

○ カレル橋

 プラハ城からマラー・ストナラへと続く石畳の通りも味わい深く、19世紀から変わらない城下町の雰囲気を楽しみながら、いよいよ念願のカレル橋を渡るのです。

Kareruhasi  カレル橋は、ヴルタヴァ川に架かるプラハ最古の大変美しい橋です。  全長516m、幅10m弱、16のアーチが支えるゴシック様式の石橋の欄干両側に並ぶ30の聖人像は、野外美術館としても観光には欠かせません。

美術館のように、14世紀当時から腕を競い合った彫刻家たちの、美しく重厚に立ち並んだ30組の彫像群は、プラハの遠い中世の思いを馳せるに充分な雰囲気をいやが上にもたかめてくれるのです。

 プラハ市内観光メッカのカレル橋は、当然のことながら観光客で賑わい、ストリートアーチストが、寒さの中、瞑想に耽り? バイオリンを奏でておりました。

 14世紀から橋に設置されているブロンズの 「キリスト磔刑像」が、1657年に修復されてから、次々と欄干に彫像が設置され、唯一大理石で作られた像もみられます。

Purahajyo  橋を渡りつゝ振り返れば、小高い丘にプラハ城の眺望も素晴らしく、そのパノラマはヨーロッパの絵画そのものでした。

今に至るもその映像は忘れる事ができません。

       瞑想の辻音楽師の着ぶくれて

       磔像のクルス冴ゆるやカレル橋

       欄干の寒風曝す磔刑像

 まさに、「カレル橋を渡らずしてプラハを語るべからず」 ではないでしょうか!

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~3~

○ プラハ市内観光

 プラハは、ヴルタヴァ川の両岸に発展した街です。

見どころは、カレル橋を中心に川の東西に広がる観光名所が集中し、プラハ観光のメッカです。

 「百塔の街」 と云われるほど歴史的に貴重な建築物が多く、塔の数は千を下らないとも云われ、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックの各要素が取り入れられた様々な文化、建築様式、美術様式が今に見られる街です。

       小雪舞ふ百塔街の旅人なり

       冬麗や世界遺産の百の塔

       尖塔の栄華は遠き凍て空へ

       凍て空を突き尖塔の輝けり

       回廊の冬日差し込む懺悔台

Seivitodaiseidou

 丘に広がるプラハ城は、聖ヴィート大聖堂内部のステンドグラスは必見で、壮麗、耽美の世界にしばしうっとりと無我の境地に浸るのです。

Sutendogurasu

絵ガラスの薔薇窓綺羅と冬ざるゝ

聖堂の鐘凍て空に鳴り響き

Eihei  プラハ城入口に、ミスマッチなブルーと白のストライプの三角屋根の前に立つ衛兵は、多くの観光客にジロジロ見られながらも、凛々しい直立浮動です。

観光客は失礼ながら、真横に並んで記念撮影まで許されるのでした。

       衛兵の微動だにせず冬の門

 

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~2~

◎ プラハ  (チェコ共和国)

Map

 ○ チェスキー・クロムロフ

       風冴ゆるボヘミヤ街道石畳

       城塞に攻防ありて冬ざるゝ

  ヴルタヴァ川蛇行の街の風凍てり

       だまし絵の壁おちこちに冬の街

       塔聳えきらゝ蛇行の冬の河

Krumlov031  

 プラハから南西へ ボヘミヤ街道を約178kmを専用バスで3時間のところにある美しい水辺の古都 チェスキー・クルムロフは、ヴルタヴァ川が蛇行する川沿いに発展した風光明媚の街です。

 世界で最も美しい街と云われるほど、中世そのまゝの街並みは、1992年にユネスコの世界遺産に登録されました。

Krumlov251  石畳の道を踏んで坂道を上り下り、現在も13世紀の建設当初の最も古い部分が残されている街のあちこちには 「だまし絵」と云われる搔き手法を用いた壁が立ち並び、あたかも立体的に、モザイクを重層に積み上げたかに見えるのです。漆喰に描かれた壁が楽しく、面白く、思わず触れてみるのでした。

 ちょうどこのブログを編んでいる1月、 思いがけずNHKの三宅アナウンサーの流暢なナレーションによるTV 「探検ロマン世界遺産」 で このチェスキー・クルムロフが放映されて、一景一景を新鮮な感動と、懐かしさで食い入るように楽しみました。

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中欧4カ国世界遺産の旅 ~1~

 世界遺産の中でも文化遺産は圧倒的にヨーロッパ地域に集中している中で、2005年11月17日~25日の9日間 チェコのプラハ・オーストリアのウィ-ン・ハンガリーのブダペスト・スロバキアのプラチスラバの旅を楽しみました。

Czuch_3  チェコ共和国

     Austria_3 オーストリア共和国

Hungary ハンガリー共和国  

      Slovak_requblic スロバキア共和国

 ○ 旅支度

       旅かばん開け閉め返す冬衣裳

       欠礼のハガキを出して冬の旅

       旅かばん弾くごとくに冬渡航

 女性の、特に異国への旅支度は予想外に膨らむもの。 まして冬場の異国の気象状況など、手探りの状態での支度ですが、それはそれで楽しいものです。

出発までの毎日、鞄から出したり入れたりの大わらわ。

 6年半の母の介護を終えて、羽ばたくように旅の人となりました。

0'5年9月17日に96才で母が昇天、年末年始の欠礼のハガキを投函し、弾む心? でいよいよ17日朝9時20分成田からの旅立ちです。

 ○ 夜間飛行

       高度一万冬満月を道連れに

       機窓より暮れなずむ宙冬茜

       冠雪のアルプス眼下に時差覚ゆ

       パーサーも毛布に眠る予備の席

  ソウルからビジネスクラスに乗り換えて、 

               プラハまで11時間30分。

 機窓から眺める、茜に染まりどこまでも続く冬空、水平に望む冬の満月が追いかけてくる。 墨絵のような冠雪のアルプス山脈、機窓ならではの大自然の光景に興奮も醒めやらず、眠る間も惜しいほど、、、気がつけば後ろのシートにはパーサーが仮眠をとっておりました。

 現地時間 17日18時20分 

    いよいよプラハに到着!!

現地のガイドさんに迎えられ、専用バスでホテルに着きました。

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早春の旅

 旅友に誘っていただいて、2月5日、6日総勢17名で、神奈川県箱根強羅と湯河原幕山公園の観梅の旅を楽しみました。

 ここ十年ほど、雪を見る事の無い 駿河の府中に棲む私たち昭和一桁生まれの乙女らは、車窓からの雪景色を眺める眼も初々しく、日頃の煩わしさから解放されたのでした。

Daimonnji  雪が描く 「大」 の文字がくっきりと浮かぶ 標高924mの明星ヶ岳は、毎年八月に行われる箱根強羅祭りの大文字焼きが名物行事です。

思いがけず雪の大文字の眺望はまさに旅の醍醐味です。

Yukigesiki  この二つの画像は、温泉宿の落ち着いた部屋の窓越しに展けた美しさに思わずシャッターに収めました。

     

       湯けむりや遥けし雪の大文字

       雪山の夕映えに浮く 「大」 の文字

       玻璃超しの眺望絶佳や雪景色

Hakonejinjya  

 雪の季節とあって、きゅーんと冴えわたる箱根神社、杉木立の参道には、シャーベット状の融雪に足を奪われながら、参拝客も少なく、雪かきを施された石段を登り、旅の安全と健康を祈りました。

       雪まろく解け杉空へ朱の鳥居

       狛犬の阿吽も雪の綿帽子

       神木のしずもる参道雪明り

       神前へ抜き足差し足雪の苑

Umetubomi_2   湯河原の北部にある 標高626mの幕山の山麓斜面には 4000本の紅梅・白梅が満開時には 「梅の緞帳」 のように咲き乱れ、園内は梅の香りに包まれるそうですが、この処の寒さと雪で、梅の開花も私たち旅行者にちょっと恥ずかしげに、申し訳なさそうに一、二分ほどでしょうか。

 満開時の2月23日から3月9日までは、毎日ライトアップされ、露出した岩肌を背景に灯火のもと、梅林の神秘的な光景が見られることでしょう。

Koubai  

鳶悠々細枝の先の梅一輪

なかんずく古木の梅のいと白き

         老ひてなほときめく旅の梅開く

Siraume_3  

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スカートからの変身?

 もうかれこれ40年も経っているのでしょうか?

デパートの婦人服売り場の皮革専門店のマネキンが着用していた羊皮のスカートに魅せられて、吸い込まれるように店内に入り、ほどんど衝動的な買い物をしてしまいました。

 当時三十路の私のウェストサイズと云い、ミモレのスカート丈、何といっても大好きなモスグリーンの色合い、羊皮のしなやかさにに即決購入と相成ったのでした。

 それから20年ほど毎年秋から早春の間、ずい分とこのスカートは私の数少ない衣裳のコーディネイトに一役買ってくれたのでした。

 ところが、あに図らんや! とは申しません。当然のことながら、世の習いに逆らわず、ウェストサイズと云い、ヒップサイズまでもが次第に合わなくなって、いつの間にか箪笥の肥やしとなって十数年が経ちました。

縁の部分など擦れて、何時かは捨てられてしまうのでしょうか?

 先日、普段は気にも留めない個人商店の 「バッグ製造」 の看板を目にした私は、 「あの宝の持ち腐れ」 の身の振り方を店主に相談してみました。

職人気質のご主人は、「出来るだけご希望にそえるようやってみましょう}と引き受けてくださいました。

 皮革の縫製は緻密で、その解体は容易なことではありません。せめて私の手でと、一日がかりでパーツにして持ち込んだのでした。

Bag  一ヶ月ほど経って、待ちに待ったショルダーバッグ風の買い物袋と、財布が出来上がってきました。

    Oh! Wonderful!

35x32x8 の大きさで、ショルダーとなる取っ手の部分は紛れもなくウェストのベルトの部分を使用、 ベルトの幅を半裁に、長さはそのままの寸法を利用して、見事に体に馴染むショルダーバッグに変身したのです!

Saifu1  財布はファスナーの開閉、細工も流々、小銭入れもカードポケットも御あつらえの代物に大変身したのです。

 いずれは捨てられてしまう運命のスカートもこんな形となって、わたしの生涯のお伴となってくれることでしょう。

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