作品集-4
陶芸が静かなブームとなって早や幾年、、、
団塊の世代がリタイアした昨今なおその傾向にあるようです。
自分の手で ひとつの焼き物を作り上げる、、、 たとえ歪でも、この世にふたつと無い 期せずして自分だけの逸品に出会うかもしれない焼き物作りの最大の喜びです。 手作りの器で家庭料理の雰囲気は なにかしら誇らしげに食卓に向う至福のひと時です。
○ 荒練り
はじめて配られた2kgの粘土は、硬さに斑があり、成型をうまくするのには硬さを均等にしなければなりません。 まず荒練りをします。
体重が両手にかかるように腰を使い全身のバランスをとりながら一種のリズム感をもって練り上げるのです。
陶土練るかそけき腕(かいな)山笑ふ
菊錬りの腰定まらぬ薄暑かな
陶工の土錬り三年寒の水
○ 菊錬り
荒練りだけの粘土にはまだ気泡が残っているために菊練りの作業で粘土の中の空気を完全に抜いておかなければなりません。 気泡が残る粘土は焼成したとき、窯の中で爆発する恐れがあるからです。 独特な手法で練り上げるのですが、あたかも菊花のように美しい紋様に練り上げられると 早くも陶芸家になったような錯覚さえおぼえます。
半年間の初心者コースで作陶の基本技術、よき講師のご指導の許で、なんとか手び練りの成果を収めることができました。、、、と云っても ほとんどが先生の魔法のような手さばきで修正されて見事な出来栄えとなりました。
10作品が生涯の記念となりました。
1.板づくりの湯のみ
3.手び練りの抹茶茶碗
4、紐作りのコーヒーカップ
5、紐作りの筒花入れ
6、紐作りで鶴首
7、手付き鉢
8、高杯
9、蓋物
10、自由制作で「壺」
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