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トルコの旅日記 ~その9~

 再びイスタンブール

 イスタンブールを中心とするマルマラ海地方、古代遺跡が点在するエーゲ海地方、首都のアンカラやカッパドキア等がある中央アナトリア地方を巡った私たちは、再びイスタンブールに戻り、トルコ最後の世界遺産を見学しました。

 トルコの旅7日目の夜は、イスタンブールならではの絢爛豪華な五つ星ホテルの歴史ある建築物で、格調高い重厚な家具調度に遠い昔のイスタンブールに思いを巡らせたのでした。

   絢爛や春眠今宵の五つ星

 ボスボラス海峡クルーズ

 イスタンブールは二つの大陸にまたがる世界唯一の都市です。 東洋であって東洋で無く、西洋であって西洋で無いという不思議な魅力に満ち溢れている都市なのです。

 トルコ最後の8日目の午前中は、イスタンブールをヨーロッパサイトとアジアサイトに分けているボスボラス海峡の二時間ほどのクルーズを楽しみました。

海峡に架かるボスボラス大橋、新市街の高台に聳えるガラタ塔、旧市街の岬に聳えるトプカプ宮殿のハーレムの塔、その右手にはモスクの尖塔(ミナレット)とドームの素晴らしい景観。 赤いトルコ国旗をなびかせて行き交う大小様々な船。 たった一人の釣り舟にさえトルコの赤い国旗がはためいているのには、国旗掲揚を云々している何処かの国と違って、心底愛国心の表れと心温まる思いがしたのでした。

   一国の亜州・欧州津々うらヽ

   クルーズのチャイ売りの声のどらかに

   トルコ旗や津々浦々の春風に

 アヤ・ソフィア

Ayasofiamado_2  幾多の歴史を背負った壮大なスケールのモスク アヤ・ソフィアは、圧倒されるほどの広大な空間で、直径33m、高さ56mのドームの内部を飾るモザイクに感嘆の溜息しきりです。 入り口では厳重な荷物検査とX線検査での入堂です。

 

   黄金のモザイク極め春光る

   モザイクの聖母子幽かに春灯す

 Berugamatubojpg_2   大理石の壺に触れいて冴え返る

   

 スレイマニエ・モスク

 オスマン帝国最盛期を築いたスレイマン一世のモスクです。  トルコが生んだ天才建築家スィナンの最高技術を駆使した例を見ない建築だそうです。  旧市街の一番高い処に建ち、周りには庭が広がっております。 外壁側には水道の蛇口が並び、トルコ各地から祈りを捧げる信者は、ここで身を清めてからモスクに入り、敬虔な祈りを捧げるのです。  早春の肌寒さにも関わらず、信者たちは冷たい水で手足をていねいに清めておりました。

   手足清めモスクへ信徒の春寒し

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