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作品集ー8

 こうして私たち母と娘は、ふたりして童心に還り, 焼き上がったどれもこれも歪の小さな器たちに、とろりと甘いインゲン豆、野菜の煮っ転がし、玉子焼きなど、母の好物を小分けに盛って、ままごとの様に食卓を賑わせたのでした。

 籐椅子に深々腰を掛けて、もはや形にもならない編み物に無心に興じる老母を見遣りながら、私の陶芸遊びが始まりました。

  敗者復活の小物たち

        作陶の敗者復活下萌ゆる

 Ottokun           難しかった 「とっくり」 作りの工程で、完成間際に失敗してしまった瞬間から、面白い花入れとなって生き返った代物です。   口の部分を思い切ってすぼめたり、目の部分を丸く開けたりして遊んでいるうちに、何やら 「オットセイ・イノシシ」にも見えてきました。 私の遊びごころから生まれました。 釉薬は 「そば釉」 です。

 Tokurikobati          

    「とっくり」 として会心の作、と思いきや!

僅かな傷をカバーするために、 これも思い切って縦ふたつに切り分けて小鉢に早変わりしました。

「黒天目」 の釉薬で品格ある作品と自負しております。

  お正月の食卓に出番が多いです。

      沖なますの自慢は天目向付け

      しら玉やこの世にひとついびつ皿

      とっくりの小鉢めでたき切山椒

         

         

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